Gori ≒ ppdwy632

〈ぼく〉の思索の一回性の偶然性の実験場。

2013年07月

本「はじめて出会う中国  Understanding China:Textbook for Beginners (有斐閣アルマ)」園田茂人 編5

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はじめて出会う中国 (有斐閣アルマ)
はじめて出会う中国  Understanding China:Textbook for Beginners (有斐閣アルマ)

○著者: 園田茂人 編、小嶋華津子/平野聡/谷垣真理子/加茂具樹 執筆
○出版: 有斐閣 (2013/5, 単行本 222ページ)
○定価: 1,890円
○ISBN: 978-4641220003




――現代中国を理解するために――
飛躍的な経済成長とともに、国際社会における存在感を増す中国。様々なイメージをもたれる中国を客観的に理解するために必要な、政治・社会に関する基礎知識を、第一線の研究者が魅力的に解説する。(3つの疑問に答える形で構成しました。知られざる中国の実想に迫ります)。写真や図解、高校生も読める叙述にこだわった入門テキスト。
  有斐閣アルマ > Interest (教養科目として学ぶ人に) 


≪目次: ≫
はじめに (2013年4月 執筆者を代表して 園田茂人)

執筆者紹介

Information
(本書のねらい/本書の構成/年表/ウォーム・アップ/キーワード/読書案内/索引)


第1部 この大国をどうやって統治しているのか

第1章 統合ツールとしての中国共産党――組織と個人のダイナミズム (小嶋華津子)
1 党の指導
中国共産党という巨大組織/国家機構に対する党の指導/社会に対する党の指導
2 共産党の権力を支えるもの
統一国家の建設という輝かしい歴史/人民民主独裁という社会主義理論/経済発展と国際的地位の向上/恐怖による統治:政治から距離をおく市民
3 市場経済化と共産党の変容
知識エリートの入党熱/企業家の取り込み
4 一党支配は磐石か
利権ネットワークとしての共産党/「党の指導」をめぐる世代間の認識の違い/汚職という政治リスク
5 取り残される労働者・農民と共産党政治のゆくえ

第2章 上有政策、下有対策――地方と中央の微妙な力学 (平野聡)
1 「和諧社会」という政治的スローガン
汚職大国・中国/「和諧社会」という言葉/聖人君子の支配/儒教と共産党のねじれた関係
2 巨大な中央集権と地方の「独立王国」
党組織は万能か/不完全な専制が生み出す「独立王国」
3 「独立王国」化の歴史
地方軍閥の形成/強い中央政府を求めて/諸侯経済を是正せよ:分税法による国家管理
4 開発区の狂乱
利潤創出に追われる地方官僚/土地国有制の悲劇/汚職と汚染が拡がる風土
5 民衆は泣き寝入りするしかないのか
民憤のダイナミズム/直訴する民衆/「社会の安定」は実現しえないか

第3章 多民族統治の困難――「中華民族」の理想と現実 (平野聡)
1 漢族9割の国家
漢字がつくった漢族/「無限に広がる天下の中心」という意識/屈辱の中国近代史
2 多民族・中国の実態
3 多民族から単一民族へ?
エリートが導く中国ナショナリズム/単一民族をめざせ/内陸アジア史の視点/迫りくる近代化と漢化:民族問題の源流
4 少数民族政策の歴史と課題
民族はつくられる/毛沢東時代の悲劇/民族区域自治とは何か
5 国家統合という難題
優遇政策が生み出した民族間の溝/経済発展が引き起こした民族対立

第4章 戸籍という身分制度――大量移動時代のパスポート (園田茂人)
1 戸籍制度の導入をめぐる歴史
人口移動の「第1の波」と戸籍制度の確立/計画経済下の人口管理/戸籍制度改革が始まるか
2 都市への人口流入の実態
都市・農村格差と人口移動/都市流入のルート/外来人口の置かれた生活環境
3 社会的不安要因としての外来人口?
外来人口で見られる高い満足度/政府への期待が小さい外来人口/長期滞在がもたらす変化
4 戸籍制度を撤廃できない理由
都市人口と外来人口に見る温度差/低所得層で見られる外来人口への警戒感
5 階層化の中の農民工問題


第2部 市場経済化がどのような変化をもたらしているのか

第5章 階層化という鬼っこ――格差は社会に混乱をもたらすか (園田茂人)
1 富裕層誕生の逆説
2 社会主義体制下の不平等
平等な社会をめざした社会主義革命/先富論による経済格差の肯定
3 格差の拡大が生み出す変化
深刻化する貧富の格差/万元戸から国進民退へ/「中国的特色」をもつ階層構造の誕生/格差の拡大が政治的不安定を生むか
4 和諧社会の建設は挫折したのか
貧富の格差拡大に対する強い懸念/高止まりする私的生活への評価/依然強い政府への信頼
5 中国崩壊論の落とし穴

第6章 学歴社会の誕生――高等教育の大衆化という文化的遺伝子 (園田茂人)
1 成績至上主義の中国
2 学歴社会が誕生するまで
ロナルド・ドーアの『学歴社会』/高等教育の復活と進学率の増加/高騰する教育費/高等教育を支える理念の変化/海外の大学院をめざす中国人留学生/顕著なアメリカ志向
3 「負け組」によるリターン・マッチ
 ○受験戦争が激化する理由
学歴社会批判が生まれない風土/受験=公平な競争というイメージ
4 学歴社会という社会問題
高学歴化がもたらす矛盾/科挙制度との類似性
5 グローバル化する中国教育問題のゆくえ

第7章 経済成長は民主化をもたらすか――市民社会への熱視線 (小嶋華津子)
1 開発独裁下の中国
民主化運動の弾圧/漸進的な政治改革の試みとその限界
2 市場経済化と限られた市民社会空間
NGOの出現/NGOは民主化をもたらすか/市場化するメディア
3 インターネットの発達とネット世論の形成
インターネット規制の限界/人肉模索という掲示板/ストライキやデモの呼びかけ
4 中国は民主化するか
インターネットをつうじた民主化要求/増加する独立候補者/集団抗争事件から民主化へ?
5 何が中国に民主化をもたらすか

第8章 消費され輸出される文化――グローバル化とローカル化のはざまで (谷垣真理子)
1 中国における外来文化の受容
外来文化受難の前史/「北極海よりも北にある」汾陽の町/ふたりのに支配される/新らしい文化の窓・香港
2 浸透する消費社会
外の世界を見た最高指導者/耐久消費財の普及/日本製映像コンテンツの越境
3 東アジアに広がる共通の都市文化
高度経済成長する中国/都市文化の広域的な広がり
4 中国から世界へ
 ○増加する文化発信
世界にはばたく中国映画/中華圏文化の台頭/国産文化の輸出
5 グローバル化とローカル化のはざまで


第3部 中国は世界で尊敬される国になるか

第9章 中国人は世界をめざす――華人ディアスポラの現在 (谷垣真理子)
1 海水のいたるところ、皆華僑あり
2 華僑誕生の歴史
華人ディアスポラ/華僑の誕生
3 途絶える新規移民の波
落葉帰根から落葉生根へ:東南アジア/移民受入れ状況の改善:北米
4 「大門」が開いた!
再び海外へ:新華僑の誕生/新移民のプレゼンス/突然出現した中国人コミュニティ:アフリカ/変容する華人コミュニティ:カナダ
5 グローバル化時代の華人
在日中国系社会の拡大/在日社会の非広東・福建化/多様な華僑華人の誕生

第10章 自強という見果てぬ夢――愛国主義とナショナリズムのゆくえ (加茂具樹)
1 抗議する人と守る人
1989年の事件/20年後の光景
2 愛国主義とナショナリズム
愛国主義とナショナリズム/中国における愛国主義の歴史的起源/曖昧な愛国主義とナショナリズムの境界/「他者」としての日本
3 1980年代のナショナリズム
羨望の対象としての「他者」/天安門事件が生まれた背景
4 1990年代以降のナショナリズム
反発の対象としての「他者」/顕在化するアメリカへの対抗意識/インターネットと「憤青」の誕生
5 愛国主義とナショナリズムのゆくえ

第11章 米中二強時代の誕生?――中国の外交戦略を透視する (加茂具樹)
1 冷戦の終結からG2へ
2 中国の台頭とG2論
豊かな中国の出現がもたらしたもの/G2論の登場/G2論への幻滅
3 転換する中国の外交方針
「和諧世界の構築」というスローガン/国際協調を重視したのはなぜか/外交方針の転換か/転換点としての2009年/スローガンの変化に見る外交方針の転換
4 中国外交の目標とは
拡大する核心利益への懸念/「中華民族の偉大な復興」という外交目標
5 習近平時代の中国外交

第12章 友好から敵対へ?――不定型化する日中関係を見据えて (園田茂人)
1 経済と政治に見る日中関係
中国の経済発展と日本企業の進出熱/中国経済の潜在力への高い評価/領土問題に見る政冷経熱/異なる政治と経済の理論
2 日本の対中世論に見る変化
内閣府の調査に見る対中世論の歴史的推移/中国への「親しみ」が低下する日本
3 中国の対日世論に見る変化
4 国民感情がよくならない理由
日中に存在する国民感情という「トゲ」/日本の対中世論が悪化したのは国際関係のせいか/中国の対日世論がよくならない理由
5 政治=安全保障フレームを越えて
多面的な存在としてのイメージ/政治=安全保障フレームの落とし穴/ナショナリズム・ゲームと経済的な相互依存関係


索引


≪編者、執筆者: ≫ 園田 茂人 (そのだ しげと) 1961年生まれ。東京大学大学院情報学環東洋文化研究所教授(比較社会学、現代中国研究)。主な業績、『不平等国家 中国――自己否定した社会主義のゆくえ』中公新書、2008年。『中国問題――キーワードで読み解く』(共編)東京大学出版会、2012年など。
 ※執筆担当: はじめに、第4章、第5章、第6章、第12章

≪執筆者: ≫ 小嶋 華津子 (こじま かずこ) 1970年生まれ。慶應義塾大学法学部准教授(現代中国政治)。主な業績、China's Trade Unions: How Autonomous Are They?: A Survey of 1,811 Enterprise union Chairpersons(共著)Routledge、2010。『党国体制の現在――変容する社会と中国共産党の適応』(共編)慶應義塾大学出版会、2012年など。
 ※執筆担当: 第1章、第7章

≪執筆者: ≫ 平野 聡 (ひらの さとし) 1970年生まれ。東京大学大学院法学政治学研究科准教授(アジア政治外交史)。主な業績、『清帝国とチベット問題――多民族統合の成立と瓦解』名古屋大学出版会、2004年。『大清帝国と中華の混迷』興亡の世界史(17)、講談社、2007年など。
 ※執筆担当: 第2章、第3章

≪執筆者: ≫ 谷垣 真理子 (たにがき まりこ) 1960年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科准教授(現代香港論、夏南研究)。主な業績、『模索する近代日中関係――対話と競存の時代』(共編)東京大学出版会、2009年。「返還後の香港における区議会選挙」『東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻紀要』第15号所収、2010年など。
 ※執筆担当: 第8章、第9章

≪執筆者: ≫ 加茂 具樹 (かも ともき) 1972年生まれ。慶応義塾大学総合政策学部准教授(現代中国政治)。主な業績、 『現代中国政治と人民代表大会――人代の機能改革と「領導・被領導」関係の変化』慶應義塾大学出版会、2006年。『中国 改革開放への転換――「一九七八年」を越えて』(共著)慶應義塾大学出版会、2011年。『党国体制の現在――変容する社会と中国共産党の適応』(共編)慶應義塾大学出版会、2012年など。
 ※執筆担当: 第10章、第11章


中條誠一 『人民元は覇権を握るか アジア共通通貨の現実性』(中公新書、2013年) '13/07/25
橋爪大三郎/大澤真幸/宮台真司 『おどろきの中国  Astonishiing Chaina 』(講談社現代新書、2013年) '13/07/11
毛里和子 『日中関係 戦後から新時代へ』(岩波新書、2006年) '13/02/10



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本「関西弁講義 (講談社学術文庫2180)」山下好孝5

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関西弁講義 (講談社学術文庫)
関西弁講義 (講談社学術文庫2180)

○著者: 山下好孝
○出版: 講談社 (2013/7, 文庫 264ページ)
○定価: 924円
○ISBN: 978-4062921800



「全部分からなくても、ダイジョウブです」、、、

どうなんだろう、このところじつは、ぼくのしごとは不動産屋で、住宅の売買の契約(重要事項説明)にたずさわるのだが、そこで、日本での永住権をもたない中国籍の買主を相手にする機会が何件かあった。紹介の紹介とか。ぼくのしごと(ミッション)は、宅地建物取引業法に規定された説明責任を、ぼく個人の宅地建物取引主任者をして、カイシャの宅地建物取引業者として説明責任を果たすことであり、はたまた、取引の安全であり、聞いた聞いてない、そんなはずではなかった、ようなこと(トラブル)がないように努力を怠らないこと。
そもそも、日本人の買主に説明するにしたって、チンプンカンプンと思しき人が少なくないのに、そして、言葉の定義からしても、普段あまり聞き慣れない専門用語、法律用語がおおく、カンタンなものではないのに、、、さらには、バックグラウンド、言語のモンダイのみならず、生まれや育ちや文化的な背景やなんかを考えるには、、、

たとえば、
今から三年半前、よそ(40歳)にして大学生となったぼくは、まずドイツ語、入門IとIIとを、二学期いちねんかけて履修してそれぞれ単位認定試験を合格した。二年目にはフランス語と中国語を、それぞれやはり入門のIとIIとを、いちねんかけて履修して単位認定試験を合格した。三年目の第一学期にはアラビア語の初歩を履修して単位認定試験を合格した。
その後に、自習と称して学習センターにある教科書とDVDでありCDを活用して聴講したもの(講義科目)のひとつとして、すでに閉講してしまった「日本語基礎」のAとBと。それは、日本語母語話者としての日本人を対象とせず、日本語を母語とせずに外国語として学習する外国人を対象とする講義であり、はたまた、その教師を目指す学生を対象とする講義科目である。外国語、言語の、ある意味でモノサシ的なところで変化球のよう、すこしのけぞって吃驚して、ハタと見る目が変わった、チャンネルがひろがった、多く気づきがあった。
そのテレビ講義(DVD)で、主任講師のうちのひとりの男性講師(東京外国語大学教授)が、毎回講義のはじめに受講生に語りかける、お決まりのフレーズが、
「全部分からなくても、ダイジョウブです」であった



めっちゃ科学的。
強弱アクセントだけでなく高低アクセント(≒声調)を導入し、標準語とは異なる〈言語〉としての独自体系を明らかにする。初の包括的概説書。

関西人はなぜ声が大きいのか? 声が大きいのではなく声が高いのだ。二千万話者を擁する関西弁は発音の高低を駆使してこそ成り立つ言語なのだ――。強弱ではなく高低のアクセントを導入することでその発音法則を見出し、文法構造によるイントネーション変化など、標準語とは異なる独自の体系を解明する。読んで話せる関西弁教科書。めっちゃ科学的。


≪目次: ≫
第一講 関西弁との出会い
スペイン語と関西弁/関西弁の誤解を払拭する

第二講 二〇〇〇万人の関西弁
1 「言語」か「方言」か
国、民族単位では言語は規定できない/方言には独特の文法がある/曖昧な区別
2 二一世紀の関西弁へ
世界有数の母語話者数/「乱暴」「重い」――留学生の関西弁イメージ/関西弁を店の名前に/価値観の多様化

第三講 関西弁の音声学
1 五十音を学ぶ
文法重視の教育/標準語とは異なる五十音/あいうえお――イタリア語やスペイン語のような明瞭さ/かきくけこ・がぎぐげご――存在しない鼻濁音/さしすせそ・ざじずぜぞ――She shes za she./たちつてと・だぢづでど――「破擦音」か「摩擦音」か/なにぬねの――関西弁らしさを出すために/はひふへほ・ばびぶべぼ・ぱぴぷぺぽ――質屋はひちや/まみむめも――「み」の口蓋化/やゆよ――そうゆう「ばやい」/らりるれろ――重要な弾き音/わを――古代日本語の痕跡/母音優勢な言語
2 複雑なアクセントを楽しむ
単語の弁別機能/標準語のアクセント規則――高い拍(●)と低い拍(○)/●○だけでは関西弁のアクセントは記述できない/関西弁と標準語を区別する最大の要因/発音をマスターするポイント
3 動詞の発音に親しむ
HかLかという分類/動詞の終止形から分類する/動詞の否定形――原形のアクセントを踏襲/出だしの高い音調――H類五段動詞の過去形/「笑うたらええやん」?――L類五段動詞の過去形/一段動詞過去形の規則/「アクセントシフト」が観察されない地域――標準語の過去形
4 イントネーションを感じる
普遍的な特徴/異なるイントネーションシステム/ダウンステップを阻止する関西弁

第四講 関西弁の統語論
1 助詞――関西弁独特の法則
「と」「の」の省略/「京へ筑紫に坂東さ」――「へ」の使い方
2 否定形――歴史が生んだ多様性
五段動詞現在否定形――大阪人と京都人を区別する方法/一段動詞現在否定形――関西弁特有の「いてへん」/カ行変格動詞現在否定形――「きいひん」「きやへん」「こおへん」「けえへん」/サ行変格動詞現在否定形――「しいひん」「せえへん」「せえひん」「せん」/動詞過去否定形――標準語を関西弁風に話す若者たち/動詞現在進行形否定形――「現在進行」と「結果状態」/名詞否定形――「ちゃうちゃうちゃう」
3 可能形――細分化する表現
「能力可能」と「状況可能」/「食べられへん」と「よう食べん」の違い/「よう言わん」にこめられた感情
4 条件表現――「れば」への違和感
「れば」に対する語感/「静的」か「動的」か/関西では「たら」、北海道では「たらば」/「食べんと」には注意
5 使役形――省略を好む風土
語呂の悪さか時間短縮か/標準語では使わない「〜さされる」/「考えときまっさ」の真意
6 敬語――京都・大阪対神戸
簡単な尊敬語/フランス語のような鼻母音化も――神戸弁
7 命令形――やわらかい表現・強い表現
動詞の連用形が命令形に/「あげる」と「くれる」の区別がない方言/恩恵を受ける側に視点を当てた表現

第五講 関西弁のボキャブラリー
1 ようわかっとんか、自分
「お父さん、これ、あげる?」――主語が二人称にならない北海道弁/単数・複数に無頓着な標準語/「うち」のデリケートな違い
2 あ、そうなんや
東の「だ」、西の「や、じゃ」/「〜なんだ」への嫌悪感
3 鈴木さん、鈴木はん
「おけいはん」への違和感
4 飴ちゃん
御所ことばが由来
5 大阪で生まれた女やさかい
あまり使われない表現
6 一回生
東大と京大の勢力圏で異なる言葉
7 お腹が減った
二つの表現の混交形
8 今日の仕事はえらかった
「偉大な」とは別の意味
9 まる、ぺけ問題
「ぺけ」か「ばつ」か
10 ごもく、ぶたまん、シャベル
シャベルとスコップ、どちらが大きい?

第六講 関西弁の歴史
1 日本とと関西弁の歴史
関西弁を研究する意義
2 有史以前――東と西
人口増大がもたらした西の優位/方言の系統樹
3 奈良時代――「あづまの国」と中央
異なる系統の助動詞「ない」と「ぬ」/東西にわける意識
4 平安時代――漢音が与えた衝撃
音韻体系、音節構造の変化/関西弁と中国語の類似点/京都人の「いけず」さ/「五十音図」の作成
5 鎌倉時代――権力と言葉
坂東武士の言葉をまねる公家
6 室町、安土桃山時代――「関西弁らしさ」の獲得
イエズス会宣教師が聞いた「関西弁」
7 江戸時代――逆転した力関係
「下品」で「低俗」との烙印
8 明治以降――標準語の制定
言語の統一を/行き過ぎた標準語教育

第七講 いくつもの日本語
方言は何を基準に区画すべきなのか/母音優位か子音優位か/異なるアクセント体系を持つ東北諸方言/音調言語としての関西弁

参考文献

あとがき (二〇〇三年秋 山下好孝)
文庫版あとがき (二〇一三年六月 山下好孝)


※本書の原本は、二〇〇四年に小社より刊行されました。


≪著者: ≫ 山下好孝 (やました よしたか) 1956年、京都市伏見区生まれ。神戸市外国語大学大学院外国語学研究科(イスパニア語学)修士課程修了。北海道大学国際本部留学生センター教授。専門はスペイン語学、関西弁学、日本語学、日本語教育。共著に『日本語初歩練習帳』『「読み」への挑戦』『朝日新聞で日本を読む』、単著に『先生と学ぶスペイン語』などがある。




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本「中学・高校教師になるための教育心理学 〔第3版〕  Educational Psychology For Teacher Training, 3rd ed. (有斐閣選書)」心理科学研究会 編5

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中学・高校教師になるための教育心理学 第3版 (有斐閣選書)
中学・高校教師になるための教育心理学 〔第3版〕  Educational Psychology For Teacher Training, 3rd ed. (有斐閣選書)

○著者: 心理科学研究会 編、都筑学/田口久美子/馬場久志/藤岡秀樹/大津悦夫/加藤弘通/野村勝彦 編著、伊田勝憲/赤木和重/布施光代/塚野州一/渡辺顕治/戸田有一/村澤和多理/白井利明 執筆
○出版: 有斐閣 (2012/4, 単行本 298ページ)
○定価: 1,995円
○ISBN: 978-4641281271



高校の指定校推薦で、音大とか、大学の音楽学部にすすんで、幼稚園の先生になる、プランは、どうやら制度的なモンダイから無理みたい。
まず、指定校で音楽系のところが三つだけ。そのいずれも、中学・高校(もしくは小学校)の教員資格となるようす。専門的な科目であることを考えるには、そして、幼児教育もまた別の意味での専門性を要求されることを考えるには、そういうことなのであろうか。
さらにくわしく調べてみよう

さて、いま高校二年生のぼくのむすめの、進路、大学進学と就職とかについて、このところ週にいちどくらいのペースで会って話してる。これまで三度ほど話したが、かみあわない。しかたがない、あきらめるか、腰を据えて取り組むか。漸進、慌てて急いで為したことのおおむねは身につくことがない。それなりの時間と労力を費やして、しかるべき段階を踏んで築きあげる、みたいな。
どうなることが好適であるのか、もちろんむすめの人生は、その主体はむすめ自身であり、周りがなにをどれだけ騒ごうとも、主役が踊らなければ、みずからことを為すことなくしては、どうにもしようがない。にしても、ボンヤリしていて、そのくせ、他人の意見を受け容れる態度を示さない。
しかしそれは、まるでデジャヴュ、かつてのみずからの、いや、いまでもかわらずそうなのであって、だからいろいろうまくいってないような、ぼくの似姿、かと。それゆえ気に障ること甚だしい。
あの手この手を考えて、あちらからこちらからアプローチをこころみる。
同じ失敗を、指をくわえて手をこまねいてぼんやり見ていて、「ほらね」(だから言わんこっちゃぁない)だけはどうしても避けたい、困難



1993年7月30日 初版第1刷発行
2002年2月28日 改訂版第1刷発行
2012年4月10日 第3版第1刷発行


生きた教育心理学のテキスト。内容・構成ともに全面改訂!

