Gori ≒ ppdwy632

〈ぼく〉の思索の一回性の偶然性の実験場。

2018年05月

本「大人の恐竜図鑑 (ちくま新書1315)」北村雄一5

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大人の恐竜図鑑 (ちくま新書)
○著者: 北村雄一
○定価: 本体価格860円+税
○ISBN: 978-4480071217









陸海空を制覇した恐竜の最新研究の成果と雄姿を再現。日本で発見された化石、ブロントサウルスの名前が消えた理由、ティラノサウルスはどれほど強かったか・・・・・・。

三畳紀ジュラ紀白亜紀の恐竜時代。温暖な気候のもと海も空も陸上も恐竜が制覇。哺乳類の祖先などは捕食者たちから、ただ逃げ回るしかなかった。もちろん恐竜同士も喰うか喰われるかの弱肉強食。白亜紀後期に最強の肉食恐竜であったティラノサウルスでも、トリケラトプスの角に突かれれば命を落とした。石頭のパキケファロサウルスも頭突き攻撃で怪我をした。人気恐竜の生態や進化、近年発掘された画期的な化石や地層、絶滅の真相など、最新研究の成果を大迫力のイラストで再現する大人のための図鑑!


≪目次: ≫
第1章 恐竜とは何か?
 恐竜時代は白亜紀、ジュラ紀、三畳紀/牙をむき出しよだれダラダラの復元図/恐竜の羽毛問題/恐竜の飾り羽/ティラノサウルス愛/ティラノサウルスは走れない/混乱している恐竜の分類/骨の特徴/三大グループ「鳥盤類獣脚類竜脚形類」の違い

第2章 三畳紀 恐竜時代の始まり
 爬虫類の王国、誕生――2億5200万年前から2億100万年前
 キノグナトスカンネメエリア ペルム紀王者の末裔
 ヘレラサウルスサウロスクス 爬虫類の運動性能向上
 エオラプトル 竜脚形類か獣脚類か
 プラテオサウルスアエトサウルス 上の葉を食べたい
 ポストスクス ワニと恐竜の大きな違い
 コエロフィシス 獣脚類は俊足に進化
 ユーディモルフォドン 最古の翼竜
 パキプレウロサウルス 初期の首長竜はアンバランス
 ウタツサウルスショニサウルス 最古の魚竜は日本で発見

第3章 ジュラ紀 恐竜の巨大化と鳥の登場
 海と陸、さらに空にも進出――2億100万年前から1億4500万年前
 ヘテロドントサウルス 食性を推進する
 ディロフォサウルススクテロサウルス カエンタ累層の生活
 メガロサウルス 最初に発見された肉食恐竜
 クリンダドロメウス 羽毛恐竜のエポック
 プレシオサウルスイクチオサウルス 首長竜の狩猟法
 スケリドサウルス 400万年で3倍に巨大進化
 ステゴサウルス 背中の大きな板は何のため?
 アパトサウルス 消えたブロントサウルス
 ブラキオサウルス 陸上恐竜が水中に描かれた理由
 アロサウルス 狩りは群れか単独か
 ランフォリンクスプテロダクティルス 翼竜の尻尾
 コンプソグナトス始祖鳥 恐竜から鳥へ
 始祖鳥余談 進化の分岐図

第4章 白亜紀 温暖な楽園、南北で異なる進化
 北では鳥盤類、南では竜脚形類が繁栄――1億4500万年前から6500万年前
 イグアノドン 大きな歯で植物をばりばり
 シノサウロプテリクスプシッタコサウルス 鳥恐竜説確定
 ミクロラプトル 始祖鳥より後の時代の祖先
 ミクロラプトル余談 足の翼の使い方
 ディノニクス 恐竜と鳥の鎖骨問題
 エロマンガサウルスクロノサウルス 頭蓋骨の穴
 ギガノトサウルス 破壊槌のような突進力
 スピノサウルス シーラカンスをぱくり
 ドレッドノートス 白亜紀最重量級の迫力
 プテラノドン 大空の覇王の日常
 ティロサウルス 頑強な鼻で体当たり攻撃
 フタバサウルス 首長竜の首は硬い
 オルニトミムス 植物食に進化した肉食恐竜
 トロオドン 研究者を悩ます命名
 オヴィラプトルプロトケラトプス 変わった子育て
 ケツァルコアトルス 巨大翼竜の運動能力
 アンキロサウルス 大きなヨロイ竜
 エドモントサウルスパキケファロサウルス 大食の進化戦略
 トリケラトプス 人気恐竜の謎の生態
 ティラノサウルス 恐竜の王者は怪我だらけ

