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〈ぼく〉の思索の一回性の偶然性の実験場。

2014年07月

本「デカルト哲学 (講談社学術文庫2231)」小泉義之5

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デカルト哲学 (講談社学術文庫)
○著者: 小泉義之
○定価: 本体820円(税別)
○ISBN: 978-4062922319





デカルトはまっすぐに
高貴な倫理を語った。
だから読み直すに値する!

現代社会の虚偽を根こそぎにし、
「賢者の生」を示した渾身の哲学のレッスン!


我思う故に我在り。――この有名な文で知られるデカルトは、彼以前なら「魂」と言われ、以後ならば「主観」と言われるところを「私」と語ることによって、画期的な哲学を切りひらいた。あらゆる世俗の思想を根こそぎにし、その独我論から「賢者の倫理」に至ろうとしたデカルト哲学をスリリングに読み直し、現代的課題とも切り結ぶ、醍醐味あふれる一冊。


「我思う故に我在り」の哲学者は現代社会の課題にも響く「哲学の王道」を語っていた。
繊細な読みで、デカルト哲学の魅力を描ききる。

デカルトといえば、「我思う故に我在り」。西洋近代哲学の生みの親、というのが通り相場です。とにかくすべてのものを疑ってみる。いかにもありそうなものも、じつは私が邪悪な神によってそう思い込まされているだけかもしれない。この徹底的な懐疑(=方法的懐疑)によっても、どうしても疑いえないものがある。それは、今そう考えている私は存在するということだ。おおざっぱにいえば、これが「我思う故に我在り」で、これがたしかに近代哲学の出発点になりました。
しかし、デカルト哲学の魅力は、そのような教科書的な知識にあるのではありません。
著者は、主著『省察』を中心に丁寧に読み解きながら、デカルトの思考の意味を析出していきます。そこには、世俗道徳を脱し、最高善を求める、孤高の哲学者のすがたが浮き上がってきます。
戦争、宗教、病気といった、きわめて今日的な課題も、おのずからデカルト哲学の思索と重なり合っていく。そのあざやかな展開は、まさに、哲学をすることの最良の果実といえます。


≪目次: ≫
序章 思想を捨てる
死者に対する態度、生者に対する態度/遠くの死者/虚偽の資格/過去の死者/ほとんど虚偽の思想/死者のために

第一章 離脱道徳――精神的生活と世俗的生活
複数の生活/飢えた子供の前に/バングラデシュとニューヨーク/良い生活と道徳的生活/備えのための道徳/約束の拒絶/契約社会の道徳/精神的生活の鈍化/運命よりも自己を征服する/世界の秩序よりも自己の欲望を変える/奴隷の思想、貴族の思想/思惟だけが権内にある/外部の財/必然を徳となす/賢者としての病人/賢者としての囚人/罪のない満足

第二章 懐疑――世俗的生活からの脱落
思想の全面的破壊/感覚の正常性/否定できない感覚/正常と異常の分割を越えて/夢の懐疑/死にゆくもの者、生まれくる者/離脱の困難/モンテーニュとパスカル/囚人の自由

第三章 死にゆく者の独我論
「我思う故に我在り」について/「私」と「コギト」/死にゆく練習/死にゆく私は存在する/「私」という語/言語論的解釈/国語使用者の存在/大人の「私」/子どもの「私」/死にゆく者の「私」/無ならぬ私/「私は何か」という問い/手で話す、手で見る/人体の解体/私と世界

第四章 哲学者の神
「神」という名/宇宙と世界/あらゆる事物を含むもの/太陽の存在の原因/世界の存在の原因/私の存在の原因/生まれくる私/最高善としての神/祈りと言語ゲーム/最高の宗教性/神学からのエチカ/人間の最高完全性

第五章 最高善と共通善――宗教の可能性
僅かな成果から/信と知/専門家の退廃/宗教に関与する根拠/制度宗教を捨てる/国家宗教を捨てる/聖体の秘蹟/精神の糧、身体の糧/聖母兄弟会のための闘争/慈善活動の発生/公共性と共通善/神と共通善/共通善と「共通悪」/稀少性と共通善/最高善・共通善・絆

