Gori ≒ ppdwy632

〈ぼく〉の思索の一回性の偶然性の実験場。

2016年04月

本「幸いは降る星のごとく (集英社文庫)」橋本治5

ブログネタ
読んだ本♪♪♪ に参加中!
幸いは降る星のごとく (集英社文庫)
○著者: 橋本 治
○定価: 本体580円+税
○ISBN: 978-4087454147








「芸能界」は光り輝いてみえるものだった──。ときは高度成長期。明確な目標もなく、流されるままに“女芸人”となった女性の悲喜こもごもを描く。時代を切り取る名手による長編小説。

ときは1990年代前半、“女芸人ブーム”前夜。東京の国立大学に通う真名子は、幼なじみの貴子とお笑いコンビ「モンスーンパレス」を結成した。自らの不美人を認識しない真名子と、世間ズレしたOL志望の貴子。笑いとは縁遠い生活を送ってきた彼女たちが、なぜその世界に入り、どう生き延びていったのか。時代によって作り出された“女芸人”の先駆者となる四人の女性の悲哀と幸福を描いた長編小説。


≪目次: ≫
第一話 欲望という名の電気ゴタツ
 一 ツァラトゥストラはまだ語らない
 二 芸人の夜明け
 三 モンスターパレスの女
 四 お笑い探査計画
 五 愛の錯誤
 六 さまざまな試練
 七 無限の彼方(ビヨンド・ザ・インフィニティ)
 八 「化物の宮殿(モンスター パレス)」ではなくて

第二話 セックス・アンド・ザ・シティ
 一 シンデレラのための略式地図
 二 舞踏会への階段に立つ二人
 三 禿鷹(はげたか)と石子詰(いしこづ)めの女
 四 一体なにが「おもしろい」んだ?
 五 ないものはない、なにもないったら本当になにもない
 六 神と信者の間(はざま)で
 七 「なんだかへんだな」と思いつつ、全能感だけはしっかりとある女達
 八 金坪真名子が「処女ではないもの」に変わる場所
 九 進化するモンスーンパレス
 十 本篇の数少ない「セックスアリ」のシーン

第三話 電気ゴタツは安楽椅子の夢を見るか
 一 そして作者はあることに気がついた
 二 中身のないシュークリーム
 三 金坪真名子の回心(かいしん)
 四 マザー・テレサへの道
 五 笛を吹く金目鯛(きんめだい)
 六 綿菓子製造機と一本の割り箸(ばし)
 七 安井貴子の帰還
 八 もう電気ゴタツに足は突っ込まない

第四話 すべての人に幸福な未来を
 一 「阿蘭陀(おらんだ)おかね」という女
 二 なに不自由のない貧しさ
 三 阿蘭陀おかねの芸風
 四 「いつか分かる日が来るわ」と言うこともなく――
 五 とみざわとみこもやって来る
 六 夢見る三十代を過ぎても
 七 そして奇跡が最後にやって来る


※初出 「小説すばる」
 第一話 欲望という名の電気ゴタツ 2010年9月号
 第二話 セックス・アンド・ザ・シティ (前編)2011年5月号 (後編)2011年9月号
 第三話 電気ゴタツは安楽椅子の夢を見るか 2012年2月号
 第四話 すべての人に幸福な未来を 2012年5月号


※本書は二〇一二年九月、集英社より刊行されました。


カバーデザイン/中島かほる
イラストレーション/ジョルジュ・バルビエ


≪著者: ≫ 橋本 治 (はしもと・おさむ) 1948年東京都生まれ。東京大学文学部国文科卒。1977年『桃尻娘』で講談社小説現代新人賞佳作入選。以後、小説・評論・古典の現代語訳・エッセイなど、あらゆるジャンルで執筆活動を行う。幅広い活動を続ける。2002年『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』で小林秀雄賞、05年『蝶のゆくえ』で柴田錬三郎賞、08年『双調平家物語』で毎日出版文化賞受賞。近著に『日本の行く道』『小林秀雄の恵み』『ひらがな日本美術史7』『菅原伝授手習鑑』など。

橋本治 『幸いは降る星のごとく』(集英社、2012年) '12/10/25


人気ブログランキングへ







本「天使とは何か キューピッド、キリスト、悪魔 (中公新書2369)」岡田温司5

ブログネタ
読んだ本♪♪♪ に参加中!







