Gori ≒ ppdwy632

〈ぼく〉の思索の一回性の偶然性の実験場。

2019年04月

本「アメリカ (河出新書001)」橋爪大三郎、大澤真幸5

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アメリカ(河出新書)
○定価: 本体920円(税別)
○ISBN: 978-4309631011








日本にとって、いちばん重要な国であるアメリカ。しかし、日本人はアメリカの何たるかをまったく理解していない。アメリカとはそもそもどんな国なのか。アメリカ的とはどういうことか。私たちにとってアメリカとは何か――。日本を代表するふたりの社会学者が語る、日本人のためのアメリカ入門。アメリカという不思議な存在。そのひみつが、わかる。


≪目次: ≫
まえがき (大澤真幸)

I アメリカとはそもそもどんな国か
1 キリスト教から考える
 アメリカという問題/宗教改革とは何か/国王と教会/終末と独身主義/ルター派と再洗礼派/ピューリタン
2 ピルグリム・ファーザーズの神話
 新大陸に渡る/メイフラワー契約/プリマス植民地は例外か
3 教会と政府の関係はどうなっているか
 非分離派 VS 分離派/政教非分離が当たり前だった
4 教会にもいろいろある
 長老派と会衆派/メソジスト/パプテスト/クエーカー/ほんとうに信じる/会衆派が重要/信仰と政府がぶつかる/真理から法律へ/信仰は選択できない
5 大覚醒運動とは何だったのか
 州ごとに教会が異なる/不信仰な人びとの群れ/代替わりの問題/回心への渇望/大覚醒の波/伝道師の役割/信仰にもとづく社会/神の意思なのか/個人の自覚/世界理解のメカニズム/大覚醒運動と聖書/反知性主義/自然科学とキリスト教
6 なぜ独立が必要だったのか
 アメリカ独立革命/アメリカ合衆国のモデル/なぜローマなのか/オランダ独立戦争/フリーメイソン/理神論のツボ/なぜ、「俺たちアメリカ」か/州は国家だ/安全保障としての連邦/移民の国の優位
7 なぜ資本主義が世界でもっともうまくいったのか
 資本主義のアメリカ/利潤を肯定できる/なぜ際限がないのか/世俗の活動は、霊的でもある/不思議な過剰さ/世俗の中の霊性/無意識の信仰者/新しい教会/リセットへの願望
8 アメリカは選ばれた人々の選ばれた国なのか
 アメリカの二重性/アメリカにはなれない/アメリカ文化/普遍性を偽装する/選ばれた国なのか/世界一のアメリカ/キリスト教の土着化なのか
9 トランプ大統領の誕生は何を意味しているのか
 福音派の台頭/トランプと福音派/福音派は減っていくのか/アメリカは、二つある?

II アメリカ的とはどういうことか
1 プラグマティズムから考える
 プラグマティズムの新しさ/それは、哲学なのか/それは生き方なのか/どっちつかず/真理の押しつけ
2 プラグマティズムと近代科学はどう違うのか
 経験は真理を導くか/経験は信頼できるか/科学のどこが画期的か/宗教と科学の対立/大学と科学
3 プラグマティズムはどこから来たのか
 先駆としての、超越主義/カントを読む/超越主義は、どういうものか/エマソンの思想/プラグマティズム以上/先駆としてのユニタリアン
4 パースはこう考えた
 パースの人と思想/実用的、道徳的/パースとジェイムス
5 パースからジェイムズへ
 探求の前提となるもの/真理はまだ知られていない/すべての知識は連続している/真理を超える態度/真理にも二つある/超越性と言語の問題/新たな観念をもたらす「アブダクション」/ジェイムズの「信じる意志」
6 デューイはこう考えた
 デューイの人と思想/事実と価値
7 プラグマティズムと宗教
 宗教の場所/プラグマティズムの提案/ホテルの廊下/相対主義なのか/巡回説教師/巡回形式の秘密/廊下の性格/法への信頼/近代人だからこそ
8 ふたたびアメリカの資本主義を考える
 プラグマティズムと資本主義/約束の地/先住民の土地/発明の国アメリカ/発明と予定説/神の支配あればこそ/日本と似ているのか
9 プラグマティズムの帰結
 クワインの人と思想/ローティの人と思想/ローティの考えでよいのか/「スポット」という考え方