第六章 賢者の現存――善く生きること
再び僅かな成果から/善く生きる/魂にとっての善/楽しく生きる/魂と身体の合一にとっての善/いかに悲惨な生であっても/奴隷を高貴に/鉄鎖に繋がれた自由/政治の死滅へ/高貴という情念/賢者の現存

終章 魂の不死、私の死
自然に死ぬこと/魂の不死の証明/勧善懲悪劇/『省察』における転回/死についての真実はない/宗教は死をスキップする/時宜にかなった死

参照文献
あとがき (小泉義之)
学術文庫版へのあとがき (二〇一四年二月 小泉義之)


※本書の原本『デカルト=哲学のすすめ』は一九九六年、講談社より刊行されました。


≪著者: ≫ 小泉義之 (こいずみ・よしゆき) 1954年札幌市生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程哲学専攻退学。立命館大学教授。専攻は、哲学・倫理学。主な著書に『兵士デカルト』『弔いの哲学』『ドゥルーズの哲学』『生と病の哲学』など、共著に『なぜ人を殺してはいけないのか?』『ドゥルーズ/ガタリの現在』など、訳書にドゥルーズ『意味の倫理学』など。

永井均×小泉義之 『なぜ人を殺してはいけないのか?』(河出文庫、2010年) '10/02/07
ジル・ドゥルーズ 『意味の論理学 〈下〉  Gilles Deleuze: “Logique du sens”, 1969 』(小泉義之 訳、河出文庫、2007年) '09/09/16
ジル・ドゥルーズ 『意味の論理学 〈上〉  Gilles Deleuze: “Logique du sens”, 1969 』(小泉義之 訳、河出文庫、2007年) '09/09/13
小泉義之 『デカルトの哲学』(人文書院、2009年) '09/08/04
小泉義之 『病いの哲学』(ちくま新書、2006年) '09/06/18
小泉義之 『「負け組」の哲学』(人文書院、2006年) '09/06/15
小泉義之 『ドゥルーズの哲学 生命・自然・未来のために』(講談社現代新書、2000年) '09/06/10
小泉義之 『デカルト=哲学のすすめ』(講談社現代新書、1996年) '09/06/09
小泉義之 『兵士デカルト 戦いから祈りへ』(勁草書房、1995年) '09/06/08
小泉義之 『レヴィナス 何のために生きるのか』(シリーズ・哲学のエッセンス、日本放送出版協会、2003年) '09/06/06
小泉義之 『生殖の哲学』(シリーズ・道徳の系譜、河出書房新社、2003年) '09/06/03
小泉義之 『弔いの哲学』(シリーズ・道徳の系譜、河出書房新社、1997年) '09/06/02
小泉義之 『なぜ人を殺してはいけないのか?』(永井均との共著、シリーズ・道徳の系譜、河出書房新社、1998年) '09/05/30


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本「新・世界経済入門 (岩波新書1842)」西川潤5

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新・世界経済入門 (岩波新書)
○著者: 西川 潤
○定価: 本体860円+税
○ISBN: 978-4004314820




ロングセラーを10年ぶりに改訂
世界経済は、どうなっていくのか?

米国発の金融・経済危機、それに続く国家債務危機・・・・・・。世界経済は、ますます混迷の度を深めている。いま何が、なぜ起き、今後どうなっていくのか? 一九八八年に刊行後、二度の改訂を経ロングセラーが、最新データと丁寧なキーワード解説を入れて、一〇年ぶりに登場。


≪目次: ≫
まえがき (二〇一四年三月 西川 潤)


 序章 世界経済の二重の危機――金融危機と国家債務危機
グローバル化の進行と金融危機/ITバブル経済の崩壊/政府介入と国家債務危機/格差の拡大/深刻化する環境問題
《キーワード》 市場の失敗(market failures)/政府の失敗(governmaental failures)/国家は破産するか?