第5章 恐竜はなぜ滅んだのか
 地球を焼き尽くした巨大隕石のパワー/KT境界の奇妙な粘土層/火山説 vs. 隕石衝突説/人類 vs. 恐竜


≪著者: ≫ 北村雄一 (きたむら・ゆういち) 1969年長野県生まれ。日本大学農獣医学部卒業。サイエンスライター兼イラストレーター。生物進化から天体まで幅広い分野で活躍する。主なテーマは系統学、進化、深海、恐竜、極限環境など。『ダーウィン『種の起源』を読む』(化学同人社)で科学ジャーナリスト賞大賞2009を受賞。近著には「生きもの摩訶ふしぎ図鑑」シリーズの『生きた化石』『巨大生物』(保育社)や、『深海生物の「なぜそうなった?」がわかる本』(秀和システム)、『発見!? 宇宙生物』(汐文社)など。翻訳書もある。


北村雄一 『ダーウィン『種の起源』を読む』(化学同人、2009年) '09/03/16
北村雄一 『深海生物ファイル あなたの知らない暗黒世界の住人たち』(ネコパブリッシング、2005年) '08/06/13
北村雄一 『深海生物の謎 彼らはいかにして闇の世界で生きることを決めたのか』(サイエンス・アイ新書、2007年) '08/06/02



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本「マルクス 資本論の哲学 (岩波新書1696)」熊野純彦5

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マルクス 資本論の哲学 (岩波新書)
○著者: 熊野純彦
○定価: 本体880円+税
○ISBN: 978-4004316961










もし三度目の《世界革命》が起こりうるとして、今なおこの世界の枠組みを規定している資本制について、最も行きとどいた分析を提供しているこの書を踏まえる事なしにはあり得ないだろう。マルクスの原理的な思考の深度と強度、そして「資本制が圧しつぶしてゆくちいさな者たちへの視線」に寄り添いつつ語る、本格的入門書。


≪目次: ≫
まえがき――世界革命と世界革命とのあいだで――

第I章 価値形態論――形而上学とその批判
 テクストの「書きはじめかた」について/マルクスは『資本論』をどのように書きはじめたか/商品の二面性(一)――使用価値としての商品/商品の二面性(二)――交換価値としての商品/「アリストテレスの靴」/商品の二面性(三)――交換価値と「価値」/交換の不可能性について――ふたたびアリストテレス/いわゆる「価値実体」=「抽象的人間労働」?/価値形態論の課題――交換関係への帰還/価値形態と貨幣形態、あるいは「貨幣形態の生成」/第一形態――「単純な価値形態」/第一形態の謎、第二形態への展開/第二形態――「展開された価値形態」/差異と反覆――第二形態の特質/第二形態から第三形態へ?/第三形態(一般的価値型体と第四形態(貨幣形態)の成立/第二形態と第三形態の関係・再考(一)――シベリアの狩猟民族による例解/第二形態と第三形態の関係・再考(二)――「逆転の論理」の実際/価値形態論の読みかたについて/「実践理性の優位」――かれらはそれとは知らずに、それをおこなう

第II章 貨幣と資本――均質空間と剰余の発生
 商品と貨幣のフェティシズムについて/普遍的なものと個物とのあいだの論理的な攪乱について/ミダス王の呪い――貨幣商品の成立/貨幣の価値尺度機能とその倒錯/商品の貨幣への転化――「命がけの跳躍」/商品流通の単純なモデル――リンネル、聖書、ウィスキー/商品流通と貨幣流通――貨幣がひらく空間/「諸商品の神」としての貨幣と、貨幣蓄蔵/貨幣蓄蔵と、支払手段としての貨幣/「錬金術」の登場と資本成立の条件/資本制の構造的危機とその原型/商品流通、世界市場、商業資本/初期商業資本における利潤の発生/マルクスによる「資本の一般的定式」/資本の「一般的定式」としてはどれが適切か?/「資本の一般的定式」の矛盾とその解決/予備的考察――空間と時間について(一)/商人資本・金貨資本による空間的/時間的差異の利用