III 私たちにとってアメリカとは何か
1 なぜ人種差別がなくならないのか
 なぜ奴隷がいるのか/アフリカ系であることを隠す/個人が背負う負の遺産/なぜ奴隷制だったのか/奴隷制の階級的側面/罪責感の正体/排他的なコミュニティ/選ばれたという自負
2 なぜ社会主義が広まらないのか
 マルクス主義アレルギー/社会主義は主体性を奪う?/ヨーロッパはなぜ福祉社会か/「社会」を信頼しない/社会主義への芽/カルヴァン派が原因か/小さな政府がよい
3 なぜ私たちは日米関係に縛られるのか
 トランプ現象とは何か/なぜ事前の予想が外れたか/神の意思がはたらく/アメリカの外交を振り返る/戦後の「アメリカ大権」/アメリカは開放者なのか/敗戦がピンとこない/イスラムの鬱屈/それは開放だったのか/なぜ中国を嫌うのか/自信をなくす日本/戦場に赴くのは市民の義務/責任の所在が不明/日本軍はなぜ悪魔的か/敗戦のあと/歴史を言葉にできない/リアルの認識がない/視えないものを、視る/徴兵制と志願制/誰が世界を守るのか/盲点が視えてくる/対米従属から永続敗戦へ/なぜ対米従属なのか/対米従属を脱するには/武士がアメリカに化けた/歴史に立ち返る/明治維新は武士を超えた/アメリカはなぜアメリカか/世界の警察官になる/アメリカはいつまでアメリカか/二一世紀の世界を見通す

あとがき (二〇一八年一〇月 橋爪大三郎)


≪著者: ≫ 橋爪大三郎 (はしづめ・だいさぶろう) 1948年、神奈川県生まれ。社会学者。東京工業大学名誉教授。『はじめての構造主義』(講談社現代新書)、『世界がわかる宗教社会学入門』(ちくま文庫)、『戦争の社会学』(光文社新書)、『フリーメイソン』(小学館新書)、『政治の哲学』(ちくま新書)、『はじめての聖書』『性愛論』(河出文庫)など著書多数。大澤氏との共著『ふしぎなキリスト教』(講談社現代新書)で新書大賞。

≪著者: ≫ 大澤真幸 (おおさわ・まさち) 1958年、長野県生まれ。社会学者。千葉大学助教授、京都大学教授を歴任。『ナショナリズムの由来』『〈世界史〉の哲学』(講談社)、『不可能性の時代』(岩波新書)、『増補 虚構の時代の果て』(ちくま学芸文庫)、『日本史のなぞ』(朝日新書)、『可能なる革命』(太田出版)、『文明の内なる衝突』『考えるということ』(河出文庫)など著書多数。


橋爪大三郎 『政治の哲学 自由と幸福のための11講   Philosophy of Politics 』(ちくま新書、2018年) '18/11/28
橋本治+橋爪大三郎 『だめだし日本語論』(atプラス叢書、太田出版、2017年) '17/09/27
橋爪大三郎×大澤真幸 『げんきな日本論  Sociology of Japanese History 』(講談社現代新書、2016年) '17/04/02
橋爪大三郎/植木雅俊 『ほんとうの法華経  The Lotus Sutra in the True Sense 』(ちくま新書、2015年) '16/01/10
橋爪大三郎/大澤真幸/宮台真司 『おどろきの中国  Astonishiing Chaina 』(講談社現代新書、2013年) '13/07/11
橋爪大三郎 『政治の教室  Politics For Beginners, 2001 』(講談社学術文庫、2012年) '12/07/18
橋爪大三郎×大澤真幸 『ふしぎなキリスト教  Wonders In Christianity 』(講談社現代新書、2011年) '11/11/11

