ブログネタ
読んだ本 に参加中!
古代の皇位継承―天武系皇統は実在したか (歴史文化ライブラリー)
古代の皇位継承 天武系皇統は実在したか (歴史文化ライブラリー242)

○著者: 遠山美都男
○出版: 吉川弘文館 (2007/11, 単行本 222ページ)
○価格: 1,785円
○ISBN: 978-4642056427
おすすめ度: 4.0
クチコミを見る



すめらみこと(天皇)
天智天皇(第38代天皇、在位 661年-672年) vs. 天武天皇(第40代天皇、在位 673年-686年)


≪目次: ≫
天武系皇統は実在したか――プロローグ    「天智系」と「天武系」の対立という見方/「天智系」皇統説の登場/泉涌寺の歴史から考える/中世の「正統」理念から考える

七世紀の王位継承
天智以前の王位継承
    起点――推古大王の遺詔/舒明大王から皇極大王へ/乙巳の変――皇極大王から孝徳大王へ/孝徳大王から斉明大王へ
称制――天智の即位事情    斉明大王の休止と称制/斉明大王の遺業継承/王位継承の改造計画
壬申の乱――天武の即位事情    天智後継は大友王子/大海人王子の立場/内乱の共同謀議/天皇の誕生
吉野行幸――持統の即位事情    盟約――吉野への道/大津皇子の「謀反」/珂瑠皇子誕生の波紋/即位――再び、吉野への道/「大君は神にしませば」/斉明・天智への帰属意識

文武皇統意識の形成
文武天皇と「不改常典
    史上最初の皇太子/持統の天皇位の由来/「不改常典」の登場/本当に天智が制定したか
創出された天智の権威    斉明・天智陵の「営造」/天智陵の特殊な位置/天智は律令国家の初代天皇/天智は皇統の始祖にあらず/法・制度の創始者としての天智
「倭根子」から「天之真宗」へ    「倭根子豊祖父」とは何か/持統の諡号改定の意味/ホノニニギとしての文武/文武が「大行天皇」とされた理由
皇統の護持者たち    不比等に下賜された経済的特権/「藤原朝臣」独占の意味/不比等に課せられた特命/草壁皇子への準天皇待遇/文武の遺詔の重み/皇統護持のための「中継ぎ」天皇/皇統護持の名のもとに

聖武天皇の皇統再建計画
光明立后――聖武の立場と課題
    再び「不改常典」――聖武即位/皇太子の生と死/長屋王の「謀反」/光明立后の「史的意義」
天平の三姉妹――聖武の娘たちの婚姻    阿部内親王「不婚」の理由/異例の女性皇太子――皇統再建に向けて/井上内親王の婚姻/不破内親王の婚姻/塩焼王との結婚時期/なぜ塩焼王を責め続けたか/娘婿――皇統再建の切り札/聖武の新田部系びいき
東国行幸――壬申の乱の回顧    「朕意ふ所有るに縁りて」/壬申の乱の跡をたどる/天武を回顧する意味/「君臣祖子の理」とは何か/盧舎那仏造立の意義
遺詔――聖武の到達点    皇統再建の暗雲/「然も猶、皇嗣立つること無し」/聖武出家の意義/孝謙即位と紫徴中台の発足/聖武による釦の掛け違え

草壁皇統意識の誕生
奈良麻呂の変――「皇嗣」をめぐる暗闘
    道祖皇太子を廃す/「顧命」とは何か/大炊王の立太子/大炊は孝謙の擬似配偶者/奈良麻呂らの謀議/道祖「杖下に死す」/塩焼の「再出発」
淳仁の即位事情    淳仁の微妙な立場/「岡宮御宇天皇」の誕生/草壁が皇統の始祖とされた理由/光明子の気遣い/「君臣の理」と「祖師の理」と/天皇として否認された淳仁
押勝の乱――称徳即位の事情    先に仕掛けたのは称徳/淳仁の強制退位/「今帝」塩焼の最期/紀伊行幸――舎人系への示威/白壁・井上夫妻への優遇
道鏡擁立の構想とその挫折    道鏡、天皇への階段/道鏡が「法王」とされた理由/道鏡は聖武の娘婿/和気王の変――舎人系の反撥/志計志麻呂の変――捏造された犯罪/宇佐八幡の神託/清麻呂の真意とは

称徳から光仁桓武
光仁の即位事情
    称徳の遺宣/創作された光仁即位のドラマ/光仁の立場/復権される人びと
桓武の即位事情    井上皇后の「謀反大逆」/井上即位の可能性/草壁皇統断絶の危機/山部親王の立場/聖武に連なる桓武/なぜ「不改常典」なのか/川継の変――狙われた桓武/不破内親王の末路

皇統意識の転換――エピローグ    平城京から長岡京へ/中国的皇統の創出/光仁・桓武の諡号の意味/新たな皇統継承の構想/桓武から平城へ/平城上皇の政変/嵯峨による軌道修正/承和の変――皇統迭立の破綻

あとがき (二〇〇七年六月 遠山美都男)
参考文献


≪著者: ≫ 遠山美都男 (とみやま みつお) 1957年、東京都に生まれる。1986年、学習院大学大学院人文科学研究科史学専攻博士後期課程中退。1997年、博士(史学)学習院大学。現在、学習院大学・日本大学・立教大学、各非常勤講師。主要著書『古代王権と大化改新』『蘇我氏四代』『白村江』『壬申の乱』『天皇と日本の起源』『古代日本の女帝とキサキ』。







人気ブログランキングへ