Gori ≒ ppdwy632

〈ぼく〉の思索の一回性の偶然性の実験場。

2015年01月

本「思考実験 世界と哲学をつなぐ75問 (ちくま新書1045)」岡本裕一朗5

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――ロジカルだけじゃ、真実はわからない!――
「考える」ための最良の問題を用意しました! 古典的な哲学の難問や複雑な現代を象徴する事件を思考することで、一皮むけた議論ができるようになる。

議論をより深めるために用いられる思考実験。哲学における古典的な問題から、SF小説の一場面のようなものまで、その射程はとてつもなく長い。だから、哲学的に思考する経験がない人にでも、考える手がかりとなるだろう。本書では、自己、他者、倫理、社会といった四つの分野にわけて、読者の頭を悩ませる思考実験をセレクトした。また、「現代」というこの世界を感じ取れる読み物としてもいける。


≪目次: ≫
プロローグ

I 自己
第一章 私はなぜ「私」だと言え切れるのか?
 虫になった男/ブラウンソンは誰か?/王公と靴直し職人/大金か拷問か/心の交換/皇帝と百姓/スワンプマン(泥男)/人間転送機(旧式)/人間転送機(新式)
第二章 私の夢こそが現実ではないのか?
 トラシュロスの狂気/夢の懐疑/目覚めない夢とは/あなたは経験機械につながれますか?/水槽の中の脳/模造記憶か現実か?/ドリーム・ワールドは夢の世界か?/水槽の中の脳を管理する自動機械/現実の中の現実

II 他者
第三章 あなたがいなければ、私はいないも同然なのか?
 「三人の囚人」/鏡像段階/株は美人投票か?/承認を求める闘争/主人と奴隷の逆転?/承認を求める欲望/〈私〉は他人しだいか?/役割によって人格が変化する!?/ジョンとメアリー夫婦の朝の会話
第四章 他人の心が分からなくて何が問題なのか?
 「対蹠人」の心?/「哲学的ゾンビ」には心がない?/中国語の部屋/「根本的翻訳」はいかにして可能か?/「サピア=ウォーフの仮説」のパラドックス/マグ・マグ人のファースト・コンタクト/心は身体の背後に隠れた幽霊ではない/ジョーンズの神話/人間のミラーニューロンとは何か?

III 倫理
第五章 ウソをつかないことは本当に正しいのか?
 友人を救うためなら「ウソ」をついてもいいか?/曖昧な表現で切りぬけろ!/素直な秘密警察?/時限爆弾シナリオにどう対処するか?/一人の子どもを犠牲にして人々の幸福を獲得できるか?/ウソの自白がホントになる?/誰がセイレーンの歌を聞くのか?/組織のウソを内部者は告発できるか?/地球環境問題とショック療法
第六章 善悪は何で判断すればよいのか?
 洞窟のデイヴ/「スイッチのジレンマ」と「陸橋のジレンマ」/倫理的判断の脳科学的根拠/陪審員はどう判断するか?/責任は脳にあるか?/犯罪者の脳への刑罰?/道徳ピル?/ロボトミー手術によって暴力を矯正する?/脳にマイクロチップを埋め込まれた男

IV 社会
第七章 人間の未来はどこへ向かうのか?
 すばらしい新世界/知能が向上することは不幸か?/完全平等社会の悪夢?/ネガティヴな優生学と遺伝子治療/エンハンスメントは必要!?/自発的に自分の子どものクローンをつくる/ちょっと危ない(?)卒業論文/ジーンリッチ階級とナチュラル階級/「人間」の自然な能力を超えよう!
第八章 近代の終わりはディストピアなのか?
 空想都市「レオーニア」/人間は動物化するのか?/華氏451度(本のページに火がつき、燃えあがる温度・・・・・・)/永遠平和論/グローバリゼーションと〈帝国〉/世界共和国は最善ではない!?/共産主義のユートピア/枠組みとしてのユートピア/ノマドとしての生き方

