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――古典を読むのはめんどくさい。でも、わかれば「発見」がある!――
古典は、とっつきづらくて分かりにくいものと思われがちだ。でも、どれもがふんぞり返って立派なものでもない。さまざまな作品をとり上げ、その魅力に迫る。

えっ、浦島太郎はじいさんじゃなくて、鶴になったの? 一寸法師はじつは性格が悪くてやりたい放題だった? 日本の古典は自由で、とても豊かだ。時代によっていろいろある古典が、これで初めてよくわかる。


≪目次: ≫
まえがき

一 「古典」て、なんでしょう
昔、本は立派なものだった/マンガを読まない光源氏

二 古典を読んでみましょう
樋口一葉を読んでみましょう/古典はいつから「古典」になるの?/文語体の文章はどこまでも続く

三 ちょっと意地悪な樋口一葉
『たけくらべ』はどんな作品?/樋口一葉はちゃんと意地が悪い/分かりやすくではなく、分かりにくく説明する

四 和文脈の文章と漢文脈の文章
ひらがなだらけで句読点のない文章/句読点のある漢字だらけの文章

五 日本語は不思議に続いている
句読点とはなんでしょう/重要なのはリズムとカッコつけ/説明だけが文章ではない

六 はっきりした説明をしない小野小町
論理的な説明はどうでもいい/小野小町はなにを言うのか/「桜」でもあるし、「私」でもある

七 春はどうして「曙」なのか?
句読点の位置だけで意味が変わる/本当に「春は曙がいい」なの?

八 分からないものを読んでもよく分からない
そこに「鶴」はいない/古典には動詞や助動詞の「活用」がある/「分かりやすい文章」は「よく分かる文章」ではない

九 亀の恩返し
『浦島太郎』を読んでみましょう/これはあなたの知る『浦島太郎』ではない

十 古典を読んだ方がいい理由
ハッピィエンドの『浦島太郎』/亀の気持も考えて上げよう/性格の悪い一寸法師

十一 今とは違うこと
輪廻転生思想の平安時代/平安時代の親子関係/平安時代の「逢う」と「見る」

十二 意外に今と同じこと
昔の武士は腰に生首をぶら下げていた/平安時代のファッションの話/「出(い)だし袿(うちぎ) 」って分かります?

十三 歴史はくるくると変わる
清少納言の書く文章/平安時代のキャリアウーマン/女の時代から男の時代へ

十四 日本語が変わる時
「時代は変わったのだ」と言う『愚管抄』/みんなが勉強をしなくなって日本語が変わる

十五 人の声が言葉を作る
耳で聞く『平家物語』と目で読む『平家物語』/語り物系の『平家物語』は平気で省略する

十六 漢文の役割
兼好法師が書く『平家物語』の作者/漢文が必要だった理由

十七 『日本書紀』の読み方
『日本書紀』を読んだことがありますか?/干支の話/『日本書紀』の読み方

十八 王朝の物語を読んでみましょう
いろいろな古典がある国/男による共感の物語/和歌と物語

あとがき


◎本書に出て来る古典作品(年代順)
古事記 711年頃/風土記 713年頃/日本書紀 720年頃/万葉集 7世紀後半〜8世紀後半(759年頃)/古今和歌集(紀友則、紀貫之ほか) 905〜913年頃/伊勢物語 10世紀前半/竹取物語 10世紀前半/枕草子(清少納言) 996〜1008年頃/源氏物語(紫式部) 1008年頃/近代秀歌(藤原定家) 1209年/百人一首(藤原定家撰) 13世紀/愚管抄(慈円) 1220年頃/保元物語 1220年頃/平治物語 1220年頃/平家物語 1221〜40年頃/吾妻鏡 1266年頃/徒然草(兼好法師) 1324〜31年頃/御伽草子 1391年頃(刊行は18世紀前半)/義経記 16世紀頃/南総里見八犬伝(曲亭馬琴) 1814〜42年頃/たけくらべ(樋口一葉) 1895〜96年


≪著者: ≫ 橋本治 (はしもと・おさむ) 1948年東京生まれ。東京大学文学部国文科卒。在学中の68年に描いた駒場祭ポスター「とめてくれるなおっかさん 背中のいちょうが泣いている 男東大どこへ行く」でイラストレーターとして注目される。77年『桃尻娘』で講談社小説現代新人賞佳作受賞。以後、小説・評論・戯曲・古典の現代語訳・エッセイ・芝居の演出などで精力的に活躍中。著書に『ちゃんと話すための敬語の本』(ちくまプリマー新書)、『人はなぜ「美しい」がわかるのか』(ちくま新書)、『これで古典がよくわかる』『宗教なんかこわくない!』(ちくま文庫)ほか、『桃尻語訳枕草子』『窯変源氏物語』『双調平家物語』『ひらがな日本美術史』『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』など多数。


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