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〈ぼく〉の思索の一回性の偶然性の実験場。

2014年04月

本「ヘーゲル 法の哲学 〈I〉 (中公クラシックスW12)」ヘーゲル、藤野渉/赤沢正敏 訳、長谷川宏 解説5

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法の哲学〈1〉 (中公クラシックス)
○著者: ヘーゲル藤野渉/赤沢正敏 訳、長谷川宏 解説
○定価: 本体1,500円+税
○ISBN: 978-4121600189






「ミネルヴァの梟は黄昏を待って飛翔する」。哲学を指すこの有名なフレーズは、ヘーゲル最後のこの主著の中に出てくる。法とは正義のこと、本書はまさしく社会正義の哲学といえる。


≪目次: ≫
社会正義の哲学 (長谷川 宏)
凡例


『法の哲学』
序文
緒論 (§1〜32)
  区分 (§33)

第一部 抽象的な権利ないし法 (§34〜104)
 第一章 自分のものとしての所有 (§41〜71)
  A 占有取得 (§54〜58)
  B 物件の使用 (§59〜64)
  C 自分のものの外化、ないしは所有の放棄 (§65〜70)
  所有から契約への移行 (§71)
 第二章 契約 (§72〜81)
 第三章 不法 (§82〜104)
  A 無邪気な不法 (§82〜104)
  B 詐偽 (§87〜89)
  C 強制と犯罪 (§90〜103)
  権利ないし法から道徳への移行 (§104)

第二部 道徳 (§105〜141)
 第一章 企図と責任 (§115〜118)
 第二章 意図と福祉 (§119〜128)
 第三章 善と良心 (§129〜140)
  道徳から倫理への移行 (§141)


≪著者: ≫ ヘーゲル (Georg Wilhelm Friedrich Hegel) 1770〜1831。近代ドイツ最大の哲学者。シュトゥットガルトの中級官吏の家に生まれ、18歳でチュービンゲンの神学校に入学。親友ヘルダーリンとともにフランス革命に共感、自由主義的な神学観を抱き聖職に就くことを断念し、哲学者となってベルリン大学教授として生涯を終えた。「ドイツ観念論の大成者」であると同時に、その限界を超えて社会的現実における人間の学へと一歩をすすめ、マルクスにも大きな影響を与えた。

[訳者: ] 藤野 渉 (ふじの・わたり) 1912年(明治45年)熊本県生まれ。京都大学文学部卒業。名古屋大学名誉教授。著書に『史的唯物論と倫理学』『哲学とモラル』、訳書にマルクス『経済学・哲学手稿』ほか。1983年(昭和58年)逝去。

[訳者: ] 赤沢正敏 (あかざわ・まさとし) 1922年(大正11年)広島県生まれ。東京大学大学院修了。愛知教育大学教授。訳書に、ユージン・カメンカ『マルクス主義の倫理学的基礎』(藤野渉との共訳)ほか。1970年(昭和45年)逝去。


ヘーゲル 『法哲学講義  Vorlesungen über Rechtsphilosophie 』(長谷川宏 訳、作品社、2000年) '13/11/29
ヘーゲル 『法の哲学 自然法と国家学の要綱 下巻 〈ヘーゲル全集9b〉』(上妻精/佐藤康邦/山田忠彰 訳、岩波書店、2001年) '13/08/24 , '12/09/26
ヘーゲル 『法の哲学 自然法と国家学の要綱 上巻    Grundlinien der Philosophie des Rechts, 1821 〈ヘーゲル全集9a〉』(上妻精/佐藤康邦/山田忠彰 訳、岩波書店、2000年) '13/08/20 , '12/09/23
ヘーゲル 『歴史哲学講義 〈下〉  Vorlesungen uber die Philosophie der Geschichte 』(長谷川宏 訳、岩波文庫、1994年) '12/11/09 , '08/12/20
ヘーゲル 『歴史哲学講義 〈上〉』(長谷川宏 訳、岩波文庫、1994年) '12/10/29 , '08/12/12