エピローグ
あとがき (二〇一三年一〇月三日 岡本裕一朗)
参考文献


≪著者: ≫ 岡本裕一朗 (おかもと・ゆういちろう) 1954年福岡生まれ。九州大学大学院文学研究科修了。九州大学文学部助手を経て、玉川大学文学部教授。専攻は哲学・倫理学。著書に『12歳からの現代思想』(ちくま新書)、『ネオ・プラグマティズムとは何か』『ポストモダンの思想的根拠』『ヘーゲルと現代思想の臨界』『異議あり! 生命・環境倫理学』(以上、ナカニシヤ出版)、『本当にわかる現代思想』(日本実業出版社)などがある。



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本「朝露通信」保坂和志5

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朝露通信
○著者: 保坂和志
○定価: 本体2000円+税
○ISBN: 978-4120046711






たびたびあなたに話してきたことだが僕は鎌倉が好きだ。この小説の主役は語り手の猖有瓩任覆、僕が経てきた時間と光景だ、それ以上に、読みながら読者の心に去来するその人その人の時間と光景だ。人は孤立していない、一人一人は閉じられた存在ではない。人は別々の時間を生きて大人になるが、別々の時間を生きたがゆえに繋がっている。朝露の一滴が世界を映す。

※初出 『読売新聞』 夕刊 2013年11月2日〜2014年6月21日


≪著者: ≫ 保坂和志 (ほさか かずし) 1956年、山梨県生まれ。早稲田大学政経学部卒業。93年『草の上の朝食』で野間文芸新人賞、95年『この人の閾』で芥川賞、97年『季節の記憶』で谷崎潤一郎賞と平林たい子賞、2013年『未明の闘争』で野間文芸賞を受賞。他の著書に『プレーンソング』『猫に時間の流れる』『残響』『〈私〉という演算』『もうひとつの季節』『生きる歓び』『明け方の猫』『世界を肯定する哲学』『カンバセイション・ピース』『書きあぐねている人のための小説入門』『小説の自由』『小説の誕生』『小説、世界の奏でる音楽』『「三十歳までなんか生きるな」と思っていた』『猫の散歩道』『魚は海の中で眠れるが鳥は空の中では眠れない』『カフカ式練習帳』、小島信夫との共著『小説修行』など。

保坂和志 『小説、世界の奏でる音楽』(新潮社、2008年) '08/10/22
保坂和志 『言葉の外へ』(河出書房新社、2003年) '08/02/01
小島信夫/保坂和志 『小説修業』(朝日新聞社、2001年) '08/01/27
保坂和志 『世界を肯定する哲学』(ちくま新書、2001年) '08/01/19
保坂和志 『小説の誕生』(新潮社、2006年) '08/01/11
保坂和志 『小説の自由』(新潮社、2005年) '07/12/28
保坂和志 『カンバセイション・ピース』(新潮文庫、2006年) '07/11/29
保坂和志 『生きる歓び』(新潮社、2000年) '07/11/23
保坂和志 『書きあぐねている人のための小説入門』(草思社、2003年) '07/11/21
保坂和志 『途方に暮れて、人生論』(草思社、2006年) '07/11/18
保坂和志 『「三十歳までなんか生きるな」と思っていた』(草思社、2007年) '07/11/11


152
 小学校の子どもたちが二人か三人、せいぜい四人ぐらいでおしゃべりしながら帰ってくるのが僕は大好きだ、子どもたちは一様にだらだらしてる、だらだらしてる子どもだから絶え間なく動いてもいる、四人いれば誰か一人は一番前でこっち向きになって歩く、一人じゃなく二人ぐらいが同時にしべってる、子どもたちは話がぶつからない、大人同士みたいに「ちょっと聞いて」なんて遮らなくてもするっ、するっと話がよける、まさかこの時が人生の最も幸せな時間のひとつだなんてそのときは思いもしない、大人になってもそんなこと思わない人がほとんどかもしれないが僕はそうだ。
 ・・・   (p306)