大澤真幸 『自由という牢獄 責任・公共性・資本主義』(岩波書店、2015年) '17/03/15
大澤真幸 『日本史のなぞ なぜこの国で一度だけ革命が成功したのか』(朝日新書、2016年) '17/02/08
橋爪大三郎/大澤真幸/宮台真司 『おどろきの中国 Astonishiing Chaina 』(講談社現代新書、2013年) '13/07/11
大澤真幸 『生権力の思想 事件から読み解く現代社会の転換』(ちくま新書、2013年) '13/03/25
大澤真幸 『量子の社会哲学 革命は過去を救うと猫が言う』(講談社、2010年) '12/11/13
大澤真幸 『逆接の民主主義 格闘する思想』(角川oneテーマ21、2008年) '12/11/04
見田宗介/大澤真幸 『二千年紀の社会と思想』(atプラス叢書、太田出版、2012年) '12/05/21
大澤真幸 『不可能性の時代』(岩波新書、2008年) '12/04/20
大澤真幸 『近代日本思想の肖像』(講談社学術文庫、2012年) '12/04/17
大澤真幸 『「正義」を考える 生きづらさと向き合う社会学』(NHK出版新書、2011年) '12/04/07
大澤真幸 『夢よりも深い覚醒へ 3・11後の哲学』(岩波新書、2012年) '12/04/03
大澤真幸 『社会は絶えず夢を見ている』(朝日出版社、2011年) '12/03/10
橋爪大三郎×大澤真幸 『ふしぎなキリスト教  Wonders In Christianity 』(講談社現代新書、2011年) '11/11/11
大澤真幸 『近代日本のナショナリズム』(講談社選書メチエ、2011年) '11/07/08



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本「死の練習 シニアのための哲学入門 (ワニブックスPLUS新書250)」中島義道5

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世界の光景はもちろん、あなたの“死の意味”をも大転回させる――
【戦う哲学者】、哲学を志して五十二年の最終結論。
「読者諸賢、(おそらく)二度と生き返ることがない『あなた自身』について、死ぬ前に本腰を入れて考えてみたらいかがでしょうか?」

哲学は、死後の永遠の魂を保証するものではない。ただ、自分が死後「無になる」ことが当然ではない、という不思議さに驚き続けることなのであり、それは、自分がこの世界に「ある」ことの不思議さに驚き続けることにほかならないのです。


≪目次: ≫
はじめに――「死の練習」とは?

第1章 哲学の問い
 「ぼくは死んでしまう」/「哲学者」と「俗人」/ロゴス(理性)中心主義/ロゴス中心主義批判/科学主義・実証主義/かつては、誰も「私とは何か?」と問わなかった!/エピステーメの枠/かつての大問題/心身問題/肯定的関係と否定的関係/哲学すること

第2章 「無」というあり方
神なき人間の惨めさ/永遠回帰/「無」の起源/概念は言葉の上だけの存在ではない/二重の否定/自己自身との否定的関係

第3章 過去・未来は「ある」のか?
 過去への運動?/マクタガートの議論/過去の実在性を保証するもの 想起/大森荘蔵の「立ち現われ一元論」とその修正/過去の実在性を保証するもの 証拠/想起と知覚との絶対的違い/未来は「どこから来る」のか?/新たなことが湧き出す不思議

第4章 〈いま〉は「ある」のか?
 サルトルの『嘔吐』/「さっき、この部屋にプードルがいた」/時間論に戻る/「現在」と〈いま〉の区別/矛盾をそのまま保持して受け容れる

第5章 自由は「ある」のか?
 決定論と自由/カントのアンチノミー(二律背反)/非決定論的決定論/過去を基準とした客観的世界と〈いま〉/未来と将来/言葉の意味からの自由