ヘーゲル 『小論理学 ヘーゲルの本文だけで論理をたどる』(山内清 訳解、大川書房、2013年) '14/03/25
権左武志 『ヘーゲルとその時代』(岩波新書、2013年) '14/01/23
久保陽一 『ドイツ観念論とは何か カント、フィヒテ、ヘルダーリンを中心として』(ちくま学芸文庫、2012年) '13/03/05
岩崎武雄 『カントからヘーゲルへ』(UP選書、東京大学出版会、1997年) '12/12/31
長谷川宏 『ヘーゲルの歴史意識』(講談社学術文庫、1998年) '12/11/06
村岡晋一 『ドイツ観念論 カント・フィヒテ・シェリング・ヘーゲル』(講談社選書メチエ、2012年) '12/09/06
加藤尚武 編著 『ヘーゲル 「精神現象学」入門』(原崎道彦/伊坂青司/栗原隆/松山壽一/座小田豊/滝口清栄/山純 著、講談社学術文庫、2012年) '12/06/11
熊野純彦 『ヘーゲル 〈他なるもの〉をめぐる思考』(筑摩書房、2002年) '09/12/30
長谷川宏 『新しいヘーゲル』(講談社現代新書、1997年) '09/02/02
長谷川宏 『ヘーゲル『精神現象学』入門』(講談社選書メチエ、1999年) '09/01/29
長谷川宏 『格闘する理性 ヘーゲル・ニーチェ・キルケゴール』(洋泉社MC新書、2008年) '09/01/27


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本「来るべき民主主義 小平市都道328号線と近代政治哲学の諸問題 (幻冬舎新書315)」國分功一郎5

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二〇一三年五月、東京都初の住民直接請求による住民投票が、小平市で行われた。結果は投票率が五〇%に達しなかったため不成立。半世紀も前に作られた道路計画を見直してほしいという住民の声が、行政に届かない。こんな社会がなぜ「民主主義」と呼ばれるのか? そこには、近代政治哲学の単純にして重大な欠陥がひそんでいた――。「この問題に応えられなければ、自分がやっている学問は嘘だ」と住民運動に飛び込んだ哲学者が、実践と深い思索をとおして描き出す、新しい社会の構想。


≪目次: ≫
はじめに
議会制民主主義の単純な欠陥/立法府がすべてを決めるという建前/行政に全く関われないという現実/行政権にオフィシャルに関われる制度とは/哲学に携わる者としての責任

第一章 小平市都道328号線問題と住民投票
住民が行き交い憩う大きな雑木林/説明会での頭を殴られたような体験/なぜこれを民主主義と言い張れるのか/半世紀前に作られた道路計画/必死に模索された道路建設の理由/「私たちは年をとりました」/活動の始まり、聳える巨大な壁/ついに住民投票請求を決断/規定数をはるかに超える署名/東京都初、住民直接請求による住民投票条例案可決/驚くべき後出しジャンケン/投票率35.17%で不成立/50パーセント成立要件のどこが問題か/すべてを見越しての事業認可申請

第二章 住民参加の可能性と課題
住民参加に対する行政の強烈な拒絶反応/反対を突きつけない住民運動/行政が頑なになるしかない理由/住民側にもある市民運動アレルギー/問題の解決だけを目指す運動/「自民党の人たちとだってつきあう」/「ツールとしての政治家」/肯定的ヴィジョンがないと長続きしない/徹底的に勉強して「理論武装」/マスコミとうまくつきあって世論を作る/「アタマだけでなく、カラダが感じて動き出す運動」/インターネットの威力は絶大/みんな、民主主義に飢えている/なぜ「参加型民主主義」が定着しないのか/飢えと我慢が表裏一体/失望への不安は乗り越えられる/正確に伝わり心を動かす言葉とは/スタイリッシュなポスターを作った理由/皆で政治を語り合うという意識

第三章 主権と立法権の問題――小平市都道328号線問題から近代政治哲学へ
住民どころか、議会も存在しない道路計画/政治を突き詰めれば「敵か友か」/「多数性こそが政治の条件」/多と一を結びつける困難な営み/「権威」による支配の弱体化/統治を正統化する概念としての「主権」/「法」による支配という決定的選択/ホッブズの社会契約論における「主権」/主権を立法権として純化したルソー/議会制民主主義の課題とされたこと/実際の問題は何だったのか/行政が全部決めるのに民主主義と呼ばれる社会/主権という理想の不可能な課題/身体は頭脳の言うことをきかない

