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ドゥルーズ―ノマドロジー (現代思想の冒険者たちSelect)
ドゥルーズ ノマドロジー  Gilles Deleuze: nomadologie (現代思想の冒険者たちSelect)

○著者: 篠原資明
○出版: 講談社 (2005/12, 単行本 279ページ)
○価格: 1,575円
○ISBN: 978-4062743617
おすすめ度: 2.0
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なにをどうしてなにがどうなってどうなっちゃっているのかムググググ、コマッタコマッタコマッタナァ、などと思いながらも読み終えて、小休止をはさんだ後に意を決して、タコタコタコタコとキーボードをうちこむ、キーワードを記憶に記録する目的を兼ねて、むしろ記憶に刻み込んで、刻み込まれた記憶からなんらかの手掛かりをえられるのではとの期待をこめて(期待は往々にして裏切られる)。


≪目次: ≫
まえがき
序章 逆説的な思想家    1 逆説的な哲学(自然の哲学への傾倒 自然と機械 差異と反復の一体化へ)/2 倒錯と小説と映画(病理学としての哲学 小説と映画)/3 ほほえみ去る(ヴィデオの中の哲学者 生の哲学と死 落下とほほえみ)
第一章 哲学者たち    1 大戦を通過しつつ(生い立ち 哲学者としての旅立ち)/2 ヒュームと経験論(所与から主体へ 情念と社会 経験論への評価)/3 ベルクソンと差異(1950年代のベルクソン 差異の哲学として 記憶と反復 差異の共存と分化 ベルクソンを通過しつつ 尺度としてのベルクソン)/4 ニーチェと力(ベルクソンからニーチェへ 力への意思と永遠回帰 批判の完遂 フーコーとクロソフスキー)/5 カントと不協和な協和(批判哲学における『判断力批判』 美の判断 崇高の判断 理性の関心 天才 協和の発生)
第二章 小説家たち    1 プルーストと哲学(現代思想とプルースト 記号の習得の物語 芸術の記号と本質 無意識的記憶の問題 思考のイマージュと哲学)/2 マゾッホと倒錯(批判と臨床医学 反復の二類型 否認と否定 神の死 フロイトとラカン)/3 クロソフスキーとシミュラークル(哲学者にして小説家 身体と言語 神とアンチ・キリスト)
第三章 差異と反復    1 差異の哲学(五月革命の喧騒のなかで 同一性と表象=再現前化に抗して プラトン哲学の転倒)/2 反復と時間の綜合(第一の綜合――生ける現在と習慣 第二の綜合――純粋過去と記憶 第三の綜合――時間の空虚な形式 無意識と時間の綜合)/3 シミュラークルのシステム(強度のシステム 顕在化と個体化 併せ含み・巻き込み・繰り広げ)/4 思考のイマージュ(思考の前提 普遍的本性たる思考 記号との遭遇 問題と習得)
第四章 機械圏へ    1 機械状論(ガタリとの出会い 分裂症と無意識 文学機械 欲望する機械 欲望する生産 器官なき身体)/2 スキゾ分析(オイディプス化への道 トランスセクシャル 離接的綜合の排他的限定的使用 連接的綜合の分離的一対一対応的使用 置き換えと派生 スキゾ分析へ マルクスとの関係)/3 リゾーム圏と機械圏(リゾーム 三つの線 地層と脱地層化 抽象機械と組み立て 音楽と生成)
第五章 ノマドロジー    1 世界史の試み(社会機械と歴史 未開領土機械 専制君主機械 資本主義機械 分裂症的過程)/2 国家装置と戦争機械(世界史を動かすもの ベルクソンとの比較 相互生成をとおした横断的交通 内部性と外部性 思考の形式 道具と武器 人間組織の類型 戦争機械の両極性 フーコーとの疎遠)
第六章 イマージュ論    1 絵画のイマージュ(イマージュ論の系譜 イマージュと機械 写真と絵画 目と手 色彩の触視性 視覚的と手跡的 フィギュールの誕生 器官なき身体と絵画)/2 映画のイマージュ(ベルクソンと映画 相補性 映画の諸レベル 運動イマージュの諸相 行動イマージュ 純粋に光学的で音響的な状況 過去の諸相 思考と自動機械 自動機械の二つの側面)
終章 哲学とは何か    1 哲学・科学・芸術(告別 思考の三形態 哲学と概念 内在平面と概念的登場人物 カオスとの関係)/2 ドゥルーズの哲学とは何か(来るべき民衆 ドゥルーズの哲学 未来の反復)