第6章 私は「ある」のか?
 「私は考える、ゆえに、私はある」/固有の体験を否定する/超越論的統覚/各人は同じ「私」という言葉を理解する/内的経験/ある現存在の感じ/否定の否定/二重の視点/魂の注入?/「他人の心」という問題/「私」と「私の身体」との否定的自己関係/客観的実在世界の秘密

第7章 死は「ある」のか?
 「私の死」とは客観的実在世界からの退場ではない/私が「ある」ことはほんとうに「驚く」こと

おわりに (二〇一八年一二月一七日、明日はまたウィーン 中島義道)


≪著者: ≫ 中島 義道 (なかじま よしみち) 1946年生まれ。東京大学教養学部・法学部卒業。同大学院人文科学研究科哲学専攻修士課程修了。ウィーン大学基礎総合学部哲学科修了。哲学博士。専門は時間論、自我論。「哲学塾カント」を主宰。おもな著書に、『明るく死ぬための哲学』(文藝春秋)、『時間と死』(ぷねうま舎)、『七〇歳の絶望』 (角川新書)、『カントの時間論』『哲学の教科書』(以上、講談社学術文庫)、『不在の哲学』(ちくま学芸文庫)、『悪について』 (岩波新書)、など多数。




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本「進化の法則は北極のサメが知っていた (河出新書004)」渡辺佑基5

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進化の法則は北極のサメが知っていた (河出新書)
○著者: 渡辺 佑基
○定価: 本体920円(税別)
○ISBN: 978-4309631042









2016年、北極の深海に生息する謎の巨大ザメ、ニシオンデンザメが400年も生きることがわかり、科学者たちの度肝を抜いた。このサメはなぜ、水温ゼロ度という過酷な環境で生き延びてこられたのか? そして地球上の生物は、なぜこんなにも多様に進化したのか? 気鋭の生物学者が世界各地でのフィールドワークを通じて、「体温」を手がかりに、生物の壮大なメカニズムに迫る!


≪目次: ≫
はじめに

第一章 冷たい――本当の極寒はニシオンデンザメしか知らない
 純度100パーセントの寒村/海で最も恐ろしいもの/影の主役は深海にいる/体温ゼロ度という驚異/人間は肉まんである/具が入っていない/空調に頼る現代人、午睡でしのぐ先住民/対岸は見えている/大きな鍋のお湯は冷めにくい/トカゲであってトカゲでない/適応進化はどれほど強力か/イヌイット語のラップ音楽/世界の薄気味悪い動物コンテスト/すべてきっちり無駄にならぬように/グレイビーソースはほどほどに/世界一のスローライフ/徳川家康の同級生/スペシャル・コーヒーはいかが?

第二章 熱い――アデリーペンギンが教えてくれた南極の暮らし方
 時速100メートルの船/巨大化したカブトムシ/宇宙人と交信するペンギンたち/雉(きじ)を撃ちに行ってきます/ごく控えめに言って驚異的なこと/熱の伝導――直接吸い取ります/熱の放射――遠隔で作用します/赤字を出さないために/プールサイドでぶるぶる震える/どんな形でもきっちり580カロリー/ラクダという究極の恒温動物/素朴で意外なコアラの体温調節法/ペンギン、あなたは何者?/はなはだ不利な状況下にある/おちょぼ口にも意味はある/一喜一憂の初めての映像データ/秩序は一方的に乱れていく/ペンギンの見ていた世界/風変わりだけれど理にかなっている/調査後の至福のひととき

第三章 ぬるい――ホホジロザメに学ぶ中間的な生き方
 ワライカワセミの鳴き声の下/新幹線、ジェット機、ホホジロザメ/ジョーズはロックミュージックが好き/本物のチョコレートはベルギーにしかない/ぴたりと当てはまる最高の研究素材/カツオを研究したイギリスの軍医/熱はぐるぐると回る/化け物と呼ぶにふさわしい/レベル一、レベル二、レベル三/ティラノサウルスはダチョウのように歩く/恐竜あなたは何歳?/「レベル三」の推定/進化の収斂という生物学のハイライト/スーッと自然な感じで/悲しきボトミイ/りんご味のサイダーは極上の味/地味でもなく派手でもない、ちょうどその中間/ホホジロザメが教えてくれたこと/驚きはいつも最後にやってくる