中学・高校に焦点を当てたユニークなテキスト。法改正や学習指導要領の改正をふまえるとともに「歴史的な変化を捉えた、今を生きる生徒の理解」「教室の外にも目を向けた、生徒の生涯発達を見通せる教師の育成」をコンセプトに、内容・章構成ともに全面改訂。

教育心理学の理論を紹介するだけでなく、教育現場における生徒と教師の関係を強く意識し、よりよい教育現場を創りあげるためのテキストとして叙述されています。教師としていかに生きるかを考えるための生きた教育心理学テキストです。


≪目次: ≫
第3版はしがき (2012年1月 編集委員会委員長 都筑 学)
はしがき (1993年5月 編集員会委員長 大津悦夫)

執筆者紹介

第I部 学校、生徒・教師の今
第1章 生徒の生活・世界、教師の生活・世界
第1節 学校と社会の現状
1 教師をめざすあなたへ/2 学校教育の発展の歴史と学校が果たしている役割/3 近年の社会状況と学校の存在意義
第2節 生徒の生活
1 学校生活と生徒/2 放課後の生活と生徒/3 家庭のなかの生徒
第3節 教師の生活
1 教師になるということ/2 教師の生活と教師の役割/3 教師に求められるもの

第II部 生徒
第2章 発達
第1節 発達とは何か――主権者としての発達
1 子どもをどうとらえるのか――発達と権利という観点
第2節 発達と教育との関わり
1 発達の規定因――遺伝と環境/2 発達と学習の規定因――早期における環境と発達の可能性/3 発達と教育の関わり
第3節 発達のプロセス
1 思春期・青年期の特殊性/2 発達理論から学ぶ/3 エリクソンの心理・社会的発達理論/4 社会・文化のなかでの子どもたちの生活
第4節 障害のある生徒の発達
1 発達障害とは/2 障害のある子どもを理解する――発達的視点から/3 思春期と発達障害
第3章 学習
第1節 学習の基礎過程――学びの基礎論
1 心理学の学習モデル/2 人の学習の特質
第2節 教科の学習――何をどう学ぶか
1 学校での学び/2 学科学習の特徴と意味/3 教科外の学び、中学校・高校での学び
第3節 学習動機づけ
1 外発的動機づけから内発的動機づけへ/2 外発的動機づけの区分/3 統制的動機づけと自律的動機づけ/4 学習性無力感と原因帰属/5 自己効力感――主体者としての感覚
第4節 学力形成
1 学ぶこととと自立すること――社会的自立のための学習/2 「学習」と「能力」と「学力」/3 人間としての卓越能力――新しい能力論への視点/4 社会のあらゆる領域を通じて

第III部 教師
第4章 教育指導
第1節 教えること
1 学校における学習指導/2 学習指導要領と社会/3 教えるとは子どもに学ぶこと
第2節 授業づくり
1 教材分析・教材研究・教材開発/2 同僚性を高める/3 指導形態の多様性/4 Less is more./5 子どもの好奇心を生かす授業
第3節 総合学習
1 総合的な学習の時間/2 「総合的な学習の時間」の授業づくりの留意点
第4節 道徳
1 学習指導要領における「道徳」の変遷と現行/2 『心のノート』の特徴/3 高校の「道徳」――茨木県における実践/4 「道徳」の指導を行うに際しての留意点/5 道徳性発達に関する心理学の諸理論と教育方法/6 問題行動の背景と対策
第5節 障害のある子どもを教える
1 「できないことをできるようにする」が教えることではない/2 障害特性に配慮した指導を大事にする/3 「やってみたい」「できるようになりたい」意欲を引き出す/4 「自分でできた」感覚を伝える/5 今を充実させる教育を
第5章 教育評価
第1節 教育評価とは
1 教育評価とは何か/2 教育評価の目的/3 PDSA(PDCA)サイクルと教育評価/4 評価方法の特徴
第2節 授業における評価
1 授業づくりにおける評価の考え方/2 わかる授業づくりと評価
第3節 進路指導と評価
1 指導要録/2 通知表/3 調査書/4 進路指導と評価
第4節 学校評価と教員評価
1 学校評価の目的/2 自己点検評価の実施/3 教員評価について

第IV部 生徒と教師の関係
第6章 生徒指導
第1節 生徒指導とは何か
1 生徒指導の定義/2 生徒指導のタイプ/3 生徒指導と教育相談/4 生徒指導と生活指導
第2節 学級づくり
1 学級という集団の特徴/2 学級の発達/3 教師のリーダーシップ/4 学級がもつリスク
第3節 生徒理解の原理と方法
1 生徒理解の必要性/2 生徒理解の原理と方法/3 生徒指導における連携
第4節 心理アセスメント
1 アセスメントとは/2 パーソナリティのアセスメント/3 認知機能(知的機能)のアセスメント
第5節 問題行動の理解と指導
1 問題行動とは何か/2 不登校/3 非行/4 学校の荒れ/5 いじめ
第6節 キャリア教育
1 キャリア教育とは/2 キャリア教育の実践例/3 キャリア教育の課題
第7節 障害のある子どもへの生徒指導
1 障害のある子どもの教育の場と支援システム/2 発達障害のある生徒の進学支援
第7章 教師として生きる
第1節 教師になるための学び
1 大学で何を学ぶか/2 教育現場から学ぶ/3 共同の力を身につける/4 教員採用試験に取り組む
第2節 教師の悩みと成長
1 教師の悩みとは/2 悩みの解決と成長に向けて
第3節 教師集団のなかでの教師の成長
1 研究授業・校内研修――力量形成・専門性の育成に向けて/2 教師の成長を加速させる同僚性と学びの共同体
第4節 学校づくりの課題
1 子どもの参加と自治/2 地域に根ざす学校づくり

事項索引
人名索引


≪編者: ≫ 心理科学研究会
≪執筆者・編集委員: ≫ 都筑 学 (つづき まなぶ) 中央大学文学部教授。
 ※編集分担: 第1章、執筆分担: 第1章
≪執筆者・編集委員: ≫ 田口 久美子 (たぐち くみこ) 和洋女子大学人文学群教授。
 ※編集分担: 第2章、執筆分担: 第2章1、2節
≪執筆者: ≫ 伊田 勝憲 (いだ かつのり) 北海道教育大学教育学部(釧路校)准教授。
 ※執筆担当: 第2章3節
≪執筆者: ≫ 赤木 和重 (あかぎ かずしげ) 神戸大学発達科学部准教授。
 ※執筆担当: 第2章4節、第4章5節
≪執筆者: ≫ 布施 光代 (ふせ みつよ) 明星大学教育学部准教授。
 ※執筆担当: 第3章1、2節
≪執筆者: ≫ 塚野 州一 (つかの しゅういち) 立正大学心理学部非常勤講師、富山大学名誉教授。
 ※執筆分担: 第3章3節
≪執筆者: ≫ 渡辺 顕治 (わたなべ けんじ) 民主教育研究所事務局長。
 ※執筆担当: 第3章4節
≪執筆者・編集委員: ≫ 馬場 久志 (ばば ひさし) 埼玉大学教育学部教授。
 ※編集分担: 第3章、執筆分担: 第4章1節
≪執筆者・編集委員: ≫ 藤岡 秀樹 (ふじおか ひでき) 京都教育大学教育学部教授。
 ※編集分担: 第4章、執筆分担: 第4章2、3節、同4節1〜4、第5章3節
≪執筆者: ≫ 戸田 有一 (とだ ゆういち) 大阪教育大学教育学部教授。
 ※執筆分担: 第4章4節5、6
≪執筆者・編集委員: ≫ 大津 悦夫 (おおつ えつお) 立正大学心理学部教授。
 ※編集分担: 第5章、執筆分担: 第5章1、2、4節
≪執筆者・編集委員: ≫ 加藤 弘通 (かとう ひろみち) 静岡大学大学院教育学研究科准教授。
 ※編集分担: 第6章、執筆分担: 第6章1、2、5節
≪執筆者: ≫ 村澤 和多理 (むらさわ わたり) 札幌学院大学人文学部准教授。
 ※執筆分担: 第6章3、4、6節
≪執筆者: ≫ 白井 利明 (しらい としあき) 大阪教育大学教育学部教授。
 ※執筆担当: 第7章1、4節
≪執筆者・編集委員: ≫ 野村 勝彦 (のむら かつひこ) 筑波大学特別支援教育研究センター共同研究員。
 ※編集分担: 第7章、執筆分担: 第6章7節、第7章2、3節




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本「未知との遭遇 スイスと日本 16世紀〜1914年  Tell in Tokyo. Schweizerisch-Japanische Begegnungen von den Anfangen bis 1914 」ロジャー・モッティーニ、森田安一 訳5

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未知との遭遇 スイスと日本―16世紀~1914年
未知との遭遇 スイスと日本 16世紀〜1914年  Roger Mottini: “Tell in Tokyo. Schweizerisch-Japanische Begegnungen von den Anfängen bis 1914”, München 2009

○著者: ロジャー・モッティーニ、森田安一
○出版: 彩流社 (2010/11, 単行本 298ページ)
○定価: 2,625円
○ISBN: 978-4779115721





意外に知られていない歴史の内幕!
政治的・経済的に鮮やかな対照をなす日本とスイスが、なぜ早い時期から友好関係を築いてきたのか?

 「日本とスイスを論じようとするとき、互いに相異なる二国が比較的早い時期に、正確に言えば一八六四年に、公式の接触を開始し、それもスイス側のイニシアティヴで始まったのはなぜか、という根本的な問いに必然的に行き着く。その後相互に理解し合おうと努めても、言語的・文化的障壁によって交流は困難をきわめただけではなく、両国の政治的・経済的構造はまさに対照的姿を示していた。日本人の最初のスイス訪問者はすべて旧封建社会のエリートたちであったが、彼らにとって小国スイスは、西洋の多数の諸国を長いあいだ旅行したなかで、異国趣味にもっとも溢れた国であった違いない。国王も貴族もいなければ、国のトップの大統領もはっきりと認識されない。けれども、この国は外見上よく機能し、安定し、技術的にたいへん進歩していると映った。
 反対にスイス人の目には、すべての領域において近代化しつつあった日本は、自由や民主主義といった普遍的な価値を実際に証明する展望をもって、希望溢れる文化的試みをする姿に映った。このことが具体的に可能に思えたことが、日本の政治的エリートたちが日本を大帝国形成に傾斜した道へと歩ませたときにも、スイス人の日本への眼差しは無批判的で、好意的なままに留まっていた。この場合に、発展と民主主義が手に手をとって進むことができるのかという根本的な問題が浮かび上がってくる。わたし自身はこの問題を基本的に肯定したい。スイスがその最善の例である。豊かさと平和への最速の道が開明的な少数のエリートの指導のもとで行われる侵略や搾取を通じてである、と信じることはまったくの間違いであったし、現在も間違っている。」  (「まえがき」)


≪目次: ≫
まえがき

序論

第一部 日本への長い道のり
一 ジパング――美化から啓蒙へ
二 閉じられた牡蠣の中――鎖国
三 スイス人の「血液貿易」と日本――スイス傭兵の日本小旅行
四 世界周航の途上で――長崎・出島を描いたスイス人
五 帝国主義時代――スイスと日本の出会った時代
六 牡蠣の殻はこじ開けられた――開国

第二部 スイスと日本――相互発見
七 共和州瑞典――見知らぬ使節
八 アンベール氏の待ちに待った日――スイス使節団長の歩み
九 スイスにおける侍の沈黙――徳川使節団の旅
一〇 岩倉具視は一八七三年にリギ山で何を見たか――岩倉使節団の見たスイス
一一 不思議な国・明治日本におけるスイス人――商人とお雇い外国人
一二 ヌシャテル出身のスイス人が日本の歴史をつくる――ファーヴル・ブラントと西郷
一三 スイス人が見た日本人の風俗・習慣――ハラキリからアルプス登山まで
一四 江戸から東京へ――消える伝統
一五 物事が異なった基準で動く――急速な近代化
一六 日本におけるウィリアム・テル――自由民権運動
一七 ソルフェリーノと薩摩――国際赤十字と博愛社
一八 ゴリアテに向かうダビデ――日清戦争
一九 着物姿のホドラー――「浮世絵」の衝撃
二〇 戦線のゲルチュ大佐――日露戦争
二一 重い遺産――大帝国の幻想


訳者あとがき (二〇一〇年九月  森田 安一)

原注

スイス・日本関係年表 (1848-1914年)
文献目録
事項索引
人名索引


≪著者: ≫ ロジャー・モッティーニ (Roger Mottini) 1959年、スイスのサン・モリッツ生まれ。ザンクト・ガレン大学で国家学、特に外交史を学ぶ。文部省の留学生として1990年から92年まで東京大学で研究を続け、1998年ザンクト・ガレン大学で博士の学位を取得。早稲田大学、上智大学講師。

[訳者: ] 森田 安一 (もりた やすかず) 日本女子大学名誉教授、放送大学客員教授。著書に、『スイス 歴史から現代へ (地域主義・直接民主政・武装中立)』刀水書房、『スイス中世都市史研究』山川出版社、『ルターの首引き猫――木版画で読む宗教改革』山川出版社、『物語 スイスの歴史 知恵ある孤高の小国』中央公論新社、『スイス 中世都市の旅』(世界歴史の旅)山川出版社、『図説 宗教改革』河出書房新社、ほか多数。翻訳に、R.W.スクリブナー、C.スコット・ディクスン『ドイツ宗教改革』岩波書店、ほか多数。


森田安一 『ルターの首引き猫 木版画で読む宗教改革  Die luterisch strebkatz: the Reformation as seen in the Woodcuts 』(歴史のフロンティア、山川出版社、1993年) '11/12/03
森田安一 『図説 宗教改革』(ふくろうの本・世界の歴史、河出書房新社、2010年) '11/11/30
森田安一 『ルターの首引き猫 木版画で読む宗教改革』(歴史のフロンティア、山川出版社、1993年) '11/02/09
森田安一/踊共二 編著 『スイス (ヨーロッパ読本)』(野嶋篤/岡村民夫/穐山洋子 著、河出書房新社、2007年) '11/02/07
R. W. スクリブナー/C. スコット・ディクスン 『ドイツ宗教改革  R. W. Scribner and C. Scott Dixon: “<b>The German Reformation, Second Edition, Studies in European History”, Palgrave Macmillan, 1986, 2003 』(森田安一 訳、岩波書店、2009年) '11/02/04
森田安一 『スイス 中世都市の旅』(世界歴史の旅、山川出版社、2003年) '11/02/01
森田安一 『物語 スイスの歴史  知恵ある孤高の小国』(中公新書、2000年) '11/01/30
森田安一 『図説 宗教改革』(ふくろうの本・世界の歴史、河出書房新社、2010年) '11/01/27
草光俊雄/五味文彦/杉森哲也 編著 『歴史と人間 '08』(放送大学教材;基礎科目、放送大学教育振興会、2008年) '10/09/25

踊共二 『図説 スイスの歴史』(ふくろうの本・世界の歴史、河出書房新社、2011年) '11/09/24



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本「日本の職人 (講談社学術文庫2182)」吉田光邦5

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日本の職人 (講談社学術文庫)

日本の職人 (講談社学術文庫2182)

○著者: 吉田光邦
○出版: 講談社 (2013/7, 文庫 336ページ)
○定価: 1,103円
○ISBN: 978-4062921824



どうなんだろう、誤解や批判を引き受けて言ってしまうならば、
親の役目、もっと言うなら責任みたいなところまでのコトとして、
子どもの「就職」と「結婚」について、、、
そう、ぼくがダメなところね。ダメはダブルでダメ。。。

まずは、いまげんざい、みずから、どちらもうまくいってないダメ、
そして、ぼくのむすめにたいする、父親としてのダメ。

もちろん、親の責任みたいなものは、絶対的なものではない。
子ども、といえども、自立した個人である。
親といえども、子どものことのすべてを分かっているわけではない。
そもそも、親が、子どもの親としての、その育成について、
なんらか教育や指導を受けた、ことなど、すくなくともぼくには記憶がない。
親の価値観が、正しいとも限られない。
親の導きが、子どもにとって好適であるかどうかと考えるには、
近いところで、さらには将来について視点を拡げるならば、
どうにもこうにも分からない。

それでも、すくなくとも、「先生」、
それは、先に生(う)まれて、
先を生(い)きてきた者として、
ただただその事実として。
よくもわるくも、なんらかの経験を、それなりに有している。
経験してはじめて分かることはすくなくない。
経験してみなければ分からないことはおおい。
経験して、どちらかといえば、失敗して痛い思いをして苦しんで、
そうして、それを経て乗り越えて、だからこそ、
それまでヒカリがあてられることがなく、だから、暗かった、見えていながら見えていなかった、焦点があっていなかったようなコトガラに、ふと気がつく、見えることも、あるだろう

はたまた、若いということは、未熟であり、
あたりまえのように経験が不足している。
傍から見るには、まるで見えていない、焦点(ピント)があっていない、
惜しいんだけど、ポイントがすこしズレてたり。
むしろ、ノビシロがあって、ある意味での無限の可能性を秘めていて、
そのエネルギーに満ち溢れている、フレッシュ、
そのことによって、見えていないからこそ、だからこそ、脇目も振らずに、エネルギッシュにガムシャラになれたりする。
そうして、あらたに途(みち)がひらかれる、ようなことの効用、とか

、、、
ひとはひとりではいきてゆけない。
社会的な生き物であろう。
パン屋がいて、靴屋がいて、鍛冶屋がいて、ある意味での分業を採用することによって、社会を形成して、社会生活を営んで、生きている。
もちろん、他人任せではいけない。じぶんのことはじぶんでする、じぶんのケツは、じぶんで拭く。いまどきは、おおくウォシュレットが普及して、ケツを拭く機会もうしなわれつつあるかもしれない。
ひとの能力には、限り(限界、不可能性)がある、限りがないものではない。

どうなんだろう、
無い袖は振れない
なければないで、それは、どうにもしようがない。
あるものは、活用しましょ、
などと言ってみたところで、なかなかそれもカンタンなものではない



この風土の繊細で闊達な手仕事の魅力を探る!
現場ルポと歴史の両面から、伝統技術と日本文化を問い直す。

青銅鏡、墨、刺繍、タタラ製鉄、漆、べっ甲細工、扇、鯉のぼり、蒔絵、焼き物、竹細工……。二十世紀後半、科学技術史家である著者は、職人の仕事場を訪ね歩き、伝統の技とその現状を報告する。現代へとつながる、中世〜近代の日本における職人の変遷を概観し、苦しくも誇り高き手仕事を再評価する。職人の盛衰から日本文化を読み解く試みでもある。


≪目次: ≫
プロローグ 京の扇

第一部 現代の職人―― 一九五〇年代
第一章 京の職人
青銅の鏡/京の鏡師/日本の扇/鏡と扇/ある仏師/仏像のつくり方
第二章 金沢の職人
加賀象嵌/ある刺繍師/蒔絵師の話
第三章 忘れられた職人
タタラの職人/最後のタタラ職人
第四章 漆の仕事
漆の運命/輪島の塗師/会津の塗師/カシューの塗装
第五章 やきものの世界
丹波のやきもの/機械と道具/薩摩のやきもの/京のやきもの/量産のやきもの

第二部 現代の職人―― 一九七〇年代
第一章 工業社会のなかに
技術革新時代に蘇える手仕事/脱皮・変貌する職人たち/伝統技術者育成の問題点/伝統産業の方向
第二章 墨――奈良
第三章 漆塗り――輪島
第四章 たんす――岩谷堂
第五章 鯉のぼり――加須
第六章 そうめん――揖保
第七章 竹細工――大分
第八章 傘とちょうちん――岐阜
第九章 べっ甲細工――長崎
第十章 藍染――出雲
第十一章 鬼瓦――菊間
第十二章 琴――伊丹

第三部 歴史の流れ
第一章 中世の職人
歌合の職人/屏風絵の職人
第二章 江戸時代の職人
四民の制度/職人社会/徒弟制度/職人気質
第三章 明治の職人
職人社会の変革/職人から芸術家へ/職人から経営者へ/清水喜助の進出

エピローグ ふたたび現代で
職人を取り巻く誤解と錯覚/伝統的な手仕事の新しい位置づけ

付 喜多院職人尽屏風絵解

あとがき (昭和五十一年(一九七六)春 吉田光邦)


※本書の原本は、一九七六年に角川書店より刊行されました。


≪著者: ≫ 吉田光邦 (よしだ・みつくに) 1921〜1991年。京都大学理学部卒業。京都大学人文科学研究所教授、所長を歴任。京都大学名誉教授。専門は、科学技術史。著書に、『日本科学史』『日本技術史研究』『錬金術――仙術と科学の間』『万国博覧会の研究』『江戸の科学者たち』『機械』『きれ』など多数ある。



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本「甦る和辻哲郎 人文科学の再生に向けて (叢書=倫理学のフロンティアV)」佐藤康邦/清水正之/田中久文 編著5

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本「甦る和辻哲郎」佐藤康邦他編 ナカニシヤ

甦る和辻哲郎 人文科学の再生に向けて (叢書=倫理学のフロンティアV)

○著者: 佐藤康邦/清水正之/田中久文 編著、片山洋之介/熊野純彦高橋文博/窪田高明/李梨花/卞崇道/マーク・ラリモア/湯浅泰雄 執筆
○出版: ナカニシヤ出版 (1999/3, 単行本 257ページ)
○定価: 2,520円
○ISBN: 978-4888484855



いろいろいろいろありまして、平成24(2012)年11月16日以来の再読として
和辻哲郎(1889-1960)、について、であります



今、和辻哲郎について論ずる意味はどこにあるのか。今という時代こそ、和辻の思想と多彩な業績の積極的意味を捉え直すべき時ではないのか。間柄概念のもとに展開され、歴史的・地理的多様性をも包含し得る和辻倫理学が、今という「時代」に問うものに迫る。


≪目次: ≫
序文 (佐藤康邦)

I 和辻倫理学と現代
1 日常性と倫理学
(片山洋之介)
1 日常性への問い/2 日常経験の両義性/3 出発点としての間柄/4 解釈学的方法/5 空――非存在の絶対者/6 「全体性への還帰」の問題
2 人のあいだ、時のあいだ――和辻倫理学における「信頼」の問題を中心に (熊野純彦)
1 問題/2 身体(他我の明証/主体と身体/間柄と空間)/3 信頼(信頼と応答/信頼の根拠/過去と未来)/4 時間(信頼と類型/伝統と倫理/時間と他者)

II 和辻における多元主義的文化論
3 和辻哲郎における「国民道徳論」構想――その破綻の意味するもの
(田中久文)
1 はじめに/2 倫理の普遍性をめぐって/3 風土論のゆくえ/4 世界史の構想/5 尊皇思想の内実/6 まとめ
4 西洋の呪縛からの開放――和辻における回帰と普遍志向 (佐藤康邦)
1 序――『ニイチェ研究』の射程/2 古寺巡礼――伝統への回帰か近代の主張か?/3 『日本古代文化』――新たなる普遍への歩み
5 アジアの中の日本 (高橋文博)
1 ヨーロッパを通しての日本発見/2 世界の中の日本/3 実体としての日本/4 アジアの中の日本

III 日本論のなかでの和辻
6 日本倫理思想史の根拠
(窪田高明)
1 『鎖国』の奇妙さ/2 『鎖国』の位置/3 倫理思想史と倫理学の関係/4 日本の独立/5 倫理思想史の根拠
7 和辻倫理学と「日本」の解釈 (清水正之)
1 はじめに――日本の解釈/2 近代の学としての日本思想史の成立/3 世外教と世教――日本の「公共」性/4 和辻における日本の解釈/5 和辻における日本の解釈の一様相/6 「日本」の解釈と「西洋」の解釈/7 おわりに――和辻の先で

IV 外国人日本研究者から見た和辻
8 和辻倫理学における生と学の問題
(李 梨花)
1 人間関係と人間存在/2 人間とは何か/3 言葉論/4 むすび
9 和辻倫理学の現代的意義 (卞 崇道)
1 「風土」文化論/2 人間の学としての倫理学/3 人間的哲学
10 英米人は和辻倫理学が読めるか? (マーク・ラリモア)
1 倫理学書とはどのような書であるか/2 「日常的事実」として説得力を持っている言葉はどう訳せばいいか/3 日本語でしか把握できない「人間」性

V 和辻哲郎の今日的意義――湯浅泰雄氏を囲んで
■出席者 湯浅泰雄+黒住真+佐藤康邦+清水正之+田中久文
和辻は挫折したのか/国家神道と和辻/和辻の仏教観/『風土』の科学論的意義/西洋への抵抗/ナショナリズムと近代日本

和辻哲郎研究主要文献案内

あとがき (一九九二年二月 清水正之 田中久文)

執筆者紹介


≪編著者: ≫ 佐藤康邦 (さとう・やすくに) 1944年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。倫理学専攻。東京大学教授(を経て、東京大学名誉教授、放送大学教授)。『へ−ゲルと目的論』(昭和堂、1991年)、『絵画空間の哲学』(三元社、1992年)、『システムと共同性』〔共編著〕(昭和堂、1994年)、他。

≪編著者: ≫ 清水正之 (しみず・まさゆき) 1947年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。倫理学・日本倫理思想史専攻。東京理科大学教授(を経て、聖学院大学人文学部教授、放送大学客員教授)。『日本社会と生命倫理』〔共著〕(以文社、1993年)、H. オームス『徳川イデオロギー』〔共訳〕(ぺりかん社、1990年)、『生命と倫理』〔共著〕(『日本倫理学会論集24』慶應通信、1989年)、他。

≪編著者: ≫ 田中久文 (たなか・きゅうぷん) 1952年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。倫理学・日本倫理思想史専攻。日本大学助教授(を経て、日本女子大学人間社会学部教授)。『九鬼周造』(ペりかん社、1991年)、「構想力と形」(『精神科学』第32号、1993年)、「偶然性の倫理学」(『倫理学年報』第39集、1990年)、他。

≪執筆者: ≫ 片山洋之介 (かたやま・ようのすけ) 1940年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。倫理学・近現代思想史専攻。茨城大学教授(を経て、茨城大学名誉教授)。『現代哲学への招待』〔共著〕(有斐閣、1995年)、「言語の不安――ソシュールとデリダ」(『茨城大学人文学部紀要』、1992年)、「偶然の意味」(『実存思想論集3』、以文社、1988年)、他。

≪執筆者: ≫ 熊野純彦 (くまの・すみひこ) 1958年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。倫理学専攻。東北大学助教授(を経て、東京大学大学院人文社会系研究科教授)。「倫理学を学ぶ人のために』〔共編著〕(世界思想社、1994年)、『ヘーゲル』〔共著〕(情況出版、1994年)、『カント哲学のコンテクスト』〔共編著〕(北大図書刊行会、1997年)、他。

≪執筆者: ≫ 高橋文博 (たかはし・ふみひろ) 1948年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。日本倫理思想史専攻。岡山大学教授。『吉田松陰』〈人と思想〉(清水書院、1998年)、『近世の心身論』(ぺりかん社、1990年)、『日本思想論争史』〔共著〕(ぺりかん社、1979年)、他。

≪執筆者: ≫ 窪田高明 (くぼた・こうめい) 1947年生まれ。東京大学文学部卒業。日本倫理思想史専攻。神田外語大学教授。『王権と恋愛』(ぺりかん社、1993年)、「神道思想史における『類聚神祇本源』の位置」(『神田外語大学日本研究所紀要』2、1995年)、「神道における儀式と信仰」(『日本倫理学会論集28』慶應通信、1993年)、他。

≪執筆者: ≫ 李 梨花 (イ・イホァ) 1969年生まれ。梨花女子大学卒業(哲学)。東京大学大学院文学研究科博士課程在学中。「和辻哲郎の倫理思想における「全」と「個」の概念」(修士論文)、「倫理を夢見るものの心」(平成9年度科学研究費補助金総合研究)、他。

≪執筆者: ≫ 卞 崇道 (べん・すうどう) 1942年生まれ。国際関係学院日本語科、中国社会科学院大学院哲学研究科卒業。中国社会科学院哲学研究所研究員・同院大学院教授。『近代日本の哲学者』〔共編著〕(北樹出版、1990年)、『現代日本哲学と文化』(長春・吉林人民出版社、1996年)、『日本近代思想のアジア的意義』(農山漁村文化協会、1998年)、他。

≪執筆者: ≫ マーク・ラリモア (Mark Larrimore) プリンストン大学卒業。Ph. D. (Religion)プリンストン大学助教授。Sublime waste: Kant on the detiny of the Races.(Canadian Journal of Philosophy, special issue on“Civilization and Oppression”)

≪執筆者: ≫ 湯浅泰雄 (ゆあさ・やすお) 1925年生まれ。東京大学文学部・経済学部卒業。日本思想史専攻。桜美林大学名誉教授。『和辻哲郎――近代日本哲学の運命』(筑摩書房、1995年)、『日本古代の精神世界』(名著刊行会、1990年)、『神々の誕生――日本神話の思想史的研究』(以文社、1972年)、他。


佐藤康邦/清水正之/田中久文 編著 『甦る和辻哲郎 人文科学の再生に向けて』(片山洋之介/熊野純彦/高橋文博/窪田高明/李梨花/卞崇道/マーク・ラリモア/湯浅泰雄 執筆、叢書=倫理学のフロンティアV、ナカニシヤ出版、1999年) '12/11/16
宮川敬之 『和辻哲郎――人格から間柄へ』(再発見 日本の哲学、講談社、2008年) '11/06/23
苅部直 『光の領国 和辻哲郎』(岩波現代文庫、2010年) '11/04/22
熊野純彦 『和辻哲郎 文人哲学者の軌跡』(岩波新書、2009年) '09/11/13