150
 ・・・
 野球盤でヨッちゃんはピッチャーになると投球用のレバーを弾かずに思いっきりガンッ! と押した、たった十五センチか二十センチの距離を小さなパチンコ球サイズの球が転がるんじゃなくビュンッ! と飛んできた、
「打てないよ!」と言うと「打てるよ。」とヨッちゃんは言った、一人でレバーをガンッ! と押して、ビュンッ! ときた球を打ち返して見せた、「ホントだ! 打てる!」
 ふつうにレバーを弾く野球ゲームよりガンッ! の方がずっと興奮して真剣になった、球は盤面から少し浮いてくるから当たり方によっては本当にホームランになって盤の外に飛んだ、どっちが打っても場外ホームランが出ると二人で興奮した、夏休みに従兄がいっぱい来たときヨッちゃんとやるガンッ! をやったら、
「そんな荒っぽいのはダメだ。」と言われた。   (p303)



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本「西洋美術史入門 〈実践編〉 (ちくまプリマー新書212)」池上英洋5

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おもしろいね、じっさい歴史を知ると深く勉強(研究)すると、「えっダメじゃん」てなことに、なるようなことはフツーにおおい、「ふぅ〜ん、そうだったんだぁ」
ものさし、価値観をはかる基準となるようなモノいうのか、判断基準みたいなモノね、子どものころからガッコウや大人たちに教え諭されてきたコトの、多くは“上”からおさえつけられてきたような、論理的な説明がなされることがなかった、だから仕方がない、それは、そう言ってる彼らにも説明ができない、よく分かってない、彼らにだって立場や体面がある、だから、めんどくさいことつべこべ言うな、と、それもひとつのおおきな社会性の側面で、それはまた、それを言われる側も、それで妙に納得ずくで、、、だからますますぼくは反発したくなった、反発した、いまも反発しつづけている、だいぶん草臥れてしまったけれども、ね

朝から行列に並んだ、約1時間半、寒空の下、足の先まで体の芯まで冷えた。歩いて部屋に戻ってガスヒーターで暖をとって、昼に温かい蕎麦を作って喰った。乾麺を茹でて冷水にさらして、だし汁を別に作って、冷水でしめた麺を湯通しして、アツアツのあんをかけて、、、ついつい真面目にやりすぎてしまう、悪い癖だが仕方がない、そういうものだ、それなりの年月をかけて、そこに落ち着いている、今のところ、この先どう転がるかは分からないけれども
そう、草月の黒松を買った。20コあれば、みんな集まっても足りるだろう。
いまは便利な世の中で、わざわざソコに行かずとも、ほとんどのモノは買える。とらやの羊羹は、崎陽軒のしゅうまいは、あれもこれもいわゆる“有名なモノ”は、そこらじゅうどこででも売ってる。誰でもお金を出せばいつでもお手軽に買える


――世界が変わる、名画の見方――
前作『西洋美術史入門』から さらに一歩奥へ

好評『西洋美術史入門』の続編。前作で紹介した、基本知識や鑑賞スキルに基き、エジプト美術から近現代の作品まで、さまざまな名作を実際に読み解く。

美術品の「物理的側面」と「精神的側面」を鑑賞しその社会性を読み解く、これが美術史の実践です。本書ではエジプト美術から現代絵画まで多くの実践例を紹介。前著『西洋美術史入門』から、もう一歩奥の世界へ誘います。


≪目次: ≫
はじめに

第1章 ひとつの作品をじっくりと読んでみよう
 サンティニャーツィオ教会の天井画/四つの大陸のイメージ/イエズス会による世界伝道/いつ、どこで、絵を見るか/だまし絵のクーポラ/ヴァーチャルな設計図/制作以前に起こったことがら/制作動機と主題選択

第2章 美術作品の何を見るか――一次調査と「主題と社会」
 美術作品とはなにか/「いつ、どこで、誰が」/年代と帰属の決め方/様式による分析/何が描かれているか――主題の決定/図像の「社会性」

