蝶のゆくえ (集英社文庫)
著者: 橋本治
文庫: 314ページ
出版社: 集英社 (2008/2/20)




文庫化されたのを知って、既に単行本(2004/11)で読んでいたのに、あらためて読んでみようと思わせる“橋本治 (1948- )”の魅力♪
柴田錬三郎賞受賞の短篇小説集、全六篇。

文庫本がありがたいのは、何より解説が付されること。しかも、本作にあっては、著者“橋本治”本人の解説。
「女にとって家とはどういうものなのか?」という疑問を中心軸とする作品となった。 (p.310)
「女にとって、母とはいかなるものか。家とはいかなるものか」という問いを立てて、橋本はその答えを出さない。答えを出すことが小説ではなく、問いを出すことこそが小説であると理解した結果である。 (P.313)

人間関係って、ホントに難しい。
依存心が強いぼくは、ついつい簡単に答えを求めてしまう傾向にあって、簡単に結論に導きたいと焦ってしまう。答えがわからない、先が見えない不安は、どうにも耐えがたい。ひとりで考えることは、決して愉しいとはいえない、孤独な作業。その孤独な作業を乗り越え、自己を確立して自立を遂げてこそ、健全な人間関係が築ける?!、ぼくにはわからない、、、


≪目次: ≫
 ふらんだーすの犬  「小説すばる」2003年2月号
 ごはん   「小説すばる」2003年5月号
 ほおずき  「小説中公」1994年8月号
 浅茅が宿  「小説すばる」2003年9月号
 金魚    「小説すばる」2004年1月号
 白菜    「小説すばる」2004年6月号
  自作解説/著者
  *2004年11月刊行


可憐な舞い♪
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