エンジェルとキューピッドは同じ? キリストや悪魔は天使だった? キリスト教美術に登場する天使たちを追いながら、その正体に迫る

エンジェルとキューピッドは何が違うのか。キリストがかつて天使とみなされていたのはなぜか。堕天使はいかにして悪魔となったか。「天使」と聞いて、イメージが浮かばない日本人はいないだろう。しかし、天使をめぐる数々の謎に直面したとき、私たちは想像以上に複雑な陰影を彼らがもっていることに気づくはずだ。天使とは一体、何者なのか――。キリスト教美術をゆたかに彩る彼らの物語を追いかけてみよう。


≪目次: ≫
はじめに

第I章 異教の神々――天使とキューピッド
 天使、プットー(裸童)、スピリテッロ(小精霊)/古代における異教の有翼の神々と天使/異教とキリスト教をつなぐ「プネウマ」/光の天使/「ストイケイア(自然界の諸要素)」としての天使/「ゲニウス(守護霊)」と守護天使/宇宙を動かす天使/九つの天空と九つの天使の位階/天使の魔術

第II章 天からの使者として――天使とキリスト
 かつてイエスは天使であった!?/ユダヤの天使崇拝/神の顕現――天使かキリストか?/外典のなかの天使とキリスト/異端視された天使キリスト論/天使キリスト論の現代における復活/大天使ミカエルとキリスト/大天使ミカエル信仰/ビザンチンの大天使ミカエル/天使とキリストを結ぶ祭司メルキゼデク/三人の天使とアブラハム/中世の女性神秘家の幻視

第III章 歌え、奏でよ――天使と聖人
 天使の合唱と合奏/「宇宙の音楽」としての天使の音色/楽器を手にしはじめる天使たち/天使の音楽と「アルス・ノーヴァ」/天使のオーケストラ/病と死の影/架空の楽器、空想のオーケストラ/聖チェチリアと音楽の天使/法悦へといざなう天使の歌声/バロックの奏楽の天使たち/聖フランチェスコと熾天使セラフィム

第IV章 堕ちた天使のゆくえ――天使と悪魔
 天使はなぜ堕ちたのか/サタンとルシフェル/ティタンと堕天使/外典『エノク書』のなかの堕天使たち/天使の「自由意志」その一――オリゲネスの場合/善きダイモンと悪しきダイモン/裏切り者ユダ――サタンの手先/魔術師シモン――ペテロの宿敵/堕天使の「自由意志」その二――ミルトンの場合/よみがえる堕天使たち

第V章 天使は死なない――天使と近代人
 現代の堕天使――ヴェンダースの天使/メランコリーの天使/さまよう天使/芸術崇拝の天使/水晶球の天使/写真のなかの天使たち/詩人たちの天使/エフェラメルな天使たち

おわりに

主要参考文献


≪著者: ≫ 岡田温司 (おかだ・あつし) 1954年生まれ。京都大学大学院博士課程修了。京都大学大学院教授。著書、『ルネサンスの美人論』(人文書院)、『ミメーシスを超えて』(勁草書房)、『カラヴァッジョ鑑』(人文書院、編著)、『モランディとその時代』(同、吉田秀和賞受賞)、『マグダラのマリア』(中公新書)、『処女懐胎』(同)、『キリストの身体』(同)、『アダムとイヴ』(同)、『芸術(アルス)と生政治(ビオス)』(平凡社)、『フロイトのイタリア』(同、読売文学賞)、 『デスマスク』(岩波書店)、『アガンペン解読』(平凡社)など。訳書、『スタンツェ――西洋文化における言葉とイメージ』(アガンペン著、ちくま学芸文庫)、『規範と形式』(ゴンリッチ著、共訳、中央公論美術出版)、『藝術論叢』(ロンギ著、監訳、同)、『開かれ――人間と動物』(アガンペン著、共訳、平凡社)、『肖像の眼差し』(ナンシー著、共訳、人文書院)など。


