Gori ≒ ppdwy632

〈ぼく〉の思索の一回性の偶然性の実験場。

2019年01月

本「「身体を売る彼女たち」の事情 自立と依存の性風俗 (ちくま新書1360)」坂爪真吾5

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「身体を売る彼女たち」の事情――自立と依存の性風俗 (ちくま新書)
○著者: 坂爪 真吾
○定価: 本体価格880円+税
○ISBN: 978-4480071811










なぜ彼女たちは、JKリフレやデリヘルで働くのだろうか? 風俗で働く女性のための生活・法律相談窓口「風テラス」に寄せられる彼女たちの悩みは背景には、若者の貧困、DVや虐待などの家庭問題、ワーキングプア、見えづらい障害や病気など、複雑な社会課題が絡み合っている。そうした課題を解決するために彼女たちが選んだJKリフレやデリヘルの世界には、一度足を踏み入れると抜け出しにくい構造がある。自助と公助の狭間に落ち込んでしまった彼女たちが集う「いびつな共助」としての性風俗の世界を描き出し、自己責任論と感情論に満ちた社会に風穴をあける一冊。


≪目次: ≫
はじめに

第一章 「JKリフレ」という駆け引きの世界
 1 「いくらで」「どこまで」やるかは、私が決める
 2 「少女」と「大人」の狭間にある金脈
 3 JKリフレ嬢の実態
 4 「楽屋」に集う彼女たち
 コラム 「子ども・若者支援と性風俗」 安井飛鳥

第二章 「風俗嬢」はこうして生まれる
 1 生活保護はデリヘルに勝てない?
 2 家族から逃れるために
 3 「寮完備」「即日入居可能」に惹かれる理由
 4 昼の仕事からこぼれおちる
 5 働くから病むのか? 病んだから働くのか?
 6 すべてを解決してくれる仕事
 コラム 「風テラス相談員で得た気づきと変化」 木下大生
 コラム 「地域福祉との差異」 鈴木晶子

第三章 デリヘルの居心地がよい理由
 1 彼女たちを守る「見えない」事務所
 2 「助け合い」の果てに
 コラム 「つながりぬるく」 橋本久美子

第四章 風俗で働くことの本当の怖さ
 1 共助の中で生みだされる落とし穴
 2 自分も外の世界も透明になる
 3 「すべて現金化できる」という魔力
 4 消えない過去から逃げられない
 5 客と付きあったら、こうなった
 6 奈落の底で奪われ続ける彼女たち
 7 子どもたちへの「貧困の連鎖」を防ぐために
 コラム 「相談員から見た風テラス」 徳田玲亜

第五章 ライ麦畑のサバイバル・ガイド
 コラム 「「なんとなくヤバそう」を越えてつながるために」 浦寛泰

あとがき (二〇一八年九月三日 新潟市の仕事場にて 坂爪真吾)


≪著者: ≫ 坂爪真吾 (さかつめ・しんご) 1981年新潟市生まれ。東京大学文学部卒。一般社団法人ホワイトハンズ代表理事。新しい「性の公共」を作る、という理念の下、重度身体障がい者に対する射精介助サービス、風俗店で働く女性の無料生活・法律相談事業「風テラス」など、社会的な切り口で現代の性問題の解決に取り組んでいる。著書に『性風俗のいびつな現場』『男子の貞操』(ちくま新書)『はじめての不倫学』(光文社新書)『見えない買春の現場』(ベスト新書)『セックスと障害者』(イースト新書)他多数。



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本「移民国家アメリカの歴史 (岩波新書1744)」貴堂嘉之5

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移民国家アメリカの歴史 (岩波新書)
○著者: 貴堂嘉之
○定価: 本体840円+税
○ISBN: 978-4004317449









アメリカ合衆国は「移民の国」――誰もが口にするこの国のかたちは、どう形成され、いかに変貌してきたのか。移民を近代世界のグローバル・ヒストリーのなかに位置づけるとともに、日本や中国などアジア系移民の歴史経験に着目して、アメリカ史をとらえなおす。揺れ動く〈いま〉を考えるためにも求められる、歴史的視座。