第III章 生産と流通――時間の変容と空間の再編
 不変資本と可変資本、労働力の商品化/絶対的余剰価値と相対的余剰価値――近代資本制を特徴づけるもの/「労働日の限界をめぐる闘争」/協業の一般的意識について/協業の具体的形態について/マニュファクチュアの登場とその意味/マニュファクチュアにおける時間の変容と空間の再編/マニュファクチュアから機械制大工業へ/労働、道具、機械/「自然力」の利用としての機械制大工業/機械による労働過程の変容――労働する身体の資本への従属/資本の「本源的蓄積」論・再考/資本制の「人口法則」・瞥見/中間考察――空間と時間について(二)/資本の循環と流通過程の問題へ/流通過程としての資本の意味/資本にとっての運動、空間、時間をめぐって/運動と生成としての「資本」――当面のまとめとして/資本の二局面――生産期間と流通期間/流通局面の困難――回帰する「命がけの跳躍」/「運輸費用」をめぐるマルクスの説明について/「時間によって空間を絶滅すること」/「近さへの傾向」と「距たりを取りさること」/集積と集中――時間操作による空間の再編

第IV章 市場と均衡――近代科学とその批判
 「科学的社会主義」と「マルクス(主義)経済学」/マルクスの「科学」観・瞥見/マルクスと古典派経済学との関係について(一)――ペティ、ケネー、スミス/マルクスと古典派経済学との関係について(二)――リカード「地代」論との関係/マルクスと古典派経済学との関係(三)――経済学と経済学批判/マルクスと古典派経済学との関係について(四)――経済学的批判と経済学の批判/「再生産表式」論の前提――単純再生産と拡大再生産/単純再生産過程と「領有法則の転回」/単純再生産の前提とその脆弱性/商品資本の循環と「再生産表式」論への移行/市場経済の制覇と「支配を正統化する世界像」/再生産表式論の前提をめぐって/単純再生産の表式論的分析/単純再生産から拡大再生産へ/問題の所在――蓄積と拡大再生産/拡大再生産の考察――設例の分析/再生産表式論の意味(一)――マルクスの「経済表」/再生産表式論の意味(二)――市場経済への批判的視点/「再生産表式論」から「一般利潤率」をめぐる問題群への移行/問題の前提(一)――「費用価値」カテゴリーの問題/問題の前提(二)――「利潤」カテゴリーの倒錯/問題の前提(三)――「利潤率」カテゴリーという神秘化/問題の所在――資本の構成と回転の利潤率に対する影響/マルクスによるアポリアの解決(一)――一般利潤率と生産価格の導出/マルクスによるアポリアの解決(二)――残された個別的問題/マルクスによるアポリアの解決(三)――残された一般的問題?/擬似問題としての「転形問題」と科学批判の視点

第V章 利子と信用――時間のフェティシズム
 「座りこむ者」と「放浪する者」――個人資本、商業資本、金融資本/産業資本に寄生する存在としての商業資本/商業資本の産業資本への寄与はなにか/商業利潤の不可避性、ならびにその可能性への問い/商業利潤、生産価格、一般利潤率/商業資本と市場経済の脆弱性――恐慌はまずどこで生起するか?/貨幣資本取引(貸付資本)の問題への移行/資本の運動、貨幣取引資本、利子生み資本/利子生み資本の概念と「資本の商品化」/利子生み資本の合理と不合理(一)――時間のフェティシズム/利子生み資本の合理と不合理(二)――利子率、地代、土地の価格/資本のフェティシズムの完成形態としての利子生み資本/イギリス経験論とスコットランド啓蒙――利子と地代をめぐって/貨幣経済、支払手段、信用経済/資本制的生産と信用制度の展開/手形の発生をめぐって――原型としての「商業信用」/商業信用の限界と銀行信用の登場/銀行とは信用制度自体であり、その欠陥自身である/銀行制度という賭博と詐欺のシステム/信用恐慌と「はじけ散るバブル」/擬似資本から架空資本への転換(一)――銀行信用と銀行券の意味/擬似資本から架空資本への転換(二)――架空資本における「原蓄」/擬似資本から架空資本への転換(三)――株式制度と証券市場の成立/イデオロギーとしての「市場経済」/資本制のかわらぬ合言葉――「わが亡きあとに洪水は来たれ」

終章 交換と贈与――コミュール主義のゆくえ
 「自由な人間の連合体」と「アソシエーション」/『経済学・哲学草稿』の「私的所有」批判/問題の転換――「交換」概念の問題性/『ゴータ綱領批判』冒頭部について/『ゴータ綱領批判』における「コミューン主義の第一段階」/『ゴータ綱領批判』における「コミューン主義の第二段階」/「各人はその能力に応じて、各人はその必要に応じて!」/交換の原理を超えるもの――コミューン主義のゆくえ

あとがきにかえて――資本論研究の流れにことよせて―― (二〇一八年 瑞月 熊野純彦)