和辻哲郎 『日本精神史研究』(ワイド版岩波文庫、2005年) '13/06/02
和辻哲郎 『初版 古寺巡礼』(ちくま学芸文庫、2012年) '13/05/24
和辻哲郎 『古寺巡礼』(ワイド版岩波文庫、1991年) '10/01/29
和辻哲郎 『人間の学としての倫理学』(岩波文庫、2007年) '09/04/07
和辻哲郎 『風土 人間学的考察』(ワイド版岩波文庫、1991年) '09/02/25
和辻哲郎 『孔子』(ワイド版岩波文庫、1994年) '08/11/29


ヘーゲル 『法の哲学 自然法と国家学の要綱 下巻  Grundlinien der Philosophie des Rechts, 1821 〈ヘーゲル全集9b〉』(上妻精/佐藤康邦/山田忠彰 訳、岩波書店、2001年) '12/09/26
ヘーゲル 『法の哲学 自然法と国家学の要綱 上巻  Grundlinien der Philosophie des Rechts, 1821 〈ヘーゲル全集9a〉』(上妻精/佐藤康邦/山田忠彰 訳、岩波書店、2000年) '12/09/23
坂部恵/佐藤康邦 編著 『カント哲学のアクチュアリティー 哲学の原点を求めて  Die Aktualitat der Kantischen Philosophie: Auf der Suche nach dem Anfangspunkt der Philosophie 』(黒崎政男/松山壽一/渋谷治美/小田部胤久/勢力尚雅/山根雄一郎/滝沢正之 著、ナカニシヤ出版、2008年) '12/09/21
佐藤康邦 『カント『判断力批判』と現代 目的論の新たな可能性を求めて』(岩波書店、2005年) '12/09/17
佐藤康邦 『絵画空間の哲学 思想史のなかの遠近法  Philosophie des Raums in der Malerei, 1992. 〔改装版〕』(三元社、2008年) '10/09/11
佐藤康邦 『現代を生きる哲学 '07』(放送大学教材、共通科目・人文系、放送大学教育振興会、2007年) '10/11/28
佐藤康邦 『哲学への誘い '08』(放送大学教材、基礎科目、放送大学教育振興会、2008年) '10/08/01

田中久文 『丸山眞男を読みなおす』(講談社選書メチエ、2009年) '13/06/19
田中久文 『日本の「哲学」を読み解く 「無」の時代を生きぬくために』(ちくま新書、2000年) '13/06/07

イマヌエル・カント 『純粋理性批判  Kritik der reinen Vernunft, 1.Aufl., 1781, 2.Aufl., 1787 』(熊野純彦 訳、作品社、2012年) '13/02/24
熊野純彦 『レヴィナス 移ろいゆくものへの視線』(岩波人文書セレクション、2012年) '12/12/30
熊野純彦 『カント 世界の限界を経験することは可能か』(シリーズ・哲学のエッセンス、日本放送出版協会、2002年) '12/09/28
神崎繁/熊野純彦/鈴木泉 責任編集 『西洋哲学史III 「ポスト・モダン」のまえに』(講談社選書メチエ、2012年) '12/07/15
熊野純彦 『西洋哲学史 近代から現代へ』(岩波新書、2006年) '12/06/17
熊野純彦 『西洋哲学史 古代から中世へ』(岩波新書、2006年) '12/06/14
神崎繁/熊野純彦/鈴木泉 責任編集 『西洋哲学史IV 「哲学の現代」への回り道』(講談社選書メチエ、2012年) '12/05/16
神崎繁/熊野純彦/鈴木泉 責任編集 『西洋哲学史II 「知」の変貌・「信」の階梯』(講談社選書メチエ、2011年) '12/01/05
神崎繁/熊野純彦/鈴木泉 責任編集 『西洋哲学史I 「ある」の衝撃からはじまる』(講談社選書メチエ、2011年) '12/01/01
熊野純彦 編 『近代哲学の名著 デカルトからマルクスまでの24冊』(中公新書、2011年) '11/07/14
熊野純彦 『埴谷雄高――夢みるカント』(再発見 日本の哲学、講談社、2010年) '11/04/15
熊野純彦 編 『日本哲学小史 近代100年の20篇』(中公新書、2009年) '10/02/04
熊野純彦 『差異と隔たり 他なるものへの倫理』(岩波書店、2003年) '10/01/08
熊野純彦 『ヘーゲル 〈他なるもの〉をめぐる思考』(筑摩書房、2002年) '09/12/30
熊野純彦 編 『現代哲学の名著 20世紀の20冊』(中公新書、2009年) '09/12/26
熊野純彦 『レヴィナス入門』(ちくま新書、1999年) '09/12/09
熊野純彦 『西洋哲学史 近代から現代へ』(岩波新書、2006年) '09/12/04
熊野純彦 『西洋哲学史 古代から中世へ』(岩波新書、2006年) '09/12/01
熊野純彦 『和辻哲郎 文人哲学者の軌跡』(岩波新書、2009年) '09/11/13


なかなかなかなかキブンがすぐれないのであります。ナツの暑さと湿気のせいもあるでしょう。七夕の試験がおわって、さて、どうしたものかと(あぁどうしようどうしよう無力感)、、、
だからどうにも、ていねいにじっくり読む(読みなおす)キブン、などではなく、それでも、図書館の貸出期日はくるわけです。そうして、延長をこころみようとしてwebをチェックするには、な、なんと、「予約があります。延長処理できません。」、、、ま、マジすか


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本「大阪アースダイバー  Osaka Earthdiver 」中沢新一5

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大阪アースダイバー
大阪アースダイバー  Osaka Earthdiver

○著者: 中沢新一 著・写真
○出版: 講談社 (2012/10, 単行本 322ページ)
○定価: 1,995円
○ISBN: 978-4062178129




やわらかな砂州の上に築かれた大阪。
自由な都市は、海民・渡来人を受け入れ、商業を発展させ、お笑いに革命を起こし、オバチャンを生む。

著者は、心の無意識までを含んだ四次元の地図を作成する作業の全体を、「アースダイバー」と名づけました。258万年前から現在にいたる地質の変遷を示す「第四紀地図」と考古学の発掘記録、それに現代の市街図を組み合わせて、土地のもつ「本当の姿」を明らかにしていきます。またその作業には、古代人の心の構造を教える人類学、歴史学、心理学などあらゆる知が境界を越えて動員されます。

今回その対象となるのは、大阪です。現在の大阪は5000年前にはほとんどが海面下にありました。南北に走る細長い上町台地だけが、古くからある陸地です。その南北の線を軸に、そして東の生駒山脈から発する死のパワー(ディオニュソス軸)が、東西に力を加え、その座標軸が大阪の基盤をつくっていると著者は考えます。そしてその交点にある四天王寺が大阪の中心となっています。物差しをもつ聖徳太子=太子信仰は、職人的世界のバックボーンになっています。
一方ミナミ、キタ、ナニワなど大阪の中心地は、「くらげなす」砂州の上に成立し、それゆえに浮遊する世界=都市=商業を発展させえたということになります。
大阪の古層にある、南からの海洋民、半島から到達した「海民」をキーワードに、大阪の無意識へとダイヴィングするスリリングな冒険を試みます。


≪目次: ≫
 プロローグ
 大阪アースダイビングマップ

第一部 プロト大阪
大阪を読み解く鍵を求めて
「くらげなす」土砂層の上に/大阪の見えない座標軸/二つの軸/南北に走るアポロン軸/東西に走るディオニュソス軸/河内カオスモス/西の王家の谷――百舌鳥古墳群/大阪文化の野生のルーツ/複素数都市
太陽と墳墓
ディオニュソス軸線の発見者は誰か/「スミヨシ」系の海民/渡来民たちの波/日の御子の誕生/大阪の大地の歌/太陽の子の死と再生
四天王寺物語
軍事と呪術の物部氏/玉造の怪/比類なく高い仏塔/キツツキと鷹の戦い/大阪スピリットの古層/聖徳太子と俊徳丸

第二部 ナニワの生成
砂州に育つ資本主義
商人と無縁の原理/水底から出現した島々/八十島のナニワ/ナルニワ国の物語/アジールとしての砂州/淀川河口はクグツのすみか/はじまりの商人/商品は無縁から生まれた/豊かな無縁社会/無縁社会を超える
超縁社会
ナニワのミトコンドリア戦略/負けるが勝ちや/有縁、無縁、超縁/トーテム紋章としての暖簾/座という秘密結社/お金と信用/信用とプロテスタント/信仰としての信用
船場人間学
船場の性と愛/野生のぼんち/番頭はんと丁稚どん/暗黙知はからだに叩き込む/幸之助と船場道場/甦れ、ナニワ資本主義

第三部 ミナミ浮上
日、没するところ
西方の意味/広大なネクロポリス/封印された笑いの芸能/聖なる墓守/埋葬儀礼のまわり/聖から芸人へ
千日前法善寺の神
処刑場から見世物へ/聖なるミナミ/地上からちょっとだけ離れて/自転車とパノラマ館/萬歳から漫才へ/民主的な南方の神々/ヱビスの記憶/不条理の萬歳/シャーマン・吉本せいの選択/来るべき漫才
すばらしい新世界
モダニズムの夢/新世界の精神分析/湿った通天閣/タイシとビリケン/ミナミの胎蔵界曼荼羅/荒陵に咲く花
ディープな大阪
最後の庇護の場所/見えない空間/「あいりん地区」の形成史/鳶田から釜ヶ崎へ/世界と運命の転換点/エリアクリアランス/人類型都市構造/ミナミの栄誉/ジャンジャン横丁のデュシャンたち/アンフラマンスなミナミ

 間奏曲

第四部 アースダイバー問題集
土と墳墓とラブホテル
崖地と粘土/あわいの人形/マテリアリストにしてアニミスト/恋のマテリアリズム/ホテルはリバーサイド/自由恋愛のメッカ/ラブホテルとディズニーランドの深層/ラブホと野生の思考
カマドと市場
敵が味方に変わるところ/転換の門/海に直結した魚市場/市場とスーパー
大阪の地主神
生玉神社と坐摩神社/イカスリの神/ツゲ一族の娘たち/渡辺一族の登場/水軍武士団へ/南渡辺村と北渡辺村/区別と階層差/さまよえる北渡辺村/くり返される強制移住/太鼓の村/解放運動/「同和」の未来
女神の原像
「太陽の妻」/太陽と性/不思議な神話の記憶/コリア世界との距離
コリア世界の古層と中層
生野区と平野区を掘る/猪飼野の謎/伽耶の人々の日本への移住/ものづくり大阪の土台/帝国主義の時代/壁とその解体

Appendix 河内・堺・岸和田――大阪の外縁
河内
先住民の夏至祭/死霊を渦の中に巻き込んで/古層の息づかい
北河内
宇宙船イワフネ号/河内の野生の湿原地
堺と平野(ひらの)
環濠都市の精神は生きている/ガラパゴス型都市/堺と平野――偉大なる例外者/都市のたたかい
捕鯨とだんじり――岸和田
海民の夢の時間/だんじりの運動学/だんじり=捕鯨論

エピローグにかえて
大阪アースダイバー/海民・渡来民のつくった大阪――カヤ世界のなかの大阪/黒不浄/赤不浄による職業分化/都市の構造・大阪の資本主義/谷崎潤一郎の船場、織田作の千日前/現在の大阪――資本主義と疲弊

主な文献資料
謝辞 (二〇一二年九月三日 中沢新一)


≪著者・写真: ≫ 中沢新一 (なかざわ・しんいち) 思想家、人類学者。明治大学野生の科学研究所所長。1950年山梨県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程満期退学。宗教から哲学まで、芸術から科学まで、あらゆる領域でしなやかな思考を展開する。著書に、『チベットのモーツァルト』『森のバロック』(講談社学術文庫)、『アースダイバー』(講談社)、『芸術人類学』(みすず書房)、『日本の大転換』(集英社)他多数。近著に『野生の科学』(講談社)がある。


中沢新一 『アースダイバー  Earth Diver 』(講談社、2005年) '12/11/11
中沢新一 『東方的』(講談社学術文庫、2012年) '12/11/03
中沢新一 『フィロソフィア・ヤポニカ』(講談社学術文庫、2011年) '11/11/10
クロード・レヴィ=ストロース 『パロール・ドネ  Claude Lévi-Strauss: “Paroles données”, Plon, 1984 』(中沢新一 訳、講談社選書メチエ、2009年) '10/06/20


さて、けふから(7/26〜8/3)ぼくの大学生生活七回目、四年目第一学期の単位認定試験がはじまる。四科目。
で、試験がおわったら、、、はじまるまえから、すでに、おわったそのあとのことを語る(先回りして考えている)のもオカシな話だが、、、来年度の卒業研究の申請を、すこしまえに期限ギリギリに慌てて提出した相談票(おねがい)がどうなっているのかを確認して、ジッサイ、しくみ(システム)がどうなっているのか、ブラックボックス、なにをどのようにすることが相応しいのか、ぼくにはよく分からない
それから、来学期の、来年1月末までの学習計画をたてる。履修する科目のチョイス、それから科目数。半年毎に、半年先までの目標を定める、フラッグを立てる、目星をつける。みずからの立ち位置を、方向性を傾向を詳細に点検(チェック)する。いくつかのスケールの異なるモノサシをもちいる
おおむね、段取り八分、準備が肝要


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本「人民元は覇権を握るか アジア共通通貨の実現性 (中公新書2219)」中條誠一5

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人民元は覇権を握るか - アジア共通通貨の現実性 (中公新書)
人民元は覇権を握るか アジア共通通貨の現実性 (中公新書2219)

○著者: 中條誠一
○出版: 中央公論新社 (2013/5, 新書 192ページ)
○定価: 819円
○ISBN: 978-4121022196





近年、ユーロ圏の財政・金融危機が取り沙汰される一方で、国際通貨であるドルの脆弱性もささやかれている。依然ドルの影響力が大きいアジア圏では、経済成長いちじるしい中国の人民元が、今後、基軸通貨として擡頭してくるだろう。しかし人民元の覇権は、日本経済を衰退させる危惧があるのみならず、アジア諸国の安定成長を阻害しかねない。日本の通貨戦略はどうあるべきか。アジア経済の今後を占う。


≪目次: ≫
はじめに
アジア通貨統合か、人民元圏の誕生か/日本は「人民元の脅威」にどう対応するか

第1章 アジアで、ドル基軸通貨体制は続くのか
一 ドルの不安定化と世界の経済勢力図
ブレトン・ウッズ体制の崩壊/変動相場制下でも、事実上の基軸通貨/アメリカ経済の凋落/アジアの躍進
二 基軸通貨国アメリカの特権
基軸通貨とは、どういう通貨か/特権を享受するアメリカ/「ネットワーク外部性」による慣性
三 三極基軸通貨体制の時代は到来するか
ヨーロッパでの基軸通貨の交代/「三国志」時代は来るか/アジアでの「脱・ドル」は/ドルの傘の下で、持続的発展は可能か

第2章 通貨・金融協力はどこまで進んだか
一 アジアの通貨危機の教訓
膨大な短期ドル資金の流入/アジア通貨危機の引き金/「脱・過剰なドルへの依存」
二 世界金融危機で露呈したアメリカの脆さ
踊らされた投資家/レバレッジの魔術/意外に脆く、不安定な金融システム/ドル脱却の必要性
三 ドル暴落と背中合わせの世界で
グローバル・インバランス問題とアジア/どうして、赤字を続けられるのか/「法外な特権」/薄氷を踏むドル
四 アジアの通貨・金融協力と新たな問題
投機アタックの高波に備えて/アジア債券市場の育成/通貨システムの改革/通貨システムに新たな問題発生

第3章 円と人民元の現状
一 アジア通貨の取引と為替政策・制度
小規模で、対ドル中心/「国際金融のトリレンマ論」
二 円高の荒波の中で、苦悶する日本経済
「海図なき航海」――円高デフレ/それでも円高ではない?/通貨協力こそ抜本的な解決策
三 国際化のラスト・チャンスに挑む
存在感の薄い円/円がアジアで使用されないのは/薄れつつある障害/なぜ円の国際化が必要か
四 動きはじめた人民元の国際化
過小評価からくる人民元切上げ要求/表面化しつつある矛盾/貿易取引ではじまった国際化/慎重な資本取引/オフショア市場化が期待される香港

第4章 アジア通貨統合という「壮大な夢」
一 助走段階が必要なアジア
当面の為替政策の目標/通貨バスケットの利点を生かす/G3共通通貨バスケット制
二 もの、金の交流と現地通貨化
アジア域内での経済交流の拡大/域内貿易構造の転換へ/欧米金融市場経由という現状/域内金融取引拡大と現地通貨化
三 「脱・ドル」へ
アジア通貨制度(AMS)/域内貿易・資本取引を現地通貨建てで/アジアの基軸通貨は市場が決める
四 通貨統合は、なにをもたらすか
最適通貨圏の条件/経済の一本化・同質化へ/ユーロの落とし穴/ヨーロッパを他山の石に/対等な立場に立つ責任/真の通貨統合は多大なメリットをもたらす

第5章 アジアは人民元圏になるか
一 協調への遠い道のり
「共同体」意識の乏しいアジア/多様な政策目標と厚い国家主権の壁/なにが、協調気運をもたらすか
二 通貨統合 vs. 人民元圏
中国に有利な三つの理由/人民元圏誕生の想定シナリオ/中国の「待ちの戦略」とは
三 中国が下すであろう二つの決断
中国の決断 独自戦略か、アジアでの地域協力か/シナリオ1:独自の通貨戦略/シナリオ2:アジアでの地域協力/シナリオ1と2の、大きな違い/中国の決断◆Э楊姥気鬚箸襪、通貨統合をとるか
四 人民元圏誕生はなにを意味するか
意外に関心が薄い?/中国の失敗のツケは周辺国が払う/大事なのは協力体制を築くこと

終章 日本が中流国に後退しないために
人民元圏は日本の脅威/いま動かなければ間に合わない/アジアの経済連携と円の国際化を推進せよ/通貨外交のための明確なビジョン

あとがき (二〇一三年四月 中條誠一)
参考文献


≪著者: ≫ 中條誠一 (なかじょう・せいいち) 1949年(昭和24年)、新潟県生まれ。73年、中央大学大学院経済学研究科修士課程修了。日商岩井株式会社調査室員、大阪市立大学商学部教授などを経て、96年、中央大学経済学部教授に就任。商学博士。日本国際経済学会(常任理事)、日本金融学会、日本貿易学会に所属。専門は、国際金融論、外国為替論。著書、『変動相場と為替戦略』(共著、金融財政事情研究会、1981年)、『貿易企業の為替リスク管理』(東洋経済新報社、1990年)、『ゼミナール 為替リスク管理』(有斐閣ビジネス、1996年、99年、新装)、『東アジアの地域協力と経済・通貨統合』(共編著、中央大学出版部、2,011ねん、『アジアの通貨・金融協力と通貨統合』(文眞堂、2011年)、『現代の国際金融を学ぶ』(勁草書房、2012年)ほか。



あぁ、コミニュケーションって、むつかしい
「バリカンボウズ525円」のポップ(掲示広告)につられて、すこしまえからチェックしていた、平日の午後3時まで限定、おとなり駅の駅前のスーパーがあるビルにある美容室に、おそるおそるチャレンジした。これまでのボウズは840円だった。▲315円。
おおむね、安いものにはワケがある、それなりにそれなり。細かいことを気にせずに、要求しすぎないように、期待せずに、、、
すこし気恥ずかしいのは、伸びたボウズ(前回5mm、5/21)の冴えない中年男のぼくの、美容院という場にたいする違和感であり、お値段勝負の企画に便乗しているスケベ根性にたいしてであり、そんなこんなをいちいち考えをめぐらすことのメンドクサさであり、、、
オーナーらしき壮年の男性がさいしょに応対してくれたのですこし油断したか。じっさい、店員はふたりで、すでに先客がふたり。1時間後に、と言われて、1時間後に出直した。ちょうど持ち合わせた本の読書の時間に好適だった。で、ぼくのバリカンボウズは女性店員が対応することに。
ぼくのオーダーは「短く」。ぼくとしては5mmか4mmくらいにするつもりだった。たしか、その旨を伝えた。そうしたところ、「8mmがいちばん短いんです」と女性店員に言われた。「(まぁ床屋じゃなくて美容院だからかなぁ)、じゃぁそれで!」と。あとからふりかえるには、「スキンヘッド」みたいになる、ようなことを言われたかもしれない。その時はあまり気にも留めなかったのだが、、、
ぼくは近眼(0.04とか)で、眼鏡をはずすと、なにも見えない、足元も見えないから歩くことも怖いくらい。だから、カット(バリカンボウズ)の様子は、じっさい鏡に映っているのだけれども、まるで見えてないから、よく分からない。店員さんに話しかけられると、視点を焦点をどうしたものかと迷うことから、それから、ジッサイまるで見えてない現実は気分が優れるものではないことから、おおむね目を閉じてしまう。
でも、なにか気になる。ふつう頭は髪の毛が黒いものだが、心なしか、黒さが足りない気がする、白っぽい気がする。
おそるおそる店員さんに声をかける。「もしかして、、、ぼくは眼鏡がないと、なにも見えないのだけれども、、、8mmじゃなくて、0.8mm??、もしかして?!」、、、その後に、どのような受け応えがあったのか、すでに記憶が定かではないのだが、、、「まぁ、すぐ伸びるから、まぁいいですよ」と
無精ヒゲの方が、毛が長い


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本「天皇と中世の武家 (天皇の歴史04)」河内祥輔/新田一郎5

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天皇と中世の武家 (天皇の歴史)
天皇と中世の武家 (天皇の歴史04)

○著者: 河内祥輔新田一郎
○出版: 講談社 (2011/3, 単行本 390ページ)
○定価: 2,730円
○ISBN: 978-4062807340




Tenno in Japanese History


源平の争乱に始まる中世に重視されたのは、父子一系で繋がる一筋の皇統=正統(しょうとう)であった。頼朝は正統の天皇を護るために武家を創り、幕府が後鳥羽上皇と戦ったのも朝廷再建のためだった。室町時代、事実上の院政を執った三代将軍義満など、中世の天皇と武家の役割を究明し、古典を鑑として秩序を求めた人々の営為を明らかにする。


■幕府なくして朝廷は立たず、朝廷なくして幕府は立たない
19世紀半ば過ぎに明治維新が起き、幕府は滅亡しました。このとき、幕府とともに朝廷が解体、消滅したという事実を見逃してはいけません。ここまで朝廷は実に1500年も存続してきたわけです。その前半の800年は単独で政治支配し、後半の700年近くは幕府とともに支配しました。幕府は鎌倉幕府、室町幕府、徳川幕府と興亡を重ねても、朝廷は生き続け、最後は幕府とともに消滅した。つまり、幕府なくして朝廷は立たず、朝廷なくして幕府は立たないという朝廷・幕府体制が、中世・近世の日本史の特徴だったのです。

■鶴岡八幡宮を内裏に見立てた頼朝の朝廷・幕府構想とは
1180年、後白河上皇を幽閉した平清盛打倒のために伊豆で挙兵した源頼朝。石橋山で平家に敗れたものの安房に逃れて板東の反清盛勢力を糾合、東京湾岸沿いに進軍して鎌倉に本拠を構えます。頼朝は鎌倉入りと同時に八幡社を北山の麓に移建し、鶴岡八幡宮社殿を造営、南に延びる若宮大路も造ります。当時、八幡神は応神天皇がこの世に現れた神と信じられ、朝廷の守護神として信仰されていました。つまり、頼朝は鶴岡八幡宮を内裏に見立て、遠い都の天皇のかわり八幡神をまつり、朱雀大路のような参詣路を造って鎌倉を朝廷再建の根拠地としたと考えられるのです。これが700年の朝廷・幕府体制の始まりです。

■後醍醐天皇の決断と南北朝を合一させた義満の政治力
父子一系で繋がる一筋の皇統=正統が重視された中世では、天皇は自らの子に譲位することに全精力を傾けました。持明院統と大覚寺統で皇統が対立するなか、後醍醐天皇が鎌倉幕府打倒を決意したのも自らの子の立太子を拒否されたからです。以後、約60年も南北に分裂した朝廷を合一したのは室町幕府三代将軍の足利義満でした。南朝・後亀山天皇から北朝・後小松天皇への譲位という形で合一を実現できた背景には、後小松天皇の准母に自らの夫人を据え、上皇に準ずる待遇を受けていた義満の権勢があったのです。

■乱世だからこそ鑑とされ、追求された「古典の世界」
南北朝時代には『源氏物語』が代表的な古典として重視され、後醍醐天皇の代には『源氏物語』に範をとった催事もありました。後に天皇の准父として権勢をふるった足利義満は光源氏に自己を投影していたともいわれます。乱世こそ古典が鑑とされ、その古典的世界の中心にあったのが天皇と朝廷です。応仁の乱後の混乱で即位礼が出来なかった後柏原天皇が、21年も経て挙行したのも、公事再興によって理想の古典世界を再現しようと執念を燃やしたからにほかなりません。朝廷の行事再興に援助を惜しまなかった戦国大名のなかから、やがて織田信長が台頭してくるのです。