≪目次: ≫
序章 「移民国家」アメリカの二つの顔

第一章 アメリカはいつ「移民国家」となったのか?
 1 「移民国家」神話の系譜
 2 アジアから問い直す「移民国家」アメリカの歴史

第二章 中国人移民と南北戦争・再建期
 1 中国人移民のはじまり
 2 連邦政府の中国人移民政策――分水嶺としての南北戦争・再建期
 3 「アメリカ人」の境界と中国人移民――「帰化不能外国人」の誕生

第三章 「国民」を管理する
 1 一八八二年排華法とパスポートの発明
 2 人種主義と優生学――革新主義の時代
 3 移 民管理の現場――エリス島とエンジェル島の連邦移民入国審査施設

第四章 日本人移民と二つの世界大戦
 1 日本人移民とは誰か――「元年者」と官約移民
 2 転機としての第一次世界大戦――人種差別の壁
 3 第二次世界大戦――日系人強制収容と四四二部隊

第五章 アジア系アメリカ人の戦後
 1 戦争の爪痕とアジア系アメリカ人――「よい戦争」と「冷戦」
 2 日系アメリカ人の戦後経験――リドレス運動とモデル・マイノリティ論
 3 アジア系移民史第二幕のはじまり―― 一九六五年移民法と東南アジア難民の受け入れ

終章 アジア系移民の歴史経験を語り継ぐ

参考文献


≪著者: ≫ 貴堂嘉之 (きどう よしゆき) 1966年、東京生まれ。1994年、東京大学大学院総合文化研究科博士課程中退。一橋大学大学院社会学研究科教授。専攻、アメリカ合衆国史、人種・エスニシティ・ジェンダー研究、移民研究。著書、『アメリカ合衆国と中国人移民――歴史のなかの「移民国家」アメリカ』(名古屋大学出版会)、『アメリカ史研究入門』(共著、山川出版社)、『「ヘイト」の時代のアメリカ史――人種・民族・国籍を考える』『〈近代規範〉の社会史』(以上、共編著、彩流社)、『大学で学ぶアメリカ史』(共著、ミネルヴァ書房)、ロバート・G. リー『オリエンタルズ――大衆文化のなかのアジア系アメリカ人』(訳、岩波書店)、胡垣坤ほか編『カミング・マン――19世紀アメリカの政治諷刺漫画のなかの中国人』(共訳、平凡社)ほか。



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本「情報生産者になる (ちくま新書1352)」上野千鶴子5

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情報生産者になる (ちくま新書)
○著者: 上野 千鶴子
○定価: 本体価格920円+税
○ISBN: 978-4480071675









問いの立て方、データ収集、分析、アウトプットまで、新たな知を生産し発信するための方法を全部詰め込んだ一冊。学生はもちろん、すべての学びたい人たちへ。

情報があふれかえる時代、しかし、それを消費するだけではタダの情報グルメや情報ディレッタント。価値のある情報を生産し、発信する側にまわる方がずっとおもしろい。オリジナルな問いを立て、過去の研究に学び、一次データを収集し、それに分析を加え、アウトプットするまでの一連の過程を、具体例を交えながら解説。あまたの人材を育ててきた教育者として、新たな知を生み出す技法を惜しみなく公開する。この一冊で、あなたも情報生産者になれる!


≪目次: ≫
はじめに――学問したいあなたへ

I 情報生産の前に
1 情報とは何か?

 情報とは?/問いを立てる/オリジナリティとは何か/一次情報と二次情報/インプットとアウトプット/言語だけが情報か?/学問とは何か
2 問いを立てる
 作文教育のまちがい/かみあう議論をする/研究とは何か/問いを立てる/答えの出る問いを立てる/小さな問いにブレイクダウンする/研究は極道だ/わたしの問題をわたしが解く/学問は極道だ

