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ダーウィンの足跡を訪ねて (集英社新書)

○著者: 長谷川眞理子
○出版: 集英社 (2006/8,新書 205ページ)
○価格: 998円
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なんだろう、“ダーウィン (Charles Robert Darwin,1809-1882)”であり、その1859年に出版された進化論についての著作“自然選択の方途による、すなわち生存競争において有利なレースの存続することによる、種の起原 On the Origin of Species by Means of Natural Selection, or the Preservation of Favoured Races in the Struggle for Life”を知りたい、というか、知らずにはいられない。
そう思って、確か最初に手にしたのが、ポプラ社の名著誕生シリーズ「ダーウィンの『種の起源』(ジャネット・ブラウン、長谷川眞理子訳,2007.9)」、そこにいたる前には、“茂木健一郎 (1960- )”かなぁ?!、前後して国立科学博物館で開催(2008.3.18〜6.22)されていた「ダーウィン展」にも足を運んだし、、、まもなく発表(1859年)から150年を経過しようとしているにもかかわらず、いまだに異論反論を含めて、話題とされる、ということが、すでにスゴイ♪

本来であれば、ダーウィン本人が著した書籍の翻訳版(原著は今はまだ無理)でも読めばいいのであろうが、そこまでの根性はない。研究の意志もない。あくまでも知識として習得しておきたい。
そう考えるに、ぼくが欲する知識の一部として、ダーウィンとのファーストコンタクト(名著誕生シリーズ)を担った(?!)翻訳者“長谷川眞理子 (1952- )”によって著された本書を読んでおく意義はあろう。仮にその記述内容が、紀行形式により、専門性に乏しかったとしても、そこを言及(批判)し得るレベルに、ぼくは未だ到達していない。現に、手にしている段階で、それがぼくの欲している現実のレベルであり、そこを欠いて、次のステップには行けない?!、次のステップへの足掛かりでもあろう!、慌てることはない、敵(?!)はすでに(死しているから!?)先に進むことはない。歩み続ければ、かならず到達する♪

そして“集英社新書ヴィジュアル版”を謳うに相応しい、豊富なカラー写真♪

ところで実は、足を運んだ「ダーウィン展」からの興味に、チャールズ・ダーウィン30歳にして、いとこで一歳年上のエマ・ウエッジウッドとの結婚。研究者らしく(?!)十分な検証を重ねての判定。
彼は、結婚についての利点と欠点の表を作り始める。結婚することの利点は、やすらぎ、子どもができる楽しみ、生涯の伴侶を得ること。しかし、こんな楽しみを享受し、しかも科学の研究を続けるためには、お金が十分になければならない。お金がなかったらどうしよう? 子どもにはとてもお金がかかるに違いない。これは、結婚の欠点。さらに結婚の欠点は、時間の無駄としか言いようのない親戚づきあい。自由に世界を旅行できなくなること。一方、結婚しなかったとしたら、その利点は自由であること。ヨーロッパもアメリカも、見たいものは気ままにいくらでも見れる。無駄な親戚づきあいも、独身ならばしなくてすむ。しかし、ロンドンのむさくるしいアパートで、いつまでも独居するむなしさ。年老いて、何も残らない寂しさ。
と、思いつくままに、結婚すべきか、しないべきか、チャールズはノートに書き散らす。これはエマを結婚の対象として真剣に考え始める以前のことだ。こんなことを冷徹に考えるチャールズ・ダーウィンとは、いったいどんな男なのだろう? なんでも直情、即決型である私としては、これはチャールズ・ダーウィンの少し理解しがたい面でもある。 (P.145-P.146)



≪目次: ≫
1 ダーウィンのおもしろさ
2 シュルーズベリ
3 メア・ホール
4 エジンバラ
5 ケンブリッジ Part1
6 ケンブリッジ Part2
7 ウェールズの山
8 ビーグル号の航海
9 ガラパゴスの動物たち Part1
10 ガラパゴスの動物たち Part2
11 標本のゆくえ
12 エマとの結婚
13 ダウン・ハウス Part1
14 ダウン・ハウス Part2
15 モールヴァン&イルクリー
16 ダーウィンの死

 初出『青春と読書』2004年1月号〜2005年4月号



≪著者: ≫ 長谷川眞理子 東京生まれ。東京大学理学部卒。同大学院理学系研究科博士課程修了。総合研究大学院大学教授。専門は動物行動学行動生態学。著書に『生き物をめぐる4つの「なぜ」』『進化生物学への道』『進化とはなんだろうか』『オスとメス 性の不思議』『クジャクの雄はなぜ美しい?』『雄と雌の数をめぐる不思議』、共著書に『進化と人間行動』、訳書に『霊長類のこころ』(ファン・カルロス・ゴメス)などがある。


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