講談社創業100周年記念企画
特集ページ http://bookclub.kodansha.co.jp/books/tennou/


≪目次: ≫
カラー口絵・写真
鶴岡八幡宮を内裏に見立てた源頼朝/武家と闘った天皇・後醍醐/権力者義満、後小松天皇/古典を鑑とする世界

第一部 鎌倉幕府と天皇 (河内祥輔)
はじめに
第一章 平安時代の朝廷とその動揺
 1 再建される朝廷
長い平安な時代/安定期と不安定期の反復/「正統(しょうとう)」の天皇/朝廷再建運動
 2 院政と摂関
後三条天皇の院政/院政とは何か/白河天皇の院政/鳥羽天皇の院政
 3 動揺のはじまり
中世への入り口/近衛天皇の死/鳥羽法皇の死/崇徳上皇の反発/保元の乱へ/乱はなぜ起きたか
 4 平治の乱から後白河院政へ
信西の横死/公教の反白河運動/平治の乱とは何か/摂関家の復帰/朝廷再建運動の変質/後白河院政の成立
第二章 朝廷・幕府体制の成立
 1 治承三年の政変
摂関家をめぐる暗雲/後白河上皇と清盛の関係/清盛の決起/後白河上皇の幽閉/清盛の朝廷再建運動
 2 寺院大衆の「アジール」運動
大衆の後白河救出作戦/「アジール」運動/以仁王事件/「アジール」運動の挫折/以仁の檄文
 3 頼朝勢力の出現
蜂起の奇跡的成功/後白河上皇を護れ/鎌倉の八幡社/鎌倉の都市計画と鶴岡八幡宮/八幡信仰と坂東武士
 4 頼朝勢力の勝利
内乱の展開/後白河上皇との交渉/以仁の檄の破棄/義仲勢力の敗因
 5 幕府への転生
頼朝の摂政更迭要請/義経事件と奥州藤原氏/頼朝の朝廷再建運動/幕府とは何か/御家人制の性格/守護・地頭制度の確立
第三章 後鳥羽院政と承久の乱
 1 後鳥羽天皇の治世
後鳥羽天皇と皇位継承問題/「正統」の確立/親幕府貴族の復活/摂関家の分立/後鳥羽院政体制
 2 承久の乱の勃発
実朝暗殺事件と宮将軍計画の挫折/摂家将軍の実現と暗雲/慈円の歴史論と摂家将軍論/承久の乱の原因/親幕府貴族の分裂/九条道家の懐柔/後鳥羽上皇の幕府再建運動
 3 幕府の勝利
『吾妻鏡』の史料批判/事件勃発時の鎌倉の情況/京攻め作戦の採用/即時出陣作戦の採用/京攻めの成功/天皇の廃位と流罪
 4 幕府の朝廷再建運動
義時の不安と広元の確信/慈円の朝廷再建運動理論/貴族の思想が武士を導く/慈円構想の限界/守貞親王の擁立/朝廷・幕府体制の新段階
第四章 鎌倉時代中・後期の朝廷・幕府体制
 1 承久の乱後の朝廷
近衛家中心の体制/後堀河天皇をめぐる動向/守貞系皇統の脆弱性/後堀河天皇と九条道家の関係/後堀河天皇死後の朝廷
 2 幕府の対朝廷政策
天皇制存続政策と土御門上皇/皇位継承有資格者の確保/三上皇の帰京問題/帰京運動の挫折
 3 後嵯峨天皇の時代
後嵯峨天皇の擁立/貴族と幕府の食い違い/北条泰時の主導的役割とその死/九条道家主導の朝廷/幕府における泰時路線の継承/北条時頼の執権就任/経時の死と道家・頼経の失脚/時頼路線の確立と宮将軍/将軍宗尊の更迭
 4 皇統分裂問題と幕府の倒壊
後嵯峨上皇の死とその遺志/「正統」を決めない事情/亀山上皇「正統」への道/幕府の変質と「正統」の混迷化/大覚寺統による天皇・皇太子の独占/後宇多上皇の皇位継承戦略/後宇多上皇の死と対立の激化/後醍醐天皇の倒幕運動/後醍醐天皇と朝廷・幕府体制

第二部「古典」としての天皇 (新田一郎)
第一章 朝廷の再建と南北朝の争い
 1 朝廷の再建と「室町幕府」の成立
建武式目/朝廷の再建/「武家」を迎える京都社会/武家の再定義と、鎌倉の古典化
 2 古典の再発見
伝統の古典化/正平一統の後の北朝再建/天皇をめぐる儀礼の整備と二条家の位置づけ
 3 幻の内裏空間
内裏の変遷/里内裏の儀礼空間/南朝の存立の困難
 4 南朝代々
後村上天皇/長慶天皇から後亀山天皇へ/「南北朝の争い」の構造
第二章 足利義満の宮廷
 1 公家としての義満
京都人義満/二条良基の思惑/後円融の抵抗と挫折
 2 武家の位置づけ
エージェントとしての武家/京都の地政学的位置
 3 南朝の接収
合一へ向けた交渉/合一の条件と実際/合一の舞台裏事情/合一後の旧南朝方
 4 日本国王と天皇
「日本国王」の登場/日本をめぐる国際環境/三宝院満済の「王」観/政治言語空間の分節へ
第三章 「天皇家」の成立
 1 足利義満の遺産
足利義持の嗣立と義嗣の排除/「室町殿」の再定義/義満と義持/もう一人の遺産相続人
 2 後南朝の影
後南朝のはじまり/天皇の影
 3 伏見宮家の成立
後花園天皇の践祚/直系への収束/後花園天皇の位置づけ/「伏見宮家」の成立と天皇家直系
 4 権威の構造
「将軍」のディレンマ/武家官途の効用/武家故実の形成/「権威」の構造
第四章 古典を鑑とした世界
 1 家業の変質
『公武大体略記』/中世と近世のあいだ/家業の条件変化
 2 公事体制の解体
応仁の乱/武家の解体/朝廷の解体
 3 公家の在国
公家の在国/裸の天皇家
 4 古典の流布と卑俗化
故実の流布/世界を緩やかに同期する仕掛け/古典の流布と卑俗化/異朝の証文
終章 近世国家への展望
 1 繰り返される再生
武家の再建へ向けて/天皇の役割
 2 カミの末裔
賀茂在昌の改宗/現世的存在としての「カミ」

参考文献
年表 (西暦1045年〜西暦1573年)
天皇系図
索引


カバー写真: 錦御旗 永青文庫蔵

【編集委員】 大津 透河内祥輔藤井讓治藤田 覚
講談社創業100周年記念企画 「天皇の歴史」 全10巻


≪著者: ≫ 河内祥輔 (こうち・しょうすけ) 1943年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。北海道大学教授を経て、法政大学教授、北海道大学名誉教授。専攻は日本中世史。主な著書に『日本中世の朝廷・幕府体制』(吉川弘文館)、『保元の乱・平治の乱』(吉川弘文館)、『中世の天皇観』(山川出版社)などがある。本シリーズ編集委員。

≪著者: ≫ 新田一郎 (にった・いちろう) 1960年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。専攻は、日本法制史・中世史。東京大学教授。主な著書に『日本中世の社会と法』(東京大学出版会)、『日本の歴史11 太平記の時代』(講談社)、『中世に国家はあったか』(山川出版社)、『相撲の歴史』(講談社学術文庫)などがある。


新田一郎 『相撲の歴史』(講談社学術文庫、2010年) '11/04/14
新田一郎 『太平記の時代』(日本の歴史11、講談社学術文庫、2009年) '11/03/27

佐々木恵介 『天皇と摂政・関白』(天皇の歴史03、講談社、2011年) '13/04/21
吉川真司 『聖武天皇と仏都平城京』(天皇の歴史02、講談社、2010年) '13/03/24
大津透 『神話から歴史へ』(天皇の歴史01、講談社、2010年) '13/02/03



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本「世界史の叡智 勇気、寛容、先見性の51人に学ぶ (中公新書2223)」本村凌二5

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世界史の叡智 - 勇気、寛容、先見性の51人に学ぶ (中公新書)
世界史の叡智 勇気、寛容、先見性の51人に学ぶ (中公新書2223)

○著者: 本村凌二
○出版: 中央公論新社 (2013/6, 新書 221ページ)
○定価: 861円
○ISBN: 978-4121022233





古代ローマには、人はいかに考え、ふるまうべきかを示す規範が存在した。この「父祖の遺風」(mos maiorum)に沿って我が子を教育することは、ローマの人々、とりわけ貴族階層の父親にとって何より重要だった。古代史家である著者は、父祖の遺風を重んじたローマ人にならい、歴史をひもといて古今東西の事例を渉猟。古代エジプトのファラオから戦後日本の国民的スターまで、現代の日本人が知っておきたい五一人の生涯と事績を紹介する。


≪目次: ≫
はじめに――世界史の風景

I
アクエンアテン (Akhenaten) ――ツタンカーメンとその父の相克 (2012.08.09)
ペイシストラトス (Peisistratos) ――アナーキー状況を制した僭主 (2013.03.14)
デモステネス (Dēmosthénēs) ――小国を糾合した大弁論家 (2012.11.15)
荊軻 (Jīng Kē、けい か) ――胆力もかなわぬ「刺客」とは (2012.06.28)
ハンニバル (Hannibal) ――古代最大の名将の教訓 (2013.02.14)
大カトー (Marcus Porcius Cato Censorius) ――ローマの強さを作った教育方針 (2012.04.05)
カエサル (Gaius Julius Caesar) ――英雄は人質事件にどう臨んだか (2013.01.24)
クラウディウス (Tiberius Claudius Nero Germanicus) ――誹謗中傷に泣いた名皇帝 (2012.10.18)
セネカ (Lucius Annaeus Seneca) ――無欲を説いた金満哲学者 (2012.12.13)
ハドリアヌス (Publius Aelius Hadrianus) ――人気がなかった名皇帝 (2012.05.03)
曹操 (Cáo Cāo、そう そう) ――文武両道、「中国のカエサル」 (2013.03.21)
テオドラ (Theōdora) ――東ローマを支えた女傑の皇妃 (2013.03.28)
ハルシャ・ヴァルダナ (Harṣa-Vardhana) ――乱世インドのカリスマ君主 (2013.03.07)

II
馮道 (Féng Dào、ふう どう) ――変節漢か救国の政治家か (2012.10.25)
ウラディミル一世 (Vladimir Sviatoslavich) ――国教を酒で決めたロシアの祖 (2012.09.06)
アベラール (Pierre Abélard) ――師と弟子の「ただならぬ」関係 (2012.07.05)
ヌール・アッディーン (Nūr al-Dīn Maḥmūd) ――戦争より復興を選んだ名君 (2012.05.10)
西行 (さいぎょう) ――諦観の裏に去就の葛藤 (2012.04.12)
フリードリヒ二世 (Friedrich II) ――宗教対立を超えた無血十字軍 (2013.01.10)
アル=カーミル (al-Kāmil) ――異教徒との共存を選んだスルタン (2013.01.17)
バール・サウマーBar ṣaumā) ――東洋の「マルコ・ポーロ」 (2012.11.08)

III
鄭和(Zhèng Hé、てい わ) ――「大航海時代」に先駆けた宦官 (2012.08.02)
エラスムス (Desiderius Erasmus) ――体制内批判に徹した大学者 (2012.09.27)
ラス・カサス (Bartolomé de las Casas) ――人道主義者の先見の明 (2012.10.04)
王直 (Wáng Zhí、おう ちょく) ――倭寇の大頭目となった漢人 (2012.11.22)
李舜臣 (I Sun-sin、イ・スンシン、り しゅんしん) ――李氏朝鮮を救った名将 (2012.05.31)
マザラン (Jules Mazarin) ――王政フランスの全盛期を導く (2012.10.11)
保科正之 (ほしな まさゆき) ――会津の名君が遺した教え (2013.02.21)
フリードリヒ・ヴィルヘルム (Friedrich Wilhelm) ――強国プロイセンの礎を築く (2012.11.29)
シヴァージー (Shivājī) ――ヒンズー・ナショナリズムの英雄 (2012.06.14)
康熙帝 (Kāng xī dì、こうきてい) ――国際法を理解した中国皇帝 (2012.04.26)
オランプ・ド・グージュ (Olympe de Gouges) ――革命に散った女権論の先駆者 (2012.08.23)

IV
ダービー卿 (Edward Smith Stanley, 12th Earl of Derby) ――馬で名を残した英国貴族 (2012.05.24)
林則徐 (Lín Zéxú、りん そくじょ) ――海外に目を開いた愛国者 (2012.12.27)
バイロン (George Gordon, 6th Baron Byron) ――ギリシャ独立に身を投じた詩人 (2012.06.21)
オスマン (Georges-Eugène Haussmann) ――現代パリを作り上げた男 (2012.04.19)
カブール (Camillo Benso, Conte di Cavour) ――近代イタリアの建設者 (2012.09.20)
スティーブン・ダグラス (Stephen Arnold Douglas) ――リンカーンの高潔な好敵手 (2013.02.07)
クルティウスErnst Curtius) ――近代五輪成立の陰の立役者 (2012.07.26)
カーネギー (Andrew Carnegie) ――「鉄鋼王」のスコットランド魂 (2012.11.01)
明治天皇 (めいじてんのう) ――大帝、自己変革の許容心 (2012.12.06)
チュラロンコン (Chulalongkorn) ――近代化でタイの独立を守った名君 (2012.08.16)
ホセ・リサール (José Rizal) ――フィリピン独立の悲劇の英雄 (2012.09.13)
金玉均 (Kim Ok-Kyun、キム・オッキュン、きん ぎょくきん) ――「朝鮮の坂本龍馬」の孝心 (2013.01.31)
ウィルソン (Thomas Woodrow Wilson) ――現実と苦闘した理想主義者 (2013.02.28)
新渡戸稲造 (にとべ いなぞう) ――「国際人」と「愛国者」の狭間で (2012.08.30)
山田わか (やまだ わか) ――母性を重んじた婦人運動家 (2012.05.17)
シューマン (Robert Schuman) ――歴史に学んだEUの父 (2012.12.20)
ジョージ六世 (George VI) ――吃音を克服した努力の国王 (2012.07.19)
マイルス・デイビス (Miles Davis) ――二十世紀音楽の最高峰 (2012.06.07)
石原裕次郎 (いしはら ゆうじろう) ――没後四半世紀、その大きさを偲ぶ (2012.07.12)

参考文献


※本書は、『産経新聞』朝刊のコラム「世界史の遺風」(毎週木曜日掲載)のうち、第一回(2012年4月5日)から第五一回(2013年3月28日)までをまとめたものである。各項の本文の末尾には新聞掲載日を略記した。また、書籍化にあたって加筆をほどこし、「はじめに」を付した。


≪著者: ≫ 本村凌二 (もとむら・りょうじ) 1947年(昭和22年)、熊本県に生まれる。一橋大学社会学部卒業。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。東京大学名誉教授。博士(文学)。専攻、古代ローマ史。『薄闇のローマ世界』でサントリー学芸賞、『馬の世界史』でJRA賞馬事文化賞を受賞。2008年、一連の業績に対し、地中海学会賞を受賞。著書、『薄闇のローマ世界』(東京大学出版会)、『古代ポンペイの日常生活』 (講談社学術文庫)、『ギリシアとローマ』(共著、「世界の歴史」5、中公文庫)、『ローマ人の愛と性』(講談社現代新書)、『馬の世界史』(講談社現代新書)、『多神教と一神教』(岩波新書)、『地中海世界とローマ帝国』(「興亡の世界史」4、講談社)、『帝国を魅せる剣闘士』(山川出版社)、『ローマ人に学ぶ』(集英社新書)、『古代ローマとの対話』(岩波現代文庫)ほか。

本村凌二 『古代ローマとの対話 「歴史感」のすすめ』(岩波現代文庫、2012年) '13/01/16
本村凌二 『ローマ人に学ぶ』(集英社新書、2012年) '13/01/10
本村凌二/中村るい 『古代地中海世界の歴史』(ちくま学芸文庫、2012年) '12/12/02
本村凌二 『多神教と一神教 古代地中海世界の宗教ドラマ』(岩波新書、2005年) '11/08/20
本村凌二/高山博 編著 『地中海世界の歴史 古代から近世 '09』(放送大学教材、共通科目;一般科目・人文系、放送大学教育振興会、2009年) '10/12/28
本村凌二 『古代ポンペイの日常生活』(講談社学術文庫、2010年) '10/11/02



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本「憲法の円環  circus constitutionis 」長谷部恭男5

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憲法の円環
憲法の円環  circus constitutionis

○著者: 長谷部恭男
○出版: 岩波書店 (2013/5, 単行本 280ページ)
○定価: 4,200円
○ISBN: 978-4000227919




法は実践理性においてどのような役割を果たしているのか。その問いへの探究から、「国民代表」の意義や司法権・違憲審査の果たすべき役割をめぐる考察へ。現代的課題と原理的問題の探究とが円環をなす、長谷部憲法学の真骨頂。


≪目次: ≫
はしがき (2013年3月 Y. H. )


I 実践・法・正義

第1章 アンドレイ・マルモアの社会慣行論
 1. 偏在する慣行
 2. 慣行による調整問題の解決
 3. あらゆる慣行は調整問題の解決手段か
 4. 認定のルールと構成的慣行
 むすび――3歩進んで2歩下がる

第2章 アラステア・マッキンタイアにおける実践と政治
 はじめに
 1. 情緒主義、プライヴァシー、認識と実践の峻別
 2. アリストテレスかニーチェか
 3. 近代国家、公共財、共通善
 4. マッキンタイアにおける「政治」の可能性
 5. 憲法学はマッキンタイアから何を学び得るか

第3章 法・権利・財産――ミシェル・ヴィレイの法思想に関する覚書
 はじめに
 1. 図式的要約
 2. 権利観念の不在
 3. オッカムによる権利観念の確立
 4. 人権の抽象性・非現実性

第4章 カントの法理論に関する覚書
 1. 人間性というねじ曲がった素材
 2. 定言命法
 3. 決疑論
 4. 道徳的判断の多様性と法的判断の一義性
 5. 人々の自由を両立させる法
 6. 法義務の区分
 むすび


II 民主政と全国民の代表

第5章 日本における法治国概念の継受――行政法学での縮減と憲法学での拡張
 1. 法治国の縮減
 2. 美濃部の法治国
 3. 法治国の黄昏
 4. 法治国の拡張
 むすび

第6章 国民代表の概念について
 はじめに
 1. ラーバントのドイツ帝国国制論
 2. 代表であるか否かが問題
 3. ケルゼンの民主政論

第7章 世代間の均衡と全国民の代表
 はじめに
 1. プープル主権とナシオン主権
 2. 伝統的図式への批判
 3. 「全国民」の意思はいかに形成されるべきか
 4. 将来世代を含めた全国民の代表
 5. 選挙は民主主義のすべてではない
 6. 国民の意思、国民の審判

第8章 比較の中の内閣法制局
 1. 機械的法適用観とモンテスキュー
 2. モンテスキュー・法の支配・自由の保障
 3. イギリスの法務総裁
 4. CIAの拷問
 むすび


III 司法権と違憲審査

第9章 多元的民主政観と違憲審査――オルソン流集合行為論再考
I Carolene Products 判決
 1. 連邦最高裁の戦略
 2. Carolene Products を超えて
II オルソン流集合行為論
 1. 集団の規模
 2. 選挙と政治活動
III 内在する緊張関係
V 影響は無視しうるか?
 1. 選挙の場合
 2. 選挙以外の場合
V 憲法学への含意
 1. 「選挙の結果に及ぼす影響力」の平等
 2. 誰の利益を保護すべきか
 3. 経済活動規制の違憲審査
 4. 誤った認識をしている人々の保護?

第9章補論 木村草太『憲法の急所』(羽鳥書店、2011)

第10章 1人別枠方式の非合理性――平成23年3月23日大法廷判決について
 はじめに
 1. 事実関係の概要
 2. 法廷意見の概要
 3. 検討

第10章補論 投票価値の較差を理由とする選挙無効判決の帰結
 はじめに
 1. 解散権に関する司法審査と選挙無効訴訟
 2. 事情判決の法理
 3. 選挙無効判決の帰結

第11章 憲法判例の権威について
 1. 判例の拘束力
 2. ブランダイスの反対意見
 3. 憲法判例の権威
 むすび

第12章 裁判官の良心・再訪
 はじめに
 1. 客観的良心説と主観的良心説
 2. 不適切な前提
 3. ケルゼンの影響?
 4. 法と道徳
 5. ハートとドゥオーキン
 6. 客観的良心の行方

第13章 司法権の概念――「事件性」に関する覚書
 はじめに
 1. 「事件性」と「「法律上の争訟」
 2. 「事件性」はいかなる意味で憲法上の要求か?
 3. 司法権はどこまで拡張し得るのか――佐藤幸治教授の場合
 4. 司法権はどこまで拡張し得るのか――高橋和之教授の場合
 5. 概念を支える背景へ

第14章 表現活動の間接的・付随的制約
 1. 表現の内容規制と内容中立規制
 2. 表現活動の間接的・付随的制約
 3. 日本における間接的・付随的規制論の適用
 むすび――伊藤正己判事の警告を真剣に受け止める

第14章補論 政党機関紙配布事件判決
 1. 判例の概要
 2. 千葉勝美裁判官の補足意見
 3. 合理的関連性基準の行方

初出一覧
事項索引
判例索引


≪著者: ≫ 長谷部恭男 (はせべ やすお) 1956年生。1979年東京大学法学部卒業。東京大学法学部教授。専攻:憲法学。主要著作:『権力への懐疑――憲法学のメタ理論』(日本評論社、1991年)、『憲法学のフロンティア』(岩波書店、1999年)、『比較不能な価値の迷路――リベラル・デモクラシーの憲法理論』(東京大学出版会、2000年)、『憲法と平和を問いなおす』(ちくま新書、2004年)、『憲法とは何か』(岩波新書、2006年)、『憲法の理性』(東京大学出版会、2006年)、『憲法の境界』(羽鳥書店、2009年)など。

長谷部恭男 『憲法とは何か』(岩波新書、2006年) '13/07/01
長谷部恭男 『憲法のimagination  Écrits imaginatifs de droit constitutionnel 』(羽鳥書店、2010年) '13/06/26
長谷部恭男 『憲法入門  An Introduction to Constitutional Law 』(羽鳥書店、2010年) '13/06/01
長谷部恭男 『法とは何か 法思想史入門』(河出ブックス、河出書房新社、2011年) '13/05/27
長谷部恭男 『続・Interactive憲法  The Life and Opinions of Professor B, the Constitutional Conversationnist, Vol. 2 』(法学教室Library、有斐閣、2011年) '13/05/20
長谷部恭男 『憲法と平和を問いなおす』(ちくま新書、2004年) '13/05/13
長谷部恭男 『Interactive憲法  The Life and Opinions of Professor B, the Constitutional Conversationnist 』(法学教室Library、有斐閣、2006年) '13/05/09



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本「代表質問 16のインタビュー (朝日文庫)」柴田元幸5

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代表質問 16のインタビュー (朝日文庫)
代表質問 16のインタビュー (朝日文庫)

○著者: 柴田元幸
○出版: 朝日新聞出版 (2013/7, 文庫 413ページ)
○定価: 1,029円
○ISBN: 978-4022647108



Sixteen Interviews


村上春樹やバリー・ユアグローに創作の秘密を聞き、沼野充義と米露の文学について語り合う。ジョン・アーヴィングには架空取材を試み、内田樹からは村上春樹作品の意義を教わる――。読めばフィクションがもっと好きになる! 目から鱗の、文学者インタビュー集。 《解説・福岡伸一


≪目次: ≫
I ちょっと短めに
★テス・ギャラガー(Tess Gallagher)/生と死はつながっている
 (『マリ・クレール』1991年2月号)
★ベン・カッチャー(Ben Katchor)/僕の漫画はもっぱら経済のことを描いている
 (『インビテーション』2003年6月号)
リチャード・パワーズRichard Powers)/パワーズ、村上春樹を読む
 (『アエラ・イングリッシュ』2006年7月号)
ケリー・リンクKelly Link)/われわれはどこまでゾンビか
 (『アエラ・イングリッシュ』2008年1月号)
★スチュアート・ダイベック(Stuart Dybek)/小説は挫折した詩、あるいは詩のDNAを隠している
 (2008年9月25日、東京大学本郷キャンパス法文2号館にて)

II じっくり何度も話しました
村上春樹Haruki Murakami)/『キャッチャー・イン・ザ・ライ』を語る
 (『出版ダイジェスト』1907号、2003年3月11日)
★村上春樹/一九八九年の村上春樹
 (『ユリイカ/村上春樹の世界』1989年6月臨時増刊号)
★バリー・ユアグロー(Barry Yourgrau)/夢、ヤクザ映画、子供の目
 (2002年12月1日、青山ブックセンター本店にて/『新潮』2003年3月号)
★バリー・ユアグロー/桜とヤクザのいる風景
 (『飛ぶ教室』8号 2007年冬)
ロジャー・パルバース(Roger Pulvers)/英日狂演滑稽対談
 (『五行でわかる日本文学 英日狂演滑稽五行詩(リメリック)) There was an Oid Pond with Frog and other literary limericks 』刊行記念特別対談/進行・編集、研究社編集部・金子靖)
★ロジャー・パルバース/神のいらない時代のバイブル・ストーリーズ
 (『すばる』2008年2月号)

III 日本でいろんな人たちと
古川日出男(Hideo Furukawa)/古川日出男という現象は運動体である
 (『文藝』2007年秋号)
沼野充義(Mitsuyoshi Numano)/トランス・アトランティック・ドストエフスキー
 (『ユリイカ』2007年11月号)
内田樹(Tatsuru Uchida)/『村上春樹にご用心』をめぐって
 (2007年10月21日、青山ブックセンターにて)
岸本佐知子(Sachiko Kishimoto)/柴田訳の秘密
 (『文藝』2009年春号)

IV じつはインタビューじゃないインタビュー
ジョン・アーヴィングJohn Irving)/アーヴィングはこう語った……と思う、たぶん――柴田元幸・構成 架空インタビュー
 (『ユリイカ』1989年12月号)

あとがき (二〇〇九年五月十二日 柴田元幸)
解説/福岡伸一(ふくおか しんいち/生物学者)


※本書は二〇〇九年七月、新書館より刊行されたものです。


≪著者: ≫ 柴田元幸 (しばた もとゆき) 1954年東京都生まれ。東京大学文学部教授、翻訳家。92年『生半可な學者』で講談社エッセイ賞、2005年『アメリカン・ナルシス』でサントリー学芸賞、10年トマス・ピンチョン『メイスン&ディクスン』で日本翻訳文化賞を受賞。著書に、『つまみぐい文学食堂』『生半可版 英米小説演習』『翻訳教室』など。訳書に、スチュアート・ダイベック『シカゴ育ち』、J・D・サリンジャー『ナイン・ストーリーズ』、レベッカ・ブラウン『犬たち』、ポール・オースター『オラクル・ナイト』、バリー・ユアグロー『真夜中のギャングたち』、アーネスト・ヘミングウェイ『こころ朗らなれ、誰もみな』など多数。