岡田温司 『黙示録 イメージの源泉』(岩波新書、2014年) '14/05/28
岡田温司 『アダムとイヴ 語り継がれる「中心の神話」』(中公新書、2012年) '12/12/03
岡田温司 『デスマスク』(岩波新書、2011年) '11/12/04
岡田温司 『ジョルジョ・モランディ 人と芸術』(平凡社新書、2011年) '11/07/01
岡田温司 『グランドツアー 18世紀イタリアへの旅』(岩波新書、2010年) '11/05/13
ロベルト・エスポジト 『三人称の哲学 生の政治と非人称の思想  Terza persona. Politica della vita e filosofia dell'impersonale, 2007 』(岡田温司 監訳、佐藤真理恵/長友文史/武田宙也 訳、講談社選書メチエ、2011年) '11/03/06
ロベルト・エスポジト 『近代政治の脱構築 共同体・免疫・生政治  Termini della politica, Comunita, immunita, biopolitica 』(岡田温司 訳、講談社選書メチエ、2009年) '09/11/25
岡田温司 『マグダラのマリア エロスとアガペーの聖女』(中公新書、2005年) '10/08/02
岡田温司 『キリストの身体 血と肉と愛の傷』(中公新書、2009年) '10/03/08
岡田温司 『フロイトのイタリア 旅・芸術・精神分析  Italia di Freud: Arre, Viaggio, Psicoanalist 』(平凡社、2008年) '09/12/14
岡田温司 『イタリア現代思想への招待』(講談社選書メチエ、2008年) '09/11/14
岡田温司 『『ヴィーナスの誕生』 視覚文化への招待』(理想の教室、みすず書房、2006年) '09/04/18



人気ブログランキングへ





本「精神科医が読み解く 名作の中の病」岩波明5

ブログネタ
読んだ本♪♪♪ に参加中!
精神科医が読み解く名作の中の病
○著者: 岩波 明
○定価: 本体1,300円(税別)
○ISBN: 978-4104701056






えっ、「坊っちゃん」はうつ病だった!? 名作の数々を診断します!

小説を開くと、そこにはあなたの知らない精神病理の世界が――。サリンジャー、川端康成、夏目漱石、ヘミングウェイに村上春樹、古今東西63の作品を取り上げ、現役臨床医が登場人物を架空診断。最新治療法や、思わず人に話したくなる薀蓄も満載。文学と精神医学の「深い関係」を知れば、読書の楽しみも倍増間違いなし!


≪目次: ≫
はじめに

I 狂気への誘い
美しい狂気 村上春樹 『ノルウェイの森』
自閉症とは何か リアノー・フライシャー 『レインマン』
GIDというミステリー 東野圭吾 『片想い』
妄想知覚と幻視 芥川龍之介 『歯車』
八十分間の記憶 小川洋子 『博士の愛した数式』
不安神経症 谷崎潤一郎 『悪魔』
解離と多重人格 殊能将之 『ハサミ男』
戦争神経症という病 デイヴィッド・マレル 『一人だけの軍隊』
暴力への志向 中上健次 『十九歳の地図』
シリアル・キラー 天童荒太 『孤独の歌声』
安楽死プログラム 北杜夫 『夜と霧の隅で』
グラース家のシーモア ジェローム・デイヴィッド・サリンジャー 『大工よ、屋根の梁を高く上げよ』
PTSDのヒロイン 沼田まほかる 『九月が永遠に続けば』
繰り返される心中 太宰治 『道化の華』
まだら認知症 藤沢周 『ブエノスアイレス午前零時』
アヘン中毒 コナン・ドイル 『唇の捩れた男』

II 文学と狂気の狭間で
非定型精神病 高村薫 『マークスの山』
アスペルガー症候群 スティーグ・ラーソン 『ミレニアム』
薬物乱用 村上龍 『限りなく透明に近いブルー』
不潔恐怖と怪異 泉鏡花 『陽炎座』
ストーキングと幻 川端康成 『みずうみ』
動物磁気 オノレ・ド・バルザック 『ユルシュール・ミルエ』
パニック障害 南木佳士 『阿弥陀堂だより』
物質Dの悪夢 フィリップ・キンドレド・ディック 『暗闇のスキャナー』
認知症と尊厳 安岡章太郎 『海辺の光景』
流行する発達障害 今村夏子 『こちらあみ子』
頭部外傷とファンタジー カート・ヴォネガット・ジュニア 『スローターハウス5』
座敷牢と癲狂院 島崎藤村 『夜明け前』
炎の中の快感 重松清 『疾走』
オーバードーズ 松尾スズキ 『クワイエットルームにようこそ』
ロボトミー ケン・キージー 『カッコーの巣の上で』
若年性アルツハイマー病 荻原浩 『明日の記憶』