第四章 激しい――イタチザメが見つけた生命エネルギーの法則
 巨大なドーナツ型は何のため/ツールドフランスを走るロードバイクのように/スペースシャトルを背負うボーイング機/すべては地下水脈で繫がっている/何もしなくても腹は減る/酸素とエネルギーの等価性/体重とともに増えるが体重ほどには増えない/一見もっともらしいがじつは曖昧/動物が動物として生きるペース/ジェームズ・ブラウン登場/生物はフラクタル構造をしたパイプである/あくまで経験則に過ぎない/人間もカンパチもゾウリムシも同じ/すべてを包み込む一つの数式/生物学の金字塔/大きければ大きいほどいい/からりとした晴天とうれしい予感/巨大サメの代謝量はいくら?

第五章 儚い――バイカルアザラシが語る生命時間のルール
 ロシア製の素朴なミニバン/100パーセント皆優しい/リアルで実体的な課題/アザラシという漁獲物/ウォッカには百万本のバラが似合う/休む場所のない動物たち/眠るとは? 時間とは?/このためだけに生きてきた/何かが裏で糸を引いている/生物の時間を表す式/人間にとっての一日、ニシオンデンザメにとっての一日/世界がこれほど多様なのはなぜ?/正常に機能することを心から祈る/今、たしかにそれをしている/バイカルアザラシが教えてくれたこと/究極の置いてけぼり

おわりに――人工衛星の視点から―― (二〇一八年一二月 渡辺佑基)


≪著者: ≫ 渡辺佑基 (わたなべ・ゆうき) 1978年岐阜県生まれ。国立極地研究所准教授。東京大学大学院農学生命科学研究科博士課程修了。野生動物に小型の記録計を取り付けるバイオロギングという手法を使って魚類、海鳥、海生哺乳類の生態を調べている。東京大学総長賞、山崎賞、若手科学者賞を受賞。前作『ペンギンが教えてくれた物理のはなし』は第68回毎日出版文化賞受賞、第61回青少年読書感想文全国コンクール(高等学校の部)課題図書に選出。けん玉1級。



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本「大坂城全史 歴史と構造の謎を解く (ちくま新書1359)」中村博司5

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大坂城全史 (ちくま新書)
○著者: 中村 博司
○定価: 本体価格1,200円+税
○ISBN: 978-4480071804











かつて浄土真宗の聖地として栄え、織田信長の後を承けた豊臣秀吉、徳川家康・秀忠まで、時の権力者が本拠地として修築を重ねた大坂城。豊臣家の居城として栄華を極めるが、大阪夏の陣で落城。江戸幕府に再築されるものの、幕末には大部分が焼失した。明治以降、大阪市民の支持を得て天守閣が復興、現在まで市民に愛され続けている。長きにわたり権力者たちの興亡の舞台となった名城を、最新の研究成果に基づき読み解く、通説を刷新する決定版通史。


≪目次: ≫
凡例

はじめに
 大坂というところ/本書の構成

第一章 大坂本願寺の時代
1 蓮如建立の大坂御坊
 本願寺八世宗主蓮如/大坂御坊の成立/蓮如の死と大坂御坊のその後
2 大坂本願寺の成立と繁栄
 十五、十六世紀の畿内の情勢/山科本願寺の焼き討ちと大坂本願寺の成立/大坂本願寺と寺内町/顕如の貴族化と本願寺の寺格の向上
 【コラム1】 本願寺証如と寺内町民との交流
3 「石山合戦」と本願寺の大坂退去
 信長の登場と摂津中島への進出/「石山合戦」の発端と経過/木津河口での海戦/和睦の経過と本願寺の逃亡/「石山」の語義について
4 本願寺と寺内町の遺構を求めて
 本願寺・寺内町の所在地についての諸説/御坊は本丸のなか、寺内町は二ノ丸

