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断食芸人―カフカ・コレクション (白水uブックス)
断食芸人  Franz Kafka, Ein Landarzt und andere Drucke zu Lebzeiten Kritische Ausgabe herausgegeben von Wolf Kittler, Hans-Gerd Koch und Gerhand Neumann (白水uブックス157、カフカ・コレクション)

○著者: フランツ・カフカ池内紀
○出版: 白水社 (2006/8,新書 232ページ)
○価格: 1,050円
○ISBN: 978-4560071571
おすすめ度: 5.0
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みすず書房のシリーズ「理想の教室」にラインナップされた『カフカ『断食芸人』〈わたし〉のこと (三原弟平 著、2005/12)』にあってテキストとして掲げられ、詳細に解説されていたのが短篇小説『断食芸人 Ein Hungerkünstler 1924』であった。一見してなんら関連を見出すことができないような著書でありながら、ほぼ同時並行的に読んでいた『同時代人サルトル (長谷川宏 著、講談社学術文庫、2001/8)』にあって二〇世紀を代表する作家のうちのひとりとして掲げられていたのが“フランツ・カフカ (Franz Kafka, 1883-1924)”であった。たった一箇所の短い記述ではあったが、そこに記述が在った。
ぼくのなかで示した反応は、とりあえずあらためて『断食芸人』を読んでみよう、であって、比較的最近の刊行であることと、すでに二作を読んでいることから、訳者池内紀の本書に。


≪目次: ≫
『田舎医者 (Ein Landarzt 1920)』短篇集
新しい弁護士/田舎医者/天井桟敷で/一枚の古文書/掟の門前/ジャッカルとアラビア人/鉱山の来客/隣の村/皇帝の使者/家父の気がかり/十一人の息子/兄弟殺し/夢/ある学会報告
『断食芸人 Ein Hungerkünstler 1924)』四つの物語
最初の悩み/小さな女/断食芸人/歌姫ヨゼフィーネ、あるいは二十日鼠族
〈新聞・雑誌に発表のもの〉
女性の聖務日課/祈る人との対話/酔っぱらいとの対話/ブレンシアの飛行機/ある青春小説/永の眠りについた雑誌/マックス・ブロート フランツ・カフカ共著『リヒャルトとザームエル』第一章/はじめの長い鉄道旅行(プラハ−チューリヒ)/大騒音/マトラルハザ便り/バケツの騎士

『断食芸人』の読者のために/池内 紀


Uブックス「カフカ・コレクション」刊行にあたって
このシリーズは『カフカ小説全集』全六巻(二〇〇〇−二〇〇二年刊)を、あらためて八冊に再編したものである。訳文に多少の手直しをほどこし、新しく各巻に解説をつけた。


≪著者: ≫ フランツ・カフカ (Franz Kafka, 1883-1924) チェコのプラハに生まれる(当時はオーストリア=ハンガリー帝国領)。両親ともドイツ系ユダヤ人。プラハ大学で法学を専攻。在学中に小説の習作を始める。卒業後は労働者傷害保険協会に勤めながら執筆にはげむ。若くして結核にかかり、41歳で死去。『変身』などわずかな作品をのぞき、そのほとんどは発表されることなくノートに残された。死後、友人マックス・ブロートの手により世に出され、ジョイス、プルーストとならび現代世界文学の最も重要な作家となっている。

[訳者] 池内 紀 (いけうち・おさむ) 1940年、兵庫県姫路市生まれ。ドイツ文学者、エッセイスト。主な著訳書:「ウィーンの世紀末」、「二列目の人生」、ゲーテ「ファウスト」他
ゲーテさんこんばんは (集英社文庫、2005/11)』
となりのカフカ (光文社新書、2004/8)』


Narcissus tazetta