第四章 民主主義と制度――いくつかの提案
根本から変えることの問題点/「制度が多いほど、人は自由になる」/なぜ議会の改善ばかりに目を向けるのか/強化パーツを足していくという発想/住民の直接請求による住民投票/驚くほど高いハードル/どれだけ多くの署名を集めても議会が否決/ポイントは投票の実施が必至か否か/我孫子市のすぐれた制度設計/外国人や子どもにも投票資格を/議会制民主主義の名の下の反民主主義/住民投票制度についての四つの提案/審議会のメンバー選びをルール化する/対話や議論は自然には生まれない/住民参加ワークショップにおけるファシリテーターの役割/「愛嬌のある体型の人が有利」/「これは自分のアイディアだ」と思えるプロジェクト/わざとらしさを避けないこと/ワークショップについての提案/パブリック・コメントの有効活用/それぞれの争点にあった制度を/お墨付きを与えるという重要な機能/細心の注意を要する政治上の決定

第五章 来るべき民主主義――ジャック・デリダの言葉
「民主的でない」ことと「民主主義がない」こと/「実感」から離れてはいけない/民主主義は実現されてしまってはならない/民主主義は目指されなければならない/住民投票とデリダの思想

付録1 府中街道および六市の交通量について
付録2 住民の直接請求による住民投票条例年表

あとがき (二〇一三年八月 國分功一郎)



≪著者: ≫ 國分功一郎 (こくぶん こういちろう) 1974年、千葉県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。高崎経済大学経済学部准教授。専攻は哲学。著書に『スピノザの方法』(みすず書房)、『暇と退屈の倫理学』(朝日出版社)、『ドゥルーズの哲学原理』(岩波書店)、『哲学の自然』(太田出版、中沢新一氏との共著)、訳書に、『マルクスと息子たち』(デリダ、岩波書店)、『カントの批判哲学』(ドゥルーズ、ちくま学芸文庫)、『ニーチェ』(オンフレ、ル・ロワ、ちくま学芸文庫)、共訳書に『そのたびごとにただ一つ、世界の終焉』(デリダ、岩波書店)、『フーコー・コレクション 4』(フーコー、ちくま学芸文庫)、『アンチ・オイディプス草稿』(ガタリ、みすず書房)がある。

中沢新一/國分功一郎 『哲学の自然』(atプラス叢書、太田出版、2013年) '13/11/24
國分功一郎 『暇と退屈の倫理学』(朝日出版社、2011年) '13/11/19
ジャック・デリダ 『マルクスと息子たち  Marx & Sons, 2002 』(國分功一郎 訳、岩波書店 (2004年) '09/09/22
ジル・ドゥルーズ 『カントの批判哲学  La philosophie critique de Kant, 1963 』(國分功一郎 訳、ちくま学芸文庫、2008年) '09/08/11



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本「地球外生命 われわれは孤独か (岩波新書1469)」長沼毅/井田茂5

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銀河系の多くの星のまわりで惑星系が見つかっている。地球に似た惑星は、ごくふつうの存在らしい。それでは、この宇宙にはわれわれ以外にも生命が存在するだろうか? 地球生命の仕組みとその限界をもとに、太陽系天体や他の惑星系に生命が誕生する可能性を考えてみよう。生命科学と惑星科学を総動員し、未来の科学を描く。


≪目次: ≫
はじめに 生命は星の一部

第1章 地球生命の限界
 1 辺境の生物たち
生物を生き方で分ける/生物を量でくらべる/新しい生物圏――地底/光合成と地下生物圏/バクテリアとアーキア/太陽光に依存しない生き方/地底の食物連鎖/岩石栄養/スローな地下圏/地下生物圏の広がり/海底火山に生きる/イオウをエネルギー源とする微生物/循環するチオトロフィー
 2 高温・低温・乾燥に耐える
ストレイン121/高温の限界/低温の限界/油の中で生きる/水がなくなると/放射線とラジカル/好塩菌と広塩菌

