Gori ≒ ppdwy632

〈ぼく〉の思索の一回性の偶然性の実験場。

2015年10月

本「もういちど読む 山川 世界現代史」木谷勤5

ブログネタ
読んだ本♪♪♪ に参加中!
もういちど読む山川世界現代史
○著者: 木谷 勤
○定価: 本体1,500円(税別)
○ISBN: 978-4634640689





「中心」と「周辺」と

どうやら、あんな出来事こんな出来事、歴史的な出来事や事件があって、
でもって、それが、であり、それは、キッカケね、燃料のガスは既に噴出していて、目に見えない、クンクンすると臭う?、、、あらら、火がついちゃった!
で、火がついて、ついた火は、ついたんだけど消えちゃった、ショボン・・・、誰にも気付かれないような話題にもならないような・・・
が一方で、ついた火が、ひょんなことから、あれよあれよと燃え拡がって、さらには、意図せぬところから風が吹いて、薪がくべられ、飛び火したりなんかして、良くも悪くも思惑どおりになんかゆかないね、、だから、だから、面白い!

安定は安心で、不安定は不安だ。
不安なのは、なんだか嫌なんだけど、、、不安だから、現状の不安な状態をどうにか改善したいと考えて、考えて、安定みたいなところに向けた努力があって、前進、発展、事態は流動するから、その試行錯誤の行動のなかで、三歩すすんで二歩さがるみたいな、で一歩前進!、あんがい、安定している時の方にこそモンダイがあったりして、安心しすぎてボンヤリしちゃって努力を怠って、だから自然の重力の働きで、無自覚のままにズルズルと流されて、低下して落下して、、、みたいな、どうなんだろうね

晴れの日も、雨の日も、嵐や台風や大雨や竜巻や地震や津波に襲われることだって、ある。ないわけではない。それは避けることはできない。突発的に起こる。いつか必ず起きる。ただそれが、いつ何時のことかが、分からないだけで、だから後から事後に「あぁ、やっぱり来た(起こった)のね・・・」と
イヤだけど、仕方がない、、、ほんと生きるのってタイヘンでメンドくさい、とかってぼくなんかいっつもおもっちゃうんだけどさぁ、ねぇどうよ?、、、まぁでも、そういうものなんじゃないの、そういうものなんだろうとおもうんだよなぁ



19世紀後半の帝国主義時代から21世紀の現在まで,世界の動きをわかりやすく記述した通史。近代世界システム論に基づき,現代世界の構造を明らかにする。歴史の岐路に立つ現代人必読の教養書。


≪目次: ≫
はじめに

序章 現代世界の前提
 国際的配置の出発点/「大英帝国」のヘゲモニー/東アジアの再編
 column:「近代世界システム」論

第1章 帝国主義時代の開幕
  1 帝国主義の世界支配
 世界の分裂/再分割競争
 column:帝国主義という言葉
  2 資本主義の変質
 第2次産業革命/追いつき追いこす/後進帝国主義/争いつつ手を結ぶ/縮まる地球・増える移住
 column:世界は一つに

第2章 植民地での従属と抵抗
  1 農村生活の変貌
 農民の怒り/金融資本とモノカルチュア/闘う農民/部族国家の強い抵抗
 column:インドの鉄道
 column:南アフリカ戦争
  2 都市および有産層の民族運動
 民族運動の展開/フィリピン革命/戊戌(ぼじゅつ)の政変と義和団事件/日清戦争から日露戦争へ
 column:明治国家の「脱亜入欧」
  3 民族革命と伝統社会・伝統文化
 西アジアの革命と反革命/「革命いまだならず」/ラテンアメリカでの「離陸」の失敗/メキシコ革命
 column:オスマン帝国の革命と宗教

第3章 第一次世界大戦と激動
  1 工業社会に走る亀裂
 工業社会の組織化と編成/国家の役割/さまざまな危機/保守か革新か、さまざまな対立/現代の思想・芸術
 column:都市と農村
 column:ナショナリズム
  2 世界強国への挑戦
 第一次世界大戦勃発への道/「ヨーロッパの火薬庫」/総力戦の重圧
 column:だれが戦争を始めたか
  3 再編か破局か
 戦争経済と市民生活/秘密外交の否定/大戦と「周辺」地域/戦争の終結

第4章 ロシア革命とヴェルサイユ体制
  1 ロシア革命と栄光の悲惨
 「二月革命」から「十月革命」へ/苛酷な現実/西欧革命の悲願
 column:革命家レーニン
  2 革命と反革命のはざまで
 ドイツ革命/社会化運動の盛り上がり/東欧の革命と反革命/ヴェルサイユ体制の矛盾

第5章 民族解放闘争と新展開
  1 裏切られた民族自決
 民衆の決起/五・四運動
 column:「非暴力抵抗」
  2 民族主義と独裁
 ケマルの「上から」の革命/レザー・ハーンの反革命/アラブ世界の反乱
 column:パレスチナ問題
  3 帝国主義の再編と民族ブルジョワジー
 アメリカ合衆国の影響力/植民地経済の再編/民族ブルジョワジーの二面性/中国革命の前進

第6章 危機の20年
  1 大戦間期の資本主義
 ヨーロッパ復興の前提/アメリカの役割/世界資本主義の再生
  2 改良・革命・独裁
 ヴァイマル共和国の実験/議会制民主主義の危機/反民主主義の潮流/「黄金の20年代」の光と影
  3 ファシズムの時代
 世界大恐慌/ヴァイマル共和国の崩壊/「第三帝国」の素顔/ニューディールの試み/世界経済の対応/社会主義建設とスターリン主義

第7章 第二次世界大戦での破壊と苦悩
  1 侵略と内戦――世界戦争への道
 「十五年戦争」の開始/日本ファシズムと抗日運動/人民戦線の成立/スペイン内戦の波紋/侵略外交と宥和政策/ミュンヘン協定の幻影
  2 巨大な破壊と殺戮
 ヨーロッパとアジアの戦争/戦争の複合的性格/反ファシズム連合の総反抗/現代戦争の破壊力/大戦と社会・経済の変化

第8章 戦後世界の展開
  1 冷たい戦争と東西の対立
 平和の回復/冷たい戦争の始まり/冷戦の展開/アジアの開放
  2 冷戦と民族解放闘争
 アメリカのアジア政策/中国革命の勝利/朝鮮戦争とその影響/冷戦の新段階/「第三世界」の自己主張
 column:中東戦争