≪著者: ≫ 熊野純彦 (くまの すみひこ) 1958年 神奈川県に生まれる。1981年 東京大学文学部卒業。専攻、倫理学、哲学史。東京大学教授。著書、『レヴィナス入門』(ちくま新書) 『レヴィナス』(岩波書店) 『ヘーゲル』(筑摩書房) 『カント』(NHK出版) 『差異と隔たり』(岩波書店) 『戦後思想の一断面』(ナカニシヤ出版) 『メルロ=ポンティ』(NHK出版) 『西洋哲学史 古代から中世へ』『西洋哲学史 近代から現代へ』『和辻哲郎』(岩波新書) 『埴谷雄高』(講談社) 『マルクス 資本論の思考』(せりか書房) 『カント美と倫理とのはざまで』(講談社)ほか。訳書、『全体性と無限』(レヴィナス) 『共同存在の現象学』(レーヴィット) 『存在と時間』(ハイデガー) 『物質と記憶』(ベルクソン、以上4点岩波文庫) 『純粋理性批判』『実践理性批判』『判断力批判』(カント、作品社)。


佐藤康邦/清水正之/田中久文 編著 『甦る和辻哲郎 人文科学の再生に向けて』(片山洋之介/熊野純彦/高橋文博/窪田高明/李梨花/卞崇道/マーク・ラリモア/湯浅泰雄 執筆、叢書=倫理学のフロンティアV、ナカニシヤ出版、1999年) '13/07/27 , '12/11/16
イマヌエル・カント 『純粋理性批判  Kritik der reinen Vernunft, 1.Aufl., 1781, 2.Aufl., 1787 』(熊野純彦 訳、作品社、2012年) '13/02/24
熊野純彦 『レヴィナス 移ろいゆくものへの視線』(岩波人文書セレクション、2012年) '12/12/30
熊野純彦 『カント 世界の限界を経験することは可能か』(シリーズ・哲学のエッセンス、日本放送出版協会、2002年) '12/09/28
神崎繁/熊野純彦/鈴木泉 責任編集 『西洋哲学史III 「ポスト・モダン」のまえに』(講談社選書メチエ、2012年) '12/07/15
熊野純彦 『西洋哲学史 近代から現代へ』(岩波新書、2006年) '12/06/17
熊野純彦 『西洋哲学史 古代から中世へ』(岩波新書、2006年) '12/06/14
神崎繁/熊野純彦/鈴木泉 責任編集 『西洋哲学史IV 「哲学の現代」への回り道』(講談社選書メチエ、2012年) '12/05/16
神崎繁/熊野純彦/鈴木泉 責任編集 『西洋哲学史II 「知」の変貌・「信」の階梯』(講談社選書メチエ、2011年) '12/01/05
神崎繁/熊野純彦/鈴木泉 責任編集 『西洋哲学史I 「ある」の衝撃からはじまる』(講談社選書メチエ、2011年) '12/01/01
熊野純彦 編 『近代哲学の名著 デカルトからマルクスまでの24冊』(中公新書、2011年) '11/07/14
熊野純彦 『埴谷雄高――夢みるカント』(再発見 日本の哲学、講談社、2010年) '11/04/15
熊野純彦 編 『日本哲学小史 近代100年の20篇』(中公新書、2009年) '10/02/04
熊野純彦 『差異と隔たり 他なるものへの倫理』(岩波書店、2003年) '10/01/08
熊野純彦 『ヘーゲル 〈他なるもの〉をめぐる思考』(筑摩書房、2002年) '09/12/30
熊野純彦 編 『現代哲学の名著 20世紀の20冊』(中公新書、2009年) '09/12/26
熊野純彦 『レヴィナス入門』(ちくま新書、1999年) '09/12/09
熊野純彦 『西洋哲学史 近代から現代へ』(岩波新書、2006年) '09/12/04
熊野純彦 『西洋哲学史 古代から中世へ』(岩波新書、2006年) '09/12/01
熊野純彦 『和辻哲郎 文人哲学者の軌跡』(岩波新書、2009年) '09/11/13



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本「古代史講義 邪馬台国から平安時代まで (ちくま新書1300)」佐藤信 編5

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古代史研究の最新成果と動向を一般読者にわかりやすく伝えるべく15人の専門家の知を結集。列島史の全体像が1冊でつかめる最良の入門書。参考文献案内も充実。

