ブログネタ
読んだ本 に参加中!
レヴィナス入門 (ちくま新書)
レヴィナス入門 (ちくま新書200)

○著者: 熊野純彦
○出版: 筑摩書房 (1999/5, 新書 221ページ)
○価格: 756円
○ISBN: 978-4480058003
おすすめ度: 4.0
クチコミを見る



エマニュエル・レヴィナス(Emmanuel Lévinas, 1906-1995)

むふ、3部9章で、各章は3項に6つの小見出し、162。
部は2文字で、章は5文字で、項は7文字で、小見出しを5文字相当に。


≪目次: ≫
はじめに
序論 個人的な経験から――ばくぜんと感じた悲しみ    個人的経験/存在の余剰/裸形の風景/芸術の意味/存在の裸形/本書の狙い

第吃堯仝況 じぶん自身を振りほどくことができない――『存在することから存在するものへ』を中心に
第1章 思考の背景――ブランショ・ベルクソン・フッサール・ハイデガー   1 ユダヤ人として(歴史の辺境/記憶の陰影/流民の群れ/ロシア革命/遊学の開始/ベルクソン)/2 現象学者として(フッサール/論理学研究/ハイデガー/思考の魔力/存在の意味/不安と先駆)/3 生涯の軌跡から(05年〜28年/29年〜44年/45年〜60年/61年〜73年/74年〜95年/本書の構成)
第2章 存在と不眠――私が起きているのではなく夜じしんが目覚めている   1 大戦の終結まで(秩序の崩壊/帰化と状況/逃走と嘔吐/羞恥と孤独/捕虜収容所/奇妙な戦争)/2 復員の光景から(偶然と僥倖/世界の終末/存在の問い/存在の驚き/存在の贈与/意味の剥奪)/3 イリヤの夜から(不在の形態/存在の災厄/空虚の密度/沈黙の呟き/イリヤの夜/永遠の不眠)
第3章 主体と倦怠――存在することに耐えがたく疲れてしまう   1 存在への倦怠感(睡眠の意味/存在の気分/倦怠の意味/存在と疲労/劇場の空虚/疲労の意味)/2 定位と瞬間から(問いの方向/疲労と不眠/睡眠と位置/定位と身体/覚醒の瞬間/主体と現在)/3 未-来の他性へ(主体と反省/現在の逆説/主体の存在/主体の悲劇/同一性の檻/時間と他者)

第局堯‥験 〈他者〉を迎え入れることはできるのか――第一の主著『全体性と無限』をよむ
第4章 享受と身体――ひとは苦痛において存在へと追い詰められる   1 主著の公刊まで(未来と他者/戦後の履歴/イスラエル/一通の消息/著書の反響/了解と包摂)/2 享受することへ(具体的思考/価値の志向/目から手へ/道具の連関/道具と資源/手から口へ)/3 身体であること(世界と超越/原始的世界/〈同〉と〈他〉/享受と身体/苦痛と身体/労働と労苦)
第5章 他者の到来――他者は私にとって〈無限〉である   1 世界のなりたち(享受と労働/口から手へ/労働の意味/手から目へ/エコノミー/時間の観点)/2 全体性と無限性(欲求と満足/欲求と労働/欲求と渇望/観念と渇望/標題の意味/無限と他者)/3 エロスの現象学(渇望と満足/握手の逆説/性愛の行為/愛撫の錯乱/愛撫の意味/他者の退引)
第6章 世界と他者――他者との関係それ自身が〈倫理〉である   1 他者のあらわれ(衣装と裸体/裸形と他性/アレルギー/世界の外部/他者の顕現/他者の煌き)/2 他者という問題(他者の問題/「第五省察」/他我の構成/二つの論点/問題の所在/倫理的関係)/3 到来する他者へ(構成の錯誤/外部の他者/世界と他者/世界の亀裂/他者の到来/私の唯一性)

第敬堯‥床 他者にたいして無関心であることができない――第二の主著『存在するとはべつのしかたで』ヘ
第7章 問題の転回――自己とは〈私〉の同一性の破損である   1 デリダとの交錯(時代の情況/思考の動向/試論の登場/倫理と暴力/パリの五月/他者の価値)/2 主体性のゆくえ(第二の主著/困難の所在/他者の歓待/家政と女性/主体の構造/主体の綻び)/3 身体性のかたち(自己の所有/身体と所有/大気と身体/自己の喪失/老いる身体/受苦と受動)
第8章 志向と感受――顔はいつでも皮膚の重みを課せられている   1 感受性の次元へ(論点の確認/享受と愛撫/享受と消費/享受と「傷」/志向と感受/関係の懐胎)/2 他者との近接へ(内部と外部/傷つく身体/触覚と味覚/近さの意味/愛撫・再考/愛撫と皮膚)/3 他者と死の脅迫(現前の撤回/二つの場面/他者の未来/退引と他性/皮膚と痕跡/現前と痕跡)
第9章 他者の痕跡――気づいたときにはすでに私は他者に呼びかけられている   1 老いという現前(顔の異邦性/寡婦と孤児/老いゆく顔/死の不可測/死にゆく顔/他者への咎)/2 現前という痕跡(弱さと強さ/現象の欠損/〈顔〉と〈声〉/声でない声/召喚する声/無条件の諾)/3 非-場所の倫理(責めと責任/ヨブの運命/責めと借財/メシア主義/倫理の意味/ユートピア)

あとがき (一九九九年 桜花の季節に 熊野 純彦)
※レヴィナスを読むためのブックガイド


≪著者: ≫ 熊野純彦 (くまの・すみひこ) 1958年生まれ。東京大学文学部倫理学科卒。同大学院博士課程単位取得退学。。現在(刊行当時)、東北大学文学部助教授(を経て、東京大学教授)。倫理学専攻。和辻倫理学の学統に属しながらも、故・廣松渉の哲学からも深く学んだ、もっとも若い世代の俊英。「他者とは何か」という本質的なテーマ追求し続けている。著書に『レヴィナス――移ろいゆくものへの視線』(岩波書店)、『倫理学を学ぶ人のために』(世界思想社、共編著)ほか。



熊野純彦 『西洋哲学史 近代から現代へ』(岩波新書、2006年) '09/12/04
熊野純彦 『西洋哲学史 古代から中世へ』(岩波新書、2006年) '09/12/01
熊野純彦 『和辻哲郎 文人哲学者の軌跡』(岩波新書、2009年) '09/11/13

小泉義之 『レヴィナス 何のために生きるのか』(シリーズ・哲学のエッセンス、日本放送出版協会、2003年) '09/06/06
合田正人 『レヴィナスを読む 〈異常な日常〉の思想』(NHKブックス、日本放送出版協会、1999年) '09/04/14







人気ブログランキングへ