I 進行するグローバリゼーション下の世界経済
 第1章 グローバル化 vs. 地域化
グローバリゼーション/グローバル化する人権、人びとの意識/情報化/人権意識と市民運動/G8 から G20、「G2戦略」への道/市民社会/テロリズム/地域主義/世界経済の姿
《キーワード》 ワシントン・コンセンサス/グローバリゼーションと難民、新感染症

 第2章 貿易とさまざまな協定
経済成長を牽引した貿易/貿易の変化/GATT――関税の引き下げ/WTO の登場/地域レベルの協定へ/RCEP と TPP
《キーワード》 FTA と EPA

 第3章 変わりゆく多国籍企業と海外投資
多国籍企業/対外投資と対内投資の現状/社会的責任/労働と環境問題
《キーワード》 間接投資、直接投資/多国籍企業の粉飾決算とオリンパス光学事件/日本の銀行集団再編/ヘッジ・ファンド(Hedge Fund)/金融取引税(Financial Transaction Tax : FTT)/国際労働基準(International Labor Standard)

 第4章 国際通貨体制と円のゆくえ
円対ドルの為替レート/国際収支の構造/円は基軸通貨になりうるか?/国際通貨/地域通貨
《キーワード》 変動相場制(floating exchange rate system)/双子の赤字/金融ビッグバン/カジノ経済とユーロ・カレンシー


II 地球経済のベーシックス
 第5章 一〇〇億人の地球へ
世界の人口は/地球人口の五分の四/人口分布の変化/ますます進む人口の高齢化/外国人との共生
《キーワード》 人口転換/女性への投資(Investment in Women)

 第6章 食料と人口バランスのダイナミズム
北は浪費し、南は足りない/栄養不足の人口/食料自給率/日本の農政のこれから
《キーワード》 食料・農業・農村基本法および同基本計画の意義/遺伝子組み換え作物、食品/六次産業

 第7章 エネルギーと資源――ポスト3・11の展望
「資源」とは何か/石油と鉱物資源/なぜ資源「危機」が生じたのか/水産資源/熱帯林の消失/水ストレス、水不足の進行/日本のエネルギー消費
《キーワード》 資源/中国の石油需要/埋蔵量/ピークオイルとオイルシェール/新国際経済秩序(New International Economic Order : NIEO)/ニューノース/国際海洋法条約/生物多様性(Biodiversity)

 第8章 工業化と環境問題――循環型社会の可能性
工業化/CO2 の増加/砂漠化/環境破壊がもたらしたこと/循環型経済社会へ
《キーワード》 持続可能な開発(発展)/京都議定書/中国の黄砂、PM2.5 と緑化政策/原発廃炉の遅れ


III 南北問題の動向、グローバル軍事化、日本の選択
 第9章 南北問題、ODAと地域秩序
南北問題の本質/厳しい債務問題/途上国の財政状況/南の貧困と死亡率/貧困の増大/不平等な配分/援助を考える/民間資金の流れ/EU の展開/課題に直面する EU/東アジアの経済圏/移行経済圏
《キーワード》 最も開発の遅れた国(The Least Developed Countries : LDC)/重債務貧困国(Heavily Indebted Poor Countries : HIPC)/「くもの巣」の定理/人間の安全保障援助/国連のミレニアム開発目標(MIllennium Development Goals : MDGs)/環太平洋パートナーシップ(Trans-Pacific Partnership : TPP)協定

 第10章 進行する軍事化、根づく市民社会
二一世紀に入り、進む軍事化/テロリズムとは何か?/市民社会とは/民間企業と協働/NPO、NGO
《キーワード》 軍産複合体(Military Industry Complex)


おわりに 新しい豊かさを求める私たちの選択
《キーワード》 定常経済(stationary economy)/良い生き方(well-being)