昨今の研究の進展を受けて、かつての古代史の通説は覆され、学校教科書での古代史の記述も様変わりしつつある。大化の改新は六四五年のクーデタではない、「聖徳太子」は厩戸王でありその役割は限定的であった、東北の城柵は行政官庁だった、などはその一部である。そこで十五人の研究者が集い、古代史の最新の研究成果と研究動向を一般読者にわかりやすく伝える。一般読者が誤解しがちな点やかつての教科書で書かれていたために広まっている誤解などを正す、最新・最良の入門書。


≪目次: ≫
はじめに (佐藤信)

第1講 邪馬台国から古墳の時代へ (吉松大志)
 「魏志倭人伝」と邪馬台国論争/倭人伝の構造/倭人伝の背景にある中国王朝の世界観/交易からみる卑弥呼時代の日本列島/山陰地域と東アジア交易網/弥生時代的交易システムの終焉とヤマト王権

第2講 倭の大王と地方豪族 (須原祥二)
 三〜四世紀の古墳とヤマト政権/四世紀の朝鮮半島情勢とヤマト政権の変容/大王権力の確立/諸制度の整備/オホド大王の即位

第3講 蘇我氏とヤマト王権 (鈴木正信)
 蘇我氏とは/出自と本拠/台頭とその背景/仏教公伝と崇仏論争/崇峻暗殺と推古即位/推古朝と蘇我氏/蝦夷と入鹿の登場/乙巳の変とその背景/その後の蘇我氏

第4講 飛鳥・藤原の時代と東アジア (中村順昭)
 七世紀後半という時代/大化改新/斉明大王と百済出兵/大王から天皇へ/壬申の乱と天武天皇/公民支配の形式と藤原京

第5講 平城京の実像 (馬場 基)
 平城京の課題/平城京造営前史/平城京造営/平城遷都/平城京の「都市性」/平城京の変化と終焉

第6講 奈良時代の争乱 (佐々田 悠)
 奈良朝政治史の基調/密告の背景――長屋王事件/木簡と史書/疫病から内乱へ――藤原広嗣の乱/内乱に至る道程/仲麻呂政権と奈良麻呂の変/絶頂からの転落――藤原仲麻呂(恵美押勝)の乱

第7講 地方官衙と地方豪族 (佐藤 信)
 律令国家と地方官衙/郡家の構成/遺跡群としての郡家跡/郡司層と郡雑任/地方官衙遺跡の複合性/郡家の公的機能・財政機能/郡家の宗教・祭祀機能/郡家の文書行政機能/郡家の給食機能/郡家の生産機能・交通機能/地方豪族と王権/上野国佐位郡司の檜前部君氏と采女/郡家と地方豪族

第8講 遣唐使と天平文化 (飯田剛彦)
 天平文化における国際性とは/正倉院宝物の中の舶載品/正倉院宝物にみる文化の受容と展開/仏教文化の受容/遣唐使の果たした役割 宗十こ悗筏蚕僂僚得/遣唐使の果たした役割◆宗淑己の将来と異邦人の招請

第9講 平安遷都と対蝦夷戦争 (吉野 武)
 桓武天皇の即位と二大事業/長岡遷都と郊祀祭天の儀/対蝦夷戦争の継承/征夷の失敗と成功――第一次征討と第二次征討/長岡廃都と平安遷都の決断/平安遷都/二大事業の継続と終焉

第10講 平安京の成熟と都市王権の展開 (仁藤智子)
 平安初期の政権基調/平安初期の政治改革/平安京の成熟と空間認識/王権を揺るがす政変――承和の変・応天門の変/都市民の祈り

第11講 摂関政治の実像 (榎本淳一)
 摂関政治とは/摂関政治の時代/摂関政治期の国政・政務/摂関政治の権力構造/摂関政治と天皇制

第12講 国風文化と唐物の世界 (河内春人)
 国風文化とは何か/遣唐使の途絶/国際交流の担い手/文化のありよう/「国風」という認識/残された課題

第13講 受領と地方社会 (三谷芳幸)
 受領のイメージ/受領の誕生/負名体制と検田/「所」と郎等/受領の任命と成績審査/国衙雑色人と郡司/契約の時代

第14講 平将門・藤原純友の乱の再検討 (宮瀧交二)
 NHK大河ドラマ『風と雲と虹と』/『将門記』が伝える平将門の乱/考古学からみた平将門の乱/埼玉県上里町中堀遺跡の調査/環境歴史学からみた平将門の乱/藤原純友の乱の新展開/伝説の中に歴史的事実(史実)を見出す

第15講 平泉と奥州藤原氏 (大平 聡)
 平泉という地/研究の歩み/柳之御所遺跡/都市平泉の形成/京とのつながり/奥州藤原氏の独自性

おわりに (二〇一八年一月 佐藤 信)

