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新しいヘーゲル (講談社現代新書)
新しいヘーゲル (講談社現代新書1357)

○著者: 長谷川 宏
○出版: 講談社 (1997/5,新書 201ページ)
○価格: 735円
○ISBN: 978-4061493575
おすすめ度: 4.0
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ヘーゲルは一八三一年十一月十四日、劇症コレラのために死去した。うまれたのが一七七〇年八月二十七日だから、六十一年と二ヵ月あまりの生涯だった。 (P.174)
Georg Wilhelm Friedrich Hegel


≪目次: ≫
第一章 ヘーゲルはむずかしいか?――弁証法入門
哲学が難解になる理由/難解な哲学用語/異物感を楽しむ/ひまわりの弁証法/社会の弁証法/自立した個人と共同体/対話の流儀の違い
第二章 『精神現象学』――魂の遍歴
文学的な、あまりに文学的な哲学書/『ヴィルヘルム・マイスター』との相似/「意識」は悪戦苦闘する/精神の表現としての学問/現実とわたりあう知/裸の「わたし」と裸の「もの」/非理性とのたたかいのなかで
第三章 世界の全体像――論理・自然・精神
世界の全体にむきあう姿勢/理性への信頼/「現実が理性的だ」/「倫理の学」の体系/必然性をめぐる空まわり/自然は精神より劣る/近代科学と自然観をつなぐ/網羅的であること
第四章 人類の叡知――芸術と宗教と学問と
芸術はなぜ人間活動の最高位か/古代ギリシャの美の理想/公共的な芸術、公共的な宗教/古典芸術からロマン芸術へ/芸術の王国の上に立つ宗教/強く大きな精神たれ
第五章 近代とはどういう時代か――日本と西洋
お手本のない近代化/「宗教改革」を支えた思考の力/一人で神とむきあう人間/啓蒙思想家たちの近代精神/「教養」と「教育」と「自己形成」/哲学が支配したフランス革命
第六章 ヘーゲル以後
キルケゴールの反発/個の出発点とキリスト者の最終到達点/若きマルクスのヘーゲル批判/二十世紀の思想とヘーゲル哲学/ナチズムの嘲笑に抗して

引用注
あとがき(一九九七年四月七日 長谷川 宏)


≪著者: ≫ 長谷川 宏 (はせがわ・ひろし) 一九四〇年、島根県県生まれ。六八年、東京大学文学部哲学科博士課程修了。主な著書は『ヘーゲルの歴史意識』(紀伊国屋書店)、『ことばへの道』(勁草書房)、『同時代人サルトル』(河出書房新社)など。また『哲学史講義』(河出書房新社)、『歴史哲学講義』(岩波文庫)、『美学講義』(作品社)は、画期的なヘーゲルの翻訳と評される。


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