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ヘーゲル―“他なるもの”をめぐる思考
ヘーゲル Georg Wilhelm Friedrich Hegel  〈他なるもの〉をめぐる思考

○著者: 熊野純彦
○出版: 筑摩書房 (2002/3, 単行本 291ページ)
○価格: 3,360円
○ISBN: 978-4480847119
おすすめ度: 3.0
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ヘーゲル(Georg Wilhelm Friedrich Hegel, 1770-1831)をかかげて(テクストとして)。めぐるめぐる〈他なるもの〉(⇒他者≒〈わたし・ぼく〉)についての思考、思考、しこう。


≪目次: ≫
凡例
まえがき    一通の消息/生への視線/本書の視線

第一章 生成する真理――ヘーゲルにおける「意識の命題」をめぐって    実体と主体/主体と真理/本章の課題
一 存在と真理――〈尺度のアポリア〉について    1(真理と存在/存在の背後/存在の運動)/2(真理と運動/真理の生成/尺度の難問)/3(循環の困難/一致の困難/反省の困難)
二 意識の命題――〈自体のアポリア〉とその解決    1(意識の命題/序文と諸論/自然な意識)/2(真理の現前/関係と区別/難問の確認)/3(自己の吟味/内部と外部/困難の解決)
三 真理と経験――〈生成する対象〉が意味するもの    1(対象の生成/錯覚の問題/真理の生成)/2(対象の生成/経験の問題/経験と運動)/3(自然の桎梏/意識の超越/意識の経験)

第二章 歴史 理性 他者――ヘーゲルにおける「理性と暴力」をめぐって    暴力の問題/現代の思考/本章の課題
一 悲劇の誕生――〈理性の狡智〉の背後にあるもの    欲望の暴力/死との関係/本節の課題/1(人倫的自然/悲劇の解読/悲劇と正義)/2(自己と運命/宗教の批判/市場の法則)/3(道具の狡智/歴史の暴力/狡智と理性)
二 啓蒙の弁証法――理性の貫徹という名の〈テロリズム〉    道具と機械/人倫の喪失/分裂の時代/1(国家の死滅/信仰と存在/原罪の現在)/2(神人イエス/啓蒙と信仰/信仰の批判)/3(純粋な物質/色褪せた神/啓蒙の反転)
三 存在とはべつのしかたで――〈自己関係〉とイデア論のアポリア    
自己の構造/承認の概念/生命の構造/1(盟友の思考/差異と同一/時間の問題)/2(論理の構想/〈イデア論〉/定在の問題)/3(即自と対他/〈或るもの〉/限界の問題)

第三章 他者という問題の次元――ヘーゲルにおける「承認」論の意味をめぐって    思考の迷路/他者の存在/本章の課題
一 生命と所有――承認論のてまえから    自己同一性/論理の核心/論理の原型/1(生命の構造/生命と他者/愛のモデル)/2(理論と実践/認識と所有/性愛と所有)/3(愛の身体性/身体と所有/他者と所有)
二 支配と他性――承認の挫折のただなかで    イエスの死/自由と共同/承認の挫折/1(商人の構造/構造の例解/自己と他者)/2(欲望の概念/欲望の意味/欲求と欲望)/3(視線の欲望/主人と奴隷/他者の意味)
三 作品と歴史――承認論のかなたへ    欲望・再考/現前と痕跡/問いの設定/1(定在の分析/関係の原型/対他の問題)/2(作品の意味/作品の逆説/作品と他者)/3(個別と普遍/行為と運命/承認の成立)

補論一 ヘーゲル反省論の位置――超越論的哲学の流れのなかで    理性の批判と自己の認識
一 「知の知」と「自己の知」――カントにおける「超越論的なもの」    「知についての知」をめぐる難問/「超越論的」な次元とはなにか/超越論的統覚の問題/自己の意識と自己の存在
二 「自己の知」と「自己の存在」――ドイツ観念論における問題の展開    反省と自己関係/フィヒテの立てた問題/「主観―客観」という始原/ヘーゲルによる反省論の展開/反省の回帰と自己意識の構造
三 「流れる自己」と「立ちとどまる自己」――現象学における反省理論    カントとフッサール/現象学における反省の問題/問題の回顧と展望

補論二 差異という始原について――ヘーゲルにおける論理の原型と廣松哲学の原理

あとがき (二〇〇二年 春 熊野純彦)
参考文献
索引


≪著者: ≫ 熊野純彦 (くまの・すみひこ) 1958年神奈川県生まれ。東京大学文学部倫理学科卒。同大学院博士課程単位取得退学。東北大学文学部助教授等を経て、現在(刊行当時)、東京大学文学部助教授(を経て、東京大学教授)。専攻は倫理学。和辻倫理学の学統に属しながらも、故・廣松渉の哲学からも深く学んだ若い世代の俊英。「他者とは何か」という本質的なテーマ追求し続けている。著書に『レヴィナス入門』(ちくま新書)、『レヴィナス 移ろいゆくものへの視線』(岩波書店)、『倫理の現象学』(世界書院)、『倫理学を学ぶ人のために』(世界思想社、共編著)ほか。

熊野純彦編 『現代哲学の名著 20世紀の20冊』(中公新書、2009年) '09/12/26
熊野純彦 『レヴィナス入門』(ちくま新書、1999年) '09/12/09
熊野純彦 『西洋哲学史 近代から現代へ』(岩波新書、2006年) '09/12/04
熊野純彦 『西洋哲学史 古代から中世へ』(岩波新書、2006年) '09/12/01
熊野純彦 『和辻哲郎 文人哲学者の軌跡』(岩波新書、2009年) '09/11/13







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