II 海図となる計画をつくる
3 先行研究を批判的に検討する

 先行研究とは何か?/先行研究をフォローする/凡庸な問いには先行研究が多い/誰も立てたことのない問い/分野と言語圏を超える/「批判的」であること/指導教官などいないものと思え
4 研究計画書を書く
 研究を予告する/研究計画書には書式がある/(1) 研究テーマ/(2) 研究内容/(3) 理論仮説&作業仮説/(4) 研究対象/(5) 研究方法/(6) 先行研究および関連資料/(7) 研究用機材・研究費用/(8) 研究日程/(9) 本研究の意義/(10) 本研究の限界/未完の研究計画書/時代区分をする/着地点を見通す
5 研究計画書を書く(当事者研究版)
 リベンジ戦/当事者研究ヴァージョン/クレイム申し立ての宛て先/オジサンの研究計画書/引きこもりの若者の研究計画書

III 理論も方法も使い方次第
6 方法論とは何か

 理論は道具/「仮説」を立てる/単身世帯が増えた/家族の個人化仮説/理論仮説から作業仮説へ/さまざまな調査手法/孤独死で何が悪い?/引きこもったままでも暮らせるには?
7 対象と方法の選択
 エスノグラフィ/対話的エスノグラフィ/事例研究/オートエスノグラフィと当事者研究/データ・コレクション/データ分析/京都学派の情報生産術

IV 情報を収集し分析する
8 質的情報とは何か?

 語、言説、物語/質的情報の分析法/KJ法の小道具/情報生産の方法/データをユニット化する
9 インタビューの仕方
 半構造化自由回答法とは/対象者のサンプリング/信頼と調査倫理/インタビューのノウハウ
10 質的情報の分析とは何か?
 分析と総合/写真投影法/ヒューマン・エソロジー/カテゴリー化/マッピングとチャート化/チャート化/ストーリーテリングのルール/メタメタ情報の生産
11 KJ法のその先へ
 マトリックス分析/マトリックス分析の実例/マトリックス分析の利点/データをしゃぶりつくす/マトリックス分析のアウトプット/結論セッション/報告書を出す/データに語らせる

V アウトプットする
12 目次を書く

 言語の優位/設計図を書く/目次の構成の仕方/注意事項/目次のカスタマイズ/目次は何度でも書き換える
13 論文を書く
 論文のお作法/サンプル・チャプターを書く/書ける章から書く/情報を蓄積する/情報を配列する/結論先取型で書く/裏ワザは使わない/知っていることをすべて書かない/自明だと思われる情報を省略しない/概念や用語は定義して用いる/本文と引用を区別する/引用ストックのつくり方/剽窃・盗用をしない/書式、引用、注、文献の表記/フォントとサイズ/わかりやすい日本語で/どんな人称で書くか/誰に宛てるか?/誰が宛て先か?
14 コメント力をつける
 代わりにやってみせろ/コメンテーターになる/内在的コメントと外在的コメントを区別する/内在的コメントの仕方/役に立つコメント・役に立たないコメント/コメント・セッションをつくる/ディフェンス力をつける/司会の役割とは
15 論文の書き方を学ぶ
 東大で上野千鶴子に論文執筆を学ぶ/1 「志は高くもってもらいたい」――テーマの設定/2 「これでは論文とは言えない」――論文の形式/3 「書きたいものより書けるものを書いてください」――現実という制約/4 「言いたいことが伝わらなければ、その全責任は書き手側にあります」――表現の技術/5 「学問は真理のためではない」――学問という政治/上野ゼミのDNA

VI 読者に届ける
16 口頭報告をする

 プレゼン能力が大事/時間資源は稀少だ/口頭報告はごまかしがきく/パワポの功罪/ライブと対面性/ライブはおもしろい
17 メッセージを届ける
 どうやって届けるか?/単著を刊行する/一般読者に届ける
18 プロデューサーになる
 印刷メディアか電子メディアか/私有財・クラブ財・公共財/媒体を選び分ける/文体を選ぶ/コンテンツをつくる/出版という権力/編集者はプロデューサー/読者に届ける/コンテンツをつくる/情報生産者を育てる