第3章 さまざまな視点――美術品と社会の関わりをみる実践例から
1 比較からわかること――ツタンカーメンネフェルティティ
 多神教と一神教――美術における聖性と写実性
2 絵画はどのように見られたか――鑑賞方法が生み出す違い
 絵画と壁画の鑑賞方法の違い/小さすぎる足の理由/死せるキリストの見せ方――頭を垂れるキリスト像/聖痕のシンボリズム/舞台背景画のふたつのタイプ/王の視点から民の視点へ
3 どこまでが作品か――修復や保存の場面から考える
 あらわれたふたつの顔――カマッジョーレの修復のケース/消された顔――修復はどうあるべきだったか/木の文化と石の文化――風土と社会/素材とデザイン――東西における「オリジナリティ」の違い
4 様式と社会――世紀末のジャポニスム
 シノワズリー、ジャポネズリーとジャポニスム/ゴッホはいつからジャポニスム画家となったか/クリムトのジャポニスム
5 美的価値と社会――ナポレオンナチス・ドイツ
 ナポレオンの宣伝画家/アカデミズムの象徴となったラファエッロと、その失墜/ナポレオン戦争ルーヴル美術館の拡大/ウィーン会議と返還交渉――カノーヴァの東奔西走/おしつけられる価値観/奪われる美術品――戦争と所有者/作品は誰のものか

第4章 まとめ――より深い鑑賞のために
 一枚の絵を前にして、何をすべきか/推薦文献と参考資料

おわりに


≪著者: ≫ 池上英洋 (いけがみ・ひでひろ) 1967年広島県生まれ。東京芸術大学卒業、同大学院修士課程修了。東京造形大学造形学部准教授。専門はイタリアを中心とした西洋美術史・文化史。著書に『西洋美術史入門』(ちくまプリマー新書)、『死と復活――「狂気の母」の図像から読むキリスト教』(筑摩選書)、『レオナルド・ダ・ヴィンチ――西洋絵画の巨匠8』(小学館)、『レオナルド・ダ・ヴィンチの世界』(編著、東京堂出版)、『恋する西洋美術史』『イタリア 24の都市の物語』『ルネサンス 歴史と芸術の物語』(いずれも光文社)、『神のごときミケランジェロ』(新潮社)など。

池上英洋 『西洋美術史入門』(ちくまプリマー新書、2012年) '13/10/17
池上英洋 『ルネサンス 歴史と芸術の物語』(光文社新書、2012年) '13/10/07
池上英洋 『神のごときミケランジェロ  Michelangelo Buonarroti 1475-1564 』(とんぼの本、新潮社、2013年) '13/10/02
池上英洋 『恋する西洋美術史』(光文社新書、2008年) '11/03/19
池上英洋 『イタリア 24の都市の物語』(光文社新書、2010年) '11/02/23


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本「縄文人からの伝言 (集英社新書0746D)」岡村道雄5

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縄文人からの伝言 (集英社新書)
○著者: 岡村道雄
○定価: 本体720円+税
○ISBN-13: 978-4087207460




新年おめでとうございます
本年も宜しくお願い申し上げます

個人的なことだが、いつもいつも個人的なことばかりなのだけれども、
久しぶり、ずいぶん久しぶりに気ままに本を読み耽って、やっぱり本を読むっていいなぁ、けっして楽ちんなことではない(メンドくさい)けど、かんがえごとして、酒呑んで・・・
あいかわらず、こうしてパソコンに向かうと、書きたい、書こうと思っていたことのほとんどが、す〜っとどこかに消え入ってしまって(苦笑)
あぁやっぱり書けない。あれもこれもまとまりがつかない

昨年すえに盲腸の手術して入院して、生まれてはじめの経験で、病室でよく寝た。草臥れていたんだと思う。で、つづけて、大腸内視鏡検査、前日から下剤を飲んで飲んで飲みつづけて、ケツの穴からカメラつっこまれて、なんともなかったからまぁよかったものの、体調や気分はまだすぐれないまんま、ますますブッ壊れてきてるって感じ、いや、開放と言っておこう、まだまだ解き放たれ方が足りてないかも
昨年のことを振り返ると、とりとめもなくって、なんだったんだろう、わけがわからない、じっさい