第9章 現代世界の多極構造
  1 パクス・アメリカーナ
 冷戦と世界経済/アメリカの繁栄/技術革新と社会の変貌/ECと日本の挑戦
  2 流動化する社会主義圏
 スターリン以後のソ連/東欧の動揺と改革/中国社会主義の試行錯誤/中ソ対立/文化大革命の嵐
 column:デタントと軍拡戦争
  3 「第三世界」の苦闘
 「アフリカの年」/ラテンアメリカの情勢/キューバ革命の衝撃/ベトナム戦争/経済的自立をめざして/「南北問題」と飢えの構造

第10章 冷戦と終結とグローバリゼーション
  1 社会主義の崩壊
 帝国としてのソ連/ソ連崩壊への道
  2 帝国の解体
 ソ連の消滅/アメリカ「帝国」の破綻/イラク戦争の誤算
 column:9・11同時多発テロ事件
  3 グローバリゼーションと世界経済
 経済構造の変化/グローバリゼーションのゆくえ

索引



「世界の歴史」編集員会 編、青山吉信/石橋秀雄/伊藤貞夫/神田信夫/木谷勤/柴田三千雄/成瀬治/羽田正/山極晃/山崎元一 執筆 『もういちど読む 山川 世界史』(山川出版社、2009年) '13/10/13
小寺聡 編 『もういちど読む 山川 倫理』(山川出版社、2011年) '13/10/10
山崎広明 編著 『もういちど読む 山川 政治経済』(平島健司/阪口正二郎/粕谷誠/村田彰夫 執筆、山川出版社、2010年) '13/10/04
田邉裕 『もういちど読む 山川 地理』(山川出版社、2012年) '13/09/27
鳥海靖 『もういちど読む 山川 日本近代史』(山川出版社、2013年) '13/07/19



人気ブログランキングへ





本「書記バートルビー/漂流船  Bartleby, the Scrivener / Benito Cereno」メルヴィル、牧野有道 訳5

ブログネタ
読んだ本♪♪♪ に参加中!







そうしない方がいいと思います

デッド・レターズ(配達不能郵便物)

ターキー(七面鳥)と、ニッパーズ(鉄線切断鋏)と、そして、ジンジャーナット(生姜クッキー)と


ああ、バートルビー! ああ、人間の生よ!   (p101)



――あなたも、アメリカ最大の文豪が仕掛ける罠にまんまとハマる! メルヴィルの代表的中篇2作を収録。――

この二作はともに、謎と不可解さに満ちた人物の心の奥底を探っていく物語である。だが、作家メルヴィルが密かに忍び込ませた「真実」はさらに深いところにある。読者は本篇を読んで意外の感に打たれ、解説を読んで文豪の偉大さに目を見開かれるだろう。

ウォール街の法律事務所で雇った寡黙な男バートルビーは、決まった仕事以外の用を言いつけると「そうしない方がいいと思います」と言い、一切を拒絶する。彼の拒絶はさらに酷くなっていき・・・・・・。不可解な人物の存在を通して社会の闇を抉る、メルヴィルの代表的中篇2作。


≪目次: ≫

書記バートルビー――ウォール街の物語
 Bartleby, the Scrivener, 1853

漂流船――ベニート・セレーノ
 Benito Cereno, 1855


解説――牧野有道
 メルヴィル再訪/ホーソーンとシェイクスピアの影響/「書記バートルビー」/「漂流船――ベニート・セレーノ」

ハーマン・メルヴィル年譜

訳者あとがき


≪著者: ≫ ハーマン・メルヴィル Herman Melville [1819-1891] アメリカの小説家。マンハッタンの商家に生まれる。銀行員、小学校教師などを経て、1841年に捕鯨船アクシュネット号に乗り込み、太平洋でも捕鯨に従事する。翌年にマルケサス諸島で船から逃亡し、タイピー渓谷に滞在。その後も捕鯨船や軍艦を乗り継ぎ、1844年に帰国。続く数年間に、船員時代の体験を元に小説『タイピー』『オムー』などを執筆。1851年には『白鯨』を発表し名声を博す。その後も『イズラエル・ポッター』『書記バートルビー』『ベニト・セレーノ』などを書き継ぐも生活に困り、1866年から20年ほどは税関に勤務する。1891年死去。

[訳者] 牧野有通 Makino Arimichi 1943年生まれ。東京大学文学部大学院修了。アメリカ・アイオワ大学修士。元明治大学文学部教授。日本メルヴィル学会会長。研究書に『世界を覆う白い幻影――メルヴィルとアメリカ・アイディオロジー』、編著に Melville and the Wall of the Modern Age。訳書に『フォークナー全集』第1巻、第25巻、第26巻(いずれも共訳)ほか。


メルヴィル 『ビリー・バッド  Billy Budd, Sailor, 1924』(飯野友幸 訳、光文社古典新訳文庫、2012年) '13/04/18

工藤庸子/大石和欣 編著、沼野充義/柴田元幸/池内紀 著 『世界の名作を読む '07』(放送大学教材、2007年) '10/11/26
巽孝之 『『白鯨』アメリカン・スタディーズ』(理想の教室、みすず書房、2005年) '09/03/27
池澤夏樹 『世界文学を読みほどく スタンダールからピンチョンまで』(新潮選書、2005年) '08/01/20


人気ブログランキングへ








本「世界で一番美しい天井装飾  Beautiful Ceiling in the World 」中島智章 監修5

ブログネタ
読んだ本♪♪♪ に参加中!