あとがき (二〇一八年盛夏に 上野千鶴子)
参考文献


※本書は、PR誌「ちくま」二〇一七年一月号から二〇一八年三月号までの連載に加筆・修正を加えたものです。


≪著者: ≫ 上野千鶴子 (うえの・ちづこ) 1948年富山県生まれ。社会学者。東京大学名誉教授。認定NPO法人ウィメンズアクショネットワーク(WAN)理事長。専門学校、短大、大学、大学院、社会人教育などの高等教育機関で、40年間、教育と研究に従事。著書に『近代家族の成立と終焉』、『家父長制と資本』(岩波書店)、『おひとりさまの老後』(文春文庫)、『女ぎらい』(紀伊國屋書店)、『ケアの社会学』(太田出版)、『サヨナラ、学校化社会』(ちくま文庫)など多数。

山折哲雄/上野千鶴子 『おひとりさま vs. ひとりの哲学』(朝日新書、2018年) '18/03/28



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本「地図の歴史 世界篇・日本篇 (講談社学術文庫2498)」織田武雄5

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地図の歴史 世界篇・日本篇 (講談社学術文庫)
○著者: 織田武雄
○定価: 本体1,200円(税別)
○ISBN: 978-4065117286












文字よりも古い歴史をもつといわれる地図には、その時代の人々の世界観が描かれる。それは豊かな想像力と確かな科学や測量が融合した、時代の観念の具象化だった。世界と日本それぞれに、人類はどのような観念を地図に描き、そして現実の世界とつなげようとしてきたのか。斯界の泰斗が、興味深い数多くのエピソードに160点超の豊富な図版を交えてつづる地図の歴史。長く読み継がれてきた歴史地理学の入門書、待望の文庫化!


≪目次: ≫
世界篇
はじめに (昭和49年 秋 著者)
第1章 地図の起源
 文字よりも古い地図/未開民族の地図/エジプトおよびバビロニアの地図/バビロニアの世界図
第2章 ギリシア・ローマ時代の地図
 初期ギリシア人の世界観/ヘカタイオスの世界図/ヘロドトスの世界図/地球球体説の成立/地球の大きさの測定/エラトステネスの世界図/ローマ時代の地理的知識の拡大/プトレマイオスの地理書/プトレマイオスの世界図/プトレマイオスの地図の誤り/ローマ人による世界図の作成
第3章 中世における世界図の退歩
 古代科学の衰退/地球球体説の否定/キリスト教地理学/TO図/中性の世界図(マッパ・ムンディ)/イスラムの世界図/イドリーシーの世界図
第4章 近代地図のはじまり
 アラビアからヨーロッパへ/アジアへの地理的知識の拡大/ポルトラノ型海図の出現/カタロニアの世界図/フラ・マウロの世界図/プトレマイオスの復活/ベハイムの地球儀
第5章 地理的発見時代の地図
 地理的発見時代の意義/ポルトガルのアフリカ探検航海/インド航路の発見/マラッカへの進出/ノルマンのヴィンランド発見/コロンブスの西航計画/コロンブスの探検航海/コロンブスの探検航海の影響/地図にあらわれた新大陸の発見/コンタリニとルイシュの世界図
第6章 世界図における新大陸
 ヴェスプッチの航海/アメリカ大陸の登場/アメリカ大陸の探検と征服/マゼランの世界周航/北アメリカの地図の変遷/北方への道/北東航路の探検/北西航路の探検/未知の南方大陸/南方大陸の探検/クックのオーストラリア大陸発見
第7章 メルカトルから近・現代地図へ
 オランダの黄金時代/メルカトル/オルテリウス/ブラウ/その他の地図作成者/近代地図の成立――フランスの測地事業/地形図の作成/ドゥリールとダンヴィル/地形の表現法の進歩/十九世紀の地図の発達/イギリスの地図作成事業/その他の諸国の地図作成/現代地図帖と主題図/国際地図/ナショナル・アトラス
第8章 中国における地図の発達
 中国の地図の起源/裴秀と賈耽/宋・元・明代の地図/マテオ・リッチの坤輿万国全図/イエズス会士の測量事業