柴田元幸/沼野充義/野崎歓 編著 『文学の愉しみ '08』(若島正/小谷真理 著、放送大学教材;共通科目・人文系、放送大学教育振興会、2008年) '10/12/05
工藤庸子/大石和欣 編著 『世界の名作を読む '07』(沼野充義/柴田元幸/池内紀 著、放送大学教材:基礎科目、放送大学教育振興会、2007年) '10/11/26
国際交流基金企画、柴田元幸/沼野充義/藤井省三/四方田犬彦 編 『世界は村上春樹をどう読むか  A Wild Haruki Chase 』(文春文庫、2009年) '10/11/14
柴田元幸 『翻訳教室  Lectures on Literary Translation, from English to Japanese, 2006 』(新書館、2006年) '10/01/27
ポール・オースター 『ティンブクトゥ  Timbuktu, 1999 』(柴田元幸 訳、新潮社、2006年) '07/11/24
柴田元幸 編訳 『紙の空から』(晶文社、2006年) '07/06/14



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本「新・ローマ帝国衰亡史 (岩波新書1426)」南川高志5

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新・ローマ帝国衰亡史 (岩波新書)
新・ローマ帝国衰亡史 (岩波新書1426)

○著者: 南川高志
○出版: 岩波書店 (2013/5, 新書 240ページ)
○定価: 798円
○ISBN: 978-4004314264




ローマ人、とは、なに(者)であるのか?、とは、きわめて現代的な問い、でもあろう


地中海の帝国と言われるローマ帝国は、実は「大河と森」の帝国だった? 衰亡の最大原因とされる「ゲルマン民族」は存在しなかった? あの巨大な帝国は、わずか三〇年で崩壊した? ――歴史学の最新の知見から〈二一世紀の衰亡史〉を語り、栄えた国が衰えるとはどういうことか、国家とはそもそも何なのかを考えさせる、刺激的な一書。
 

≪目次: ≫
地図 「帝国最盛期、トラヤヌス帝治世(98〜117年)末期のローマ帝国」

序章 21世紀のローマ帝国衰亡史
ローマ帝国の衰亡と衰亡史/「衰亡」から「変容」へ/本書の課題

第一章 大河と森のローマ帝国――辺境から見た世界帝国の実像
西洋古代文明と地中海/アルプスの向こうへ/アウグストゥスと領土拡大/ライン川流域の征服/ドナウ川流域の征服/ブリテン島のローマ領/帝国支配の様式/軍隊の役割/イタリアを凌ぐ属州の発展/限りない帝国/「ゾーン」としての「国境」/ローマ市民権を得た人々/「新しいローマ人」/ローマ人としての自己認識/有力者との共犯関係/「ローマ化」の実態/歴史認識の力/帝国の「外」の住民たち/内外の交流/「ゲルマン人」とは誰か

第二章 衰退の「影」――コンスタンティヌス大帝の改革
三世紀の危機/「三世紀の皇帝」/統治階層の変化/元老院議員が再び政治へ/父の副帝即位/帝国西半の混乱/勝利の道程/「大帝」の誕生/根拠地ガリア/ガリアの有力者たち/「外」の人々の重用/外部諸部族の登用/軍制改革/晩年の大帝

第三章 後継者たちの争い――コンスタンティウス二世の道程
ローマの「敵」ペルシア/巨星堕つ/血で染まった船出/首謀者は誰か/支配権をめぐる争い/帝国西半での反乱/単独支配をめぐる戦い/残党狩り/キリスト教の強制/副帝ガルスの処刑/ガリアでの反乱/成し遂げられたこと

第四章 ガリアで生まれた皇帝―― 「背教者」ユリアヌスの挑戦
幼少期のユリアヌス/隔離から逃れて/皇后エウセビアの助け/ユリアヌス、副帝となる/当時のガリアの状況/ガリアでの最初の試練/ケルンの回復以降/ストラスブールの戦い/フロンティアでの攻防/武闘派ユリアヌス?/「敵」部族の実体は?/ユリアヌスのガリア掌握/第三の新しいローマ人/パリでのクーデタ/皇帝ユリアヌスの誕生/「背教者」ユリアヌスの登場/ガリアの兵たちとともに/ユリアヌス帝の裁判人たち/宮廷改革と「宗教的寛容」/アンティオキア市民との対立/ユリアヌスの死/帝国西半のゆくえ

第五章 動き出す大地――ウァレンティニアヌス朝の試練
兄弟皇帝の分割統治/プロコピウスの反乱/アラマンニ族の蜂起/ブリテン島への襲撃/「蛮族の共謀」はあったか/ウァレンティニアヌスの死/幼少皇帝の誕生/外部勢力を取り込む軍隊/台頭する部族出身者たち/独立する地方有力者/ゴート族の歴史/ゴート族の新しい理解/フン人の西進とゴート族/民族大移動?/憤るゴート族/東西両皇帝の協働/アドリアノープルの戦い/テオドシウス一世の登場

第六章 瓦解する帝国―― 「西」の最後
テオドシウス帝の条約締結/マクシムスの反乱/殺害された皇帝/テオドシウス帝最後の戦い/東西補佐役の対立/ゴート族を排除せよ/他者としての「ゲルマン人」/外部部族出身者と皇帝/エスニシティの形成/排他的体制の成立/イタリアに入るゴート族/ガリアへの「大侵入」/「大侵入」の実態/ブリテン島の離反/「帝国」の消滅/スティリコの失脚/ローマ市に迫るゴート族軍

終章 ローマ帝国の衰亡とは何であったか
わずか三〇年での崩壊/アイデンティティの変質/「西」と「東」の違い/ローマ帝国衰亡史の意味

あとがき (二〇一三年四月 南川高志)
引用出典/図版出典一覧
本書関連年表


≪著者: ≫ 南川高志 (みなみかわ・たかし) 1955年三重県生まれ。1979年京都大学文学部卒業、84年同大学院博士後期課程研究指導認定退学。大阪外国語大学助教授を経て、京都大学教授。専攻、西洋古代史。著書、『ローマ皇帝とその時代――元首政期ローマ帝国政治史の研究』(創文社)、『ローマ五賢帝――「輝ける世紀」の虚像と実像』(講談社現代新書)、『海のかなたのローマ帝国――古代ローマとブリテン島』(岩波書店)他。訳書、『ローマ皇帝群像』1(京都大学学術出版会)、サルウェイ『〈1冊でわかる〉 古代のイギリス』(岩波書店)他。




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本「京王線・井の頭線 昭和の記憶」三好好三 編著5

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京王線・井の頭線 昭和の記憶
京王線・井の頭線 昭和の記憶 〜新都心新宿・渋谷と多摩・相模の街を結ぶ都市派ライナーの多様な軌跡〜

○著者: 三好 好三 編著
○出版: 彩流社 (2012/4, 大型本 95ページ)
○定価: 1,995円
○ISBN: 978-4779117138




新都心新宿と多摩地区を結ぶ京王線の想い出写真集。初公開写真を多数収録。
渋谷と吉祥寺を結ぶ、井の頭線の懐かしい写真も多数掲載。
沿線駅舎と沿線の「昭和の風景」をたっぷり楽しめる期待の一冊!


≪目次: ≫
はしがき (編著者 三好 好三)

新宿周辺の移り変わり (大正5年/昭和30年)
カラーでよみがえる京王線・井の頭線

第1部 京王線――競馬場線・動物園線・高尾線・相模原線
新宿/初台・幡ヶ谷/笹塚・代田橋/明大前/下高井戸/桜上水/上北沢・八幡山/芦花公園・千歳烏山/仙川・つつじヶ丘/柴崎・国領/布田・調布/西調布・飛田給/武蔵野台・多磨霊園/東府中/府中競馬正門前/府中/分倍河原/中河原/聖蹟桜ヶ丘/百草園/高幡不動/多摩動物公園/南平/平山城址公園・長沼/北野/京王八王子/京王片倉・山田/めじろ台・狭間/高尾/高尾山口/京王多摩川/京王稲田堤・京王よみうりランド・稲城/若葉台・京王永山・京王多摩センター/京王堀之内・南大沢・多摩境/橋本

第2部 井の頭線
渋谷/神泉/駒場東大前・池ノ上/下北沢/新代田・東松原/明大前/永福町・西永福/浜田山・高井戸/富士見ヶ丘・久我山/三鷹台・井の頭公園/吉祥寺

◆車両図鑑 (京王線の車両/井の頭線の車両)
◆Column (昭和2年の府中駅周辺/京王線と多摩川/武蔵中央電鉄のこと)

あとがき (三好 好三)


◆写真撮影者: 青木栄一/荒川好夫/伊藤東作/裏辻三郎/小川峯生/荻原二郎/杵屋栄二/柴田重利/高田隆雄/高橋弘/高橋慶喜/永江賢/道村博/宮松金次郎/吉村光夫


≪編著者: ≫ 三好 好三 (みよし・よしぞう) 昭和12年東京生まれ。国学院大学文学部卒業。高校教諭を経て乗り物エッセイスト・コラムニスト。著書に「中央線 街と駅の120年」、「武蔵野線まるごと探検」(以上、JTBパブリッシング)、「よみがえる東京 都電が走った昭和の街角」(学研パブリッシング)、「西武鉄道 昭和の記憶」(彩流社)他多数。


広岡友紀 『日本の私鉄2 京王電鉄』(毎日新聞社、2009年) '09/09/30


ずいぶん久しぶりのことと記憶しているのだが、七夕の試験を決意してから行こう行っておきたいと思いながらも行けずじまいだったことを考えるには、たぶんことしはじめてのことかと。墓まいり、そうじ。Aoyama... 渋谷からトコトコトコトコ歩いて。暑いから、長居はしまいと思っていたのだが、ついつい夢中になってしまっておよそ(あっという間の)2時間、黙々と、葉っぱ拾って、草ぬいて、ホウキで掃いて、水かけて、とくに通路部分をお隣お向かいさんのあたりまで掃き掃き、すっきり♪


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本「もういちど読む 山川日本近代史」鳥海靖5

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もういちど読む山川日本近代史
もういちど読む 山川日本近代史

○著者: 鳥海 靖
○出版: 山川出版社 (2013/5, 単行本 265ページ)
○定価: 1,575円
○ISBN: 978-4634591127





1冊で日本の近代史を簡潔に叙述し、その全体像を示す。コラムのほか、学界の動向がわかる解説を設け、日本史の理解に役立たせる。最近の日本史がわかる社会人のための教科書。


≪目次: ≫
カラー口絵(明治時代の美術作品/大正時代の美術作品)

はじめに (著者)

序 日本近代史をどうみるか
日本近代史の否定的評価の流行/「遅れ」「ゆがみ」論への疑問/近代化論の登場/近代国民国家建設の基礎的条件/西欧の衝撃への対応と国家目標/急激な変革と少ない流血/性急な近代化の「副作用」

第1章 近代国家の成立
1 開国と幕末の動乱
開国/開港とその影響/政局の転換/公武合体と尊攘運動/倒幕運動の展開/幕府の滅亡/幕末の文化
2 明治維新と富国強兵
戊辰戦争/新政府の発足/中央集権体制の強化/身分制度の改革/地租改正/近代産業の育成/文明開化/明治初期の国際問題/新政府への反乱
 [コラム] 会津藩の明治維新/初期の鉄道/お雇い外国人/明治維新論/明治維新の指導者たち
3 立憲国家の成立と日清戦争
立憲政治への動き/自由民権運動の始まり/国会開設運動/政党の成立/松方財政/民権運動の激化/国家体制の整備/憲法の制定/明治憲法体制の特色/初期議会/条約改正/朝鮮問題/日清戦争と三国干渉
 [コラム] 私擬憲法/「板垣死すとも自由は死せず」/自由民権運動の性格/伊藤博文の立憲政治調査と議会の予算審議権/憲法発布と国民の態度/ノルマントン号事件/福澤諭吉の「脱亜論」
4 日露戦争と国際関係
日清戦後の政府と政党/立憲政治の定着/官僚制の確立/列強の中国分割/北清事変と日英同盟/日露戦争/日露戦後の国際関係/韓国併合/満州進出と日米摩擦/桂園時代
 [コラム] 帝国主義/国内世論に関するベルツの観察/ネルー少年と日露戦争/アメリカの日本人移民
5 近代産業の発展
産業化の基礎整備/民間企業の勃興/産業革命の達成/資本主義の発展/社会問題の発生
 [コラム] 日本資本主義の特色
6 近代文化の発達
明治文化の特色/思想界の動向/信教の自由/ 教育の普及と統制/学問の発達/ジャーナリズムの発達/ 近代文学/芸術/国民生活の近代化/人口の増加と伝染病
 [コラム] 知識人の西洋文化摂取の姿勢/都市の食生活

第2章 近代日本とアジア
1 第一次世界大戦と日本
大正政変/第一次世界大戦/辛亥革命とロシア革命/日本の中国進出/大戦景気/民本主義/米騒動の勃発/原内閣と政党政治
 [コラム] 加藤高明外相の参戦発言/尼港事件/船成金
2 ワシントン体制
パリ平和会議/ワシントン会議/協調外交の展開/社会運動の高まり/普選運動の高まり/護憲三派内閣の成立/政党政治の展開
 [コラム] パリ平和会議と人種差別撤廃問題/軍縮と軍人の反発/関東大震災と朝鮮人虐殺事件/世界各国における普通選挙の実現/吉野作造の「金権政治」批判
3 市民文化
都市化と国民生活の変化/大衆文化の芽ばえ
 [コラム] サラリーマンの生活
4 恐慌の時代
戦後恐慌から金融恐慌へ/社会主義運動の高まりと分裂/山東出兵と張作霖爆殺事件/協調外交の行き詰まり/金解禁と世界恐慌
 [コラム] 満州某重大事件
5 軍部の台頭
満州事変/国際連盟脱退/政党内閣の崩壊/恐慌からの脱出/転向の時代/二・二六事件
6 第二次世界大戦
枢軸陣営の形成/日本の華北進出/日中戦争の勃発/戦時体制の強化/戦時下の文化と国民生活/第二次世界大戦と三国同盟/新体制運動
 [コラム]「日本ファシズム」論をめぐって/盧溝橋事件/ドイツ熱の高まり

索引
表見返し「国・県対象図」/裏見返し「現代の世界」



鳥海靖 『逆賊と元勲の明治』(講談社学術文庫、2011年) '11/12/02



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本「現代の裁判 〔第6版〕  Introduction to Japanese Justice System (有斐閣アルマ)」市川正人/酒巻匡/山本和彦5

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現代の裁判 第6版 (有斐閣アルマ)
現代の裁判 〔第6版〕  Introduction to Japanese Justice System (有斐閣アルマ)

○著者: 市川正人酒巻 匡山本和彦
○出版: 有斐閣 (2013/6, 単行本 334ページ)
○定価: 1,785円
○ISBN: 978-4641220027




1998年6月10日 初版第1刷発行
2001年5月10日 第2版第1刷発行
2003年4月1日 第2版補訂第1刷発行
2004年4月30日 第3版第1刷発行
2005年7月10日 第4版第1刷発行
2008年7月15日 第5版第1刷発行
2013年6月20日 第6版第1刷発行

有斐閣アルマ > Basic


――日本の裁判の現在(いま)――
司法制度改革審議会意見書から10年余り。本書は、実現した司法制度改革の全体像とともに、その実施の現状を示して、改革に基づく現在の司法・裁判の姿を、多面的かつ客観的に明らかにする。

法が実現される場、裁判。裁判に興味をもつすべての人に贈る、裁判の世界への道案内。

法が実現される場、裁判。その全体像を正確かつコンパクトに描いた、定評のテキスト。司法制度改革後も、新たな状況に応じた制度の見直しが行われている。裁判員裁判の開始や法曹養成制度の再検討など、最新の状況をフォローした、待望の改訂。


≪目次: ≫
第6版まえがき (2013年5月 著者一同)
初版まえがき (1998年3月 著者一同)
著者紹介

第1章 法と裁判の役割
1 民事法の実現と民事手続
 1 紛争
紛争解決方法/裁判外紛争処理制度(ADR: Alternative Dispute Resolutions)
 2 法規範
法的三段論法/法の解釈/法源
 3 訴訟
民事訴訟の目的/21世紀の民事司法
2 刑事法の実現と刑事手続
 1 刑事手続の目的
刑事手続は捜査から始まる/捜査のきっかけ/犯罪と刑事事件/民事事件とのちがい/国家 対 私人/刑罰法令の適用実現:手続なければ刑罰なし
 2 適正な手続の保障
個人の基本的人権の保障と適正な手続/適性な手続の優位と違法捜査の抑制
 3 刑事裁判
刑事裁判と適正な手続/刑事裁判手続の諸形態/日本の刑事裁判/刑事被告人の基本的権利/(1) 弁護人依頼権/(2) 黙秘権/犯罪の証明/コントロールのコントロール
3 司法権と違憲審査権
 1 司法権と裁判所
司法権とその他の権限/行政事件の裁判/裁判所の機構・管轄権・審級制
 2 違憲審査権と司法権の独立
違憲審査権/司法権の独立/裁判官の内部統制/裁判の客観性と裁判官の独立

第2章 裁判所制度
1 最高裁判所
概要/任務/(1) 上告事件の裁判/(2) 個別意見制/(3) 規則制定権・司法行政権/組織
2 高等裁判所
概要/任務/組織
3 地方裁判所
概要/任務/組織
4 家庭裁判所
概要/任務/(1) 家事事件・人事訴訟/(2) 少年事件/組織
5 簡易裁判所
概要/任務/(1) 民事事件/(2) 刑事事件/組織

第3章 法律家の役割
1 裁判官
概要/任務/(1) 裁判/(2) 司法行政事務/裁判官の任命/(1) 最高裁判所裁判官の任命/(2) 下級裁判所裁判官の任命/裁判官の身分保障/(1) 心身の故障による免官/(2) 公の弾劾による罷免/(3) 下級裁判所裁判官の任期制/(4) 裁判官の懲戒/(5) 裁判官の報酬/最高裁判所裁判官の国民審査
2 検察官
検察制度の歴史/任務/(1) 検察官とは/(2) 犯罪の捜査/(3) 公訴の提起と公判の維持/(4) 最判の執行と指揮監督/(5) その他/組織/(1) 検察庁/(2) 検察官/(3) 検察官同一体の原則/(4) 法務大臣の指揮権
3 弁護士
概要/(1) 弁護士とは/(2) 弁護士制度の歴史/任務/(1) 訴訟代理/(2) 訴訟外の任務/地位/(1) 資格・登録/(2) 権利・義務/弁護士会
4 準法律家
裁判所職員/(1) 裁判所書記官/(2) 裁判所調査官/(3) 執行官/司法書士/公証人/会社法務部員
5 法曹養成
歴史/新しい法曹養成制度へ/法科大学院/司法試験/司法修習

第4章 裁判の仕組み
1 民事裁判
 1 民事訴訟の基本構造
当事者/基本原則/現代型訴訟
 2 訴えの提起
保全処分/証拠保全/訴状
 3 審理の展開
第1回口頭弁論期日/争点整理/(1) 意義・沿革/(2) 実務の対応/(3) 弁論準備手続等/和解
 4 証拠調べ
書証/検証/鑑定/証人尋問と当事者尋問
 5 判決
判決の作成・言渡し/判決の効力
 6 上訴(不服申立て)
控訴/上告/再審
2 家事裁判
家事審判事件/審理の展開/審判・抗告
3 行政裁判
 1 行政訴訟の類型
行政裁判とは/主観訴訟としての行政訴訟/(1) 抗告訴訟/(2) 当事者訴訟/客観訴訟としての行政訴訟/(1) 民衆訴訟/(2) 機関訴訟
 2 行政訴訟の特色
民事訴訟との関連・対比/執行停止制度/事情判決/民事裁判か行政裁判か/訴訟要件/本案判断/まとめ
4 刑事裁判
 1 刑事手続の流れ
手続の進行/(1) 捜査/(2) 控訴の提起/(3) 第1回公判期日前の準備等/(4) 公判手続/(5) 上訴手続/(6) 判決の確定/(7) 非常救済手続(確定後救済手続)/手続の分化/(1) 自白事件と否認事件/(2) 公判手続と略式手続/(3) 起訴猶予処分・微罪処分/(4) 少年事件
 2 捜査手続
強制捜査と任意捜査/強制処分に対する規制/(1) 強制処分法定主義/(2) 令状主義/被疑者の身体拘束//(1) 身体拘束の目的/(2) 逮捕/(3) 拘留/被疑者の取調べをめぐる問題/(1) 問題の所在/(2) 自白に対する規制/(3) 弁護人との接見交通権/(4) 取調べの可視化
 3 公訴の提起と検察官の役割
検察官による公訴提起/公訴権の運用/起訴状一本主義と予断の防止
 4 公判手続の基本原則とその運用
審理方式としての当事者(追行)主義/審理・判決の対象と当事者主義/伝聞法則とその例外/公判手続の運用
 5 刑事裁判の課題
5 憲法裁判
 1 違憲審査制と憲法裁判
憲法裁判とは/わが国の憲法裁判/客観訴訟等における違憲審査
 2 違憲審査権の運用状況
司法積極主義と司法消極主義/「公共の福祉」論からの脱却の兆し/全農林警職法事件判決以降/最高裁判所は変わりつつあるか?/違憲審査制改革論

第5章 裁判をめぐる現代的課題
1 裁判を受ける権利
日本人の法意識/金のかからない裁判/日本司法支援センター(法テラス)/迅速な裁判/わかりやすい裁判と手続保障
2 国民の司法参加
国民と司法制度/司法参加の諸制度/(1) 最高裁判所裁判官の国民審査/(2) 民事手続における司法参加/(3) 刑事手続における司法参加/裁判員制度の導入/裁判員制度の概要/(1) 合議体の構成/(2) 対象事件/(3) 裁判員の資格と選任手続/(4) 裁判員の権限、評決方法/(5) 裁判員の義務と裁判員の保護/(6) 判決および上訴/(7) わかりやすい審理/陪審制と参審制/(1) 陪審制/(2) 参審制
3 国際化と裁判
経済の国際化と民事裁判/(1) 国際裁判管轄/(2) 国際的訴訟競合/(3) 外国判決の承認・執行/(4) 司法共助/犯罪の国際化と刑事手続/(1) 外国人犯罪/(2) 捜査共助/法律マーケットの国際化
4 司法制度の改革
司法制度改革論の経緯/司法制度改革審議会の設置・審議/司法制度改革審議会意見書/司法制度改革の推進体制/司法制度改革推進本部/司法制度改革の現実化

文献案内
事項索引


■コラム
ADR機関花盛り/「犬の立入りを禁じる」/最高裁判所へのツアー/法廷傍聴のすすめ/『家栽の人』と「家裁の人」/最も近代化された裁判所/裁判官のバッジ・検察官のバッジ・弁護士のバッジ/弁護士事務所の経営/弁護士報酬の敗訴者負担/裁判所職員と天下り/法科大学院の過去、現在、未来/現行民事訴訟法/動物当事者:アマミノクロウサギ訴訟/少額訴訟/歯医者型審理から外科医型審理へ/家事事件における手続保障/家事審判の当事者主義的運用/最高裁判所の法令違憲判決/法テラス/「思い出の事件を裁く最高裁」/民事訴訟制度の改革/懲罰的損害賠償判決の承認/国際結婚の失敗の後始末――子の奪取条約/司法制度改革のその後

■写真
民事法定(模擬)/ラウンドテーブル法廷/最高裁判所(全景)/最高裁判所大法廷/『家裁の人』より/少年審判(模擬)/東京簡易裁判所/裁判官のバッジ・検察官のバッジ・弁護士のバッジ/日本弁護士連合会/司法研修所/法テラスのロゴマーク/裁判員の参加する刑事法廷(模擬)/京都地方裁判所旧庁舎の陪審法廷

■書式
逮捕状の書式/訴状の例/判決書の例(民事裁判)/起訴状の例/判決書の例(刑事裁判)

■図・統計・グラフ
刑事法廷図/最高裁大法廷判決数・決定数合計の推移/民事通常訴訟(地裁)の新受件数の推移/行政第1審訴訟(地裁)の新受件数の推移/刑事第1審訴訟(地裁)の新受件数の推移/家事審判事件の事件別新受件数の推移/家事調停事件の新受件数および調停成立率の推移/少年保護事件の種類別新受人員の推移/民事事件(簡裁)の種類別新受件数の推移/刑事事件(簡裁)の種類別新受件数の推移/弁護士数の推移/司法試験合格者数および合格率の推移/民事手続の流れ/第1審通常訴訟(地裁)の終局別割合の推移/第1審通常訴訟(簡裁)の終局別割合の推移/通常訴訟控訴率(対地裁判決)の推移/控訴審通常訴訟(高裁)の判決総数および取消判決率の推移/通常訴訟上告率(対高裁判決)の推移/上告審訴訟(最高裁)の判決総数および破棄判決率の推移/行政訴訟の諸類型/行政第1審訴訟判決(地裁・高裁)の内容別割合の推移/行政第1審訴訟控訴率の推移/行政控訴審訴訟の判決総数および取消判決率の推移/行政控訴審訴訟上告率の推移/行政上告審訴訟の判決総数および破棄判決率の推移/刑事手続の流れ/法律扶助の予算/裁判員の参加する刑事手続の流れ


≪著者: ≫ 市川正人 (いちかわ まさと) 1955年 静岡県に生まれる。1979年 京都大学法学部卒業。立命館大学法科大学院教授。専攻、憲法。
※執筆担当: 第1章3、第2章1、第3章1、第4章3・5

≪著者: ≫ 酒巻 匡 (さかまき ただし) 1957年 神奈川県に生まれる。1981年 東京大学法学部卒業。京都大学大学院法学研究科教授。専攻、刑事訴訟法。
※執筆担当: 第1章2、第2章2・3、第3章2、第4章4、第5章2

≪著者: ≫ 山本和彦 (やまもと かずひこ) 1961年 兵庫県に生まれる。1984年 東京大学法学部卒業。一橋大学大学院法学研究科教授。専攻、民事訴訟法。
※執筆担当: 第1章1、第2章4・5、第3章3・4・5、第4章1・2、第5章1・3・4




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本「鳥・人・自然 いのちのにぎわいを求めて  Birds, Humans, and Nature: Celebrating the Diversity of Life 」樋口広芳5

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鳥・人・自然: いのちのにぎわいを求めて
鳥・人・自然  いのちのにぎわいを求めて  Hiroyoshi HIGUCHI: “Birds, Humans, and Nature: Celebrating the Diversity of Life”, University of Tokyo Press, 2013