ルネサンスの巨匠ミケランジェロが手掛けたシスティーナ礼拝堂の壮大なフレスコ画や重厚かつ神々しさを感じさせる古代ローマのパンテオンなど、世界各国79の天井装飾を一挙に紹介。
キリスト教の教会堂を彩る絵画、イスラム建築に見られる幾何学模様やアラベスク、そして、ビサンツやゴシックなど時代や地域で異なる構造美と、それぞれの天井が持つ美しさをじっくり堪能できる一冊です。


≪目次: ≫
painting ――代表的な画家たちの傑作
 01. システィーナ礼拝堂 (バチカン市国)――ルネサンスの巨匠が 創世記を描いた超大作
 02. 聖ミクラーシュ聖堂 (チェコ/プラハ)――装飾とフレスコ画が 見事なハーモニーを奏でる
 03. パラッツォ・ヴェッキオ (イタリア/フィレンツェ)――大広間に描かれた フィレンツェの栄華
 04. ヴェルサイユ宮殿 (フランス/ヴェルサイユ)――フランスの栄光を建物全体で表現
 05. バチカン宮殿 (バチカン市国)――若き天才・ラファエロが 残した大作の数々
 06. サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂 (イタリア/フィレンツェ)――名建築家が手がけたドームに 描かれる壮大な最後の審判
 07. サンタ・マリア・ノヴェッラ聖堂 (イタリア/フィレンツェ)――堂内に描かれた 色鮮やかなフレスコ画
 08. カゼルタ王宮 (イタリア/ガゼルタ)――スペイン本家を凌ぐ 巨大宮殿は絵画も華麗
 09. パラッツォ・ファルネーゼ (イタリア/ローマ)――神々の愛が描かれた バロックの名画
 10. パラッツォ・バルベリーニ (イタリア/ローマ)――まるで彫刻のような絵画が 錯覚を呼び起こす
 11. パラッツォ・メディチ・リッカルディ (イタリア/フィレンツェ)――きらびやかな装飾を 脇役に従えたバロックの名画
 12. サンタンドレア・デッラ・ヴァッレ聖堂 (イタリア/ローマ)――重厚できらびやかな天井に 2人の画家の名画を楽しむ
 13. サンタンドレア聖堂 (イタリア/マントヴァ)――アルベルティが手がけた 世界遺産の町の聖堂
 14. サンタ・マリア・デル・ポポロ聖堂 (イタリア/ローマ)――数々の巨匠による作品が 美術館のように並ぶ
 15. ヴィッラ・ファルネーゼのスカラ・レジア (イタリア/カプラローラ)――ルネサンス期のフレスコ画が 螺旋階段を取り囲む
 16. パドヴァ大聖堂・洗礼堂 (イタリア/パドヴァ)――青が鮮やかに浮かぶ 神秘的な天井画
 17. サン・シンプリチャーノ聖堂 (イタリア/ミラノ)――歴史ある教会堂に加えられた 彩り豊かなマリアの戴冠
 18. 聖イグナチオ聖堂 (クロアチア/ドブロヴニク)――後期バロックの名画伯が 描いた雲の上の世界
 19. サン・サヴァン・シュル・ガルタンプ修道院付属聖堂 (フランス/サン・サヴァン)――世界遺産の聖堂の 絵巻のような天井画
 20. 聖イサアク聖堂 (ロシア/サンクトペテルブルク)――黄金のドームに映える 写実的な絵画の数々
 21. シュタインハウゼン巡礼聖堂 (ドイツ/シュタインハウゼン)――ロココ様式の装飾と 一体化した華麗な天井画

mosaic & decoration ――異なる文化の装飾美
 22. セミリエ・モスク (トルコ/エディルネ)――トルコの巨匠による 光あふれる最高傑作
 23. スルタン・アフメト・モスク (トルコ/イスタンブル)――大小35のドームが持つ 青が美しいモスク
 24. イマーム・モスク (イラン/イスファハーン)――まるで夜空のように 無数の星が輝く
 25. マスジェデ・ナスィーロル・モスク (イラン/シーラーズ)――ステンドグラスの色彩と 繊細な立体装飾で魅せる
 26. ハッサン2世モスク (モロッコ/カサブランカ)――モロッコ各地の職人が 腕を競った巨大モスク
 27. シェイク・ザーイド・モスク (アラブ首長国連邦/アブダビ)――巨大シャンデリアが照らす 21世紀の超豪華モスク
 28. スレイマニエ・モスク (トルコ/イスタンブル)――白地の空間が植物模様と カリグラフィを引き立てる
 29. アーリーガープー宮殿 (イラン/イスファハーン)――音響を考慮した穴は 見た目も芸術的
 30. シェイフ・ロトフォッラー・モスク (イラン/イスファハーン)――緻密な装飾のドームが 架かる王族専用モスク
 31. ムハンマド・アリ・モスク (エジプト/カイロ)――近代エジプトの父が建てた オスマン朝トルコ風モスク
 32. タージ・マハル (インド/アーグラ)――亡き王妃への愛が生んだ インド建築の傑作
 33. アルカサル (スペイン/セビーリャ)――イスラム文化を取り入れた キリスト教国の宮殿
 34. サンタ・ポリナーレ・イン・クラッセ聖堂 (イタリア/ラヴェンナ)――イタリアの古都に 6世紀から残る天井画
 35. ラヴェンナ・アリウス派洗礼堂 (イタリア/ラヴェンナ)――現代に残った貴重な 「異端派」の施設
 36. 伝ガッラ・プラキディア廟堂 (イタリア/ラヴェンナ)――十字架や夜空が描かれた ペンデンティヴ・ドーム
 37. サン・ヴィターレ聖堂 (イタリア/ラヴェンナ)――彩り豊かなモザイク画が残る ビザンツ建築の傑作
 38. 血の上の救世主聖堂 (ロシア/サンクトペテルブルク)――極彩色のモザイク画が 全体を覆い尽くす
 39. サン・パオロ・フオーリ・レ・ムーラ聖堂 (イタリア/ローマ)――火災に耐えたモザイク画には教皇の姿も
 40. コルド・バ・メスキータ (スペイン/コルドバ)――イスラムの空気を色濃く残す教会堂
 41. トリア大聖堂 (ドイツ/トリア)――各時代の美を反映した 歴史ある聖堂
 42. マードレ・デ・デウス聖堂 (ポルトガル/リスボン)――アズレージョと金箔装飾が美を競う
 43. ストラホフ修道院 (チェコ/プラハ)――知識の泉を ロココ調の美が彩る
 44. サン・ジョバンニ・イン・ラテラーノ大聖堂 (イタリア/ローマ)――歴代教皇の紋章が飾られた 威厳ある格天井
 45. サンタ・マリア・デッレ・グラーツィエ聖堂 (イタリア/ミラノ)――ゴシックの身廊と ルネサンスの内陣が合体
 46. ベルリン大聖堂 (ドイツ/ベルリン)――戦災から復興した ネオ・バロックの豪華聖堂
 47. ヴィッラ・マダマ (イタリア/ローマ)――フレスコ画と漆喰装飾で 細やかな模様を描き出す