日本篇
はじめに (昭和49年 秋 著者)
第1章 古代および中世の地図
 大化改新と田図/国郡図の作成/日本図としての行基図/行基図の特色/行基図の由来/海外に伝わった行基図/仏教的世界像としての天竺図/中世の荘園図
第2章 近世初頭の世界図の発達
 日本人の地理的知識の拡大/世界図・地球儀の伝来/世界図屏風/日本図屏風/朱印船貿易とポルトラノ型海図/在華イエズス会士の影響
第3章 鎖国下の江戸時代の地図
 江戸幕府と鎖国/慶長日本図と正保日本図/元禄日本図の改訂と天保国絵図/官撰の町図/民間刊行の日本図/その他の刊行図
第4章 蘭学と世界図
 西川如見と新井白石/蘭学の発達と地理書/蘭学者による世界図の作成/仏教系世界図の消滅
第5章 伊能忠敬の実測日本図の完成
 高橋至時と伊能忠敬/忠敬の測地事業/伊能図
第6章 北辺地方の探険と地図の発達
 初期の北辺地図/ロシア人の千島南下/北辺地方への日本の進出/間宮海峡の発見/幕末の北辺調査
第7章 ヨーロッパの地図にあらわれた日本図の変遷
 マルコ・ポーロのジパング/ヨーロッパ人渡来初期の世界図の日本/ヨーロッパで刊行された日本図/シーボルトと高橋景保/シーボルト作成の日本図
第8章 明治以降における近代地図の発達
 明治初期の地図作成事業/陸地測量部の成立/国土地理院の開設/国土地理院の地図/ナショナル・アトラスの作成/水路図と海図

むすび
図版目録


※本書は、小社より講談社現代新書として1974年10月に刊行された『地図の歴史 世界篇』と同年11月に刊行された『地図の歴史 世界篇』を合本にしたものです。


≪著者: ≫ 織田武雄 (おだ たけお) 1907〜2006。京都帝国大学史学科卒業。関西学院大学、立命館大学、京都大学、関西大学で教授職を歴任。京都大学名誉教授、人文地理学会初代会長。専門は歴史地理学。文学博士。著書に『世界の縮小』『古代地理学史の研究』『地図の歴史』『古地図の世界』『古地図の博物誌』、共編著に『日本古地図大成』『歴史地理講座』などがある。




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本「ニッポン 終着駅の旅 (平凡社新書881)」谷川一巳5

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新書881ニッポン 終着駅の旅 (平凡社新書)
○著者: 谷川一巳
○定価: 本体860円(税別)
○ISBN: 978-4582858815








――まさにどん詰まりの終点、その先はバスやフェリーに乗り継げる終点、中間駅が終点となった・・・・・・。終着駅へと続く様々な鉄道の旅を紹介。――

計画がありながら未開通のままであったり、天災によって鉄路が途切れてしまったり――。鉄道には、その先へは進めない終着駅もあるが、バスやフェリーを使えば、さらに先へと旅が続けられる。また視点を変えれば、終着駅は始発駅にもなり、新たな気持ちで出発することもできる。日本各地の終着駅へ、そして終着駅からの新たな旅を再発見!


≪目次: ≫
はじめに

第1章 終着駅からバスに乗り継ぐ
 1 日本最東端の駅から納沙布岬へ―― JR北海道 根室本線 根室駅
 2 一年中強風の吹く竜飛崎に続く終着駅―― JR東日本 津軽線 三厩駅
 3 かつて上野からの直通もあった男鹿半島の終着駅―― JR東日本 男鹿線 男鹿駅
 4 「SLもおか」に乗り、JRバスで宇都宮へ―― 真岡鐵道 茂木駅
 5 新幹線の開業で終着駅となった「峠の釜めし」の駅―― JR東日本 信越本線 横川駅
 6 上高地につながるローカル私鉄の終着駅―― アルピコ交通 新島々駅
 7 お遍路さんを乗せて室戸岬、奈半利へ―― 阿佐海岸鉄道 甲浦駅
 8 ローカルバスで高知から愛媛へつなぐ――土佐くろしお鉄道 宿毛駅
 9 南九州のローカル線を宮崎から鹿児島へ―― JR九州 日南線 志布志駅