編・執筆者紹介



≪編著者: ≫ 佐藤 信 (さとう・まこと) 1952年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科教授。専門は日本古代史。実証的な史料批判の上に、遺跡や出土文字資料など幅広い歴史資料を活用した古代史研究を展開している。著書『日本古代の宮都と木簡』(吉川弘文館、1997年)、『古代の遺跡と文字資料』(名著刊行会、1999年)、『出土史料の古代史』(東京大学出版会、2002年)、『古代の地方官衙と社会』(山川出版社日本史リブレット、2007年)など多数。 【編者/はじめに・第7講・あとがき】

≪執筆者: ≫ 吉松大志 (よしまつ・ひろし) 1982年生まれ。島根県古代文化センター主任研究員。東京大学大学院人文社会系研究科修士課程修了、同博士課程単位取得満期退学。専門は日本古代史。論文「古代における諸司監察」(『日本歴史』763)、「『出雲国風土記』の地名起源説話と古代の地域社会」(島根県古代文化センター編『古代祭祀と地域社会』)、「日置氏と欽明朝の出雲」(『出雲古代史研究』26)など。 【第1講】

≪執筆者: ≫ 須原祥二 (すはら・しょうじ) 1967年生まれ。四天王寺大学人文社会学部教授。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。博士(文学)。専門は日本古代史。編著書『古代地方制度形成過程の研究』(吉川弘文館)、『恩頼堂文庫分類目録』(四天王寺国際仏教大学図書館)など。 【第2講】

≪執筆者: ≫ 鈴木正信 (すずき・まさのぶ) 1977年生まれ。文部科学省教科書調査官。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(文学)。専門は日本古代史。著書『日本古代氏族系譜の基礎的研究』(東京堂出版)、『大神氏の研究』(雄山閣)、『Clans and Genealogy in Ancient Japan 』(Routledge)、『日本古代の氏族と系譜伝承』(吉川弘文館)など。 【第3講】

≪執筆者: ≫ 中村順昭 (なかむら・よりあき) 1953年生まれ。日本大学文理学部教授。東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。博士(文学)。専門は日本古代史。著書『律令官人制と地域社会』(吉川弘文館)、『地方官人たちの古代史』(吉川弘文館)など。 【第4講】

≪執筆者: ≫ 馬場 基 (ばば・はじめ) 1972年生まれ。奈良文化財研究所都城発掘調査部主任研究員、京都大学大学院人間・環境研究科客員准教授。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程中退。専門は日本古代史。著書『平城京に暮らす』(吉川弘文館)など。 【第5講】

≪執筆者: ≫ 佐々田 悠 (ささだ・ゆう) 1976年生まれ。宮内庁正倉院事務所保存課技官。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。専門は日本古代史。論文「記紀神話と王権の祭祀」(『岩波講座日本歴史』第二巻、岩波書店)、「正倉院文書と聖語蔵経巻」(栄原永遠男ほか編『東大寺の新研究2 歴史のなかの東大寺』法蔵館)など。 【第6講】

≪執筆者: ≫ 飯田剛彦 (いいだ・たけひこ) 1968年生まれ。宮内庁正倉院事務所保存課長、奈良女子大学客員教授。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学。専門は日本古代史。著書『日本の美術52 正倉院の地図』(ぎょうせい)、『正倉院美術館』(共著、講談社)、論文「正倉院宝庫修理の歴史と自然災害」」(『正倉院紀要』38)など。 【第8講】

≪執筆者: ≫ 吉野 武 (よしの・たけし) 1966年生まれ・宮城県多賀城跡調査研究所主任研究員。東北大学大学院文学研究科修士課程修了。専門は日本古代史。論文「多賀城創建木簡の再検討」(『歴史』第126輯)、「陸奥国の城柵と運河」(鈴木靖民ほか編『日本古代の運河と水上交通』夜着書店など。 【第9講】

≪執筆者: ≫ 仁藤智子 (にとう・さとこ) 1963年生まれ。国士舘大学文学部准教授。お茶の水女子大学大学院人間文化研究科博士課程単位取得退学。博士(人文科学)。専門は日本古代史。著書『平安初期の王権と官僚制』(吉川弘文館)。論文「女帝の終焉」(『日本歴史』837)、「〈都市王権〉の成立と展開」(『歴史学研究』768)など。 【第10講】