ドゥルーズ略年譜
主要著書ダイジェスト
 (『差異と反復』1968、『アンチ・オイディプス』1972、『千のプラトー』1980、『プルーストとシーニュ』1976、『シネマ』1983,1985)
キーワード解説 (差異 différence、反復 répétition、強度 intensité、多様体(多様性) multiplicité、器官なき身体 corps sans organes、欲望する生産 production désirante、機械状論 machinisme、ノマドロジー nomadologie、スキゾ分析 schizo-analyse、内在平面 plan d'immanence)
読書案内
あとがき
(一九九七年夏 篠原資明)
索引
現代思想系統図



※本書はシリーズ「現代哲学の冒険者たち」25巻『ドゥルーズ』の新装版である。


≪著者: ≫ 篠原資明 (しのはら もとあき) 1950年生まれ。京都大学大学院博士課程修了。現在、京都大学大学院人間・環境学研究科教授。専攻は哲学・美学。詩人。著書に『トランスエステティーク』(岩波書店)『心にひびく短詩の世界』(講談社現代新書)、詩集に『サイ遊記』『滝の書』(思潮社)『物騒ぎ』『水もの』(七月堂)などがある。

篠原資明 『ベルクソン 〈あいだ〉の哲学の視点から』(岩波新書、2006年) '09/10/24

江川隆男 『存在と差異 ドゥルーズの超越論的経験論  Être et Différence: De l'empirisme transcendantal chez Deleuze 』(知泉書館、2003年) '09/10/21
檜垣立哉 『ドゥルーズ 解けない問いを生きる』(シリーズ・哲学のエッセンス、日本放送出版協会、2002年) '09/10/04
檜垣立哉 『ドゥルーズ入門』(ちくま新書、2009年) '09/09/24
小泉義之 『ドゥルーズの哲学 生命・自然・未来のために』(講談社現代新書、2000年) '09/06/10
ライダー・デュー 『ドゥルーズ哲学のエッセンス 思考の逃走線を求めて思考の逃走線を求めて  Deleuze, Polity Press, 2007 』(中山元訳、新曜社、2009年) '09/07/03

ジル・ドゥルーズ+フェリックス・ガタリ 『アンチ・オイディプス 〈下〉 資本主義と分裂症  L'ANTI-ŒDIPE, Capitalism et schizophrénie, 1972 』(宇野邦一訳、河出文庫、2006年) '09/10/25
ジル・ドゥルーズ+フェリックス・ガタリ 『アンチ・オイディプス 〈上〉 資本主義と分裂症  L'ANTI-ŒDIPE, Capitalism et schizophrénie, 1972 』(宇野邦一訳、河出文庫、2006年) '09/10/19
ジル・ドゥルーズ 『差異について  La conception de la différence chez Bergson/Bergson 1859-1941, 1956 』(平井啓之訳・解題、青土社、2000年, 1992年, 1987年) '09/10/17
ジル・ドゥルーズ 『ニーチェと哲学  Nietzsche et la Philosophie, 1962 』(江川隆男訳、河出書房新社、2008年) '09/10/11
ジル・ドゥルーズ+クレール・パルネ 『対話  DialoguesIALOGUES, 1977 』(江川隆男・増田靖彦訳、河出書房新社、2008年) '09/10/08
ジル・ドゥルーズ 『フーコー  Foucault, 1986 』(宇野邦一訳、河出文庫、2007年) '09/09/22
ジル・ドゥルーズ 『ニーチェ  Nietzsche, 1965 』(湯浅博雄訳、ちくま学芸文庫、1998年) '09/09/19
ジル・ドゥルーズ 『意味の論理学 〈下〉  Logique du sens, 1969 』(小泉義之訳、河出文庫、2007年) '09/09/16
ジル・ドゥルーズ 『意味の論理学 〈上〉  Logique du sens, 1969 』(小泉義之訳、河出文庫、2007年) '09/09/13
ジル・ドゥルーズ 『カントの批判哲学  La philosophie critique de Kant, 1963 』(國分功一郎訳、ちくま学芸文庫、2008年) '09/08/11
ジャック・デリダ/ジル・ドゥルーズ/ジャン=フランソワ・リオタール/ピエール・クロソウスキー 『ニーチェは、今日?  NIETZSCHE AUJOURD’HUI?』(林好雄/本間邦雄/森本和夫訳、ちくま学芸文庫、2002年) '09/05/23

〈現代思想の冒険者たちSelect〉
高橋哲哉 『デリダ――脱構築』(講談社、2003年) '09/02/22







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