construction ――歴史ある教会堂の構造美
 48. サグラダ・ファミリア聖堂 (スペイン/バルセロナ)――今も建築が続く 天才ガウディの未完作
 49. マヨルカ大聖堂 (スペイン/マヨルカ)――ゴシック建築に ガウディの異彩が加わる
 50. シャルトル大聖堂 (フランス/シャルトル)――広々とした空間に輝く シャルトル・ブルー
 51. ウェストミンスター聖堂 (イギリス/ロンドン)――大輪の花が咲く 英国ゴシックの傑作
 52. カンタベリー大聖堂 (イギリス/カンタベリー)――キリスト教伝来の地に立つ 英国最初期のゴシック建築
 53. アミアン大聖堂 (フランス/アミアン)――高さ42メートル 空のような高天井
 54. サン・ドニ修道院付属聖堂 (フランス/サン・ドニ)――薔薇窓からの光も美しい ゴシック建築誕生の地
 55. 聖シュテファン大聖堂 (オーストリア/ウィーン)――ハレンキルヒェの天井に 描かれた美しい編目模様
 56. 聖シュテファン大聖堂 (ドイツ/パッサウ)――華やかな横断アーチに バロック絵画が共鳴
 57. ソールズベリー大聖堂 (イギリス/ソールズベリー)――天に架かる 大小の尖頭アーチが美しい
 58. ヨーク・ミンスター (イギリス/ヨーク)――ステンドグラスと一体化した 万華鏡のような天井
 59. パリ・ノートルダム大聖堂 (フランス/パリ)――初期ゴシックの 佇まいを今に残す名建築
 60. リンブルク大聖堂 (ドイツ/リンブルク)――ロマネスクとゴシック 調和する2つの様式
 61. ランス大聖堂 (フランス/ランス)――シャガールの作品もある フランス王室ゆかりの大聖堂
 62. 聖ヴィート大聖堂 (チェコ/プラハ)――はるかプラハにまで伝播した ゴシック建築の美しさ
 63. チェルトーザ・ディ・パヴィア (イタリア/パヴィア)――ブルーが印象的な天井と 堂内を覆うフレスコ画が見事
 64. アーヘン大聖堂 (ドイツ/アーヘン)――ゴシックの要素も加わった ドイツ版ビザンツ建築
 65. ハギア・ソフィア (トルコ/イスタンブル)――巨大ドームが架かる ビザンツ建築の代表格
 66. サン・マルコ大聖堂 (イタリア/ヴェネツィア)――輝くドームが十字型に並ぶ 黄金の聖堂
 67. サン・アントニオ・デ・ラ・フロリダ礼拝堂 (スペイン/マドリード)――ゴヤの名画のために 美術館となった礼拝堂
 68. サン・ピエトロ大聖堂 (バチカン市国)――2人の巨匠が生んだ 巨大ドームの大聖堂
 69. サンタ・マリア・デッレ・カルチェリ聖堂 (イタリア/プラト)――四福音史家が囲む シンプルなドーム
 70. サン・ロレンツォ聖堂 (イタリア/トリノ)――多彩な図形が散りばめられた 構造美を堪能
 71. ローマ・パンテオン (イタリア/ローマ)――光が神々しく降り注ぐ 古代の巨大ドーム
 72. サンティッシマ・トリニタ・エリ・スパニョーリ聖堂 (イタリア/ローマ)――ロココ調の天井画を引き立てる きらびやかな装飾
 73. 聖ローレンツ聖堂 (ドイツ/ニュルンベルク)――開放感ある空間に 傑作レリーフがさがる
 74. サンタ・マリア・プレッソ・サン・サティロ聖堂 (イタリア/ミラノ)――名建築家が生んだ幻の奥行き
 75. サント・マドレーヌ聖堂 (フランス/ヴェズレ)――巡礼路が始まる シンプルで厳かな教会堂
 76. クリュニー修道院 (フランス/クリュニー)――わずかに残された 巨大修道院の面影
 77. マドンナ・ディ・サン・ビアージョ聖堂 (イタリア/モンテプルチアーノ)――古代神殿風の装飾に 白いドームが架かる
 78. サン・ミニアート・アル・モンテ聖堂 (イタリア/フィレンツェ)――シンプルな木造小屋組と ひしめく幾何学模様
 79. サント・スピリト聖堂 (イタリア/フィレンツェ)――整数比例を用いた シンプルながら洗練のデザイン

クレジット

装丁・本文デザイン うちきばがんた
本文執筆 宮田文郎


≪監修者: ≫ 中島 智章 (なかしま・ともあき) 1970年福岡市生まれ。1993年東京大学工学部建築学科卒業。1998 〜 2000年ベルギー・リエージュ大学留学。2001年東京大学大学院工学系研究科建築学専攻博士課程修了。博士(工学)。2001~2002年日本学術振興会特別研究員(PD)。2005年日本建築学会奨励賞受賞。工学院大学建築学部建築デザイン学科・准教授。主な著書に『図説 ヴェルサイユ宮殿』、『図説 パリ 名建築でめぐる旅』(ともに河出書房新社)などがある。


中島智章 『図説 バロック 華麗なる建築・音楽・美術の世界』(ふくろうの本・世界の文化、河出書房新社、2010年) '12/07/05
中島智章 『図説 パリ 名建築でめぐる旅』(ふくろうの本・世界の文化、河出書房新社、2008年) '12/07/01
中島智章 『図説 ヴェルサイユ宮殿 太陽王ルイ一四世とブルボン王朝の建築遺産』(ふくろうの本・世界の文化、河出書房新社、2008年) '12/06/24
中島智章 『図説 キリスト教会建築の歴史』(ふくろうの本・世界の歴史、河出書房新社、2012年) '12/06/13