第2章 地球生命はどのように生まれ進化したか
 1 生命のふるさと
地球生命の祖先/遺伝暗号は単純だった?/地球生命の基本は細胞/生命の誕生は必然か偶然か/異系統は本当にいないのか/なぜL型か/生命はどこで生まれたか/パイライト仮説/細胞の起源/地球生命の火星起源説/火星から隕石に乗ってきた生物?/彗星の生命/オールトの雲
 2 知的生命体への進化
真核生物の起源/地球の大酸化事件/酸素への対抗戦略/低酸素に適応した鳥類/性の始まり/進化と文化/脳の起源/知性の起源/言語発生の偶然/知性には酸素が必要

第3章 地球の生成条件が少し変わっていたら
 1 ハビタブル惑星のできかた
原始惑星系円盤/惑星の延長/液体の水/ハビタブル・ゾーン/惑星の表面温度の決まりかた/地球の水はどこから来たか/水は小惑星が運んだ?/陸がなければ生命は生まれない?
 2 月と宇宙環境
月と地球の自転/月の大きさが違ったら?/もし月がなかったら?/もし地磁気がなかったら――宇宙線と太陽風/太陽が少し違う星だったら?/地球は奇跡の星だったか

第4章 太陽系の非地球型生命
 1 火星の太古の渚
「小さな地球」/火星運河論争/壮大な空振り――バイキング計画/火星の水/走り回るキュリオシティ
 2 氷衛星の内部海 ――エウロパ、ガニメデ、エンケラドス
氷衛星の熱源/木星のガリレオ衛星/内部海をつくる潮汐加熱/エウロパとガニメデ/水より重い氷/土星の衛星と木星の衛星/エンケラドス――生命探査の本命か
 3 マイナス180℃のメタンの湖 ――タイタン
メタンの霧雨の中を降り立つ――着陸機ホイヘンス/液体メタンの中の生命/“油っぽい生命”の困難/低温世界の水の代役/タイタンの謎/高等生物は進化するか/太陽系に生命を求めて

第5章 系外惑星に知的生命は存在するか
 1 生命を観測できるか
系外惑星系の発見/系外惑星観測の急進展/系外生命の存在は?/バイオマーカーを探す/系外惑星の世界地図/天体望遠鏡で森を見つける/ドレイクの方程式とフェルミのパラドックス/酸素と文明
 2 M型星惑星の生命を描く
M型星の水惑星/赤い星の世界/オーシャン・プラネットの生物/知性は生まれるか
 3 地球外知的生命と交信する
SETI(Seach for Extra-Terrestrial Intelligence)/アクティブSETI/SKA(Square Kilometer Array)で系外文明を探る/宇宙考古学/太陽系外への飛行/火星に住む

おわりに われわれは孤独か

参考文献


≪著者: ≫ 長沼 毅 (ながぬま・たけし) 1961年生まれ、筑波大学大学院生物科学研究科博士課程修了。広島大学大学院生物圏科学研究科准教授。専攻、微生物生態学、極限生物学。著書、『死なないやつら』(講談社ブルーバックス)、『生命の星・エウロパ』(NHKブックス)など。

≪著者: ≫ 井田 茂 (いだ・しげる) 1960年生まれ、東京大学大学院理学系地球物理学専攻修了。東京工業大学地球生命研究所教授。専攻、惑星系形成論。著書、『異形の惑星 惑星形成理論から』(NHKブックス)、『スーパーアース』(PHPサイエンス・ワールド新書)など。


長沼毅 『世界をやりなおしても生命は生まれるか? 生命の本質にせまるメタ生物学講義』(朝日出版社、2011年) '12/02/22
長沼毅 『形態の生命誌 なぜ生物にカタチがあるのか』(新潮選書、2011年) '11/08/31
長沼毅 『生命の星・エウロパ』(NHKブックス、日本放送出版教会、2004年) '11/05/14
長沼毅/藤崎慎吾 『辺境生物探訪記 生命の本質を求めて』(光文社新書、2010年) '11/03/16
長沼毅 『生命の起源を宇宙に求めて パンスペルミアの方舟』(DOJIN選書、化学同人、2010年) '10/12/27


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主として“本”が織りなす虚構の世界を彷徨う♪

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写真 Canon IXY900IS(since 2006.12.4) & EOS40D + EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM(since 2008.7.23) + EF100mm F2.8 Macro USM(used, since 2008.9.10) + EF-S55-250mm F4-5.6 IS(used, since 2008.9.30) + EF50mm F1.8 供used, since 2009.4.4)

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