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孤独について 生きるのが困難な人々へ (文春新書005)
孤独について 生きるのが困難な人々へ (文春新書005)

○著者: 中島義道
○出版: 文藝春秋 (1998/10,新書 198ページ)
○価格: 693ページ
○ISB: 978-4166600052
おすすめ度: 3.5
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「『パパは人間嫌いだから』ってママが言っていた・・・」と娘(12歳、別居中)に言われたのは、この前の日曜日に久しぶりに会ったとき、なんのキッカケがあったかを思い出すことができないし、またその意義を見出せないので思い出す努力をすることはしないのではあるが、確かにその通り「ぼくは人間嫌い」であり、もっと言えば「自分が嫌い」でもあるのだから、反論の余地が一切ない。力なくハハハハハァと笑ってごまかすのが精一杯で、きっと顔は少なからずひきつっていただろうなぁ、、、
他者と相対することを苦手として、どうにもうまく立ち回ることができなくなることが少なくない。最近ではますますその傾向が強くなってきていて、独りで居ることに安心感を覚える。本来的には、依存心が強く、自立が果たされていない幼稚な部分があるから、独りで居ることに覚える不安感を否定しない。ところが、依存心が強すぎるがゆえに、独占欲(?!)に駆られて、適度な距離感を保つことができなくて、結果的にぼくは自らが抱く相手に対する不快感を、自らがコントロールすることができなくなって、ぼくの攻撃的な本能が過剰に反応して、相手に不快な思いをさせてしまう。そんな自らに対する自己嫌悪が生じて、悪循環。ぼくは、誰にも不快な思いをさせたくないし、ましてやきずつけたくない、そんな相手の姿を見るのも苦痛だ。あらそいは避けたい。そう考えるに、究極的には、ぼくの存在なんか、この世の中からなくすしかないんじゃないか?!、とも。
だから、とりあえずのところ、他者との関わりを積極的に意識して断つことによってしか、ぼくの言動に起因して、相手に不快感を抱かせたり、きずつけてしまう心配を払拭することができない。そうして、他者と距離をおいて独りで居ることによって覚える安心感を抱くようになってからは、ますます独りの心地好さ、気楽さに耽る♪
できることならば、仕事だってしたくない、会社になんて行きたくない。自室から外に出れば、どうしたって他者との関わりを完全に断つことは不可能で、たとえヘッドフォンをして他者の会話を閉ざして、本を読み耽って顔をあげずにいたとしても、絶対的に他者の存在を感じないことはない。
だからと言って、この世の中や、自らが生きることを否定するものでもなく、「捨てたもんじゃない♪」でしょ?!


≪目次: ≫
序章 孤独に生きたい
他人を警戒する/小さなうめき声をあげている人々/孤独になる技術/運命愛
第1章 ずっと孤独だった
封建的な父母の家/父、カリフォルニアで生まれる/七歳までに五度の引っ越し/川崎と世田谷/東大法学部病/哲学がしたい!/クラスで一人だけ留年する/授業についてゆけない/「美しい敗者」になりたい!/何もしない青春/「風」が吹いてくる
第2章 孤独な少年時代
母の怨念/虚栄の家/死ぬのが怖い!/離人症体験/小便を漏らす/リアルで矮小な悩み/人間恐怖症/カインアベル
第3章 孤独な青年時代
ふたたび留年する/「社会復帰」をめざす/八方塞がり/自殺しようと思う/法学部学士入学/そうだ、ウィーンへ行こう!/背水の陣/日本人学校の英語講師に採用される/東大助手になる
第4章 孤独を選びとる
世間嫌いの完成/Y教授による「いじめ」のはじまり/私は狡い/職がないのはおまえのせいだ!/「きみ、髭を剃ったらどうだ?」/おじきはこうするのだ!/「うちの芝生を刈ってくれないか?」/お金を渡すべきか?/学科長に訴える/そして私は助教授になった/人生を〈半分〉降りる
第5章 孤独を楽しむ
孤独な最近の生活/孤独と結婚/ゆきずりの関係がいい/孤独の実験場/孤独の条件/書くこと/書いて刊行すること/故郷喪失者
終章 孤独に死にたい
あとがき


≪著者: ≫ 中島義道 (なかじま よしみち) 一九四六年、福岡県生まれ。一九七七年、東京大学大学院修士課程修了。一九八三年、ウィーン大学基礎総合科学部哲学科修了、哲学博士。電気通信大学教授。専攻はドイツ哲学、時間論、自我論。著書に『カントの人間学』『時間を哲学する』(講談社現代新書)、『うるさい日本の私』(洋泉社)、『〈対話〉のない社会』(PHP新書)などがある。

悪について (岩波新書、2005/2)」
「私」の秘密 哲学的自我論への誘い (講談社選書メチエ、2002/11)」

ダムダムダムダムダ、、、、、