第2章 終着駅からフェリーに乗って
 10 最北端の地稚内から利尻島、礼文島へ―― JR北海道 宗谷本線 稚内駅
 11 むつ湾フェリーに乗って陸奥湾横断―― JR東日本 大湊線 大湊駅
 12 復興を果たした女川駅から金華山へ―― JR東日本 石巻線 女川駅
 13 下田から昼行フェリーに乗って伊豆七島へ―― 伊豆急行 伊豆急下田駅
 14 終着駅から無料の渡船で対岸に渡る―― 万葉線 越ノ潟駅
 15 「鉄道連絡船」の旅を味わえる終着駅―― 南海電気鉄道 和歌山港線 和歌山港駅
 16 鳥取の境港から、隠岐やロシアに続く―― JR西日本 境線 境港駅
 17 地方私鉄の終着駅からフェリーで瀬戸内海の島々へ―― 伊予鉄道 高浜線 高浜駅
 18 若戸大橋直下を結ぶ渡船に乗る―― JR九州 筑豊本線 若松駅
 19 砂洲を行く鉄道から渡船に乗って博多港へ―― JR九州 香椎線 西戸崎駅
 20 駅前から有明海を行くフェリーに乗り継いで熊本へ―― 島原鉄道 島原外港駅
 21 西の果ての終着駅長崎から五島列島へ―― JR九州 長崎本線 長崎駅

第3章 行き止まりの終着駅
 22 石炭の積み出し港として栄えた終着駅―― JR北海道 室蘭本線 室蘭駅
 23 青函連絡船を結んでいたふたつの駅―― JR北海道 函館本線 函館駅/JR東日本 奥羽本線 青森駅
 24 上野から海水浴臨時列車も運行していた―― ひたちなか海浜鉄道 阿字ヶ浦駅
 25 沿線に犬吠埼があるミニ私鉄の終着駅―― 銚子電気鉄道 外川駅
 26 東芝の社員にしか駅の外に出られない―― JR東日本 鶴見線 海芝浦駅
 27 北アルプスの山懐に深く分け入る「トロッコ電車」―― 黒部峡谷鉄道 欅平駅
 28 能登半島を行く鉄道の終着駅―― のと鉄道 穴水駅
 29 二〇一七年にJR路線として復活した終着駅―― JR西日本 可部線 あき亀山駅
 30 いまでも最果て旅情を感じさせる関門海峡を望む駅――JR九州 鹿児島本線 門司港駅
 31 九州の南の果ての終着駅―― JR九州 指宿枕崎線 枕崎駅

第4章 廃線、計画頓挫、長期運休で終着駅となった
 32 奈良県十津川村民が移住した村―― JR北海道 札沼線 新十津川駅
 33 自然災害で終着駅がはるか彼方に・・・・・・―― JR北海道 日高本線 様似駅
 34 台風被害で終着駅がふたつできてしまった―― JR東日本 只見線
 35 福島第一原子力発電所の事故で分断状態が続く―― JR東日本 常磐線
 36 「休日おでかけパス」を使って、東京から房総半島へ―― JR東日本 久留里線 上総亀山駅
 37 福井と岐阜でつながらなかった終着駅―― JR西日本 越美北線 九頭竜湖駅

第5章 終着駅も千差万別
 38 筑波山へ日帰りハイキング―― つくばエクスプレス つくば駅
 39 新幹線に終着駅はあるか―― JR東日本 上越新幹線 ガーラ湯沢駅/JR西日本 博多南線 博多南駅
 40 ローカル線を数多く抱えているからこその終着駅―― 名古屋鉄道 三河線・築港線
 41 本線をひと駅だけ枝分かれする終着駅―― JR東海 東海道本線 美濃赤坂駅 ほか
 42 昭和にタイムスリップしたような終着駅―― 紀州鉄道 西御坊駅
 43 仏教の聖地へとつながる終着駅―― 南海電気鉄道 極楽橋駅
 44 なぜ、空港へ続く路線の運賃は高いのか―― 南海電気鉄道 関西空港駅 ほか