○著者: 樋口広芳
○出版: 東京大学出版会 (2013/5, 単行本 254ページ)
○定価: 2,940円
○ISBN: 978-4130633369




人の手に乗るスズメ、クルミを車にひかせて食べるカラス、世界を旅する渡り鳥など、鳥たちの不思議な行動や生態をわかりやすく紹介。鳥たちの世界をとおして、生物多様性の意味・仕組・保全についての理解を深め、これからの人と自然のあり方を探る。


≪目次: ≫
はじめに

第1部 鳥との一期一会
第1章 日々のくらしの中で
スズメが人の手に乗った!/窓を開けてはいけない、カラスが起こる/都市の緑、初夏のにぎわい/港にたたずむイソヒヨドリ
第2章 日本と世界の片隅で
コマドリが赤いボタンに跳びついた!/釣りをする少年を見つめるササゴイ/アビとツグミの声に包まれて/トカラの森で/はじめての野生キンケイとの出合い/湿原に映えるあでやかな姿/ヤマガラの足のぬくもり

第2部 鳥のくらしと人のくらし
第3章 人慣れスズメ、急増中――出現の記録とその背景
記録をたどってみると/どんな場所で見られるか/どう拡がったのか
第4章 鳥たちの貯食
だれが、いつ、何を貯えるのか/種による違い/どのように貯えるのか/いつとり出して食べるのか/貯食は植物にとっても得なのか
第5章 カラスと人の地域食文化
カラスの多様な食生活/季節の果実を食べる/ビワ園をつくる!?/タケノコ狩り/貝や木の実を割って食べる/生ごみに集まる都市ガラス/石鹸をかじる/ロウソクをかじる/カラスにとっての地域食文化/種による違い/食文化をもつ理由/文化の伝播
第6章 島の自然と生きものの世界――三宅島とのつき合い
三宅島の自然/三宅島の生物の特徴/托卵相手の幅が拡がるホトトギス/イタチが島の生態系に与えた影響/二〇〇〇年噴火を体験する/噴火によって島の自然はどう変わったか
第7章 放射能汚染が鳥類の生活に及ぼす影響――チェルノブイリ原発事故二五年後の鳥の世界
チェルノブイリ原発事故とメラー教授らの研究/遺伝、生理、生活史形質などへの影響/鳥類以外への影響/福島原発事故への今後の対応

第3部 世界の自然をつなぐ渡り鳥
第8章 渡り鳥の衛星追跡
衛星追跡の仕組/カモ類の春の渡り/ハクチョウ類の春の渡り/タカ類の渡り/サシバの春秋の渡り/ハチクマの春秋の渡り/季節による渡り経路の違いの理由/種による違い/今後の課題
第9章 鳥の渡り衛星追跡公開プロジェクト
対象となった鳥や実施体制/ウェブサイトの公開/渡りの開始/中国入り/インドシナ半島、マレー半島へ/インドネシアへ/さらに東へ/秋の渡り公開、終了

第4部 鳥・人・自然
第10章 これまでの研究生活を振り返って
鳥との出合い/研究との出合い/赤い卵の謎にとりくむ/アメリカ留学/渡り鳥の衛星追跡/ハチクマの渡り追跡/保全に向けての研究成果の利用/今後に向けて
第11章 若き日の「恩師」、エルンスト・マイヤー
著書を読む/島の鳥の研究/心の恩師
第12章 日々のできごとの中の鳥や自然
小次郎はほんとうにツバメを切ったのか/「はつ恋」とサンコウチョウ/官僚世界の「渡り」/尖閣諸島は国際自然保護区に/「いただきます」に込められた意味

おわりに (二〇一二年一二月 大晦日をまぢかに控えて 樋口広芳)

引用文献(よりくわしく知りたい方のために)


≪著者: ≫ 樋口広芳 (ひぐち・ひろよし) 1948年 横浜市に生まれる。1970年 宇都宮大学農学部卒業。1975年 東京大学大学院農学系研究科博士課程修了。東京大学農学部助手、米国ミシガン大学動物学博物館客員研究員、(財)日本野鳥の会・研究センター所長、東京大学大学院農学生命科学研究科教授を経て、東京大学名誉教授、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特任教授、農学博士。日本鳥学会元会長、The Society for Conservation Biology Asian Section 元会長。主要著書、『鳥の生態と進化』(1978年、思索社)、『赤い卵の謎――鳥の生活をめぐる十七章』(1985年、思索社)、『鳥たちの生態学』(1986年、朝日新聞社)、『保全生物学』(編著、1996年、東京大学出版会)、『湿地と生きる』(共著、1997年、岩波書店)、『カラス、どこが悪い!?』(共著、2000年、小学館)、『鳥たちの旅――渡り鳥の衛星追跡』(2005年、日本放送出版協会)、『生命にぎわう青い星――生物の多様性と私たちのくらし』(2010年、化学同人)、『カラスの自然史――系統から遊び行動まで』(共編著、2010年、北海道大学出版会)ほか多数。


ジョナサン・ワイナー 『フィンチの嘴 ガラパゴスで起きている種の変貌  Jonathan Weiner: “The Beak of the Finch: A Story of Evolution in Our Time”, 1994 』(樋口広芳/黒沢令子 訳、ハヤカワ文庫NF、2001年) '10/03/26
トマス・C・グラッブ, Jr. 『野外鳥類学への招待 〈新装版〉  Thomas C. Grubb Jr. : “Beyond Birding: Field Projects for Inquisitive Birders”, 1986 』(樋口広芳/小山幸子 訳、新思索社、2006年) '10/03/09
樋口広芳/森下英美子 『カラス、どこが悪い!?』(小学館文庫、2000年) '10/03/09
樋口広芳 『鳥たちの旅 渡り鳥の衛星追跡』(NHKブックス、日本放送出版協会、2005年) '10/02/28
樋口広芳 『生命にぎわう青い星 生物の多様性と私たちのくらし』(DOJIN選書、化学同人、2010年) '10/02/27



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本「日本その日その日  Japan Day by Day, 1917 (講談社学術文庫2178)」エドワード・S・モース、石川欣一 訳5

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日本その日その日 (講談社学術文庫)
日本その日その日  Edward Sylvester Morse: “Japan Day by Day”, 1917 (講談社学術文庫2178)

○著者: エドワード・シルヴェスター・モース石川欣一
○出版: 講談社 (2013/6, 文庫 344ページ)
○定価: 1,008円
○ISBN: 978-4062921787





――近代に染まる寸前の日本を科学者の目が見つめていた――
菓子屋の看板、人力車、屋敷の屋根瓦、和服の装い、そして、穏やかに暮らす人々。大森貝塚を発見した鋭敏な眼差しが惹きつけられたのは、明治最初期日本の何気ない日常の営みだった。多くのスケッチとともにのこした、日本滞在2年間の見聞記。

大森貝塚の発見で知られるモースは、東京大学教授として滞在する間、膨大なスケッチと日記をのこしていた。その記録には、科学者の鋭敏な視線と、異文化を楽しむ喜びが満ちている。明治初期の文化風俗を語る際に欠かせない重要資料であり、なおかつ、読んで、見て楽しい日本滞在録。


≪目次: ≫
一 一八七七年の日本――横浜と東京
二 日光への旅
三 日光の諸寺院と山の村落
四 再び東京へ
五 大学の教授職と江ノ島実験所
六 漁村の生活
七 江ノ島での採集
八 東京の生活
九 大学の仕事
十 大森に於ける古代の陶器と貝塚
十一 六ケ月後の東京
十二 北方の島 蝦夷
十三 アイヌ
十四 函館及び東京への帰還
十五 日本のひと冬
十六 長崎と鹿児島とへ
十七 南方の旅
十八 講義と社交
十九 一八八二年の日本
二十 陸路京都へ
二十一 瀬戸内海
二十二 京都及びその附近での陶器さがし
二十三 東京に関する覚書
二十四 鷹狩その他

後記 (昭和十四年秋 石川欣一)
解説・牧野陽子成城大学教授) 


※本書の原本は一九三九年、創元社より刊行されました。


≪著者: ≫ エドワード・シルヴェスター・モース (Edward Sylvester Morse) 1838年アメリカ・メイン州生まれ。動物学者。進化論の観点から腕足動物を研究対象に選び、1877年に来日。その折、東京にて大森貝塚を発見する。その後、文部省に請われて東京大学理学部の教授を2年間務める。日本に初めてダーウィンの進化論を体系的に紹介したことでも知られる。1925年没。

[訳者: ] 石川欣一 (いしかわ きんいち) 1895年生まれ。ジャーナリスト・随筆家・翻訳家。モースに教えを受けた石川千代松の子。自身も、アメリカ・プリンストン大学留学中にモースの知遇を得ている。1959年没。




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本「辞書を編む (光文社新書635)」飯間浩明5

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辞書を編む (光文社新書)
辞書を編む (光文社新書635)

○著者: 飯間浩明
○出版: 光文社 (2013/4, 新書 268ページ)
○定価: 840円
○ISBN: 978-4334037383



編む、編纂
 『三国(三省堂国語辞典)』第7版の刊行は2013年末


[右][愛][萌え][キャバクラ]……。あなたなら、これらのことばをどう定義するだろうか。国語辞典を引くと、語釈の特徴が辞書によってそれぞれ違う。われらが『三省堂国語辞典(サンコク)』は、他の辞書とは違った視点で集めたことばに、誰にもまねのできない語釈をつけたい。でも、どうやって?――『サンコク』の改訂作業に追われる辞書編纂者が、辞書作りの実際を惜しみなく公開、「感動する辞書を作りたい」という情熱を語る。街なかでの用例採集、語釈をめぐる他辞書との競争など、知られざるエピソードを通じて、国語辞典がいかに魅力に満ちた書物であるかを伝える。


≪目次: ≫
はじめに
不信を招く自己紹介/私は国語辞典の「編纂者」/辞書用語の基礎知識

第1章 [編集方針]
一通のメールから/短くなる改訂サイクル/『三国』メンバーの顔ぶれ/実例に基づいた項目――大方針その1/中学生にでも分かる説明――大方針その2/編集方針のいろいろな対立軸/145万語集めた見坊豪紀/新鮮な実例で辞書の個性が際立つ/「女」は「雌性の人類」?/食事の席でもことばの話

第2章 [用例採集]
用例採集がどうして必要なのか/看板やポスターを撮影/「ヘップサンダル」は映画から?/理解されない用例採集活動/雑誌を表紙からなめるように/読み古しの週刊誌、実は……/会話からの用例採集/テレビは録画が基本/データを一元化して管理

第3章 [取捨選択]
泣く泣く捨てることばたち/不採用組、一万語以上/見坊豪紀の膨大な不採用語/珠玉の不採用語「ことばのくずかご」/普通語になった「KY」/どこでも見かける「旬菜」「旬鮮」/○△×で採否を判定する/「せぐりあげる」を載せるか?/新規項目決定会議始まる/「スイスロール」の国語辞典デビュー/「んーん」と「あーあ」/新規項目は4000語超に

第4章 [語釈]
語釈の執筆は「総決算」/1日に7語のペースで執筆/「RDD」の次に「あいよ」/国語項目と百科項目/「要するに」を説明する/動物園でのカピバラ観察/「実物」のカルダモンで考える/アサイーの味の証言をネットで/プログレを片っ端から試聴/「ガチ」の語釈の精度を高める/「よし来た」と「キター」がつながった/「素髪」を「言語学的」に考える/「ほうれい線」は「法令線」/ひとまぜ語釈を書き終える

第5章 [手入れ]
全体の8分の1を「手入れ」/「愛」は男女の間だけではない/「男女」関連語が芋づる式に/影響の大きい「基本語」の語釈/国語辞典各種、「右」に悩む/『岩波国語辞典』の「右」を超えたい/サブカルチャーの項目に違和感/キャバクラ、行くべきか/むだな情報は削れ/実用的な「可能」欄にする/「手入れ」は改訂作業の主役

第6章 [これからの国語辞典]
会議後の食事会で/誰のための辞書か/「今使われているか」を示す辞書/学生に使われない情けなさ/『三国』、待望の電子版/紙の辞書はなくなってもいいか/フリー辞書という脅威/ウィクショナリーにない特色を!/語数は多いに越したことはない?/語数で対決するのは違う/ことばで世界の模型を作る

おわりに (2013年3月29日 飯間浩明)

主要語彙索引


≪著者: ≫ 飯間浩明 (いいまひろあき) 1967年香川県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。同大学院博士課程単位取得。専門は日本語学。『三省堂国語辞典』編集委員。早稲田大学などで非常勤講師も勤める。著書に『ことばから誤解が生まれる』(中公新書ラクレ)、『伝わる文章の書き方教室』(ちくまプリマー新書)、『非論理的な人のための 論理的な文章の書き方入門』(ディスカヴァー携書)などがある。
「飯間浩明のことばのページ  Yeemar's Home Page 」 (http://www.asahi-net.or.jp/~qm4h-iim/)



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本「「便利」は人を不幸にする (新潮選書)」佐倉統5

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「便利」は人を不幸にする (新潮選書)
「便利」は人を不幸にする (新潮選書)

○著者: 佐倉 統
○出版: 新潮社 (2013/5, 単行本 188ページ)
○定価: 1,155円
○ISBN: 978-4106037269




のび太はドラえもんのおかげで、本当に幸せになれたのか?

「進歩」がエンドレスならば、私たちが満たされる日は永久に訪れないのか?

科学技術は日々進歩している。消費社会もまた、新しい「便利」を生み出し続けなければならない運命にある。「進歩」には益もあれば害もあることを我々は知っているのだが、そのゲームから降りることはできない。「便利」と「幸福」の間の、ほどよい着地点はどこにあるのか? 「科学技術」と「人間」のあるべき関係を気鋭のサイエンティストがさぐる。


≪目次: ≫
まえがき

第一章 欲望と、技術の進歩
きりのない欲望/総不幸量一定の法則/インドで感じたこと/ぼくの食生活とルイ一四世のそれ/機械仕掛けのトルコ人/知らないものは怖い

第二章 三月一一日の刻印
あの日以降/なくていいもの/誰もが被害者、誰もが加害者/小さなユニット/文明と実務の間(あいだ)/梅棹方式に代わるメゾ・システム

第三章 原子力ムラへ架かる橋
目利きの不在/個人の判断/正確な情報だけでは不充分/象をどうやって飼い慣らすか/学校で教える/聖徳太子の「十七条憲法」を

第四章 「便利」は共同体を崩壊させるのでしょうか?
オウム真理教裁判と原発事故/受益者か被害者か/善と悪の境目/コミュニティが薄まっていく

第五章 何もなくて豊かな島の理由
究極の便利な島で起きたこと/ぼんやりとした幸福な世界/日本人が買った小島/キンシャサ・シンフォニーの教え

第六章 不快なものの必要性
ガリレオにとっての望遠鏡/お掃除を超えた「ルンバ」/機械の視線/ロボットの自然選択/大局が苦手で局所が得意/不気味の谷

第七章 既得権益と透明性
ヴァンクーヴァーでバスに乗る/公務員を公募する国/異論への許容度

第八章 パッケージ化した科学技術の外側
雑種文化/言論の封殺/日本の原子力導入の「藪の中」/国家を超えて/普遍的科学技術と日本


あとがき (東日本大震災からちょうど二年目の二〇一三年三月一一日に  佐倉 統)


※初出 『考える人』二〇一一年春号〜二〇一三年冬号


≪著者: ≫ 佐倉 統 Sakura Osamu 1960年東京生れ。東京大学大学院情報学環教授。京都大学大学院理学研究科博士課程修了、理学博士。もともとの専門は進化生態学・霊長類学だが、最近は生物学史や科学技術社会論に研究の焦点をうつし、とくに3・11以降は放射能汚染をめぐる科学技術と社会の関係について積極的に発言している。著書に『現代思想としての環境問題 脳と遺伝子の共生』『科学の横道 サイエンス・マインドを探る12の対話』(共に中公新書)、『進化論の挑戦』(角川文庫)、『進化論という考えかた』(講談社現代新書)など。


伊谷純一郎 『高崎山のサル』(佐倉統 解説、講談社学術文庫、2010年) '10/09/09
ルイス・キャロル 『不思議の国の論理学  Logics in Wonderland 』(柳瀬尚紀 編訳、佐倉統 解説、ちくま学芸文庫、2005年) '09/12/24



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本「物語 シンガポールの歴史 エリート開発主義国家の200年 (中公新書2208)」岩崎育夫5

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物語 シンガポールの歴史 (中公新書)
物語 シンガポールの歴史 エリート開発主義国家の200年 (中公新書2208)

○著者: 岩崎育夫
○出版: 中央公論新社 (2013/3, 新書 262ページ)
○定価: 903円
○ISBN: 978-4121022080





一人当たりのGDPで日本を抜きアジアで最も豊かな国とされるシンガポール。一九六五年にマレーシアから分離独立した華人中心の都市国家は、英語教育エリートによる一党支配の下、国際加工基地・金融センターとして発展した。それは表現・言論の自由を抑圧し、徹底的な能力別教育を行うなど、経済至上主義を貫いた“成果”でもあった。本書は、英国植民地時代から、日本占領、そして独立し現在に至る二〇〇年の軌跡を描く。


≪目次: ≫
はじめに
地図 「シンガポール全島図」

序章 シンガポールの曙―― 一九世紀初頭
1 植民地化――ラッフルズの「発見」
ジャングルに覆われた海賊の島/イギリスの世界自由貿易帝国/インド・中国貿易の中間地を求めて/ラッフルズのシンガポール島上陸
2 自由貿易港と移民者たち
「先見の明」と自由貿易港/移民者たち/三者の一致した「利害」

第1章 イギリス植民地時代―― 一八一九〜一九四一年
1 イギリスの統治体制
植民地政府/計画的な街作り/移民の民族別棲み分け
2 移民たちの流入
中継貿易の発展/クーリー/華僑企業家/からゆきさん
3 ミニ・アジアの「モザイク社会」
二重構造の分節社会/分裂された社会/「幇(パン)」と中華総商会/プラナカン/中国を志向する集団の登場/イギリスを志向する集団の登場

第2章 日本による占領時代―― 一九四二〜四五年
1 「昭南島」支配――粛清と強制献金
日本の東南アジアへの関心/シンガポール占領/中国人の粛清/強制献金
2 占領下の住民生活――自立意識の萌芽
日本化政策/恐怖下の日常生活/住民の分割統治/「血債問題」――日本支配の傷跡/イギリス支配と日本支配/自立意識の覚醒

第3章 自立国家の模索―― 一九四五〜六五年
1 独立運動の担い手――英語・華語教育集団
イギリスの復帰を歓迎する住民/直轄植民地と自治政府/英語教育集団/華語教育集団とマラヤ共産党/共闘による人民行動党の結成
2 人民行動党政権の誕生
一九五五年のマーシャル自治政府/一九五九年総選挙での人民行動党の勝利/人民行動党政府の経済開発政策/人民行動党の分裂/社会主義戦線の弾圧/一九六三年の州議会選挙
3 マレーシア連邦時代――共存から追放へ
旧イギリス植民地によるマレーシア結成/インドネシアのマレーシア対決政策/マレーシアとの経済・政治軋轢/民族対立/シンガポールの「追放」

第4章 リー・クアンユー時代―― 一九六五〜九〇年
1 人民行動党一党体制の確立
「生存の政治」のスローガン/政府対抗集団の管理/マスメディアの管理/南洋大学の興亡/シンガポールの政治制度/人民行動党の国会独占/野党の抑圧/一九八七年のマルクス主義者陰謀事件/集団選挙区制度/人民行動党という「手段」
2 国防体制の構築――孤立回避
国防体制の構築――イスラエル・モデル/二つの隣国との共存関係/安全保障を委ねるアメリカ/ASEAN重視
3 開発主義国家――特異な教育制度と管理ステム
開発戦略/政府開発機関の体系的な整備/特異な教育制度/国家奨学金とエリート官僚/政府開発行政機関の「三位一体」構造/労働党の賃金管理システム/中央積立基金――退職後年金の管理/外資依存型開発/「ワンストップ」政府機関/産業構造の転換/金融センター/産業構造高度化政策/巨大な政府系企業/四大華人企業グループ/「シンガポール株式会社」
4 国民統合の社会工学――種族融和と英語化政策
種族融和政策/英語社会化政策/二言語政策――英語化政策の修正/「スピーク・マンダリン」/公共住宅の建設と種族融和/持家政策の絶大な効果

第5章 ゴー・チョクトン時代―― 一九九一〜二〇〇四年
1 ゴー首相下のリー体制
ゴー・チョクトン首相の登場/ゴー新首相の『ネクスト・ラップ』/ゴーの「自由化」路線/一九九一年総選挙/リー権威主義路線への回帰――野党の抑圧
2 保守的な中間層と外国人労働者
保守的なシンガポールの中間層/国民の人民行動党をみる眼/官僚給与の大幅引き上げ/外国人労働者の管理
3 アジアへの経済接近
中国の成長と地域経済圏/成長の三角地帯/中国への投資/インドへの投資/国家主導型インフラ開発の「輸出」/貿易相手国が語るもの

第6章 リー・シェンロン時代―― 二〇〇四年〜
1 「リー王朝」批判と管理政治
リー・シェンロン首相の登場/「リー王朝」批判/二〇〇六年総選挙/政治社会の構造変容/曲がり角にきた管理政治――市民社会運動の発展/イスラーム過激派運動の台頭
2 経済の新局面
政府の積極的な海外投資/カジノ開設問題/イスカンダル地域総合開発/水問題/深刻化する少子・高齢化/外国人移民奨励政策
3 政治の「分岐点」――二〇一一年の総選挙
与野党の総選挙向け戦術/国民の静かな反乱/人民行動党の「敗因」/リー・クアンユーの退陣/辛勝の大統領選挙/止まらない人民行動党批判/国民目線の政治に向かうのか/政権交代の可能性/経済発展路線の継続

終章 シンガポールとは何か
1 宿命的構造と特質
特異な国家と社会の関係/シンガポールの基本構造/際立つ七つの特徴
2 リー・クアンユーという存在
リーという政治化/限界/挫折
3 アジアの一国として
東南アジアのなかのシンガポール/日本とシンガポールの交流

あとがき (二〇一三年初春  岩崎 育夫)

主要参考文献
付録 「経済成長率と一人当たりのGDP推移」
シンガポール関連年表


≪著者: ≫ 岩崎育夫 (いわさき・いくお) 1949(昭和24)年長野県生まれ。立教大学文学部卒業。アジア経済研究所地域研究第1部主任調査研究員などを経て、拓殖大学国際学部教授。著書、『リー・クアンユー』(岩波書店、1996年)、『アジア政治を見る眼』(中公新書、2001年)、『シンガポール国家の研究』(風響社、2005年)、『アジア二都物語』(中央公論新社、2007年)、『アジア政治とは何か』(中公叢書、2009年)など。





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本「欧化と国粋 明治新世代と日本のかたち  The New Generation In Meiji Japan: Problems of Cultural Identity, 1885-1895. 1969 (講談社学術文庫2174)」ケネス・B・パイル、松本三之介 監訳/五十嵐暁郎 訳5

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欧化と国粋――明治新世代と日本のかたち (講談社学術文庫)
欧化と国粋 明治新世代と日本のかたち  Kenneth B. Pyle, The New Generation in Meiji Japan: Problems of Cultural Identity, 1885-1895. 1969, Stanford University press, 240 pp. (講談社学術文庫2174)

○著者: ケネス・B・パイル松本三之介 監訳/五十嵐暁郎
○出版: 講談社 (2013/6, 文庫 368ページ)
○定価: 1,155円
○ISBN: 978-4062921749





日本人は何を誇ればいいのか? 悶える、若きナショナリズム。徳富蘇峰、志賀重供⇔羯南、三宅雪嶺……。明治エリートたちは〈日本〉像をめぐって対立した。

西欧文明を前に、たじろぐ明治新世代。初めて西洋型教育を受けた彼らは、この国のかたちがどうあるべきか論争した。欧化政策に反発しつつ下からの欧化主義を唱える徳富蘇峰。それに反発し国粋保存を訴える志賀重兇篳顕重アイデンティティ確立を模索した陸羯南、三宅雪嶺ら。日本人は何を誇ればいいのか? 若きナショナリズムは身悶えしていた。


≪目次: ≫
日本語版への序文 (一九八五年四月十一日 シアトルにて ケネス・B・パイル)
序文 (一九六九年七月 K・B・P)

凡例

序章
第一章 新しい世代
第二章 明治青年と欧化主義
第三章 日本人のアイデンティティをめぐる諸問題
第四章 国民意識の苦悩
第五章 条約改正と民族自決
第六章 精神的保証を求めて
第七章 国民的使命の探求
第八章 戦争と自己発見
第九章 日本の歴史的苦境


原注

訳者あとがき (一九八六年四月 五十嵐暁郎)
文庫版訳者あとがき (二〇一三年五月 五十嵐暁郎)


※本書の原本は、一九八六年一二月に社会思想社より刊行されました。


≪著者: ≫ ケネス・B・パイル (Kenneth B. Pyle) 1936年、ペンシルバニア州生まれ。ハーバード大学歴史学部卒業、ジョンズ・ホプキンス大学にて日本政治史を専攻し1965年、博士号取得。1964年以降、ワシントン大学教授(歴史学・アジア研究)。1974年、日本研究専門学術誌 The Journal of Japanese Studies 創刊時に編集責任者をつとめた。著書多数。日本語訳は本書のほか、加藤幹雄訳『日本への疑問――戦後の50年と新しい道』(サイマル出版会、1995年)など。

[監訳: ] 松本三之介 (まつもと さんのすけ) 1926年、東京都生まれ。東京大学法学部卒業。大阪市立大学助教授、東京教育大学教授、駿河台大学教授を歴任。東京大学名誉教授。専攻は日本政治思想史。『国学政治思想の研究』『近代日本の政治と人間』『天皇制国家と政治思想』『近代日本の知的状況』『日本政治思想史概論』『明治精神の構造』『近世日本の思想像』『明治思想における伝統と近代』『明治思想史』『近代日本の中国認識』など著書多数。

[訳者: ] 五十嵐暁郎 (いがらし あきお) 1946年、新潟県生まれ。早稲田大学法学部卒業。1975年、東京教育大学大学院文学研究科政治学専攻修了。立教大学助手、神奈川大学専任講師、立教大学助教授、教授を歴任。立教大学名誉教授。専攻は日本政治思想史、日本政治論。『民主化時代の韓国』『新・アジアのドラマ』『明治維新の思想』『象徴天皇の現在』『日本政治論』『女性が政治を変えるとき』(共著)など著書多数。


高畠通敏 『地方の王国』(五十嵐暁郎 解説、講談社学術文庫、2013年) '12/05/03
高畠通敏 『政治学への道案内』(五十嵐暁郎 解説、講談社学術文庫、2012年) '12/07/10



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本「おどろきの中国  Astonishing China (講談社現代新書2182)」橋爪大三郎/大澤真幸/宮台真司5

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おどろきの中国 (講談社現代新書)
おどろきの中国  Hashizume, Daisaburo & Ohsawa, Masachi & Miyadai, Shinji: “Astonishiing Chaina”, Kodansha Ltd., Tokyo 2013.02 (講談社現代新書2182)

○著者: 橋爪大三郎大澤真幸宮台真司
○出版: 講談社 (2013/2, 新書 384ページ)
○定価: 945円
○ISBN: 978-4062881821




・・・しかし、日本は東洋で真っ先に近代化したなんて称しても、しょせんはその程度のものでしかあり得ないのでしょうかね。ああ、また絶望的な気持ちになります(笑)。 〔宮台〕
 いや、絶望しなくていいと思うよ。日本は、大きな中国に喰らいついて、生きていけばいいんだよ(笑)。 〔橋爪〕  (p320-321)


なぜ日本人の「常識」は彼らに通じないのか?
日本を代表する三人の社会学者が対症療法ではない視座を求めて白熱の大討論!