人気ブログランキングへ


 15世紀半ばの建築家アルベルティは、建築とは、壁を建て、その上に屋根を架けて開口部(扉や窓のこと)を空けたものだと描いてみせた。一方、18世紀半ばのイエズス会士ロージェは、建築の本質とは、柱と横架材(梁と桁)と屋根だと説き、アルベルティの建築モデルとはまったく異なる建築のあるべき姿を示した。これらはそれぞれ、石やレンガを積んで壁を作る「組構造」の建築と、柱と横架材をもって構築する「軸組」の建築の理念を表したものである。
 これらの2つの考え方は互いにまったく異なっているが、共通点もある。そのひとつは「天井」についてである。実は構造的視点からいえば「天井」は建築にとって不可欠なものではない。「屋根」や上階の「床」が見えていても構造上問題はなく、実際、そのような建築も数多い。「天井」とは建築にとって「+α」の存在なのである。
 西洋建築における「天井」は大きく分けて2種ある。それは「シーリング」(ceiling)と「ヴォールト」(vault)だ。前者はフランス語で「プラフォン」(plafond)といい、「「平底」(plat+fond)が語源であることからわかるとおり、基本的には水平面に近い形態である。宮殿や貴族住宅などでは、天井画(これ自体も「プラフォン」と呼ばれる)を設けて施主の栄光を表現し、欠かすことのできない重要な役割を負った。
 一方、「ヴォールト」とは、石材やレンガなどで立体的に構築された天井のことである。材料が重いため、水平面にはできず、あーちなどをくししてた立体的な形態となる。また、ヴォールトを構築するとトップ・ヘヴィーな構造体となり、構造的に機能しないどころか、むしろ全体の負荷になる。天井画が描かれることもあったが、多くはアーチの稜線にリブを施したリブ・ヴォールトで、構造体内の力の流れが現れているようにもみえる。
 人はなぜ「天井」を作るのか?
 本書では、単に「屋根」や「床」の裏面を隠すだけにとどまらない、この「+α」に込められた様々な創意がみられることだろう。
     2015年5月 中島智章



人気ブログランキングへ





本「花咲く乙女たちのキンピラゴボウ 後篇 〔新装新版〕 (河出文庫)」橋本治5

ブログネタ
読んだ本♪♪♪ に参加中!







みんな、だいすきだよ



橋本治 「花咲く乙女たちのキンピラゴボウ 前篇 〔新装新版〕」(河出文庫、2015年) '15/10/07


それまで誰も語ってこなかった「少女マンガ」を、はじめて論じた歴史的・マンガ評論。後篇は、「オトメチックマンガ」の陸奥A子、「孤高のギャグマンガ」の土田よしこ、なぜか少年マンガの吾妻ひでおや江口寿史も巻き込んで、「ハッピィエンドの女王」大島弓子論へと辿りつく。切なさと愛に満ちた、すべての少女マンガ読者必読の書。  ◎解説=中条省平

大島弓子、萩尾望都、山岸凉子、陸奥A子・・・・・・ 「少女マンガ」がはじめて公で語られた、伝説の漫画評論集。三浦しをん氏絶賛、待望の復刊!


≪目次: ≫
前篇のあらすじ

第V章 九十九里坂の海賊の家――江口寿史論+鴨川つばめ
 第一部 他人の章
  第一篇 少女マンガ隆盛のこと
        少女マンガ、少年マンガを侵すこと
  第二篇 星の飛雄馬は縞々パンツのこと
        衣食足って礼節を知る訳ないのこと 
  第三篇 矢吹丈、過渡期に生を享くること
        パンツの前に躊躇う少年のこと
  第四篇 少年、白を着れずにシラをきること
        パンツ売場は逢魔が時間のこと
  第五篇 郷ひろみゲテ物の由来のこと
        遠藤蘭、眉毛がドンドン下がること
  第六篇 格好だけで何が悪い? のこと
        “今の若い者”は黙殺の合言葉のこと
  第七篇 時の過ぎ行かないままにのこと
        世界はボクらの癲狂院(きちがいびょういん)かもしれないこと
  第八篇 美少年症候群(ナルシシズム・シンドローム)蔓延のこと
        マカロニ坂の菠薐草(ほうれんそう)住人のこと
  第九篇 キンドウさんトシちゃん観覧車のこと
        扉の陰に誰か、いる・・・・・・のこと
 暗中模索の章
 第二部 当人の章
  第一篇 少年マンガ衰退のこと
        少年マンガ、少女マンガになること
  第二篇 趣味趣味音楽DEVOのこと
        吾輩はナウであるのこと
  第三篇 唐突な唐突なギャクですのこと
        ストレンジャーは浪曲がお好きのこと
  第四篇 勝手に染谷輝一郎のこと
        嘲笑するは我にありのこと
  第五篇 富士一平、変身のこと
        ベッドでオカマにならないでのこと
  第六篇 江口寿史式相対性理論のこと
        ぼっぼっぼくらは少年・・・・・・のこと

第VI章 優しいポルノグラフィー――陸奥A子
 1 となりのキャシーはお年頃
 2 お散歩帰りに見る夢は
 3 もう泣いちゃうの
 4 扉を開けたらお花畑
 5 拝啓わたしのBF(あなた)様

第VII章 それでも地球は、廻っているのだ!――土田よしこ
 1 如何なる星の下に・・・
 2 クソ冠の姫
 3 リラよ

第VIII章 全面肯定としての笑い――吾妻ひでお
 1 ちょっとムチャですが
 2 癲狂院(きちがいびょういん)としての世界
 3 全面肯定としての笑い

第IX章 ハッピィエンドの女王――大島弓子
 1 有刺鉄線の向う側
 2 鳥は鳥に
 3 『バナナブレッドのプディング』九つの謎
 4 決然たる曖昧さ
 5 『綿の国星』再び
 6 時計を先に進めないで
 7 すべて男色家になる日まで
 8 屹立するせつなさ
 9 ハッピィエンドの女王

解説 中条省平

●作品リスト


※本書は、一九七九年六月、北宋社から単行本として刊行され、一九八四年一月、河出文庫より刊行されました。


≪著者: ≫ 橋本治 (はしもと・おさむ) 1948年、東京生まれ。東京大学文学部国文科卒。イラストレーターを経て、77年、初の小説『桃尻娘』を発表。79年には、初の評論である本書で話題となる。以後、小説・評論・戯曲・エッセイ、古典の現代語訳など、多彩な執筆活動を行う。96年、『宗教なんて怖くない!』で新潮学芸賞、2002年、『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』で小林秀雄賞、05年、『蝶のゆくえ』で柴田錬三郎賞、08年、『双調 平家物語』で毎日出版文化賞を受賞。著書に『桃尻語訳 枕草子』『ひらがな日本美術史』『バカになったか、日本人』『結婚』他多数。


