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双調平家物語ノート2 院政の日本人
政の日本人 (双調平家物語ノート)

○著者: 橋本治
○出版: 講談社 (2009/7, 単行本 437ページ)
○価格: 2,205円
○ISBN: 978-4062142878
おすすめ度: 4.5
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なんだかんだと天気が晴れないことを好機(クロスバイクを駆ってフラフラと走りまわる気が起きない)とばかりに図書館に閉じ籠もること五時間弱くらいかしら(その前から読み始めているから、たぶん合計七時間くらい費やしたかと)。昼食(もちろん自炊、モヤシとニラ入り味噌ラーメン)をはさんで、11時すぎから19時すぎまで、至福のとき♪
ぶっちゃけ、歴史(に限られず勉強全般)に苦手がつよく、だって「今を生きるぼくには関係ないじゃん」とばかりに興味をもつことがなかった(だから勉強しなかった)。ぼくが生まれる前のことは知らない、で済ませてきた。それでも、これまでなにも、なにひとつとして困ることはなかった(生きることにおいては困ったことだらけで、いまも困りつづけている最中だけど。かなりのレヴェルで連関がないとは思えない)。

いいくに(1192年)つくろう、鎌倉幕府


権力の日本人 (双調平家物語ノート)』


≪目次: ≫
第一章 后の力
日本の無名な若者には、お姫様と結婚出来る幸運がない/遺伝子の二重螺旋のように/応神天皇朝の皇女達と皇子達/皇統の途絶と后の力――手白香皇女継体天皇
第二章 蘇我氏の時代
蘇我系王朝と推古天皇の不決断/皇子大兄太子蘇我稲目の時代/皇女の力
第三章 人のいる歴史
大化改新の誘惑/その動機/その時、彼等は何歳だったのか?/妃を中臣鎌子に贈る軽皇子蘇我入鹿がやってしまったこと/もう一人のキイパーソン――皇極=斉明女帝/「男」を模索せざるをえない歴史プロセス
第四章 男の歴史
「男の歴史」は院政時代から始まる/父としての白河上皇/不思議な父子関係/天智天皇と「父」の不明確/持統天皇と「母」の明確
第五章 天皇――摂関家
「夫」の時代/「動く婿」と「動けない婿」/「父」を持たない天皇/承和の変と「摂関家」の成立/婿に仕えない舅、天皇を守らない外戚
第六章 家長と一族
女家長壇林太皇太后/「結婚」という政治手段/名と実――鎌倉幕府将軍家の場合/子を持たない家長北条政子/天皇に「家長としての実質」が宿らなくなった本当の理由
第七章 転換期としての院政の時代
時代の転換が父子の対立を作る/清盛重盛、それぞれの時代状況/腐敗した官僚と律令国家/院政の時代という転換期/絶対王政としての院政
第八章 名門が滅びる構造
摂関政治の転換期/「后」という残像/「白河鳥羽上皇の時代」と「後白河上皇の時代」/摂関家が「不動の名門」になってしまったので/ライヴァルの多い関白師実と、その頑固な息子師通藤原師通の結婚
第九章 父子対立への道
白河天皇(法皇)の女性関係/摂関家父子の「目的」/藤原忠実の結婚/ほしいものはなんでもほしい白河法皇と、忠実の息子藤原忠通/関白忠実の敗北
第十章 破綻の前夜
藤原忠通の誤算/その時、鳥羽上皇は――/そういう家系/家成を愛するがゆえに/藤原家成のいた時代/藤原頼長の欲望
第十一章 男をキレさせるシステム
源義親は生きていた」事件/鳥羽上皇のひそやかなる反撃/みんなで崇徳天皇を騙そう/男をキレさせるシステム/玉藻の前にいた時代
第十二章 戦えない男達
保元の乱の不思議/これでは保元の乱が起こらない/消えた因子、隠れる因子/鳥羽法皇の遺産
第十三章 おかしなおかしな平治の乱
「武者の世」にはなったけれど/信西のいる風景/信西のやり方/乱の後遺症と大バカ者の藤原信頼/平治元年頃の結婚事情
第十四章 平氏政権への道
更にまぬけな平治の乱/その時、清盛はなにをしていたか?/誰も上皇を愛さない/後白河上皇の逆襲/形ばかりの摂関家の復活、そして「女の時代」の終焉/平氏政権への平坦な道
第十五章 鹿ヶ谷事件とその謎
「鹿ヶ谷事件」のはなんだったのか/とりあえず、平清盛と後白河法皇/「平重盛」という謎/後白河法皇というメンタリティ/鹿ヶ谷事件を成り立たせる政界地図
第十六章 崩壊への道
安元二年の出来事その一――白山騒動/安元二年の出来事その二――建春門院の死と高倉天皇の恋/平重盛政権の可能性/以仁王の令旨にはどれほどの実効性があったのか?/頼朝清和源氏はどういう集団か?/東国の武者達
第十七章 源氏と平氏は戦うが
吾妻鏡』と『平家物語』/福原院宣と「山木夜討」の実像/頼朝に平氏を倒す気はあったのか?/「木曾義仲」という謎――あるいは、「『吾妻鏡』が嫉妬をする」という可能性について
第十八章 「木曾義仲」という謎
義仲を動かしたもの/義仲を威嚇する頼朝/誰も「全体」を考えない/戦い方が変わる/「木曾義仲」という人物/「平氏を追って」と「平氏を逐って」/イデオローグの登場/粟津に死す

あとがき

※「群像」二〇〇六年二月号〜二〇〇七年五月号 単行本化にあたり、大幅に加筆訂正しました。


橋本治 『権力の日本人 (双調平家物語ノート)』(講談社、2006年) '09/09/12








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