索引


≪著者: ≫ 西川 潤 (にしかわ・じゅん) 1936年台湾台北市生まれ。59年早稲田大学政治経済学部。66年パリ大学高等学術研究院卒業。学術博士(経済学)。1970〜2007年、早稲田大学政治経済学部、大学院経済学研究科、大学院アジア太平洋研究科で経済学史、開発経済学などを教える。早稲田大学国際交流担当理事(1994〜98年)。早稲田大学名誉教授。これまで、国連訓練調査研究所(ニューヨーク)の特別フェロー、メキシコ大学院大学、フランス社会科学高等研究院、北京大学、ポートランド州立大学等の客員教授を勤める。著書には、『グローバル化を超えて――脱成長期日本の選択』(日本経済新聞出版社)、『人間のための経済学――開発と貧困を考える』(岩波書店、国際開発研究大来賞受賞)などがある。



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本「バルセロナ、秘数3 (講談社学術文庫2223)」中沢新一5

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バルセロナ、秘数3 (講談社学術文庫)
○著者: 中沢新一
○定価: 本体800円(税別)
○ISBN: 978-4062922234





西欧にダイナミズムを与えてきた秘数3と秘数4の対立。
海と空の間に漂流する都市の高次元空間に鳴り響く、幸福な調和の旋律を聴く!

秘数3と秘数4。3は、結婚とエロティシズムの数であり、2と1がひとつになって運動を生み出し、世界を作る。一方で、4は3が作り出した世界に、正義と真理、均整と均衡を与える。秘数3と秘数4の対立と闘争が、西欧キリスト教文明のダイナミズムを生み出してきた。このふたつの秘数を都市の四次元空間で統一し、よろこびを生み出す幸福のバルセロナ紀行です。

音楽家ラヴェルと人類学者レヴィ=ストロースの手法で、この都市に内奥する、三次元を超えた調和と対称性に出会う。秘数3と秘数4。3は、結婚とエロティシズムの数であり、世界を作る。4は3が作り出した世界に、正義と真理と均衡を与える。執拗な反復による進行と最後の転調で、二つの秘数の異質な原理の「統一場」が出現し、悦びが溢れ出す


≪目次: ≫
próleg
1
2
3
4
5
epíleg

notas
postluòi (一九九〇年三月十日 中沢新一)


学術文庫版あとがき (二〇一四年二月二十三日 中沢新一)


※本書の原本は、一九九〇年に単行本、一九九二年に文庫版が、中央公論新社より刊行されました。


≪著者: ≫ 中沢新一 (なかざわ・しんいち) 1950年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。明治大学野生の科学研究所所長。思想家。著書に、『野生の科学』『大阪アースダイバー』、『アースダイバー』(桑原武夫学芸賞)、『カイエ・ソバージュ』(小林秀雄賞)、『チベットのモーツァルト』(サントリー学芸賞)、『森のバロック』(読売文学賞)、『哲学の東北』(斎藤緑雨賞)など多数ある。

中沢新一/國分功一郎 『哲学の自然』(atプラス叢書、太田出版、2013年) '13/11/24
中沢新一 著・写真 『大阪アースダイバー  Osaka Earthdiver 』(講談社,2012年) '13/07/26
中沢新一 『アースダイバー  Earth Diver 』(講談社、2005年) '12/11/11
中沢新一 『東方的』(講談社学術文庫、2012年) '12/11/03
中沢新一 『フィロソフィア・ヤポニカ』(講談社学術文庫、2011年) '11/11/10
クロード・レヴィ=ストロース 『パロール・ドネ  Claude Lévi-Strauss: “Paroles données”, Plon, 1984 』(中沢新一 訳、講談社選書メチエ、2009年) '10/06/20


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主として“本”が織りなす虚構の世界を彷徨う♪

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写真 Canon IXY900IS(since 2006.12.4) & EOS40D + EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM(since 2008.7.23) + EF100mm F2.8 Macro USM(used, since 2008.9.10) + EF-S55-250mm F4-5.6 IS(used, since 2008.9.30) + EF50mm F1.8 供used, since 2009.4.4)

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