第二章 番城の時代
1 織田信長の番城として
 信長の大坂入城とその守備体制/本能寺の変と大坂城
2 池田恒興の番城として
 清須会議と池田恒興の摂津領有/秀吉の畿内支配と賤ヶ岳の合戦

第三章 豊臣秀吉・秀頼の時代
1 大坂掌握と築城の準備
 坂本城から天下統一の意思を発信/築城工事の準備に着手/石垣用石材の産地
 【コラム2】 「普請石持ちに付て掟」を読む
2 本丸普請の経過とその実態
 本丸普請始まる/本丸地下石垣と大坂城「本丸図」の発見/大坂城本丸の概要/本丸探訪 宗什御門から表御殿へ/本丸探訪◆宗襲御殿に入り、天守を見学する
3 城下町の形成
 細川忠興邸の造営と平野町城下町/広大な豊臣秀次邸とその廃絶/大川端にあった肥後加藤家の大阪屋敷/キリスト教の教会と上町城下町/天満本願寺と天満城下町/城下町の街区構成と住民の出自
 【コラム3】 山科言経の見た城下町
4 関白任官と二ノ丸の造営
 関白政権への志向と諸国平定/大坂城二ノ丸の造営/「大坂普請ようよう周備」/秀吉の五畿内支配構想
5 秀吉晩年の工事と城下町の変貌
 「惣構堀」の普請と城下町の変貌/慶長三年に始まった最晩年の工事/大手前の発掘調査で見つかった巨大な堀
6 秀頼治世下の大坂とその最期
 秀吉没後の家康専横と大名屋敷をめぐる攻防/二条城における秀頼と家康の会見/大坂冬の陣と巨大な大坂城の出現/大坂夏の陣と大坂落城
 【コラム4】 黒田如水妻らあの大坂脱出事件

第四章 松平忠明の時代
1 本丸の石垣撤去と日用普請による修復
 大坂城本丸、破却される/本格普請に先立って行われた日用普請
2  松平忠明の事績
 大坂城三重構造説と四重構造説/「三ノ丸壊平」の意味するもの/道頓堀開削と松平忠明

第五章 徳川秀忠による大坂城再築工事
1 再築工事の開始に至るまで
 二代将軍徳川秀忠と大坂再編計画/「旧城」に倍増あって
2 再築工事の経過
 普請に参加した担当大臣/第一期普請/櫓の建築/第二期普請/第三期普請/再築工事の発令・褒賞など
 【コラム5】 鳥取藩池田家の巨石運び
3 大坂城石垣用石材のふるさと
 小豆島石丁場/前島石丁場
 【コラム6】 新「肥後石考」

第六章 徳川時代の大坂城と城下町 1 2 3
1 徳川幕府と大坂支配の構造
 二百六十年続いた「徳川の平和」と大坂城/大坂城守衛の構造
2 大坂城で起こったことあれこれ
 大坂を訪れた三人の城主/大天守への落雷一件/本丸御金蔵から四千両を盗みだした男/学者城代、西ノ丸屋敷で雪の結晶を観察/大塩平八郎の乱勃発
 【コラム7】 大坂城に出没した幽霊・妖怪
3 幕末の大坂城
 大坂城の大修復/二度の対長州戦争と大坂城/鳥羽伏見の戦いと大坂城/廃墟となった大坂城
 【コラム8】 将軍徳川慶喜の忘れもの

第七章 近代の大阪城と天守閣復興
1 大阪鎮台から第四師団司令部へ
 日本陸軍発祥の地、大坂城/師団司令部の成立と和歌山城御殿の城内移設
 【コラム9】 オーストリア皇太子の大坂城訪問
2 天守閣復興
 大大阪の出現と関一市長の天守閣復興計画/復興は、豊臣時代の天守をモデルに/「天守閣郷土歴史館」としてスタート
3 戦後の大阪城
 軍部の支配地から市民のお城へ/文化観光施設として再出発した天守閣/市民の貴重な財産・大阪城の今