で、今年、まもなく大学の卒業研究の口頭試問がある。昨年秋、「人倫的組織における家族」と題して、ヘーゲルと和辻哲郎で書きまとめて放送大学に提出した。いよいよ卒業、5年を要した。大変だった、楽なことではなかった、周りに恵まれて多くの人びとに助けられた、いい思い出、貴重な経験。
そしてなんと、娘はこの春に大学生になる。離れて暮らしているから詳細は分からないのだが、本人曰く「がんばった」と。めでたい。もっとも、推薦入学だから、作文と面接だけで、受験勉強して入試をくぐり抜けた受験組との学力差は歴然としてるだろうから、ついていくのが大変だろうけど、まぁその環境に取り込まれちゃったら、なんとかなるだろう、べつに100点とる必要はない、60点でも大丈夫!、とにかく卒業すること、横浜の相鉄線までの遠距離通学もタイヘンだ、そして「就活」と「婚活」ね、これがなによりもタイセツ、口を酸っぱくして言いつづけるよ
じっさい、ぼくじしんも、ね


縄文・弥生
「日本人の本当のルーツ」はどっちだ?

縄文と弥生は断絶していなかった! 我々の古代観を一変させた縄文研究の第一人者が、居住環境、流通システム、葬送の儀礼他、現代日本と縄文の連続性を全く独自の切り口から考察。
著者は、通説に真っ向から抗い、弥生ではなく縄文に日本人のルーツを求める。今日の日本人にも通じる「自然物に根ざした食生活」や「共同体の祈りや祭り」、そして、一万年も平和が続いた奇跡の時代に我々が教えられることとは? 大胆な論考から、縄文時代に現代人が学ぶべきことを探る。


≪目次: ≫
はじめに――私が目指す縄文的な生活
1 縄文的な暮らし
2 縄文的な心、考え方

第一章 数百年から千年以上も続いた縄文集落
一 縄文人は、どんな場所を選んで住んだか?
1 最近、縄文以来の村社会が終わった?
2 集落設営のための土地選び
 乾燥した、日当たりのよい、風が避けられる平坦な場所を選ぶ/湧水、川や湖沼沿岸、内湾沿いに立地/集落内、近隣にクリ林・ウルシ林を含む里山を設営/安全な場所選び/山を望み、死して山に帰る場所を選ぶ
3 土地造成とインフラ整備
4 縄文的な村と社会の崩壊?
二 祖先が一万年以上住み続けた土屋根の竪穴建物
1 日本の住まいの原風景
2 竪穴建物とは何か
3 焼いた竪穴建物の特徴
4 なぜ竪穴建物を焼いたのか?
 不慮の失火・火災説/戦乱などによる故意の焼きうち説/焼却解体説
5 日本の風土に適した土と木の建物

第二章 海・山の幸と自然物の利用
一 縄文「里山」、「水場」と植物利用
1 解明が進む水と植物の利用
2 クリ林、ウルシ林、里山を育てた縄文人
 クリ林/縄文里山/ウルシ林
3 植物質素材を利用した道具、物作り
 木製品/ザル・カゴなどの編組製品、繊維製品/漆工芸と漆塗り製品
4 水場、水場の施設と水の利用
5 自然との共生の歴史
二 今日まで続いた縄文の海の豊かさ
1 豊かな海と貝塚集落の形成
2 生業の季節性を調べる
3 豊かな内海での魚貝とり
 縄文人の食べカスの調べ方/里浜貝塚人の生業と食生活
4 初歩的な養殖、塩の生産
5 現代にも息づく縄文の漁