≪執筆者: ≫ 榎本淳一 (えのもと・じゅんいち) 1958年生まれ。大正大学文学部教授。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。専門は日本古代史。著書『唐王朝と古代日本』(吉川弘文館)、編著『古代中国・日本における学術と支配』(同成社)など。 【第11講】

≪執筆者: ≫ 河内春人 (こうち・はるひと) 1970年生まれ。明治大学・中央大学・立教大学・大東文化大学・首都大学東京兼任講師。明治大学大学院博士後期課程中退。博士(斯学。専門は日本古代史・東アジア交流史。著書『東アジア交流史のなかの遣唐使』(汲古書院)、『日本古代君主号の研究』(八木書店)、『日朝関係史』(共著、吉川弘文館)など。 【第12講】

≪執筆者: ≫ 三谷芳幸 (みたに・よしゆき) 1967年生まれ。筑波大学大学院人文社会科学研究科准教授。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。専門は日本古代史。著書『律令国家と土地支配』(吉川弘文館)、『岩波講座日本歴史 第4巻 古代4 』(共著、岩波書店)、『ここまで変わった日本史教科書』(共著、吉川弘文館)など。 【第13講】

≪執筆者: ≫ 宮瀧交二 (みやたき・こうじ) 1961年生まれ。大東文化大学文学部教授。立教大学大学院文学研究科博士課程から埼玉県立博物館主任学芸員を経て現職。博士(学術)。専門は日本古代史・博物館学。著書『岡倉天心 思想と行動』(共著、吉川弘文館)、論文「村落と民衆」(上原真人ほか編『列島の古代史3 社会集団と政治組織』岩波書店)など。  【第14講】

≪執筆者: ≫ 大平 聡 (おおひら・さとし) 1955年生まれ。宮城学院女子大学学芸学部人間文化学科教授。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。専門は日本古代史。著書『聖徳太子』(山川出版社日本史リブレット)、論文「世襲王権の成立」(鈴木靖民編『日本の時代史2 倭国と東アジア』吉川弘文館)など。 【第15講】


五味文彦/佐藤信 編著 『日本古代中世史 '11』(佐々木恵介/本郷和人/中島圭一 著、放送大学教材:専門科目・人間と文化コース、放送大学教育振興会、2011年) '11/10/28
佐藤信 編著 『日本の古代 '05』(倉田一宏/佐々木恵介 著、放送大学教材:専門科目・人間と文化コース、放送大学教育振興会、2005年) '11/05/02



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本「古代ギリシアにおける哲学的知性の目覚め (放送大学叢書041)」佐藤康邦5

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人はいつ、哲学しはじめたのだろうか。トゥーキュディデースの歴史記述、エウリピデスの悲劇、華開く古代ギリシア文化の精髄を味わいながら、近代へと注ぎこむギリシア精神を捉える。

ヘーゲルもニーチェも、ここからはじまった。
哲学という営みの根源を、豊穣なる古代ギリシア文化に訪ねる
比類のない哲学への〈誘い〉

ペルシア戦争の悲劇を描き出すトゥキュディデース「戦史」、近代的人間観につながるエウリピデスらのギリシア悲劇、恋愛小説として読めるプラトン対話篇。
華開く古代ギリシア文化の精髄に、哲学という営みの根源を捉える、最良の哲学への道案内。

ヘロドトスやトゥーキュディデースの歴史書は、やがて哲学を打ち立てるに至るようなギリシア人の知性がいかなる現実のなかから生まれてきたかを物語るであろうし、ギリシア悲劇は、深刻な運命を扱い、いかにも哲学的内容を含んでいるかに見える。 (あとがきより)


≪目次: ≫
まえがき (佐藤康邦)

第一章 神話から歴史へ――ヘロドトスの『ヒストリア』
一 ホメロスの神話
 哲学の祖国ギリシア/ホメロス
二 ペルシア戦争
 ペルシアのギリシアへの遠征/花開くギリシア文化
三 ヘロドトスの『ヒストリア』
 『ヒストリア』/ヘロドトスの人間観/ヒュブリスへの諌め/ヘロドトスにおける神話と史実

第二章 人間洞察と歴史記述――トゥーキュディデースとペロポネソス戦争(上)
一 トゥーキュディデース
 ペロポネソス戦争/トゥーキュディデースの歴史記述
二 歴史叙述の客観性――因果性問題
 大戦の原因/海戦
三 歴史記述の客観性――価値判断からの自由
 敵味方の感情
四 アテネの疫病
 疫病/自らを悪と心得ている悪