橋本治 「花咲く乙女たちのキンピラゴボウ 前篇 〔新装新版〕」(河出文庫、2015年) '15/10/07



 人間は社会生活をする動物です。そこに人間がいれば、そこには社会があるのです。
 私達は社会の中に生まれて来ます。
 社会は、そこに生きる人間達が最も都合よく生きていけるように出来ています。そして、そこに生まれた人間は、その都合よく生きて行ける社会を支える人間になるように、成長して行くのです。
 社会は動いて行きます、そこに生きる人間の動きに合わせて。
 そこには人間が生きています、その社会に合わせて。そして、その社会はそのまま物語なのです。
 そこに生きる人間は、そこで生きているように、その物語を作ります。だから、その物語のハッピィエンドは、その社会でのハッピィエンドなのです。でも、そこにいるすべての人間の都合を社会が聞き入れてくれる訳ではありません。
 ある者は耐え、ある者はあきらめ、ある者は抗い、ある者は従って、そしてある者は社会を捨てるのです。
 一人の人間を捨てたところで、社会がどう変わるものでもありません。社会は依然もとのままです。
 だから、社会と相容れない人間の物語も登場します。それが、“悲しい結末(サッド・エンド)”です。
 耐えて、あきらめて、嘆いて、抗って、そして死んでしまう悲しい結末です。社会の望むハッピィエンドと、彼等の望むハッピィエンドとでは、全然種類が違うのです。
 物語の中、人は生きて行きます。誰も自分の物語がサッド・エンドに終わることを望んだりしないはしないのです。
 でも、自分の思うことが、自分の望むものが、そこにあるハッピィエンドとは違うと、人はいつか気づくのです。
 物語の中で、絡み合ういくつかの挿話の中で、もつれあって流されながら、決して結末の見えることのない人間。どうしてこんなに渦巻くのだろう? どうしてこんなにもつれるのだろう?――それは結末が見えないから。
 この物語の中で、私は自分の結末が探せるのだろうか? そう考えた時、物語に結末はなくなるのです。
 どこまで続くか分からない、果てしない渦の中でグルグルグルグルどこまでもどこまでも、物語は続くのです。時間を先に引き延ばすのです。
 物語が終わる時、時間は正常に動き出します。でもその物語に終わりがないのなら、時間は決して動かないのです。ただ、夢のように漂うのです。
 ・・・  (p295-296)



人気ブログランキングへ






本「宗教なんかこわくない! (ちくま文庫)」橋本治5

ブログネタ
読んだ本♪♪♪ に参加中!
宗教なんかこわくない! (ちくま文庫)
○著者: 橋本治
○定価: 本体価格680円+税(在庫×)
○ISBN: 978-4480034953







そう、“生きる”ということ自体が苦しいことで、輪廻転生、だから、再び生まれ変わる恐怖、とか、「我思う、ゆえに我れあり」、で、“宗教からの自由”、“自我の獲得”、「私は神によって存在を許されているのではなく、自分自身のありように従って存在しているのである」・・・ (p222-223)


橋本治 『宗教なんかこわくない!』(マドラ出版、1995年) '07/09/03


人は何故、宗教にはまるのか? 日々の不満や不安に打ち勝ち、日本人が本当の「近代」を獲得するためには!? 新潮学芸賞受賞作。

宗教とは、この現代に生き残っている過去である――だから、「宗教とはなんなのか?」ということを考えるのだとすると、その過去の集積=歴史を頭に入れなければならない。――本書より――
オウム真理教事件を契機に、日本人が本当の「近代」を獲得するために橋本治が宗教について真っ正面から取り組んだ話題の本、ついに文庫化! 新潮学芸賞受賞作。


≪目次: ≫
introduction

第I章 オウム真理教事件
 1 オウム真理教事件から“宗教”を排除すると
 2 会社が嫌いな人達

第II章 宗教とは ism である
 3 誰がシヴァ神を必要とするか?
 4 だから、宗教はイデオロギーである
 5 しかしオジサン達は“宗教”と“主義”の間に一線を引けない
 6 “信仰を強制されない自由”と“信教の自由”
 7 「“信仰”といえばキリスト教」の錯覚
 8 どうしてあなたの頭は、すっきりと晴れないのか?

第III章 錯覚
 9 なにかがヘンだ
 10 踏み絵が効く人達
 11 宗教法人法の下で、宗教は現実を超えられない
 12 宗教が無効になっていく日本の歴史
 13 “内面に語りかける宗教”と“社会を維持する宗教”
    ――あるいはその抜けている“なにか”
 14 既にして宗教は、“おだやかな日常”である

第IV章 ずるい子供とずさんな大人
 15 宗教を考えることは、ギャップの存在を頭に入れることである
 16 大人と子供は、大人の側から見れば「対立しない」が、
    子供の側から見れば「対立する」
 17 愛情に関する一章――残念ながら、これは私の独壇場だ
 18 “生産”に関する二つの宗教
 19 子供の犯罪
 20 オウム真理教の信者は、
    現実の麻原彰晃を本当に必要としているのだろうか?
 21 彼等は、どうして宗教法人であることにこだわるのか?
 22 二本の007映画の語るもの
 23 くだらないこと
 24 麻原彰晃の話し方の不思議
 25 “生産を奨励しない宗教”が人間生活の上位にあったりすると・・・・・・

第V章 なんであれ、人は非合理を信じたりはしない
 26 もしかしたら松本智津夫は、
    有能なヨガの教師だったかもしれない
 27 遂にお釈迦様の出番が――
 28 ちょっとしたインド宗教史
 29 ゴータマ・ブッダは、他人の思想である“苦行”を捨てて、
    自分の思想である“悟り”を得た
 30 仏教はいつ“宗教”になったか?
 31 人格化される思想
 32 人間の大人になる道が閉ざされていれば、
    人間はいつまでも子供のままさまよい続けるしかない
 33 キリスト教も仏教になる
 34 近代人は二度死ねない
 35 “思想”とは、
    突然変異を可能にする、最も利己的な遺伝子である
 36 私がカナブンになりたい理由


※この作品は、一九九五年七月、マドラ出版より刊行された。


≪著者: ≫ 橋本 治 (はしもと・おさむ) 1948年3月東京生。東京大学文学部国文科卒。'77年『桃尻娘』で講談社小説現代新人賞佳作。以後、小説・評論・古典の現代語訳・エッセイなど、精力的に執筆中。著書に『桃尻娘』シリーズ(全6巻)『江戸にフランス革命を!』『ぼくたちの近代史』『89』『桃尻語訳 枕草子』『絵本徒然草』『窯変 源氏物語』(全14巻)など。

橋本治 『宗教なんかこわくない!』(マドラ出版、1995年) '07/09/03


人気ブログランキングへ





本「山梨式 名建築の条件  The Condition of Architectural Masterpiece 」山梨知彦|日建設計5

ブログネタ
読んだ本♪♪♪ に参加中!