第三章 定住を支えた手作り生産と物の流通
一 縄文遺跡間を動いた物
1 装身具やシンボル的な製品
2 道具や資材などの生活必需品
3 原産地に残された採掘場や加工場お、運ばれた集落
二 アスファルトの精製と運搬、利用
1 アスファルトの原産地
2 アスファルトの精製遺跡
3 アスファルトの運搬と流通
 アスファルトの分布から見た流通/アスファルトの運び方/アスファルトの利用
三 河川、湖沼、海で丸木舟が活躍
四 発達していた手作り生産と物流

第四章 縄文人の心と祈り
一 縄文女性の一生
1 考古学による女性史研究
2 縄文女性の誕生から死亡まで
 受胎、出産・誕生、授乳/成長、性徴、成人/お産と育児、乳幼児の死/装身した女性シャーマン/一日の暮らしと役割/疾病、死因と寿命
二 女の願い、祈りの土偶
1 縄文文化を代表する祈りの道具
2 何のために誰が作り、どう使ったか
3 土偶に見られる考古学的事実・特徴
 大きさと使われ方/乳房、妊娠などの女性表現/仮面、装身具をつけたシャーマン/姿勢、ポーズ/赤色顔料を塗る
4 破損、修復、打ち割りなど
5 多量に出土する集落と出土状態
6 盛行した時期と地域、土偶形式と文化圏
7 土偶のその後、オシラサマ
三 シャーマンと祭り
1 シャーマンと巫女など
2 人体文(シャーマン)の登場
四 狩猟文土器などに見られる祭り
五 重要な役割を担った縄文女性

第五章 墓・埋葬とゴミ捨て場・「送り場」
一 送りと送り場
1 循環・送りの哲学
2 「盛土遺構」と貝塚など
3 貝塚・「盛土遺構」などの「送り場」
 貝塚や「盛土遺構」での祭祀の跡/貝塚などで発見される「送り儀礼」の痕跡
二 死者を送る「葬送」
 東日本各地の埋葬法の違いと変遷/乳幼児の埋葬
三 今に伝わる送りの哲学

第六章 縄文的生活文化の終わり
一 昭和三〇年代に迎えた大変革
1 土地の開発と造成、土木工事
2 家族・共同体と住環境の変化
3 交通・物流の発達と経済の活性化
4 道具素材の変化・、機械の大型化・自動化、大量生産
5 エネルギー源の変化
6 生業と食生活の変化
7 情報機器の飛躍的発展
8 環境悪化や精神などの変化
 環境悪化/精神の荒廃/教育の変化
二 今後の方向性

おわりに――歴史に学ぶべき現代 (平成二六年五月二六日 奇しくも父の一〇年目の命日 旅する杉並の縄文人 おかむらみちお)


≪著者: ≫ 岡村道雄 (おかむら みちお) 1948年、新潟県生まれ。考古学者。三内丸山遺跡の発掘調査などに関わり、 縄文研究者として知られる。東北大学大学院史学専攻修了。宮城県東北歴史 資料館、文化庁、奈良文化財研究所などで勤務。現在は「杉並の縄文人」として、 縄文的な生活の実践に務めている。主な著書に『縄文の生活誌』(講談社学術 文庫)、『旧石器遺跡「捏造事件」』(山川出版社)など。

岡村道雄 『縄文の漆』(ものが語る歴史シリーズ20、同成社、2010年) '11/04/10
岡村道雄 『旧石器遺跡捏造事件』(山川出版社、2010年) '11/04/06
岡村道雄 『縄文の生活誌』(日本の歴史01、講談社学術文庫、2008年) '10/12/03



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主として“本”が織りなす虚構の世界を彷徨う♪

‘表 BLOG (since 2006.8)
▲ロスバイク TREK 7.3FX(神金自転車商会 since 2008.8)
写真 Canon IXY900IS(since 2006.12.4) & EOS40D + EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM(since 2008.7.23) + EF100mm F2.8 Macro USM(used, since 2008.9.10) + EF-S55-250mm F4-5.6 IS(used, since 2008.9.30) + EF50mm F1.8 供used, since 2009.4.4)

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