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天皇の思想―闘う貴族北畠親房の思惑
天皇の思想  闘う貴族 北畠親房の思惑

○著者: 本郷和人
○出版: 山川出版社 (2010/2, 単行本 270ページ)
○価格: 1,890円
○ISBN: 978-4634150041
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あぁ、やっぱり歴史は苦手だ、よく分からない。学生時代の不勉強にはじまり、そしてそこで終ってしまう、そう、その後はない、知らなくても困ることはない(いやいや、ジッサイには知らないと困るよ困るよ、困ってしまってワンワンワワ〜ン♪)、などと言い訳をしているヒマがあったら、その労力を、ぼくとしては黙って気の向くままに(求めれば必要に応じてレヴェルに応じて得られよう♪)、詳細な、どちらかといえばむしろ面白くも読み易くもないようなガチガチに堅い(難い)ヘヴィなヤツ(本。ちなみに本書はあとがきに「基礎の基礎と呼ぶべきもの」とか書かれちゃっているのだが)を、ガツンと(ひぃ〜ふぅ〜言いながら)読んでみようよ、そうしよう♪、そう、気分的には、♪(音符)マーク、口笛吹きながら、軽快な音楽を口ずさみながら、軽くステップかなんかを踏みながら、そしてやがて踊りだす、みたいな(あくまでも気分としてイメージとして、現実がラクではないことは明白だからね)。
ところで、ぼくはカンタンに「よく分からない」と口外してしまうんだけど、そう、「分からない」、理解できた気がしていない。分かる分からない(理解した理解できない)は、ジッサイのところ感覚的なレヴェルの問題で、線引きされた線(ライン)を、その線はまさに個人の感覚により設定されるものであろうから、クリアするもクリアしないも感覚的な問題で、設定のレヴェルの高低が問われることなく、結果としてのクリアした否かだけが、そこでは問われているのかもしれない、などと考えるところがあって。ちなみに、ぼくの「分かった(理解した)」は、まずはぼく自身が分かって、さらにそのことを、まだ分かっていない知らない他人に、他人の理解が求められるレヴェルで説明しえるか否か、的なところまで要求する(そりゃタイヘンだぁ、そんなのムリだぁ)、だってそうでしょ??!



朝廷の史料を基に改めて貴族の考え方を検証し、天皇武家政権国家とは何かを、『神皇正統記』を著した、闘う貴族北畠親房を通して考える。


≪目次: ≫
はじめに
第一章 北畠親房をあとづける    1 北畠家の顛末/2 大覚寺統へのひたすらな献身/3 苦難に満ちた親房の歩み/4 『建武年中行事』の世界
第二章 朝廷が君臨していたころ    1 摂関政治から院政へ/2 対抗者である武家政権の成立/3 九条兼実源通親の抗争と貴族の秩序/4 誰もが従属した後鳥羽上皇の院政/5 順徳天皇の世界
第三章 九条道家の執政    1 道家政権の構造/2 天福の奏状を読む/3 天福の奏状を分析する/4 徳政を他の視座からも解釈する/5 九条道家が見つめたもの/6 道家政権の特質
第四章 後嵯峨上皇の院政への移行    1 天皇は誰が決めるのか/2 道家の失脚と死没/3 後嵯峨院政を支える人々/4 徳大寺実基の考え方
第五章 朝廷訴訟の構造を探る    1 文書にふれてみよう/2 院宣綸旨の頻用と中級実務貴族の台頭/3 幕府訴訟の実力を確認する/4 鷹司兼平が台頭する
第六章 両統迭立期の朝廷の徳政とは    1 西園寺史観をおおいに疑う/2 幕府内の二つの潮流と霜月騒動/3 二つの皇統の臣下を比べる/4 持明院統の成長と充実/5 文保の和談後醍醐天皇の登場
第七章 後醍醐天皇を再評価する    1 後醍醐天皇と後宇多上皇/2 伝奏を重視した後宇多上皇/3 「新しい」のか「古い」のか/4 実権の委譲の背後には
第八章 北畠親房を考える    1 親房は徳を重んじる/2 「積善の余慶」の援用と世襲の肯定/3 論理を転換させて南朝の苦難を支える/4 親房の最後の賭け
おわりに
あとがき (十二月一日  本郷和人 拝)


≪著者: ≫ 本郷和人 (ほんごう・かずと) 1960年生まれ。東京大学・同大学大学院で石井進氏・五味文彦氏に師事し、日本中世史を学ぶ。専攻は中世政治史、古文書学。東京大学史料編纂所で『大日本史料』第五編の編纂を担当し、現在は、東京大学史料編纂所准教授。実証的な研究に基づきながら、歴史に「物語」と「人物」を取り戻そうと試みている。著書に『中世朝廷訴訟の研究』(東京大学出版会)、『新・中世王権論』(新人物往来社)、『人物を読む 日本中世史』(講談社選書メチエ)、『武士から王へ お上の物語』(ちくま新書)などがある。

本郷和人 『武力による政治の誕生』(選書日本中世史、講談社選書メチエ、2010年) '10/06/12





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