第三章 アテネ民主主義の運命――トゥーキュディデースとペロポネソス戦争(下)
一 ペリクレスの追悼演説
 ペロポネソス戦争の大義/アテネの民主主義/対句的語法/理想と現実/『戦史』の構成
二 メロス島事件とシシリー遠征
 ニキアースの平和/メロス島事件/シシリー遠征/再びヒュブリスへの諌め

第四章 ギリシア悲劇の近代性――アイスキュロス、ソフォクレス、エウリピデス
一 山羊の歌
 ギリシア悲劇の起源
二 アイスキュロスの『アガメムノン』
 『オレスティア』三部作/『アガメムノン』
三 ソフォクレス
 『オイディプス王』/『アンチゴネ』の合唱
四 エウリピデスの近代性

第五章 近代哲学に響くギリシア悲劇――ヘーゲルとニーチェの哲学
一 ヘーゲルとギリシア悲劇
 神の掟と人間の掟/「芸術宗教」
二 ニーチェにおけるデュオニュソス概念の変遷
 ニーチェにとっての哲学と音楽/ヴァグナーとの出会い/『悲劇の誕生』とディオニュソス概念/ディオニュソス的ギリシア/ヴァグナーとの決裂/ニーチェの生の概念と音楽
三 結論

第六章 恋愛小説としてのプラトン対話篇――アリストファネス、プラトン
一 イデア論
 恋愛とギリシアの前提/ソクラテス/イデア論/想起説
二 ギリシア文化とエロス
 ギリシア文化と恋愛
三 アリストファネスとエロス
 球状人間/『女の平和』
四 プラトンのエロス論
 『饗宴』におけるエロス論
五 『パイドロス』
 恋についての対話/恋の狂気/プラトニックラブ

第七章 ギリシア文化の影響力――遠近法の歴史
 期限はルネッサンスかギリシアか/古典期における3/4斜角ポーズ/透視図と斜投象図

あとがき (二〇一八年一月 佐藤康邦)


≪著者: ≫ 佐藤康邦 (さとう・やすくに) 倫理学、哲学。東京大学名誉教授。主な著書に『ヘーゲルと目的論』(昭和堂)、『カント『判断力批判』と現代』(岩波書店、第18回和辻哲郎文化賞受賞)『教養のヘーゲル『法哲学』』など、共訳書にヘーゲル『法の哲学』(岩波書店)などがある。

1944年 東京都生まれ。
1973年 東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。同大学教養学部社会科学科助手。
1977年 東洋大学文学部専任講師。
1980年 同大学助教授。
1989年 同大学教授。
1996年 東京大学大学院人文社会系研究科教授。
2006年 東京大学名誉教授、放送大学教授。
2014年 放送大学客員教授。


ヘーゲル 『法の哲学 自然法と国家学の要綱 下巻 〈ヘーゲル全集9b〉』(上妻精/佐藤康邦/山田忠彰 訳、岩波書店、2001年) '13/08/24 , '12/09/26
ヘーゲル 『法の哲学 自然法と国家学の要綱 上巻    Grundlinien der Philosophie des Rechts, 1821 〈ヘーゲル全集9a〉』(上妻精/佐藤康邦/山田忠彰 訳、岩波書店、2000年) '13/08/20 , '12/09/23
佐藤康邦/清水正之/田中久文 編著 『甦る和辻哲郎 人文科学の再生に向けて』(片山洋之介/熊野純彦/高橋文博/窪田高明/李梨花/卞崇道/マーク・ラリモア/湯浅泰雄 執筆、叢書=倫理学のフロンティアV、ナカニシヤ出版、1999年) '13/07/27 , '12/11/16
坂部恵/佐藤康邦 編著 『カント哲学のアクチュアリティー 哲学の原点を求めて  Die Aktualitat der Kantischen Philosophie: Auf der Suche nach dem Anfangspunkt der Philosophie 』(黒崎政男/松山壽一/渋谷治美/小田部胤久/勢力尚雅/山根雄一郎/滝沢正之 著、ナカニシヤ出版、2008年) '12/09/21
佐藤康邦 『カント『判断力批判』と現代 目的論の新たな可能性を求めて』(岩波書店、2005年) '12/09/17
佐藤康邦 『絵画空間の哲学 思想史のなかの遠近法  Philosophie des Raums in der Malerei, 1992. 〔改装版〕』(三元社、2008年) '10/09/11
佐藤康邦 『現代を生きる哲学 '07』(放送大学教材、共通科目・人文系、放送大学教育振興会、2007年) '10/11/28
佐藤康邦 『哲学への誘い '08』(放送大学教材、基礎科目、放送大学教育振興会、2008年) '10/08/01



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