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夢に迷う脳――夜ごと心はどこへ行く?
夢に迷う脳 夜ごと心はどこへ行く?  J. Allan Hobson, DREAMING AS DELIRIUM: How the Brain Goes Out of Its Mind

○著者: J・アラン・ホブソン、池谷裕二 監訳、池谷香 訳
○出版: 朝日出版社 (2007/7, 単行本 427ページ)
○価格: 2,415円
○ISBN: 978-4255004006
おすすめ度:5.0
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ぼくのマウスピースは、歯ぎしり対策。数年前に歯科医でつくってもらった、プラスチック(合成樹脂)製のヤツ。
しばらく使っていなかったんだけど、さいきん思い出したようにまた使っている。ストレスを感じないことなない。ときどき冷静に、「あぁ、ストレス感じちゃってるねぇ〜」と、みずからをかえりみたりして。
どちらかといえば(言うまでもなく)、細かいことが気になって仕方がなくて、ときに小さなことまでハッキリと見えてしまって(カン違いも少なくない!?)、気にしないでやりすごすことを苦手とする。こればっかりは本質的な性格みたいだから、自覚してウマくつきあっていくしかない。
せっかく細かいことが気になるのだから、悲観するばかりではなく、活かさない手はないとばかりに、みずからのことにも細かいチェックを試みる。他人のことはまったくわからなくても(ホントにわからない、だからますます興味も関心もない!?)、みずからのことには自己愛が機能する(というか、他に振り向けるべきエネルギーをも注力できる!?)。ひとり芝居は意外性がないから安心できる。とっさの事態に臨機応変に対応するなんて、どうしてウマくできようか?!。
聞こえてくるよ、いろんな声が。みずからのことながら、あまりにも甘ったれた声は、いちおう聞かないことはないけれど、それもひとつの声として、抹消してしまってはいけないとは思いつつも、我ながらかなしくなるね。聞かないことはない。対応する方策は、慎重に検討する必要があろうけれども。むしろ抹消しないで、解放させることの効果に、目を逸らすことなく注意をはらいたい、かも。いちいちキチンと対応することはしないけれども、けっして握りつぶすことをしない。クダラナイ些細なことであればあるほどに。
プラシーボ効果(偽薬、placebo)


≪目次: ≫
MIT版への序文
謝辞

第一部 心脳を定義する
第一章 脳の狂気
第二章 統合失調症の心脳
第三章 デリアのの錯乱
第四章 デリアの錯乱の原因
第五章 心脳空間を旅する
第二部 心脳を分析する
第六章 見つけたりなくしたり――見当識と失見当識
第七章 私たちの生の物語――記憶作話
第八章 見ることは信じること――知覚幻覚
第九章 心脳の核心部――情動本能
第十章 止まれ、見よ、聞け――注意と注意散漫
第十一章 浮き沈み――活力、気分、健康
第十二章 意識とは何か? とは何か?
第三部 心脳を変える
第十三章 心脳の自己治癒力
第十四章 健康に効く心脳
第十五章 最終手段を講じる――薬物による心脳状態の変化

監訳者解説 (二〇〇七年健やかな初夏の陽光を浴びる自宅にて 池谷裕二)
訳者あとがき (二〇〇七年六月吉日 池谷香)
索引


≪著者: ≫ J・アラン・ホブソン 1933年コネチカット州ハートフォード生まれ。ハーバード大学医学部で修士号を取得後、ニューヨークのベルヴュー病院で研鑽を積み、現在はマサチューセッツ州ハーバード大学医学部教授を務めるかたわら、同大学付属マサチューセッツ精神衛生センター神経生理学研究所所長を兼任する。主に、睡眠と夢のあいだに見られる神経生理学的基礎を対象とした研究をおこなう。新聞への寄稿や教科書に筆をふるう一方で、著書の執筆も精力的におこない、『夢見る脳』(どうぶつ社)、『夢の科学』(講談社ブルーバックス)などが邦訳されている。

[監訳] 池谷裕二 (いけがや・ゆうじ) 1970年生まれ。薬学博士。現在(刊行当時)、東京大学・大学院薬学系研究科講師(2007年8月より准教授)。98年、海馬の研究により、同研究科で薬学博士号を取得。記憶のメカニズム解明の一端として「脳の可塑性」に注目し、論文や学会に精力的に発表を続ける一方で、最新の科学的知見を一般にむけてわかりやすく解説する手腕は圧倒的な支持を集めている。堅実な実験と、斬新な視点に立った研究が国の内外を問わず、多くの人を惹きつけている屈指の脳研究者。主な著書に、『海馬』(糸井重里氏との共著、朝日出版社)、『進化しすぎた脳』(朝日出版社)、『脳はなにかと言い訳する』(祥伝社)などがある。

[訳者] 池谷香 (いけがや・かおり) 1977年生まれ。出版社勤務を経て2003年に渡米。2005年ニューヨーク市立大学・映画学部脚本学科修了。現在はバベル翻訳大学院・文芸字幕翻訳コース修学中。主な趣味は、〃歃儡嫋沺僻術品、映画、パフォーミングアーツなど)、⇔更圈碧れた国は30ヶ国以上)、N鼠(もっぱら食べ歩きだが、和洋の料理を習う)、ざ篋拗(2006年にインストラクターの免状を取得)、テ記(三歳から始めて一日も休むことなく書き続けている)など。

池谷裕二『脳はなにかと言い訳する』(祥伝社、2006)
池谷裕二『怖いくらい通じるカタカナ英語の法則』(ブルーバックス、講談社、2008)
池谷裕二、木村俊介『ゆらぐ脳』(文藝春秋、2008)
池谷裕二、糸井重里『海馬』(新潮文庫、2005)
池谷裕二『進化しすぎた脳』(ブルーバックス、講談社、2007)