おわりに (二〇一八年八月十五日(フランシスコ・ザビエル日本到着の記念日に) 中村博司)
大坂城略年表
参考文献
所蔵・提供・出典一覧


≪著者: ≫ 中村博司 (なかむら・ひろし) 1948年、滋賀県大津市生まれ。滋賀大学教育学部卒業。大阪城天守閣学芸員、大阪市教育委員会主任学芸員、(財)大阪市文化財協会企画調整課長、大阪城天守閣副館長を経て、2000年より大阪城天守閣館長。2007年3月退職。2017年大阪大学大学院文学研究科博士課程修了(文学博士)。現在、大阪樟蔭女子大学非常勤講師。共著に『戦国合戦絵屏風集成』(中央公論社、1980-81年)、『日本名城集成 大坂城』(小学館、1985年)等、編著書に『よみがえる茨木城』(清文堂、2007年)、『天下統一の城 大坂城』(新泉社、2008年)等がある。



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本「惰性と思考 (扶桑社新書290)」外山滋比古5

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惰性と思考 (扶桑社新書)
○著者: 外山 滋比古
○定価: 本体860円+税
○ISBN: 978-4594081270










95歳、脚下照顧という生き方。
頭は明晰に、心は穏かに。当たり前の日常が変わる68の「視点」。『思考の整理学』著者による清新なエッセイ!


≪目次: ≫
機\嘉靴畔冂
 ほめる力/晴天の友/緑の想い/世の中の輪郭/惰性と思考/偽物と美/見なくても見える/一日を二日に/仕事は食前/ここに原稿を置くな

供\疚鵑閥然
 有金(ありがね)/節約の精神/眼福(がんぷく)/お釣り/ハンコ/フランスの少年/江戸しぐさ/バスの注意/銭湯の味/迷信と偶然/大阪の朝/弱気と強気/花の下/偶然

掘〔椶叛
 きずのあるくだもの/マンジュウの涙/水の味/パンとご飯/すっぽん/アワもち/おどり/しることココア/ご飯/ミルクの明け暮れ/淡味/卵/湯豆腐のハゼ/鯛の浜焼/簗(やな)の鮎/包丁の快楽/色がわり/松茸と舞茸/和風/美味発見

検.后璽弔噺А覆垢困蝓
 顔と生きる/萬年筆/足もとの流儀/帽子紳士/父と時計/におわない香水/かぜと個性/服をつくる/名前/好物/筆の世界/端渓硯(たんけいすずり)/弱り目

后‘の出とマラソン
 美しく歩く/グミとキンカン/お寺まいり/古都晩秋/雪消えて/日の出/ホタル/花火残像/気にかかる/手向(たむ)け/マラソン


※本書は、毎日新聞出版から二〇一〇年三月に刊行された『頭の旅』を改題、加筆修正したものを新書化したものです。


≪著者: ≫ 外山滋比古 (とやま しげひこ) 1923年、愛知県生まれ。お茶の水女子大学名誉教授。東京文理科大学英文科卒業。雑誌『英語少年』編集、東京教育大学助教授、お茶の水女子大学教授、昭和女子大学教授を経て、現在に至る。文学博士。英文学のみならず、思考、日本語論などさまざまな分野で創造的な仕事を続ける。著書には、およそ30年にわたりベストセラーとして読み継がれている『思考の整理学』(筑摩書房)をはじめ、『知的創造のヒント』(同社)、『日本語の論理』(中央公論新社)など多数。『乱読のセレンディピティ』『最高の雑談術』『新聞大学』『老いの整理学』(いずれも小社)は、多くの知の探究者に支持されている。


外山滋比古 『お山の大将』(大人の本棚、みすず書房、2002年) '09/07/13
モーティマー・J・アドラー、チャールズ・ヴァン・ドーレン 『本を読む本  HOW TO READ A BOOK, 1940 』(外山滋比古訳、槇未知子訳、講談社学術文庫、1997年) '08/07/13




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本「クリムト 官能の世界へ (角川新書)」平松洋5

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クリムト 官能の世界へ (角川新書)
○著者: 平松 洋
○定価: 本体1,100円(税別)
○ISBN: 978-4040821993









絢爛、妖艶、甘美なクリムトの主要作品を、オールカラーで1冊に集約!