III 精神世界への彷徨
酔いどれの騎士 レイモンド・チャンドラー『長いお別れ』
躁状態 中島らも 『水に似た感情』
DVと男と女 田中慎弥 『共喰い』
サヴァン症候群 島田荘司 『魔神の遊戯』
自動症と側頭葉てんかん 夢野久作 『ドグラ・マグラ』
文豪とギャンブル依存 フョードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー 『賭博者』
奇妙な笑い 高木彬光 『人形はなぜ殺される』
精神遅滞と心 坂口安吾 『白痴』
反応性うつ状態 中村真一郎 『死の遍歴』
拘禁反応 スティーヴン・キング 『シャイニング』
バタード・チャイルド 桜庭一樹 『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』
カルトと集団自殺 別役実 『マザー・マザー・マザー』
拒食症というゲーム スティーブン・レベンクロン 『鏡の中の少女』
社会不安障害 佐藤多佳子 『しゃべれども しゃべれども』
通過症候群 清水邦夫 『幻に心もそぞろ狂おしのわれら将門』
危機と遁走 ヘルマン・ヘッセ 『クラインとワーグナー』

IV 虚構の世界の住人たち
犯罪被害と離人症 角田光代 『八日目の蝉』
サイコオンコロジー アレクサンドル・ソルジェニーツィン 『ガン病棟』
エディプス・コンプレックス 倉橋由美子 『反悲劇』
睡眠時遊行症 アール・スタンリー・ガードナー 『夢遊病者の姪』
トラウマと情動麻痺 辻村深月 『ぼくのメジャースプーン』
窃視症 江戸川乱歩 『屋根裏の散歩者』
アットリスク精神状態 テネシー・ウィリアムズ 『ガラスの動物園』
悪とは何か? 桐野夏生 『I'm sorry, mama.』
生気的抑うつ アーネスト・ヘミングウェイ 『清潔で、とても明るいところ』
性嗜好異常 河野多惠子 『幼児狩り』
オン・ザ・ボーダー 宮部みゆき 『名もなき毒』
夢幻状態 リチャード・ブローティガン 『バビロンを夢見て』
作話と虚言症 松本清張 『小説帝銀事件』
ハーフウェイ・ハウス タッカー・コウ 『蝋のりんご』
精神病性うつ病 夏目漱石 『坊っちゃん』


≪著者: ≫ 岩波 明 (いわなみ・あきら) 1959年、横浜市生れ。東京大学医学部医学科卒。医学博士。精神保健指定医。東京都立松沢病院を始め、多くの精神科で診療にあたる。東京大学医学部精神医学教室助教授、藍野大学設立準備室、埼玉医科大学精神医学教室准教授、昭和大学医学部精神医学講座准教授を経て、2012年より昭和大学医学部精神医学講座教授。著書に『狂気という隣人』『狂気の偽装』『心に狂いが生じるとき』『生の爆発、死の誘惑』『文豪はみんな、うつ』『どこからが心の病ですか?』『精神科医が狂気をつくる』などがある。

岩波明 『精神科医が狂気をつくる 臨床現場からの緊急警告』(新潮文庫、2015年) '16/03/21
岩波明 『心の病が職場を潰す』(新潮新書、2014年) '16/02/10
岩波明 『発達障害と生きる どうしても「うまくいかない」人たち』(こころライブラリー、講談社、2014年) '16/02/07
岩波明 『他人を非難してばかりいる人たち バッシング・いじめ・ネット私刑(リンチ)』(幻冬舎新書、2015年) '16/01/31
岩波明 『大人のADHD もっとも身近な発達障害』(ちくま新書、2015年) '16/01/27



人気ブログランキングへ









訪問者数
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

since 2007.11.19

Categories
じゃらんnet 宿・ホテル予約

Amazon
honto
TagCloud
本が好き!
本が好き!
記事検索
管理人・連絡先
管理人 Gori が書き記しています。 不適切な表現及び解釈などありましたら連絡ください。
ppdwy632@yahoo.co.jp
livedoor プロフィール

Gori

主として“本”が織りなす虚構の世界を彷徨う♪

‘表 BLOG (since 2006.8)
▲ロスバイク TREK 7.3FX(神金自転車商会 since 2008.8)
写真 Canon IXY900IS(since 2006.12.4) & EOS40D + EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM(since 2008.7.23) + EF100mm F2.8 Macro USM(used, since 2008.9.10) + EF-S55-250mm F4-5.6 IS(used, since 2008.9.30) + EF50mm F1.8 供used, since 2009.4.4)

Archives
Recent Comments
Recent TrackBacks
父が子に語る近現代史 (本の宇宙(そら) [風と雲の郷 貴賓館])
本「父が子に語る日本史」小島毅
BlogRanking
  • ライブドアブログ