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翻訳教室
翻訳教室  Motoyuki Shibata: “Lectures on Literary Translation, from English to Japanese”2006.

○著者: 柴田元幸
○出版: 新書館 (2006/2, 単行本 333ページ)
○価格: 1,890円
○ISBN: 978-4403210884
おすすめ度: 5.0
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じつは、すこし前にタイトルにひかれてなんとなく手にした『教養としての言語学』(鈴木孝夫著、岩波新書、1996年)を読んで、ついつい、英語の文章だって「なんとなく読める」みたいな書き記しをしたことが、その直後から気になって気になって仕方がなくて(じぶんのことなのにオカシイね)、ホントニヨメルンカイナァ。
もっとも、可能であればゆくゆくは、ドイツ語(さらにはフランス語)の原著を読みたい!、と目論んでいるのであり(あぁあ言っちゃった)、ある意味ではそんな壮大な(無謀とも言える)野望をもっているから、読書のレヴェルを高めたいと欲するから、日々コツコツと読書に励むのであろう。日本語だって、まともな理解力も、表現力も持ち合わせていないのに、なにをどうして♪

おもえば、ぼくが読書を日常的にするようになったキッカケは、いまから3年半ほど前の36歳のことで、娘の母親の本棚にあった村上春樹から。それまで、小説はまともに読んだことがなかった。だって、作り話でしょ??!、って、ときどき(年に1〜2冊)読む本は、現実的?!なビジネス書(よっぽど夢物語だ)。ハマった。このブログの「Categories」(ずいぶんリニュアルしてないなぁ)から確認するには、村上春樹は47冊。さいきんは読んでないけど、最新の『1Q84』もいまのところ読む予定はないけど、すご〜く影響を受けている。小説作品だけでなく、エッセイもずいぶん読んだ。考え方、なにをどう考えて生きているのか知りたかった。
そう、人生の時間には限りがある。限りがないものではない。すこしまえに40歳になって、すでに若くないと自覚していて、もっとも、ぼくより年長者から見れば、ぼくなんかまだまだ若い、甘ちょろい世間知らず、なんだろうけれど、そう考えるには、若くなくありたい、と欲していたりする。
若いってことは、ある意味では、なにも知らなくてアタリマエで、なにも知らないことがフツーにゆるされる。そのかわりと言ってはなんだけど、知らないことをいいことに、良くも悪くも周りを気にしないで夢中になって突き進む、失敗をおそれることなく。若さゆえの間違いや過ちは(一所懸命であればなおのこと)ゆるされよう。


この本は、2004年10月から2005年1月にかけて東大文学部で行なった授業「西洋近代語学近代文学演習第1部 翻訳演習」の内容を、ほとんどそのまま文字化したもの(P.5「まえがき」)
課題文としてかかげられる9の英文テクスト(各1〜2ページ)を、まずはじっくり読み込んで♪


≪目次: ≫
まえがき
1 スチュアート・ダイベックStuart Dybek, 1942- ):“Hometown”1993.
2 バリー・ユアグロ(Barry Yourgrau, 1949- ):“Carp”2004.
3 レイモンド・カーヴァーRaymond Carver, 1938-1988):“Popular Mechanics”1981.
4 村上春樹Haruki Murakami, 1949- ):“Super-Frog Saves Tokyo”2000.(Translated into English by Jay Rubin)2002.
特別講座 村上春樹さんを迎えて
5 イタロ・カルヴィーノItalo Calvino, 1923-1985):“Invisible Cities (Le città invisibili)”1972.(Translated into English by William Weaver)
6 アーネスト・ヘミングウェイErnest Hemingway, 1899-1961):“In Our Time
7 ローレンス・ウェシュラーLawrence Weschler, 1952- ):“Inhaling the Spore”1995.
8 リチャード・ブローティガンRichard Brautigan, 19335-1984):“Pacific Radio Fire”1971.
9 レベッカ・ブラウンRebecca Brown, 1956- ):“Heaven”2003.
課題文の著者紹介


≪著者: ≫ 柴田元幸 (しばた もとゆき) 1954年東京生まれ。東京大学教授。専攻はアメリカ文学。翻訳家として、アメリカ現代作家の名訳で知られる。著書に『死んでいるかしら』『舶来文学 柴田商店』『猿を探しに』(以上、新書館)、『生半可版 英米小説演習』(研究社)、『アメリカ文学のレッスン』(講談社現代新書)、『アメリカン・ナルシス』(東京大学出版会)、『翻訳夜話』(村上春樹との共著、文春新書)など、訳書はオースター、エリクソン、ミルハウザー、ダイベック、ユアグロー、ブラウン、シミック、カッチャー、バクスターなど多数。

ポール・オースター 『ティンブクトゥ』(柴田元幸訳、新潮社、2006年) '07/11/24
紙の空から』(柴田元幸編訳、晶文社、2006年) '07/06/14







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