「中国が、こんなに存在感を増しているのに、私たちは中国のことを知らない。中国についてとてつもなく饒舌に語られているのに、日本人を含む中国の外の者には、中国という社会がわからない。……中国は、日本のすぐ隣にあって、歴史的にも深いつながりがあるのに、現在の日本人にとって、西洋以上に謎である。」(まえがきより)


≪目次: ≫
まえがき (二〇一三年一月 大澤真幸)

第1部 中国とはそもそも何か
 1 中国は「国家」なのか?
 2 二千年以上前に統一できたのはなぜか
 3 政治的統一こそが根本
 4 中国的生存戦略の起源
 5 儒教はなぜ歴代政権に採用されたか
 6 安全保障が何より大事
 7 科挙と宦官の謎
 8 ランキングへの異様なこだわり
 9 漢字の秘密
 10 日本人と漢字の関係
 11 日中のリーダー観のちがい
 12 個人救済としての道教

第2部 近代中国と毛沢東の謎
 1 なぜ近代化が遅れたのか
 2 明治維新とどこがちがったか
 3 中国人はいつ中国人になったのか
 4 天の代替物としてのマルクス主義
 5 中国共産党はどうして勝てたか
 6 「指導部が正しい」というドグマ
 7 毛沢東は伝統中国の皇帝か
 8 毛沢東を欲求する社会
 9 冷戦が終わっても共産党支配が崩れなかった理由
 10 相転移する社会
 11 日本よりも合理的な面
 12 ナチズム、スターリニズムとのちがい
 13 伝統主義か、近代主義か
 14 生かす権力か、殺す権力か
 15 文化大革命とは何だったのか
 16 中華帝国の核心

第3部 日中の歴史問題をどう考えるか
 1 伝統中国は日本をどう見ていたか
 2 中国人の認知地図
 3 日本が大陸に進出した動機
 4 近代の主権概念vs.東アジアの伝統
 5 満洲国の建国
 6 日中戦争とは何だったのか
 7 日本人の傾向
 8 過去を引き受けるために

第4部 中国のいま・日本のこれから
 1 「社会主義市場経済」の衝撃
 2 小平のプラグマティズム
 3 中国の資本主義は振り子のトラか
 4 共産党の支配は磐石か
 5 民主化の可能性は?
 6 中国は二十一世紀の覇権国になるか
 7 日本は米中関係の付属物にすぎない
 8 台湾問題
 9 北朝鮮問題
 10 日本がとるべき針路

あとがき (二〇一三年一月 橋爪大三郎)


≪著者: ≫ 橋爪大三郎 (はしづめ だいさぶろう) 1948年生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。東京工業大学教授(を経て、東京工業大学名誉教授)。著書に『はじめての構造主義』『はじめての言語ゲーム』(ともに講談社現代新書)、『世界がわかる宗教社会学入門』(ちくま新書)などがある。大澤氏との共著『ふしぎなキリスト教』(講談社現代新書)で新書大賞2012を受賞。

≪著者: ≫ 大澤真幸 (おおさわ まさち) 1958年生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程修了。社会学博士。千葉大学助教授、京都大学教授を歴任。著書に『ナショナリズムの由来』(講談社、毎日出版文化賞)、『〈世界史〉の哲学』(講談社)、『夢よりも深い覚醒へ』(岩波新書)などがある。

≪著者: ≫ 宮台真司 (みやだい しんじ) 1959年生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程修了。社会学博士。首都大学東京教授。著書に『権力の予期理論』(勁草書房)、『終わりなき日常を生きる』(ちくま文庫)、『日本の難点』(幻冬舎新書)などがある。



橋爪大三郎 『政治の教室  Politics For Beginners, 2001 』(講談社学術文庫、2012年) '12/07/18
橋爪大三郎×大澤真幸 『ふしぎなキリスト教  Wonders In Christianity 』(講談社現代新書、2011年) '11/11/11

大澤真幸 『生権力の思想 事件から読み解く現代社会の転換』(ちくま新書、2013年) '13/03/25
大澤真幸 『量子の社会哲学 革命は過去を救うと猫が言う』(講談社、2010年) '12/11/13
大澤真幸 『逆接の民主主義 格闘する思想』(角川oneテーマ21、2008年) '12/11/04
見田宗介/大澤真幸 『二千年紀の社会と思想』(atプラス叢書、太田出版、2012年) '12/05/21
大澤真幸 『不可能性の時代』(岩波新書、2008年) '12/04/20
大澤真幸 『近代日本思想の肖像』(講談社学術文庫、2012年) '12/04/17
大澤真幸 『「正義」を考える 生きづらさと向き合う社会学』(NHK出版新書、2011年) '12/04/07
大澤真幸 『夢よりも深い覚醒へ 3・11後の哲学』(岩波新書、2012年) '12/04/03
大澤真幸 『社会は絶えず夢を見ている』(朝日出版社、2011年) '12/03/10
橋爪大三郎×大澤真幸 『ふしぎなキリスト教  Wonders In Christianity 』(講談社現代新書、2011年) '11/11/11
大澤真幸 『近代日本のナショナリズム』(講談社選書メチエ、2011年) '11/07/08



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本「在日外国人 〔第三版〕 法の壁、心の溝 (岩波新書1429)」田中宏5

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在日外国人 第三版――法の壁,心の溝 (岩波新書)
在日外国人 〔第三版〕 法の壁、心の溝 (岩波新書1429)

○著者: 田中 宏
○出版: 岩波書店 (2013/5, 新書 272ページ)
○定価: 861円
○ISBN: 978-4004314295





半世紀前にアジアからの留学生に出会い、その後、著者は、在日韓国・朝鮮人や留学生、労働者、難民などを取り囲む「壁」を打ち破るために、長年にわたって尽力してきた。最新のデータとともに、入管法の大幅「改正」のほか、高校の無償化など外国人学校をめぐる問題についても語る。ロングセラーの最新版。


≪目次: ≫
まえがき――第三版にあたって (二〇一三年四月  田中 宏)

序章 アジア人留学生との出会い
中国からきたインド人青年/千円札の「伊藤博文」/「八・一五」とアジア/奨学金を打ち切られたチュア君/千葉大学に泊まりこんだ三日間/四年半の裁判の日々/医療扶助を受けたため国外退去/チェン君の法務大臣への手紙/ベトナム反戦と入管法案/「帰国入隊命令」のでた留学生/二つの中国のはざまで/入管法案が照らし出したもの

I 在日外国人はいま
外国人登録とは何か/国籍と居住地域/入管法と「在留資格」/在留資格別の人数と国名/「特別永住者」の誕生/新規入国の外国人数

II 「帝国臣民」から「外国人」へ
朝鮮人被爆者、孫振斗さん/二つの課題、「治療」と「在留」/宋斗会さんの訴え/在日朝鮮人と在朝鮮日本人/アメリカの「在日」認識/憲法から消えた外国人保護条項/参政権の停止/外国人か、日本人か/日本国籍の喪失/なぜ「国籍選択」にならなかったのか/国会での政府の答弁/吉田首相からの手紙/日本自身の課題へ

III 指紋の押捺
押捺拒否の意味するもの/各地でおこなわれた「指紋裁判」/指紋押捺制度導入の背景/朝鮮戦争のもとで/「国民指紋法」の構想/導入後も続く抵抗/中国見本市での「事件」/「満洲」指紋の発掘/アメとムチの法改正/恩赦、訪韓、そして廃止へ/指紋押捺制度は、なくなったのか

IV 援護から除かれた戦争犠牲者
石成基さんの四〇年/軍人恩給の廃止/誰のための援護法か/戦没者の慰霊と叙勲/重要視される「国籍」/「日韓請求権協定」がもたらしたもの/「外国人」の戦犯/問われる 「国籍喪失」/ここにも“心の溝”が/台湾人元日本兵/不甲斐ない判決/野中官房長官の答弁/四一四件に弔慰金/シベリア抑留にも国籍

V 差別撤廃への挑戦
日立就職差別裁判/変わる日本人/裁判の位置づけ/「協定永住」と民闘連/南北分断のなかで/金敬得君との出会い/アメリカの事例と日本/外国人司法修習生第一号/外国人弁理士の誕生/公立学校の教員採用/つづく新しい挑戦/定住外国人が地方公務員に/「外国人お断り」

VI 「黒船」となったインドシナ難民
国民年金裁判/ベトナム難民の衝撃/公共住宅の開放/国籍要件と国籍条項/難民条約の批准/「日本国民」から「日本住民」へ/年金に老後を託せるか/無年金問題/国籍法の改正/認められた「外国姓」/民族の名をとりもどす/帰化時の指紋、ついに廃止

VII 国際国家のかけ声のもとで
留学生一〇万人計画/就学生の急増/日本語学校と上海事件/「かわいそうな」留学生/大学への入学資格/門戸を閉ざす国立大学/非欧米系の排除/外国人の子どもたち/外国人学校間の連携/高校の無償化/朝鮮高校は「不指定」に/国際社会からの注視/韓国からの共感

VIII 外国人労働者と日本
「資格外就労」の増加/法改正と日系人の急増/在外邦人と在日外国人/日本人の海外移住史/日米移民摩擦/フィリピンに渡った人びと/中南米から「満洲」へ/日本のおこなった強制連行/人種差別撤廃を提議/外国人労働者の受け入れ/「研修生」とは/外国人労働者の顕在化/技能実習生/実習生をとりまく問題/求められること

終章 ともに生きる社会へ
「九一年問題」/新聞にあらわれた“溝”/在日韓国人元政治犯/外国人と地方参政権/諸外国の状況/外国人学校の処遇をめぐって/一方で「反コリアン」デモ/入管法の大改正/つづく“格差”/韓国の対応/憲法のなかの外国人


≪著者: ≫ 田中 宏 (たなか・ひろし) 1937年東京都に生まれる。岡山県出身。1960年東京外国語大学中国語学科卒業、63年一橋大学大学院経済学研究科修士課程修了。アジア学生文化協会勤務、愛知県立大学教授、一橋大学教授、龍谷大学特任教授を経て、一橋大学名誉教授。専攻、日本アジア関係史、日本社会論。著書『虚妄の国際国家・日本』(風媒社)、『グローバル時代の日本社会と国籍』(共著、明石書店)、『戦後60年を考える』(創史社)、『未解決の戦後補償』(共著、創史社)ほか。訳書、黄春明『さよなら・再見』(共訳、めこん)、許雲樵・蔡史君編『日本軍占領下のシンガポール』(共訳、青木書店)、卓南生『国際化日本の壁』(共訳、東洋経済新報社)ほか。




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本「パラダイムと科学革命の歴史 (講談社学術文庫2175)」中山茂5

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パラダイムと科学革命の歴史 (講談社学術文庫)
パラダイムと科学革命の歴史 (講談社学術文庫2175)

○著者: 中山 茂
○出版: 講談社 (2013/6, 文庫 368ページ)
○定価: 1,155円
○ISBN: 978-4062921756





学問的伝統と科学者集団の構造を分析。
科学とは社会的現象である。
ソフィストや諸子百家の時代から現代のデジタル化まで、科学史の泰斗による「学問の歴史」。パラダイムはいかに創出され、変革されるのか。

「パラダイム論」を日本に紹介した科学史の第一人者による「学問の歴史」。東洋の「記録的学問」と西洋の「論争的学問」という古代以来の学問的伝統の比較から、学術雑誌等のメディアの発明、職業的科学者の誕生、現代の巨大科学とデジタル化まで、社会的現象としての科学と科学者集団を分析し、科学革命が新たなパラダイムを形成していく過程を解明。


≪目次: ≫
まえがき

第一章 記録的学問と論争的学問
記録的学問/論争的学問/二つの学問の機能

第二章 パラダイムの形成
通常科学/科学革命/革命と通常科学/パラダイム形成の諸段階/東西の比較学問史/「客観性」についての注/経典化/古典の意味についての注/ギリシア的学問の場/中国の教育制度/学問の通念――東と西/合法則性への信仰――分析と分類

第三章 紙・印刷と学問的伝統
中国官僚制と紙・印刷/紙以前の文化/イスラムのマドラサ/ヨーロッパの中世大学――論理の優位/学者の移動/一般化/学問分類/印刷の効果/書かれた文化と話す文化/図式的総括

第四章 近代科学の成立と雑誌・学会
実学と近代科学/近代科学の個性/力学的自然観/近代科学の排他性/発表形式の変化――著書から雑誌論文へ/初期の学術雑誌/研究成果発表機関の諸形態/形式の整備/雑誌にかわるもの/学会の役割/学会と体制/自由参加学会

第五章 専門職業化の世紀
ドイツの大学アカデミズムの成立/大学の自治/地方分権と大学/新興科学と体制――イギリスの場合/大学の中での学問――体系化と教科書化/実験と適正規模/通常科学の場/職業としての学問/資格のための学問/職業意識による学問/制度の形骸化/後続者による選択/学問分類の再構築/産業社会の要請――技術者の地位/蒸気機関の発達――イギリスとフランス/科学と技術の関係/エコール・ポリテクニクの成立/技術の学問化/近代工学の展開――ドイツのT・H/テクノクラートの発生/劇場型と自動車学校型/ドイツの大学の発展の限界/アメリカ大学院の成立/大学の外への発展/政府と科学/企業と研究/巨大科学の問題/批判的科学

第六章 パラダイムの移植
科学の定義/パラダイムの移植/制度の優先/受容する時の核/核の差による需要の差/国家による選択/ローカル・サイエンス/ユニヴァーサル・サイエンス/西洋学/日本の視点

あとがき (一九七四年八月  中山 茂)


補章 その後の変革とデジタル化――四十年の時を経て
各章の課題とその後の展開
私のクーン主義とマルクス主義
現場の科学者のパラダイム観/通常科学の重要性/パラダイムによって定義された「進歩」/「相対主義」と「共約可能性」/私のマルクス主義
結び デジタルで学問はどう変わるか
メディアの変化と学界/将来の方向

学術文庫版のあとがき (二〇一三年三月 東京にて  中山 茂)


※本書は、一九七四年に中央公論社より刊行された『歴史としての学問』を文庫化にあたり改題し、補章などを加筆したものです。


≪著者: ≫ 中山 茂 (なかやま しげる) 1928年兵庫県生まれ。東京大学理学部卒。専門は天文学、科学史。神奈川大学名誉教授。おもな著書に『占星術』『天の科学史』『野口英世』『帝国大学の誕生』『科学技術の戦後史』など。パラダイム論を日本に紹介したことで知られ、訳書にT・クーン『科学革命の構造』、M・クライン『数学の歴史』などがある。

中山茂 『天の科学史』(講談社学術文庫、2011年) '11/11/12



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本「漢方医学 (講談社選書メチエ553)」渡辺賢治5

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漢方医学 (講談社選書メチエ)
漢方医学 (講談社選書メチエ553)

○著者: 渡辺賢治
○出版: 講談社 (2013/6, 単行本 216ページ)
○定価: 1,575円
○ISBN: 978-4062585569




中国にもない日本独自の医学=漢方
近代西洋医学とも融合しながら世界でもユニークな治療実績を重ねつつあるその世界を、「虚・実」「気・血・水」など東洋思想に基づいた世界観から実際の治療の現場にいたるまで、第一人者が解説する。


≪目次: ≫
まえがき

第一章 漢方とは何か
 1 はじめに
 2 そもそも漢方医学とは何か?
世界の伝統医学/グローバル化が進む伝統医学/漢方医学は日本独自のものである/漢方と蘭方を融合した江戸の医学/世界ではじめて全身麻酔の手術を行った華岡青洲も漢方を駆使した/漢方は日本人のデータを積み重ね、日本で体系化された医学である/漢方医学の衰退/漢方医学の危機/漢方の復興/真の東西医学の融合に向けて/明治政府に否定された漢方医学/秘密主義を守った明治脚気戦争/漢方医学の復興/漢方医学のブーム/医療用漢方製剤の登場/医学教育に組み込まれた漢方医学/漢方専門医師/現在の医療制度が独自のものを作っている
 3 鍼灸について
日本の鍼灸/お灸について/鍼灸と西洋医学のミックス/保険の利く疾患が限られている鍼灸/世界一繊細な日本の鍼術の技/中国のツボと日本のツボ/新しい、理想の医療を目指して

第二章 漢方という「思想」
 1 病気のとらえ方=世界観
患者を治す上で洋の東西はない/個別化を重んじる漢方/時間軸を重んじる/病気のとらえ方/病原を排除する方法/漢方の補う治療/中庸を重んじる
 2 漢方の診察
四つの診療方法/望診/聞診/問診/切診
 3 漢方医療とはどのような診断をするのか
漢方の診断=証/虚・実/日本にしかない「虚実中間」/寒・熱/六病位――急性熱性疾患では時間的経過が重要/症状から六病位を見分ける/気・血・水 体のバランスの崩れているところを探す/「気虚」/「気うつ」(気滞)/「気逆」/「血」の異常/「血虚」/「瘀血」/「水」の異常/「水毒」/「気・血・水」の異常が複数ある場合
 4 漢方薬とは何か?
そもそも漢方薬って何?/ハーブとの違いは?/なぜ組み合わせる必要があるのか?/処方単位の日本漢方、生薬単位の中医学/処方にも性質があると考えた日本/漢方薬の剤形/日本のエキス製剤技術は世界一/薬用量の違い/養生訓にある薬用量の違い/生薬の由来についてはまだまだ発見がある/正倉院薬物/正倉院薬物の学術調査

第三章 現代漢方の使い方――「治療」の章 その一
 1 漢方で何ができるか?
 2 漢方が得意とする治療
機能性胃腸症/こむら返りに芍薬甘草湯/虚弱児童に対する漢方治療
 3 がんに対する治療
根治することはできないが/カンプトテシンによる下痢の抑制/カンプトテシンの下痢は黄芩湯でも抑えられる/シスプラチンの腎障害を予防する十全大補湯/末梢神経障害を軽減する牛車腎気丸/その他の副作用軽減のための漢方/がん手術後の大建中湯で術後腸閉塞を予防/緩和ケアと漢方薬/モルヒネ製剤の副作用の便秘に大建中湯
 4 感染症
官報は歴史的に感染症との闘い/インフルエンザに対する漢方治療/二〇〇九年の新型インフルエンザ/漢方薬の作用機序
 5 アレルギー性疾患
花粉症に対して即効性もある/アトピー性皮膚炎は西洋医学との併用
 6 女性のなやみ
婦人科疾患は漢方の得意領域/むくみやすく冷えがある人に当帰芍薬散/のぼせ易い人に桂枝茯苓丸/不安感が強い人に加味逍遥散
 7 高齢者に対する治療
漢方の得意分野の一つ/加齢に伴う種々の機能低下に八味丸/胃腸虚弱で冷えて下痢をする場合に真武湯/便秘/下剤で腹痛やひどい下痢を来す場合/腰痛・しびれ/膝関節痛/頻尿/不眠/認知症で怒りっぽい時に抑肝散

第四章 漢方による実際の治療例――「治療」の章 その二
 1 内科領域
高血圧/便秘/冷え・下痢/抗がん剤の副作用軽減/大腸がん術後の倦怠感/食欲低下/冷え・頭痛・全身の痛み/腹痛・朝起きられない
 2 産婦人科領域
月経過多
 3 泌尿器科領域
頻尿
 4 整形外科領域
変形性膝関節症/両足先のしびれ
 5 精神科領域
動悸・パニック障害/うつ・不眠症/チック/円形脱毛症/のぼせ・肩こり・不眠
 6 アレルギー・皮膚疾患
花粉症・鼻炎(西洋薬との併用・体質改善の処方)/喘息/夜泣き・食物アレルギー・アトピー性皮膚炎/ニキビ

第五章 漢方を賢く使用する方法
 1 漢方薬を上手に活用しよう
漢方薬を飲むタイミング/風など急性の病気では急いでのむこと/漢方エキス製剤ののみ方/漢方薬の服薬期間/薬の効き方には腸内細菌が大きな役割を持つ
 2 漢方薬の副作用も知っておこう
漢方の安全神話が崩れた小柴胡湯による死亡例/間質性肺炎が起こりやすい条件/偽アルドステロン症/肝機能障害/尿閉/下痢・腹痛/舌のしびれ/発疹・蕁麻疹/胃腸障害/妊娠中の漢方の服用/漢方の適正使用
 3 漢方の医師を上手に活用しよう
総合医としての漢方医/医師ライセンスが一つであることのわが国の強み/問診項目同士のつながりを重視/種々の症状出現の時間的流れが重要/診察の受け方心得/漢方治療を受けられる病・医院とはどこか
 4 病気にならなように漢方を活用する
予防医学としての漢方の活用/慢性疾患に対する管理/疼痛性疾患に対する鍼灸治療の活用
 5 漢方から見た健康法
養生は漢方の基本/医食同源の実践を/冷え症は現代病/体を動かさなくなった現代人

第六章 漢方医学の抱える課題
事業仕分けで不要とされた漢方医学/医療用漢方製剤と一般用漢方製剤/なぜ保険はずしが繰り返されるのか/両医学を融合させてこそ効率のいい医療が可能となる/中国が推進する東西医学融合/東西医学融合の落とし穴/研究予算が圧倒的に少ない日本/補完・代替医療の中での伝統医学/米国国立補完・代替医療センターの方向転換/ Whole medical systems /真の融合のためには専門の漢方医がもっと必要/日本型医療推進のためのグランドデザインを

あとがき (二〇一三年一月 渡辺賢治)
索引


※カバー図版: 『本草品彙精要』(清代)より


≪著者: ≫ 渡辺賢治 (わたなべ・けんじ) 1984年慶應義塾大学医学部卒、同大内科学教室勤務。90年東海大学免疫学教室、91〜95年米スタンフォード大学等を経て95年北里研究所東洋医学総合研究所にて本格的に漢方に取り組み始める。慶應義塾大学医学部漢方医学センター長を経て、慶應義塾大学環境情報学部教授、医学部兼担教授。奈良県立医科大学客員教授。日本内科学会総合内科専門医、米国内科学会上級会員、日本東洋医学会理事・指導医・漢方専門医、和漢医薬学会理事、日本漢方医学研究所理事。厚生労働省社会保障審議会委員。WHOで国際疾病分類の改訂委員を務めるなど国際的にも活躍。著書に『漢方薬使い分けの極意』(南江堂)『日本人が知らない漢方の力』(祥伝社新書)がある。




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本「民族紛争 (岩波新書1431)」月村太郎5

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民族紛争 (岩波新書)
民族紛争 (岩波新書1431)

○著者: 月村太郎
○出版: 岩波書店 (2013/6, 新書 256ページ)
○定価: 840円
○ISBN: 978-4004314318




「また奴らだ!」



世界各地で続発している民族紛争。どのように発生、激化し、そして終結へと向かうのか。クロアチアとボスニア、コソヴォ、ルワンダ、スリランカなど六つの紛争の経緯を詳しく紹介し、軍事介入やジェノサイドの実態などについて考察する。さらに民族紛争に関する研究の論点を整理し、紛争予防や平和構築の可能性を検討する。


≪目次: ≫
序章 民族紛争とは何か
「新しい戦争」/二つの「新しい戦争」/民族と国民/エトニ(民族)とネイション(こくみん)の属性/紛争とは何か/民族紛争とは民族同士の紛争か/民族紛争の現在/本書の構成