19世紀末のウィーンに現れるや、絢爛豪華な作風で美術界を代表する画家となったグスタフ・クリムト(Gustav Klimt, 1862‐1918)。没後100年を迎える2018年を記念して、主要作品のすべてをオールカラーで1冊にまとめました。美しい絵画を楽しみながら、先行研究を踏まえた最新のクリムト論を知ることができる決定版の1冊です!


≪目次: ≫
総論 クリムト、絵画の錬金術師(アルケミスト)
 クリムト誕生の地、ウィーン/美術教育と初期の画業/ウィーン分離派の挑戦/黄金様式の時代/晩年の様式と世紀末画家の死と復権

第1章 若き日の絵画――装飾と絵画の桎梏
 クリムトは万博が生んだ画家?/君たちは、画家になるべきだ!/アカデミックな古典的教育/芸術家カンパニーの挑戦/劇場と美術館の「装飾」
 コラム ”磴離襦璽帖内なるチェコ

第2章 「聖なる春」の訪れ――新たな作品の胎動
 絶頂期になぜ劇場装飾をやめたのか?/ウィーン分離派の誕生/クリムト自身の「聖なる春」の到来
 コラム◆.リムトのマッチョな実像

第3章 黄金絵画の時代――金色の神秘
 黄金絵画のカテゴライズ/黄金分類から見えてくる世界/黄金絵画の始まり/クリムトのジャポニスム/クリムト、日本美術に邂逅せり/日本美術コレクションの影響/クリムトの構図は琳派だった?!
 コラム サブカルを刺激するクリムト

第4章 矩形の詩情――湖畔の風景画
 恋人とのバカンスが生んだ風景画?/最初期の風景画とその後の展開/分離派展と点描主義の影響/クリムト御用達、風景描写の秘密兵器/本物の初期風景画

第5章 女性の肖像――クリムトをめぐる美女たち
 官能的な女性を描いたクリムト/きらびやかな貴婦人たちの肖像/アルマ・マーラーとの恋の真相/恋人か親友か? エミーリエとの関係/娼婦と淑女に、新しき女性
 コラムぁ.チュリエ? クリムトのファッション・フォト

第6章 晩年の様式――絵画の可能性
 色彩の時代を象徴する絵画/複数、単数で変わる意味/クリムト晩年の絵画の革新性
 コラムァ_莖ε樟検▲リムトの前世とは?

第7章 素描と習作――下絵と官能の線描画
 生涯に描いた膨大な数の素描/素描を台無しにした犯人の正体とは?/作品化する素描VS.私的メモ/素描の変遷とエロスの画家

主要参考文献


※本書は2011年に新人物往来社より刊行した『クリムトの世界』に大幅な加筆、再編成をしたものです。また、コラムは『日本経済新聞』2016年2月12日「サブカルを触発したアート十選」の連載記事に加筆したものです。


≪著者: ≫ 平松 洋 (ひらまつ・ひろし) 1962年、岡山県生まれ。早稲田大学文学部卒。展覧会の企画・運営やプランニングとともに執筆活動を行い、早稲田大学エクステンションセンターなどで講師も務める。『名画 絶世の美女130人』『名画の謎を解き明かす アトリビュート・シンボル図鑑』『ラファエル前派の世界』『バーン=ジョーンズの世界』『最後の浮世絵師 月岡芳年』(以上、KADOKAWA)ほか著書・監修多数。




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