7つのキーワードで読む“設計意図の裏側”
20の名建築を意外な着眼点で考察

誰もが知る、あの名建築。写真や解説文だけですべてを知ったような気になっていませんか?
多くの建築解説書は、設計者自身が書いた「設計主旨」を手掛かりに、書き手がその意図や背景を読み解いたものです。その分析は「設計主旨」を大きく逸脱することはありません。しかし、設計者は本当に腹の内のすべてを設計主旨に記すのでしょうか? そこから導き出される“名建築たる理由”は本当に実務者の参考になるのでしょうか?

本書では、日建設計を代表する建築家の山梨知彦氏が、“設計者だからこそ分かる”工夫や葛藤を実際の建物や図面から読み解いていきます。大きく7つのキーワードに分け、20の国内の建築を分析します。山梨氏独特の着眼点により、知っているつもりだったあの名作から新たなヒントが得られるはずです。

7つのキーワード
1[統合] 2[原理] 3[空間] 4[時間] 5[素材] 6[人間] 7[場所]

初対談! 西沢立衛 氏 × 山梨和彦


≪目次: ≫
[まえがき Foreword] 名建築って何だろう?
 「定義」よりも「断片を吐き出す」/強い影響を与えた1950年代―70年代/自分で判断を下す際の7つの視点/多くの人々に何かを与えられる建築/「自分の名建築」をあぶり出すきっかけに

Chapter[.1 統合]――ディテールは 全体との「統合」により 総和を超えた意味を放つ
01|パレスサイドビルディング [1966年|Palaceside Building|設計:日建設計工務]
 工業的外装の陰に“手作業”のスラブ
 最終段階で決まった円形コア/手仕事のスラブで“逃げ”
02|大阪万博・富士グループパビリオン [1970年|Expo'70 Fuji Group Pavillion|設計:村田豊建築設計事務所、大成建設]
 空気が形を決め 水が安全を守る
 原理に従い、形は自然発生/膜の爆裂を「水」で防ぐ

Chapter[.2 原理]――小さく私的であっても 幅広い人を魅了し得る 「原理」を内在させる
03|東京文化会館 [1961年|Tokyo Cultural Center|設計:前川國男建築設計事務所]
 音楽好きの前川國男が大庇に込めた真意
 多目的ホールの先駆け/庇によるレイヤー構造
04|ソニービル [1966年|Sony Building|設計:芦原義信建築設計研究所]
 らせんでもなぜ快適? BIMで読む先進性
 90cmの段差が気流を抑える/1階の床暖房が快適性を向上
05|私の家 [1954年|Seike House I|設計:清家清
 「いい加減がよい加減」の真意
 徹底したワンルーム化/度重なる増改築/形よりもシステムを重視
06|群馬県立近代美術館 [1974年|Museum of Modern Art, Gunma|設計:磯崎新アトリエ+環境計画]
 ダイヤグラムが全体像を導く
 大きな意味を持つダイヤグラム/30年を経て磯崎氏により改修
07|原邸 [1974年|Hara House|設計:原広司+アトリエ・ファイ]
 外部を引き込むドーナツの形式
 薄暗い周辺環境とのギャップ/「有孔体」というアルゴリズム
08|住吉の長屋 [1976年|Row House in Sumiyoshi|設計:安藤忠雄建築研究所]
 実施図面が放つ闘いのオーラ
 住宅の本質を問いただす中庭/「叫び」を伝える実施図面
09|幻庵 [1975年|Gen-an|設計:DAM・DAN
 21世紀の生産革新を先取り
 建て主が追い求めたコスモス/大量生産から個別生産へ/「早すぎる問い」を隠す二重性

Chapter[.3 空間]――普遍的な「空間」の中に 社会に広く共有される 新たな意味を見いだす
10|海の博物館 [1992年|Sea-Folk Museum|設計:内藤廣建築設計事務所]
 収蔵庫の闇が 五感を研ぎ澄ます
 内部の印象は対照的/「闇」がもたらすもの
11|風の丘葬斎場 [1997年|Kaze-no-Oka Crematorium|設計:槇総合計画事務所]
 「外部」が呼び覚ます 日本人の死生観
 原点は屋外での葬祭/刻々と様相を変える空間
12|軽井沢の山荘 [1963年|The Mountain Villa in Karuizawa|設計:吉村順三
 存在を消す ディテール
 「写真には写せない」理由/初期スケッチにも水平引き戸
13|国立代々木競技場 [1964年|Yoyogi National Gymnasium|設計:丹下健三・都市・建築設計研究所]
 全機能を1つの造形で統合
 上部吊り構造と下部が不可分/周辺まで巻き込む一体感

Chapter[.4 時間]――拡張されてゆく 「時間」の概念の中で 空間を動体ととらえる
14|塔状住居 [1966年|Tower House|設計:東孝光]
 「闘い」と懸け離れた 心地良い「粗さ」
 30mmの仕上げしろが変化を許容/標準化以前の豊かさ
15|神奈川県立近代美術館 [1951年|The Museum of Modern Art, Kamakura|設計:坂倉準三建築研究所]
 ガラスに頼らない 透明感
 絞り込まれた鉄骨柱とトラス/視点を固定して細部を追求

Chapter[.5 素材]――極限まで「素材」に 向き合うことで 仮想を実体に昇華させる
16|金沢21世紀美術館 [2004年|21st Century Museum of Contemporary Art, Kanazawa|設計:妹島和世+西沢立衛/SANAA]
 かすかな境界を生む曲面ガラス
 図式が体感できる理由/「荒唐無稽」な特殊ガラス  
17|せんだいメディアテーク [2000年|Sendai Mediatheque|設計:伊東豊雄建築設計事務所]
 「非均質」が生んだ 新時代のドミノ
 「均質」を乗り越える/21世紀型都市建築の原型

Chapter[.6 人間]――時代や環境で変わる 「人間」の心を超え 共有され得る価値を探る
18|スカイハウス [1958年|Sky House|設計:菊竹清訓]
 論理と身体の二重性が生む魅力
 2つの側面をまとめる/主室の二重性/構造でなく「住むことがコア」
19|香川県庁 [1958年|Kagawa Prefectural Government Office|設計:丹下健三研究室]
 「論理×情念」が 人を動かす
 問題解決を情念が後押し/連続性を強調する浮遊サッシ/人々を動かした2人の情念

