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カントの批判哲学 (ちくま学芸文庫)
カントの批判哲学  Gilles Deleuze: LA PHILOSOPHIE CRITIQUE DE KANT, Press Universitaire de France, Coll, 《Quadrige》, 2004, c1963 (ちくま学芸文庫)

○著者: ジル・ドゥルーズ、國分功一郎 訳
○出版: 筑摩書房 (2008/1, 文庫 237ページ)
○価格: 924円
○ISBN: 978-4480091307
おすすめ度: 4.5
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なんと言ったらいいのだろう。物語を読みすすめているときとは異なる?!〈快〉感覚。わかった気はまったくしていない。わかることがないのに、わかることがなくても、止めたいと思うことがない。なにを目的として?。
わからないことにたいするジレンマというのか、イライラしちゃうような感情がないわけではない(むしろそれもひとつの原動力かと)。そもそもわかるとは、どういうことなのか、まったくもってわからない、どのような状態をして「わかった」と言っていいのか、わからない、わからない。
ますます社会性を欠き、他者との距離感というのか、深い溝のようなものを。ぼくが無自覚のままに介在しちゃうことによって。あぁぁ。


≪目次: ≫
序論 超越論的方法
カントの理性観/能力という語の第一の意味/高次の認識能力/高次の欲求能力/能力という語の第二の意味/能力という語の二つの意味の関係
第一章 純粋理性批判における諸能力の関係
ア・プリオリと超越論的/コペルニクス的転回/総合と立法的悟性/構想力の役割/理性の役割/諸能力間の関係の問題――共通感覚/正当な使用と不当な使用
第二章 実践理性批判における諸能力の関係
立法的理性/自由の問題/悟性の役割/道徳的共通感覚と諸々の不当な使用/実現の問題/実現の諸条件/実戦的関心と思弁的関心
第三章 判断力批判における諸能力の関係
感情の高次形態は存在するか?/美的共通感覚/崇高における諸能力の関係/発生の観点/自然における象徴作用/芸術における象徴作用、あるいは天才/判断力はひとつの才能であるか?/美学から目的論へ
結論 理性の諸目的
諸能力の理説/諸目的の理論/歴史あるいは実現

簡易参考文献表
原註
訳注
訳者解説/國分功一郎    1 カント哲学の教科書としての『カントの批判哲学』(a.認識能力の場合『純粋理性批判』 b.欲求能力の場合『実践理性批判』 c.感情能力の場合『判断力批判』)/2 ドゥルーズ哲学形成一契機としての『カントの批判哲学』(a,いかなる意味でカントはドゥルーズの『敵』だったのか? b.カントのどこを乗り越えねばならなかったのか? c.新しい超越論哲学の企て1――ライプニッツと「特異性‐出来事」 d.新しい超越論哲学の企て2――ベルクソンと「潜在性」 e.分かり易いドゥルーズ哲学)/3 カントとドゥルーズの自然史


≪著者: ≫ ジル・ドゥルーズ (Gilles Deleuze) 1925-95年。フランスの哲学者。1970年よりパリ第8大学教授。60年代以降の言語論的な転回、ポスト構造主義の思想的文脈のなかで思索を重ね、主著『差異と反復』(1968年)などを世に問う。また、ガタリとの共著『アンチ・オイディプス』(1972年)、『千のプラトー』(1980年)は、精神分析やマルクス主義の概念を援用した資本主義社会論として、大きな影響を与えた。

[訳者] 國分功一郎 (こくぶん・こういちろう) 1974年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科修了。パリ第10大学を経て、現在、多摩美術大学非常勤講師。







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