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橋

○著者: 橋本治
○出版: 文藝春秋 (2010/1, 単行本 236ページ)
○価格: 1,470円
○ISBN: 978-4163289007
おすすめ度:5.0
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ライフサイクル、などととりあえずのところ掲げて考えていたりしているんだけど
40歳のぼくは、この世に生まれ出て40年の歳月を過ごしてきた。もちろんひとりで生きてきたわけではない。まずはぼくがこの世に生れ出るためには胤があってこそ。ヒトが、なんともメンドクサく複雑怪奇な(とぼくには思える)有性生殖のシステムを採用しているから、なにはともあれ雌の卵子と雄の精子が要求される、共同作業。ぼくには4歳年下の弟と、さらに4歳年下の弟の2人の弟がいて、小学生のころには曽祖母も同居していた記憶があるんだけど、ものごころついてからは3人兄弟の5人家族、家族といわれる共同体にあって。時間を思いっきりすっ飛ばして、いまぼくには12歳(※アァマタマチガエタ12サイジャナイ14サイデモナイ13サイダョオトーサン、後からフト気がつき追記して訂正)の娘がひとり、一緒に暮らしていない。
よくもわるくも(よかろうがわるかろうが現実のものとして)、ぼくはいわゆる高度経済成長時代に生まれ育ってきた。右肩上がりの成長神話のようなものをアタリマエのものとして。


≪目次: ≫
第一章 川
第二章 雪
第三章 早天
第四章 橋

※初出「文學界」二〇〇九年十月号、十一月号


≪著者: ≫ 橋本 治 (はしもと おさむ) 1948(昭和23)年、東京生まれ。東京大学国文科卒業。1977年、『桃尻娘』で小説現代新人賞佳作に選ばれ作家デビュー。小説、古典の現代語訳、評論、エッセイなど多分野で活躍。1996年、『宗教なんかこわくない!』で新潮学芸賞受賞。2002年、『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』で小林秀雄賞受賞。2005年、『蝶のゆくえ』で柴田錬三郎賞受賞。2008年、『双調 平家物語』で毎日出版文化賞受賞。他の著書に『生きる歓び』『巡礼』『窯変 源氏物語』『ひらがな日本美術史 1-7』『小林秀雄の恵み』『橋本治という行き方』など多数がある。

橋本治 『巡礼』(新潮社、2009年) '09/09/15







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