I 部 世界各地の民族紛争――六つの事例
第1章 スリランカ――言語政策と民族紛争
【スリランカ紛争のあらまし】/政治的資源としての言語/シンハラ人とタミル人/スワバーシャ運動/独立直後の政治的構図/二つの協定/一九七二年憲法/タミル統一解放戦線と「タミル・イーラム解放の虎」/一九八三年暴動/第一次イーラム戦争/インド=スリランカ和平合意/インド軍による平和維持活動/第二次・第三次イーラム戦争/和平への動き/両陣営の内紛ラージャパクセの登場/停戦合意の崩壊/第四次イーラム戦争/エピローグ
第2章 クロアチアとボスニア――民族紛争予防の失敗
【クロアチア紛争とボスニア紛争のあらまし】/連邦制と民族紛争の予防/クロアチアとボスニアとは/「第一のユーゴ」、「第二のユーゴ」/解体要因と統合要因/ユーゴ共産主義同盟とユーゴ人民軍/ユーゴの連邦制/ミロシェヴィッチ、トゥジマン、イゼトベゴヴィッチ/「クロアチア化」とセルビア人/独立宣言と「一〇日間戦争」/クロアチア紛争の結果/ボスニアの民族主義政党/連立政権の崩壊と住民投票の応酬/ボスニア紛争の構図/国際社会の対応/セルビア人陣営の混乱/民族浄化――スレブレニツァの虐殺事件/NATOの空爆/デイトン和平交渉/エピローグ
第3章 ルワンダ――ジェノサイドの実際
【ルワンダ紛争のあらまし】/ジェノサイドとは/「千の丘の国」と人々/フトゥ人とトゥチ人の違い/植民地時代のルワンダ/「社会革命」/「イニェンジ」の侵攻/ブルンディの情勢/一九七三年のクーデタとハビャリマナ政権/急進的な民族主義的言説の流布/トゥチ人亡命者とウガンダ/ルワンダ愛国戦線の侵攻/アルーシャ協定/ブルンディのクーデター/ハビャリマナ暗殺/政権中枢の「粛清」/虐殺の実際/ルワンダ愛国戦線の全土制圧/国際社会の関与/エピローグ
第4章 ナゴルノ・カラバフ――体制変動と民族紛争
【ナゴルノ・カラバフ紛争のあらまし】/体制変動による民族問題の政治化/アルメニアとアゼルバイジャン/二つの飛び地/「文明の十字路」と大国の角逐/ロシア革命と三共和国の成立/アルメニア=アゼルバイジャン戦争/赤軍の進撃とソヴィエト社会主義共和国の成立/ナゴルノ・カラバフ自治州の成立/ゴルバチョフの登場とナゴルノ・カラバフ問題の「解凍」/「スムガイト事件」と特別行政形態/両民族主義の政治化と「黒い一月事件」/アルメニア、アゼルバイジャンの対モスクワ関係/ソ連とロシアの仲介/アルメニアの勝利/エピローグ
第5章 キプロス――本国の介入
【キプロス紛争のあらまし】/隣国の介入/キプロス島のギリシャ人とトルコ人/メガリ・イデアとエノシス/イギリス統治と民族意識/エノシスとタクスィム、そして第三の道/一九六〇年憲法/一九六四年の民族紛争/マカリオス三世への反発/ギリシャにおける軍事クーデター/キプロスにおけるクーデターの開始/トルコの第一次軍事介入/南北分断の始まり/ギリシャ軍の軍事政権の崩壊/第一次・第二次和平交渉/トルコの第二次軍事介入/エピローグ
第6章 コソヴォ――国際社会の介入
【コソヴォ紛争のあらまし】/国際社会による介入/コソヴォとアルバニア人/コソヴォの「歴史」/ユーゴにおけるコソヴォの位置づけ/ソ連=ユーゴ論争とコソヴォ/チトーの宥和方針/一九七四年憲法体制/チトーの死とその後の混乱/ミロシェヴィッチの台頭/コソヴォの「独立」/ルゴヴァ路線の行き詰まり/アルバニアの混乱/第一次コソヴォ紛争/第二次コソヴォ紛争/和平会議とNATO空爆/エピローグ

II部 民族紛争を理解する為に
第7章 なぜ発生するのか
民族紛争発生の必要条件/構造的要因群――居住分布/政治的要因群――民主化/経済的要因群――貧困/社会・文化的要因群――歴史/社会・文化的要因群――宗教/民族紛争発生の十分条件/相手に対する恐怖/民衆の行動/エリートの指導とその成功の可能性
第8章 予防はできないのか
多民族性の否定/多民族に対する支配/パワー・シェアリング/連邦制/文化的自治/多極共存制/多極共存制の特徴/多極共存制の問題点/民族紛争の予防方策に共通の問題点
第9章 どのように成長するのか
民族紛争の激化/紛争の「一生」/激化に伴う当事者の行動の変化/民族紛争の拡大/隣国への波及/隣国の介入/民族紛争の長期化
第10章 紛争の終了から多民族社会の再建へ
民族紛争の終わり方/国際的な平和維持活動/平和構築活動/「移行期正義」を巡る問題/民族紛争の再発を防ぐ為には

あとがき (二〇一三年五月 月村太郎)
参考文献


≪著者: ≫ 月村太郎 (つきむら・たろう) 1959年生まれ。1983年東京大学法学部卒業。同大助手、神戸大学助教授、教授などを経て、同志社大学政策学部教授専攻、地域紛争、国際政治史。著書、『ユーゴ内戦――政治リーダーと民族主義』(東京大学出版会、2006年)、『オーストリア=ハンガリーと少数民族問題――クロアティア人・セルビア人連合成立史』(同、1994年)。編著、『地域紛争の構図』(晃洋書房、2013年)ほか。




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本「非社交的社交性 大人になるということ (講談社現代新書2008)」中島義道5

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非社交的社交性 大人になるということ (講談社現代新書)
非社交的社交性 大人になるということ (講談社現代新書2008)

○著者: 中島義道
○出版: 講談社 (2013/5, 新書 224ページ)
○定価: 777円
○ISBN: 978-4062882088



オワリマシタ
(解放サレタ?!)
クタビレマシタ、、、なにはともあれ(結果がどうであれ)、まずは、おわってよかった
おわりははじまり、すでにはじまっている
いろいろいろいろ、やらなくてはならないことが山積みで、しかしじっさい、なかなかカラダが言うことをきかない、レスポンスがよろしくない(クタビレ)

大学の、こないだうけた面接授業(はじめての哲学系の授業♪)の課題レポートの締切が水曜日だから、月・火・水でまとめて仕上げて提出する。
七月の末には単位認定試験がある。これまで(三年六回)に比較するにはペースを半分に落として四科目。このところ日夜パソコンにむかっているあいだに繰り返し何度も聴講しつづけている「民法 '13」「事例から学ぶ日本国憲法 '13」、、、
来年、大学生活五年目にして、卒業研究にとりくむ。そのための、大学に提出する書類をまとめなければならない。

ぼくのむすめはいま高校二年生で、大学進学を、就職まで考慮にいれて、、、はたして、ぼくに、なにが、なにを、父親って、なんなんだろう
いっしょに暮らしているわけではないから、、、子どもの意識が何歳からハッキリしているのか、たとえば三歳くらいからだとすると、まもなく別々の生活のほうが長くなる。
まったくぼくにはなにがどうなっているのか、まるで様子がわからない。
それでも、なんとかしたい、と思うのは、ぼくのシッパイの苦しみを、おなじ過ちを重ねるようなことだけは、できるかぎり避けたほうがいいだろうと、ぼくはそう思うのだが、そう思うのは(あくまでも)ぼくであって、それを他人に伝えてさらにそのように仕向けることやなんかは、う〜ん、そうそうカンタンなものではない

シゴトを劣後させて、サイアク、実入り(収入)がゼロになっても、七夕の試験が終わるまではなんとかなる目算を立ててのチャレンジであった。
そう考えるには、ありがたいことに、在宅でのシゴトを許容してくれて、クビにしないでシゴトをくれて、報酬をくれた、カイシャにシャチョウに感謝しなければならない。
むすめの高校と大学の学費として、プールしていたお金を、ここ数カ月で取り崩しているから、リカバーすべく、体制を立て直す、方向修正を試みる、具体策を詳細に組み立てねば



「人間嫌い」のための居心地のいい人間関係のつくりかた

人間は一人でいることはできない。といって、他人と一緒にいると不快なことだらけ――。「人間嫌い」のための、居心地のいい人間関係のつくり方とは。哲学者が、カントの言葉「非社交的社交性」を手がかりに、哲学、日本、若者を考えるエッセイ。


≪目次: ≫
はじめに 大人になる君へ

第I部 非社交的社交性
1 哲学に至る道
根なし草/関門海峡/高家/サクラメント/ケーニヒスベルク/食卓の仲間/自殺/たった一つの絆/横滑り/何もかもわからなくなって……
2 半隠遁という生き方
心の弱さと哲学/克己心/孤立と自立/反対の一致/ネット上の強者/善意という暴力/帰属意識/期待という名の凶器/誇りと差別意識/繊細な精神/他人の痛みのわかる人?/個室/哲学病の効用/嫉妬の虚しさ/嫌いな人/儀式
3 遊びと哲学
ソフィストとソクラテス/「人生の虚しさ」を見つめるという遊び/ニヒリズムという遊び
4 未来は「ない」
哲学者の会話/十分の一秒の差/可能世界?/偶然と必然/自由意志?/未来は「ない」/超越論的観念論/私が死ぬということ
5 西洋と日本のあいだ
結婚/離婚/国際別居夫婦/西洋に暮らして日本の学校を見る/日本人学校という調教現場/アメリカン・インターナショナル・スクールの「自由な」雰囲気/帰国子女のひとりとして/ウィーン半移住/ウィーンの森?/ウィーン気質/言葉とその意味/お節介文化/誠実あるいは誠意/ギレライエ/チュービンゲン

第II部 こころ優しく凶暴な若者たち
1 「生きにくい」人々
朝まで生テレビ/絶望に陥らない不幸/「生きにくい」若者たち/専門哲学者への道/なぜ「哲学塾」に来るのか?/「人生の意味」こそ、哲学最大の問いである
2 過度の「合理性」を求める
なんでもネットで調べて反論する/間違って買った文庫本の代金を払ってください/ここはウソを教えるところですか!/「文字通り」しかわからない/「文字通り」を鍛え上げる/先生が書いているものを次の中から選んでください
3 言われなければわからない!
心から挨拶しなくてもいいんですか?/僕はこう解釈しました/未納問題
4 「ワガママ」にしがみつく
イヤなことは絶対にしない/先生とホワイトボード以外見たくないんです/「カント研究会」での出来事/組織に属するということ
5 成熟を拒否する
ピーターパン・シンドローム?/死ぬのが怖いから、何もしない/無知を恥じない/奢ってもらうときはあまり食べるな!/規則を勝手にラクな方に変えてしまう/コピー機のトレイを壊し、ダンボールで補充する/先生、私を見抜いているんですね?/自暴自棄になって生きていきます
6 軽蔑されたくない!
「もちろん」って言わないでください/みんな平等のはずである/先生とのあいだに深い溝ができました/「無能」と言われたからやめます
7 「リア充」の意味するところ
ぼくが痴漢なんてあんまりです!/三冠王?

哲学へのヘンないざない――あとがきに代えて (二〇一三年四月一〇日 桜が散りあっという間にまぶしい新緑 中島義道)


≪著者: ≫ 中島義道 (なかじま よしみち) 1946年生まれ。東京大学法学部卒業、同大学大学院人文科学研究科哲学専攻修士課程修了。ウィーン大学にて哲学博士号取得。電気通信大学教授を経て、「哲学塾カント」主宰。専攻は時間論、自我論。著書に『哲学の教科書』『「私」の秘密』(以上、講談社学術文庫)、『「時間」を哲学する』『カントの人間学』(以上、講談社現代新書)、『差別感情の哲学』『哲学塾授業』(以上、講談社)、『孤独について』『観念的生活』(以上、文春文庫)、『ウィーン愛憎』(中公新書)、『明るいニヒリズム』(PHP研究所)、『ニーチェ――ニヒリズムを生きる』(河出ブックス)など多数。




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本「憲法への招待 (岩波新書758)」渋谷秀樹5

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憲法への招待 (岩波新書)
憲法への招待 (岩波新書758)

○著者: 渋谷秀樹
○出版: 岩波書店 (2001/11, 新書 219ページ)
○定価: 798円
○ISBN: 978-4004307587




いざ、出陣♪♨♫


「憲法は私たちが守らなくてはならないものか」「首相の靖国神社参拝はなぜいけないのか」「問題のある教科書をなくすには、検定が必要か」「国民代表が決めた法律を、裁判所が違憲・無効とできるのはなぜか」など、二四の問いに答えながら、日本国憲法の思想と骨格を平明に解説。私たちと憲法の関係を知るのに最適な、市民のための憲法入門。


≪目次: ≫
はじめに

第1章 憲法とは何か
1 聖徳太子の十七条憲法は「憲法」か
西欧起源の憲法/国家はどう作られたか/国家は想像の産物か/聖徳太子の十七条憲法
2 人権の規定に比べて、義務が少ないのはなぜか
憲法にある義務/法的義務か/授権規範と制限規範/政府に義務を課すこと
3 憲法は私たちが守らなくてはならないものか
法の支配と人の支配/「法の支配」の内容とは/日本国憲法と「法の支配」
4 国民主権を天皇主権に改正することができるか
序列のある憲法規範/憲法を作る権力と憲法で作られた権力/八月革命説/どう正統化できるか

第2章 人権は誰の権利か
5 なぜ外国人には参政権がないのか
外国人には保障されない?/「国民」とは何か/日本国憲法での国民/外国人の参政権/判決の「国民」理解/外国人は消防士になれない?
6 監獄に収容されている人も新聞を読むことができるのか
監獄の中の自由は?/新聞を読む自由はあるか/帰属社会の多層構造/組織の規律と市民としての権利
7 「いじめ」は人権問題といえるか
「人間の尊厳」としての人権/人権規定の想定する相手/社会的権力の登場/強い私人と弱い私人/人権規定の私人間効力/ストレートな適用はダメなのか/政府と私人の決定的な違い

第3章 人権にはどういうものがあるか
8 重要な権利が憲法にないときはどうすればよいのか
社会は変わる/憲法を改正する/人権規定を解釈する/「包括的基本権」条項を使う/新しい人権
9 モデル小説はプライバシーの侵害になるか
プライバシーの権利の誕生/プライバシーの権利の本質/モデル小説のその後/モデル小説の何が問題か/憲法上の権利としてのプライバシーの権利/個人情報保護法をめぐって
10 女性の再婚禁止期間の規定は「法の下の平等」に反するか
平等の問題/形式的平等と実質的平等/平等は比較の問題である/所得税は不平等か/男女の間の異なる取扱い
11 首相の靖国神社への参拝はなぜいけないのか
軍国主義のバック・ボーン/宗教の自由/政教分離原則の本質/宗教活動との分離/靖国神社の何が問題か/平和主義との抵触
12 無修正ポルノを売ってはいけないのか
なぜ「表現の自由」を保障するのか/規制はどう正当化できるか/規制根拠を再考する
13 電話の盗聴を認める法律は違憲ではないか
「盗聴」立法/「公共の福祉」とは何か/権利の類型化とその制約/「二重の基準論」の考え方/通信傍受は正当化できるか/刑事事件と憲法の規定/通信傍受法の仕組み
14 都市計画により自由に使えなくなった土地の所有者は補償されるか
所有権の絶対性/財産権の変化/二九条の中の矛盾/補償の要否をどう判断するか/土地利用のあり方
15 生活保護の支給額が低すぎるとき、裁判で差額を請求できるか
貧困者の救済/恩恵から権利へ/国政の指針にすぎない?/裁判所も法的効力は認める/生存権と裁判所の救済/生存権と立憲主義の原点
16 問題のある教科書をなくすには、検定が必要なのか
教育を受ける権利/「義務」教育とは誰の義務?/教育内容は誰が決めるか/人格形成における教育/教科書検定は「検閲」か/「検定」から「認定」へ

第4章 政府を形づくるルールとは
17 国民代表が決めた法律を、裁判所が違憲・無効とできるのはなぜか
憲法の定める民主主義/民主主義と立憲主義/裁判にも民主的正統性がある/違憲審査権の正統性/立憲主義の精神
18 天皇が「象徴」であるとは、どういうことか
明治憲法の天皇/国民の決定に従う天皇/象徴とは何か/象徴としての行為?
19 自衛隊が米軍の活動に対しておこなう後方支援は、違憲ではないのか
自衛権とは何か/自衛戦争を放棄したか/警察力と軍事力/戦力でない軍事力/現実は規範と乖離しているか/集団的自衛権と日本/テロ事件について/憲法改正論について
20 アメリカの大統領は国民の選挙で決めているのに、日本の首相はどうして国会で決めるのか
権力分立の思想の誕生/権力分立の本質/さまざまな権力分立原理のかたち/日本の議院内閣制/首相公選論の問題点

第5章 政府の活動はどのようなものがあるか
21 国会はどんなルールでも制定できるか
ルールを作る権限はどこに?/ルールとは何か/「ルール」でないものも作っている/国会が暴走したらどうするか
22 内閣のおこなう「行政」は定義できないか
内閣とは何か/行政とは?/内閣の職務としての執政/三権分立か権力分立か
23 裁判所の判決は、紛争や犯罪に法律を当てはめれば出てくるものか
裁判所は機械か/裁判とは創造的な行為である/裁判官の職務行使の独立/憲法判例が変更された例
24 憲法は国と自治体の関係をどうあるべきだとしているか
二元的な統治構造/統治権の根拠は被治者の同意/中央と地方の衝突/中央と地方の間の事務配分/改正地方自治法の原則/法律と条例

表1 「憲法の体系」
表2 「個別の人権の分類」

あとがき (二〇〇一年一一月一六日 母・たづ子が四四歳で逝ってから三〇年目の日に、平和への祈りをこめて 渋谷秀樹)


≪著者: ≫ 渋谷秀樹 (しぶたに・ひでき) 1955年兵庫県加古川市生まれ。1984年東京大学大学院法学政治学研究科博士課程満期退学。立教大学法学部教授。専攻、憲法学。著書、『憲法訴訟要件論』(信山社)、『憲法 1 人権』『憲法 2 統治』(共著、有斐閣)。


渋谷秀樹/赤坂正浩 『憲法 2 統治 〔第5版〕』(有斐閣アルマ、2013年) '13/04/29
渋谷秀樹/赤坂正浩 『憲法 1 人権 〔第5版〕』(有斐閣アルマ、2013年) '13/04/23

長谷部恭男 『憲法とは何か』(岩波新書、2006年) '13/07/01
長谷部恭男 『憲法のimagination  Écrits imaginatifs de droit constitutionnel 』(羽鳥書店、2010年) '13/06/26
長谷部恭男 『憲法入門  An Introduction to Constitutional Law 』(羽鳥書店、2010年) '13/06/01
長谷部恭男 『法とは何か 法思想史入門』(河出ブックス、河出書房新社、2011年) '13/05/27
長谷部恭男 『続・Interactive憲法  The Life and Opinions of Professor B, the Constitutional Conversationnist, Vol. 2 』(法学教室Library、有斐閣、2011年) '13/05/20
長谷部恭男 『憲法と平和を問いなおす』(ちくま新書、2004年) '13/05/13
長谷部恭男 『Interactive憲法  The Life and Opinions of Professor B, the Constitutional Conversationnist 』(法学教室Library、有斐閣、2006年) '13/05/09
大石眞 『日本国憲法 '05』(放送大学教材、一般科目 社会系、放送大学教育振興会、2005年) '13/05/11



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本「うかる! 司法書士 必出3000選/全11科目 〈1〉 民法・不動産登記法編」向田恭平/伊藤塾 編5

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うかる! 司法書士 必出3000選/全11科目[1]―民法・不動産登記法編
うかる! 司法書士 必出3000選/全11科目 〈1〉 民法・不動産登記法編

○著者: 向田恭平/伊藤塾
○出版: 日本経済新聞出版社 (2011/5, 単行本 445ページ)
○定価: 3,675円(品切重版未定)
○ISBN: 978-4532406776



真夏日、熱帯夜、風強し、、、七夕2013♪


 5月10日6月8日以来の第三読



合格知識を最速クリア! 司法書士試験の学習範囲を徹底して絞り込み、全11科目から必出の約3000ポイントを厳選して3冊にまとめた画期的内容。一問一答を解きながら、対向ページで知識の総まとめが効率的にできる。


≪目次: ≫
はしがき (2011年4月 伊藤塾専任講師 向田 恭平)
本書の特徴
本書の使い方
凡例
合格者のテキスト活用法

第I部 民法
第1編 総則
 第1章 自然人
 第2章 意思表示
 第3章 代理
 第4章 無効と取消し
 第5章 時効
 第6章 条件・期限
第2編 物権
 第1章 物権総論
 第2章 不動産物権変動
 第3章 物権の消滅
 第4章 占有権
 第5章 即時取得
 第6章 所有権
 第7章 用益権
第3編 担保物権
 第1章 担保物権総説
 第2章 留置権
 第3章 先取特権
 第4章 質権
 第5章 抵当権の効力の及ぶ範囲
 第6章 物上代位
 第7章 抵当権と用益権の関係
 第8章 抵当不動産の第三取得者の地位
 第9章 抵当権の侵害
 第10章 抵当権の処分
 第11章 非典型担保
第4編 債権総論
 第1章 債務不履行
 第2章 債権者代位権と詐害行為取消権
 第3章 多数当事者の債権及び債務
 第4章 債権譲渡・債権引受け
 第5章 債権の消滅
第5編 債権各論
 第1章 申込みと承諾による契約の成立
 第2章 同時履行の抗弁権
 第3章 危険負担
 第4章 贈与
 第5章 売買
 第6章 賃貸借
 第7章 請負
 第8章 委任
 第9章 不法行為
第6編 親族
 第1章 婚姻
 第2章 親子
 第3章 氏の横断整理
 第4章 扶養・親権
 第5章 後見
第7編 相続
 第1章 相続人
 第2章 相続の承認及び放棄
 第3章 相続分
 第4章 遺産分割
 第5章 遺言
 第6章 遺留分

第II部 不動産登記法
第1編 所有権に関する登記
 第1章 所有権保存の登記
 第2章 所有権移転の登記(包括承継)
 第3章 所有権移転の登記(特定承継)
 第4章 所有権更正の登記
 第5章 買戻特約に関する登記
第2編 抵当権に関する登記
 第1章 抵当権設定の登記
 第2章 抵当権変更の登記
 第3章 抵当権更正の登記
 第4章 順位変更の登記
 第5章 抵当権抹消の登記
第3編 根抵当権に関する登記
 第1章 根抵当権の変更の登記
 第2章 根抵当権の処分の登記
 第3章 根抵当権・債務者の相続に関する登記
 第4章 元本確定の登記
 第5章 共同根抵当権に関する登記
第4編 登記請求権の保全等に関する登記
 第1章 判決による登記
 第2章 代位による登記
 第3章 仮登記
 第4章 処分禁止の仮処分の登記
第5編 その他の登記
 第1章 登記名義人の指名等の変更・更正の登記
 第2章 用益権に関する登記
 第3章 担保権に関する登記
 第4章 信託に関する登記
 第5章 区分建物に関する登記
第6編 不動産登記総論
 第1章 電子申請
 第2章 一件一申請主義
 第3章 登記の種類(主登記・付記登記)
 第4章 本人性を確認するための手続
 第5章 登記原因についての第三者の許可(同意又は承諾)を証する情報
 第6章 登録免許税
 第7章 原本還付・申請の取下げ
 第8章 登記官の処分に対する審査請求

あとがき (2011年4月 伊藤塾専任講師 向田 恭平)


≪編者: ≫ 向田恭平 (むかいだ きょうへい) 2007年、司法書士試験合格。2008年、第7回簡裁訴訟代理能力認定考査合格。高等学校教諭一種免許状所持。入門段階から、中上級者、合格後の認定考査対策まで幅広い講座を担当。講義のみならず、自ら教材制作及び作問もしている。受験界初となる現物の答案を使用した講座や本書の元となる合格者の知識量及び過去問を徹底的に分析した「択一クライマックス総整理」等を担当。毎年多数の合格者を輩出。特に可処分時間の少ない受験生に圧倒的な支持を得ている。

≪編者: ≫ 伊藤塾 (いとうじゅく) 司法書士、行政書士など法律科目のある資格試験や公務員試験の合格者を多数輩出している受験指導校。合格後を見据えた受験指導を行い、特に司法試験の合格実績には定評がある。1995年5月3日憲法記念日に、法人名を「株式会社法学館」として設立。憲法の理念を広めることを目的とし、憲法の心と真髄をあまねく伝えること、また、一人一票を実現し、日本を真の民主主義国家にするための活動を行っている。



うかる! 司法書士 必出3000選/全11科目 [1]【第2版】―民法・不動産登記法編 うかる! 司法書士 必出3000選/全11科目 〈1〉 〔第2版〕 民法・不動産登記法編
○著者: 向田恭平/伊藤塾
○出版: 日本経済新聞出版社 (2013/3, 単行本 480ページ)
○定価: 3,675円
○ISBN: 978-4532407742

司法書士試験の学習範囲を徹底して絞り込み、全11科目から必出項目3000を厳選して3冊にまとめた直前対策書の改訂版。一問一答で知識をチェックしながら知識の総まとめが効率よくできる便利な一冊。




山村拓也/伊藤塾 編 『うかる! 司法書士 記述式 答案構成力 商業登記 [実戦編] 〈第3版〉』(司法書士試験シリーズ、日本経済新聞出版社、2012年) '13/07/05 , '13/06/06 , '13/05/25
向田恭平/伊藤塾 編 『うかる! 司法書士 必出3000選/全11科目 〈2〉 会社法・商業登記法編』(司法書士試験シリーズ、日本経済新聞出版社、2011年) '13/07/04 , '13/06/02 , '13/05/19
山村拓也/伊藤塾 編 『うかる! 司法書士 記述式 答案構成力 不動産登記 [実戦編] 〈第3版〉』(司法書士試験シリーズ、日本経済新聞出版社、2012年) '13/07/03 , '13/06/03 , '13/05/27
伊藤塾/高城真之介 編著 『司法書士 年度別過去問 〈平成20〜24年度〉』(法学書院、2012年) '13/06/28
向田恭平/伊藤塾 編 『うかる! 司法書士 必出3000選/全11科目 〈3〉 憲法・刑法・民訴・民執・民保・書士・供託法編』(司法書士試験シリーズ、日本経済新聞出版社、2011年) '13/06/24 , '13/06/05 , '13/05/21
山村拓也/高城真之介/伊藤塾 編 『うかる! 主要5科目で学ぶ 司法書士 入門テキスト』(司法書士試験シリーズ、日本経済新聞出版社、2007年) '13/06/18 , '13/05/23 , '13/05/05 , '13/04/17 , '13/02/12
蛭町浩/伊藤塾 編 『うかる! 司法書士 記述式対策 商業登記 [入門編] 〈第3版〉』(司法書士試験シリーズ、日本経済新聞出版社、2008年) '13/06/16 , '13/05/30 , '13/05/16
蛭町浩/伊藤塾 編 『うかる! 司法書士 記述式対策 不動産登記 [入門編] 〈第3版〉』(司法書士試験シリーズ、日本経済新聞出版社、2008年) '13/06/09 , '13/05/31 , '13/05/12
向田恭平/伊藤塾 編 『うかる! 司法書士 必出3000選/全11科目 〈1〉 民法・不動産登記法編』(司法書士試験シリーズ、日本経済新聞出版社、2011年) '13/06/08 , '13/05/10




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主として“本”が織りなす虚構の世界を彷徨う♪

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写真 Canon IXY900IS(since 2006.12.4) & EOS40D + EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM(since 2008.7.23) + EF100mm F2.8 Macro USM(used, since 2008.9.10) + EF-S55-250mm F4-5.6 IS(used, since 2008.9.30) + EF50mm F1.8 供used, since 2009.4.4)

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