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双調平家物語〈5〉女帝の巻 院の巻 (中公文庫)
双調平家物語〈5〉  女帝の巻 院の巻 (中公文庫)

○著者: 橋本治
○出版: 中央公論新社 (2009/8, 文庫 374ページ)
○価格: 900円
○ISBN: 978-4122051904
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胤(たね)。
ヒトが生きる意味というのか目的のひとつとしての「生殖」について。いつかかならず死ぬ。死を避けることはできない。絶やさぬためには遺す以外に方法はない。遺さなければ(イッパンテキには)絶える。そう、フツーに静かに消えていく(圧倒的多数?!)。
得たものは手放したくない。力、権力、地位、名声、、、
男と女が交わって、かならずできるものでもなく(フシギだなぁ)、時間をかけて手塩にかけて。

第五巻は「女帝の巻」+@。しかし、中途に女帝(孝謙天皇)は寂滅し、それでもしばらく「女帝の巻」が閉じられることはない。そう、その後に女性天皇があらわれるのは850年余後の江戸時代のこと。天皇が男でなければならない理由は(突き詰めて考えるには!?)ないのであろうけれど、やっぱり慎重にならざるをえなかろう(ことの詳細のさまざまを前後してまで語るに値する)。
道鏡藤原仲麻呂(藤原恵美押勝)、、、いや、女帝だったから、などということもなかろうが、そうカンタンに決めつけられるものでも

そして、最後にひとつだけ「院の巻」を開いて。


≪目次: ≫
女帝の巻
宝字弊風(ほうじへいふう)/本朝安禄山(ほんちょうあんろくざん)/軍事願望(ぐんじがんぼう)/御痺悦(ごひえつ)/亀裂(きれつ)/淡海三船(おうみのみふね)/淡海合戦(おうみかっせん)/処女帝遺聞(しょじょていいぶん)/御醜行(ごしゅうこう)/別部穢麻呂(わけべのきたなまろ)/女帝寂滅(じょていじゃくめつ)/鳩首会議(きゅうしゅかいぎ)/怨霊皇后(おんりょうこうごう)/内親王御謀叛(ないしんのうごむほん)/平城廃都(へいじょうはいと)/北家隆盛(ほっけりゅうせい)/望月(もちづき)/藤花爛漫(とうからんまん)/後三条帝(ごさんじょうてい)
院の巻
端緒(たんしょ)

※本書は『双調 平家物語5  父子の巻 保元の巻』(一九九九年十月 中央公論新社刊)を、改題の上、加筆・訂正したものです。


≪著者: ≫ 橋本 治 (はしもと おさむ) 1948年東京生まれ。東京大学文学部国文科卒。77年『桃尻娘』で講談社小説現代新人賞佳作。以後、小説・評論・古典の現代語訳・戯曲・エッセイ等、あらゆるジャンルに精力的な執筆活動を行う。96年『宗教なんかこわくない!』で新潮学芸賞、2002年『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』で小林秀雄賞、05年『蝶のゆくえ』で柴田錬三郎賞、08年『双調 平家物語』で毎日出版文化賞を受賞。他に『窯変 源氏物語』『ひらがな日本美術史』『小林秀雄の恵み』『夜』等、著書多数。

橋本治 『双調平家物語〈4〉  奈良の巻』(中公文庫、2009年) '09/12/20
橋本治 『双調平家物語〈3〉  近江の巻』(中公文庫、2009年) '09/11/29
橋本治 『双調平家物語〈2〉  飛鳥の巻(承前)』(中公文庫、2009年) '09/11/10
橋本治 『双調平家物語〈1〉  序の巻 飛鳥の巻』(中公文庫、2009年) '09/11/03
橋本治 『院政の日本人 (双調平家物語ノート)』(講談社、2009年) '09/10/18
橋本治 『権力の日本人 (双調平家物語ノート)』(講談社、2006年) '09/09/12







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