Chapte[.7 場所]――再配置可能を脱し 敷地と密接不可分な 関係を生み出す
20|広島ピースセンター [1952年・55年・89年|Hiroshima Peace Center Complex|設計:丹下健三研究室]
 消える軸線で「つくられずにつくる」
 ドームから見ると消える軸線/「残骸」からシンボルに

[対談 Dialogue]
 山梨知彦氏[日建設計]× 西沢立衛氏[SANAA、西沢立衛建築設計事務所]
 与条件を解く一方で 「新たな問題」を自らつくる
 ダイヤグラム化に閉塞感/社会性という「面白さ」に気付く/曲げるだけで物質感が変わる/「問題をつくる」ということ/「問題」が「問題」を呼ぶ/「都市で木を使う」という問題提起

[あとがきに代えて Afterword]
レサのスイミングプール [1966年|Leça Swimming Pools|設計:アルヴァロ・シザ
 素朴さと多様さの統合
 ただ低くたたずむ建築/幸運に身を委ねる/いかなるスタディで編み出されたのか/自分にとっての名建築とは

初出掲載号


≪著者: ≫ 山梨知彦 (やまなし・ともひこ) 日建設計執行役員設計部門副統括。1960年神奈川県生まれ。84年東京芸術大学美術学部建築科卒業。86年東京大学大学院工学系研究都市工学専攻修了、日建設計入社。96年設計主管、2000年設計室長、06年設計部門副代表、10年執行役員設計部門代表、15年3月から現職。2011年度日本建築大賞受賞[ホキ美術館]、2014年日本建築学会賞(作品)受賞[NBF大崎ビル]。主な担当プロジェクト、飯田橋ファーストビル・ファーストヒルズ飯田橋[2000年]、ホギメディカル本社ビル[2002年]、ルネ青山ビル[2003年]、ロックビレイビル[2004年]、桐朋学園レッスン棟[2005年]、神保町シアタービル[2007年]、乃村工藝社本社ビル[2007年]、木材会館[2009年]、ホキ美術館[2010年]、NBF大崎ビル(旧ソニーシティ大崎)[2011年]、ラゾーナ川崎東芝ビル[2013年]、桐朋学園大学調布キャンパス1号館[2014年]。




人気ブログランキングへ





本「花咲く乙女たちのキンピラゴボウ 前篇 〔新装新版〕 (河出文庫)」橋本治5

ブログネタ
読んだ本♪♪♪ に参加中!






みんなだいすきだよ――橋本治


女の子は、どうしたら女の子になれるのでしょう? 1970年代末、人気を極めながら誰にも語られてこなかった「少女マンガ」を、はじめて論じた歴史的・評論集。前篇は、萩尾望都や山岸凉子ほか、四人の少女マンガ家の世界を、超絶技巧の「橋本節」で繊細かつ華麗に読みといていく。マンガを愛するすべての読者に贈る!
 ◎「文庫新版のあとがき」収録

大島弓子、萩尾望都、山岸凉子、陸奥A子・・・・・・ 「少女マンガ」がはじめて公で語られた伝説の漫画評論集。三浦しをん氏絶賛、待望の復刊!

【読み返すたびに泣いてしまう。読者の思いと考えを、これほど的確に言葉にしてくれた少女漫画評論は、ほかに知らない。――三浦しをん】 少女マンガが初めて論じられた伝説の名著! 書き下ろし自作解説。


≪目次: ≫
第I章 失われた水分を求めて――倉多江美
 1 ロマコメの方へ
 2 花咲く乙女達のかげでは
 3 地獄寺も方へ
 4 裾野と黄楊の木城
 5 囚われの太陽
 6 逃げ去るストーリー
 7 見出されたコウモリ傘

第II章 眠りの中へ・・・――萩尾望都
 序章 すべてもとにはもどらない
 1 ゴールデンライラック
 2 銀河は燦(きら)めく砂粒の如く
 3 薔薇を、メリーベルに薄紅(うすべに)の薔薇を・・・

第III章 世界を変えた唇――大矢ちき 付、猫十字社論
 1 愛のレッスン
 2 下唇はエロスの匂い
 3 ポップ・マニエリスム
 4 本朝女学生縁起(ともかくじょしだいせえなのだ)
 付(つけたり)、油虫釈迦釈迦地獄変(ゴキブリシャカシャカジゴクヘン)――猫十字社論

第IV章 妖精王國女皇紀――山岸凉子
 1 少年の章
 2 少女の章
 3 抒情の章
 4 女妖の章
 5 女皇の章

文庫新版のあとがき (二〇一五年六月)

●作品リスト


※本書は、一九七九年四月、北宋社から単行本として刊行され、一九八四年一月、河出文庫より刊行されました。


≪著者: ≫ 橋本治 (はしもと・おさむ) 1948年、東京生まれ。東京大学文学部国文科卒。イラストレーターを経て、77年、初の小説『桃尻娘』を発表。79年には、初の評論である本書で話題となる。以後、小説・評論・戯曲・エッセイ、古典の現代語訳など、多彩な執筆活動を行う。96年、『宗教なんて怖くない!』で新潮学芸賞、2002年、『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』で小林秀雄賞、05年、『蝶のゆくえ』で柴田錬三郎賞、08年、『双調 平家物語』で毎日出版文化賞を受賞。著書に『桃尻語訳 枕草子』『ひらがな日本美術史』『バカになったか、日本人』『結婚』他多数。



人気ブログランキングへ





訪問者数
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

since 2007.11.19

Categories
じゃらんnet 宿・ホテル予約

Amazon
honto
TagCloud
本が好き!
本が好き!
記事検索
管理人・連絡先
管理人 Gori が書き記しています。 不適切な表現及び解釈などありましたら連絡ください。
ppdwy632@yahoo.co.jp
livedoor プロフィール

Gori

主として“本”が織りなす虚構の世界を彷徨う♪

‘表 BLOG (since 2006.8)
▲ロスバイク TREK 7.3FX(神金自転車商会 since 2008.8)
写真 Canon IXY900IS(since 2006.12.4) & EOS40D + EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM(since 2008.7.23) + EF100mm F2.8 Macro USM(used, since 2008.9.10) + EF-S55-250mm F4-5.6 IS(used, since 2008.9.30) + EF50mm F1.8 供used, since 2009.4.4)

Archives
Recent Comments
Recent TrackBacks
父が子に語る近現代史 (本の宇宙(そら) [風と雲の郷 貴賓館])
本「父が子に語る日本史」小島毅
BlogRanking
  • ライブドアブログ