おわりに


≪著者: ≫ 谷川一巳 (たにがわ ひとみ) 1958年横浜市生まれ。日本大学卒業。旅行会社勤務を経てフリーライターに。雑誌、書籍で世界の公共交通機関や旅行に関して執筆する。国鉄時代に日本の私鉄を含む鉄道すべてに乗車。また、利用した海外の鉄道は40ヵ国以上の路線に及ぶ。おもな著書に『割引切符でめぐるローカル線の旅』『鉄道で楽しむアジアの旅』『ニッポン 鉄道の旅68選』(以上、平凡社新書)、『ローカル線ひとり旅』(光文社知恵の森文庫)、『世界の駅に行ってみる』(ビジュアルだいわ文庫)、『台湾のりもの旅』『タイのりもの旅』(ともにイカロス出版)などがある。


谷川一巳 『鉄道で楽しむアジアの旅』(平凡社新書、2014年) '18/11/21
谷川一巳 『タイのりもの旅 鉄道/バス/飛行機+船でめぐる!』(イカロスMOOK、2017年) '18/08/15



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本「遺伝人類学入門 チンギス・ハンのDNAは何を語るか (ちくま新書1328)」太田博樹5

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遺伝人類学入門 (ちくま新書)
○著者: 太田博樹
○定価: 本体価格940円+税
○ISBN: 978-4480071385










近年、世界中の人類集団の遺伝子のバリエーションについて大規模な研究が数多くなされている。そうした中、中央アジアから東アジアにかけてチンギス・ハンの持っていたY染色体のタイプが爆発的に拡散しているという仮説が提起された。本書ではこの仮説を追うことを糸口として、遺伝子の研究方法から、人類の祖先の辿り方、進化と遺伝の捉え方まで、ゲノム時代にわれわれのルーツを追究する意義について、縦横無尽に解説する。


≪目次: ≫
プロローグ――遺伝人類学とはなにか

第1章 ゲノム・遺伝子・DNA
1 遺伝学用語の基礎知識
2 遺伝情報とセントラル・ドグマ
3 遺伝的な個人差をどう分析するか

第2章 アウト・オブ・アフリカ
1 ヒトの起源、人類の起源
2 化石から辿る人類の進化
3 他地域進化説とアフリカ単一起源説

第3章 遺伝子の系統樹から祖先をさぐる
1 DNA配列から描く系統樹の基礎
2 分岐年代をどう推定するか
3 祖先は混血していたのか

第4章 適応 vs. 中立
1 ミトコンドリアDNAとY染色体で男女の拡散を追跡する
2 進化とはなにか、遺伝とはなにか
3 集団遺伝学の誕生と中立説
4 突然変異が残るのは必然か偶然か

第5章 男女で異なる移動パターン―― sex-biased migration
1 父系社会か母系社会か
2 集団観の多様性と集団内の多様性を調べる
3 日本列島人のルーツをさぐる

第6章 チンギス・ハンのDNA
1 古代DNA分析を活用する
2 日本人の古代DNA分析
3 東アジアのY染色体分析から見えてきたもの
4 社会的・文化的・環境的要因も考える

エピローグ――ゲノム時代の人類学

あとがき (2018年3月10日 太田博樹)
参考文献
図版出典


≪著者: ≫ 太田博樹 (おおた・ひろき) 1968年生まれ。東京大学大学院理学系研究科修了、博士(理学)。マックス・プランク進化人類学研究所、イエール大学の研究員、東京大学大学院新領域創成科学研究科の助教などを経て、北里大学医学部解剖学・准教授。専門は人類集団遺伝学・ゲノム人類学。国際分子生物進化学会でW.Fitch賞受賞。著書に『ヒトは病気とともに進化した』(長谷川眞理子氏との共著、勁草書房、2013年)など。


山極寿一/尾本恵市 『日本の人類学』(ちくま新書、2017年) '17/12/31
片山一道 『骨が語る日本人の歴史』(ちくま新書、2015年) '17/02/01
埴原和郎 『人類の進化史 20世紀の総括』(講談社学術文庫、2004年) '10/10/16


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