ブログネタ
読んだ本 に参加中!
父が子に語る日本史
父が子に語る日本史

○著者: 小島毅
○出版: トランスビュー (2008/10, 単行本 200ページ)
○価格: 1,575円
○ISBN: 978-4901510660
おすすめ度: 5.0
クチコミを見る



本書の続巻『父が子に語る近現代史』(小島毅著、トランスビュー、2009年11月刊行)をまず先に知ったのは、参画している“本が好き!PJ”にて。ちなみにトランスビューから5冊の献本があり、献本申込(抽選受付)締切の約23時間前にして、倍率1.8倍(高人気!)。そう、献本を受けずとも、ぼくは読む(いずれ図書館で)、ゆえに、抽選には不参加。もっとも、少しでも早く手にしたい(待ち遠しい)、みずからの手元に置いておきたい(所有欲、支配欲)、できれば、中学一年生の我が娘に読ませたい(往々にして思惑通りにはいかない)、などと、さまざまなおもいを交錯させたうえで、「ぼく以外のメンバーが読んだらいい」と。

ちなみに、思い込みと勘違いとハヤトチリが多くを占めているぼくは、本書のタイトル「父が子に語る」を、「父が読む本」=「(わが)子に語って聞かせる(語りたい)父(としてのぼく)が、語るために読んでおくべき本」と解釈して手にした。
しかし一方では、子みずからが「仮想の父(教師ではなく)から語られる(教えられるのではなく)場面を意識しながら(みずから)読む」という読み方もあるだろう、との想像は難いものではない。
結果的に、知識の欠落が著しいと自覚しちゃっているぼくには、「子に語る」どころではなく(カンタンに語れてしまうほどの安易なレヴェルの内容ではない、それでも、学校教育における教材としての教科書を視野に置くものでありイッパンジョウシキレヴェルなのであろうとは)、著者の切り口、視点をも含めた知識や情報の理解を深めるべく、周辺に位置するであろうと思われる著書(日本史に限られることなく)を読み進めることに♪


≪目次: ≫
♠ 剣の章    A なぜこの本を書くのかを書くのか/2 全体像を示したい/3 「日本史」をどこから見るか/4 アテルイは「反乱者」か/5 「美しい国」平泉と「いい国」鎌倉/6 明治維新を導いた『日本外史』/7 外国のことならよく知っている/8 遣隋使は対等外交か/9 「新興貴族」としての平氏/10 尊王思想徳川幕府の関係/J 攘夷運動のゆくえ/Q 南北朝の語られ方/K 忠君愛国と民主主義教育

♥ 心の章    A 紀元節神話とは/2 宗教が語る日本古代史/3 『古事記』も漢字で書かれている/4 本居宣長の言い分/5 史料の見方/6 聖徳太子の出自/7 論争の的としての「聖徳太子」/8 太子伝説擁護論への疑問/9 神功皇后卑弥呼の合体/10 『論語』と『千字文』/J 消えた王仁博士/Q 蘇我氏の祖先のこと/K 倭国から日本国へ

♦ 宝の章    A 改新の詔はいつ作られたか/2 官人の誕生/3 天智即位の年/4 内乱と女帝/5 円仁の大旅行記/6 太陰太陽暦の話/7 「梅の都」から「花は桜」へ/8 「国風」の意味/9 桜花のイメージ/10 無常ということ/J 平安時代最強の怨霊/Q 『今昔物語集』の世界観/K 仁義道徳は人を食らう

♣ 鋤の章    A 中世人のたくましさ/2 めまぐるしい十二世紀/3 鎌倉新仏教の時代背景/4 「そうだ 京都、行こう。」の京都とは/5 寧波プロジェクト(にんぷろ)の目指すもの/6 南北朝から室町へというリトマス試験紙/7 日本史を二分する応仁の乱/8 戦国大名の軍師養成学校/9 「転勤」という支配方法/10 勢力としての仏教寺院と天皇/J 新たな対外関係と「この国のかたち」/Q 鎖国時代の中国のイメージ/K 今も人を食らう仁義道徳


≪著者: ≫ 小島毅 (こじま つよし) 1962年生まれ。東京大学卒。専門は中国思想史。現在、東京大学准教授。「日中歴史共同研究」委員、日本学術会議連携会員を務める。専攻分野での著書は『中国思想と宗教の奔流』(「中国の歴史07」講談社)、『朱子学と陽明学』(放送大学教材)など。このほか、一般読者向けの『義経の東アジア』(勉誠出版)は躍動する日本中世像を巨大なスケールで描き出し、その破壊的なギャグと共に衝撃を与えた。以後も、『近代日本の陽明学』(講談社)、『靖国史観』(ちくま新書)、『足利義満』(光文社新書)と、問題作・話題作を次々に発表している。







人気ブログランキングへ



父が子に語る近現代史
Amazonで購入
書評/歴史・記録(NF)