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武士から王へ―お上の物語 (ちくま新書)
武士から王へ お上の物語 (ちくま新書682)

○著者: 本郷和人
○出版: 筑摩書房 (2007/10, 新書 218ページ)
○価格: 756円
○ISBN: 978-4480063885
おすすめ度: 4.5
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きょうがっこうで、はじめてめんせつじゅぎょうとゆうものがありました。ぼくははじめてのことは、とってもきんちょうします。だからドキドキしながらきょうしつでまっていると、せんせいがきてじゅぎょうがはじまりました。ごぜんとごごの4じげんのじゅぎょうごとになんどか、せんせいは「なにかしつもんはありませんか?」とおっしゃいます。きんちょうしているぼくは、なにをしつもんしたらいいのかわからないよ、とおもって、おかしなことをしつもんしたらはずかしいしなぁ、ともおもいました。だから、まわりをキョロキョロみまわして、みんなのようすをうかがっていました。
でもね、せんせいだからあたりまえのことなんだろうけれど、すごくいろんなことをなんでもしっていて、ぼくはとってもたのしかったです。あっというまに、きょうのじゅぎょうはおわってしまいました(あしたもじゅぎょうがあります)。きょうのじゅぎょうは、かんきょうがく、ってべんきょうで、ホントはぼくのせんこうからはずれているのかもしれないんだけれど、そうそう、めんせつじゅぎょう、ってものがどんなものだか、はじめてのことでわからないものだったし(だれかにしつもんしたり、そうだんすることもかんがえたけど、じょうずにできるきがしなくって)、あんまりむずかしくなさそうなのがいいなぁ、とおもって、なかなかスケジュールをあわせるのもうまくいかなくて、なんだかんだとかぎられたせんたくし(じゅぎょう)のなかから、どれにしようかなぁ、とまよってまよって、なにかりしゅうしなければ、たんいをとっていかなければいけないしなぁ、あぁどうしようどうしようとなやんだすえにもうしこんだのが6がつはじめのこと、ふりかえってみるには、じつは環境問題というか地球温暖化とか生物多様性とか生態系とかアグリカルチャー(農業)とか持続可能性などなどといったテーマでバラバラにではあっても、ときどき「かんきょう」にかんれんしそうなほんをよんでいないわけでもない、とおもったのかどうだったのか。
そう、コスモスは秋桜♪



天皇将軍が並び立つ日本中世の「」とは一体何者だったのか? 武士御家人の利益を守るために設立された幕府が、朝廷に学び、みずから統治者たらんとしたとき、武士から王への歩みが始まった。頼朝から戦国大名を経て、徳川幕府が完成するまでのプロセスを、貨幣経済の浸透、海の民の活躍、一神教のインパクトなどさまざまな観点から読み込み、ひとつの骨太な「物語」として提示する全く新しい日本中世史。


≪目次: ≫
はじめに
第一章 中世の王権    1 権門体制論(相互補完の構造/中世に国家はあったか?)/2 東国国家論と二つの王権論(無関係なわけがない/相対化される皇位/国家から王権へ)/3 王権は「自立」する(王たる意志/朝廷に学ぶ幕府)/4 戦国大名というモデル(天皇よりも将軍よりも)/5 王権は「自律」する(主君の器量/自ら責めを負う覚悟)
第二章 実情(ザイン)と当為(ゾルレン)    1 当知行ということ(権利書を持っているのに……/認証は後追い)/2 実力主義(微弱な中世権力/「征夷大将軍」は名前にすぎない)/3 「上から」と「内から」(朝廷は源泉か?/現実が先行する)/4 武家王権の成立(一一八〇年、鎌倉幕府創設)
第三章 武門の覇者から為政者へ    1 下文と下知状(尊氏直義の二頭政治/まずは武人として)/2 統治への覚醒(御家人か是非か/「民を愛せよ」)/3 直状奉書(文書様式は行政の鏡/はぶく・まねる・みずから)/4 王権、第三の定義(頼朝へ行き着く/袖判下文)
第四章 土地と貨幣    1 血か家か(妻を差し出す/不滅の土地)/2 貨幣の流入と商品経済の成立(中世の所有感覚/誰が貨幣を必要としたのか)/3 「もの」への執着(倹約という美徳/バサラの美意識/「わび・さび」の誕生)/4 徳政令と鎌倉幕府の自壊(武士を困窮させる貨幣経済/徳政令をめぐる争い/土地から流通へ)
第五章 東と西    1 海の武士団(字の下手な右筆/「百姓は農民ではない」)/2 切断と接合(交易の観点から/日本と朝鮮の隠されたつながり)/3 一つの王権へ(福原幕府という可能性/鎌倉はなぜ捨てられたか)/4 一三九二年、東の切断(商業の都/天皇制の利用価値/室町王権の限界)/5 一六〇〇年、東西の激突(屈辱よりも安堵/西の王権・毛利/家康が江戸を選択した理由)
第六章 顕密仏教と新しい仏教    1 鎮護国家八幡神とは何か/神と仏の格)/2 顕密体制と朝廷(俗を反映する僧の世界/僧は何を祈るのか)/3 やさしい仏教と統治(法然日蓮/民を優先する神仏)/4 武家の仏教(律宗の技術力/僧の人事権/顕密体制はムリ)
第七章 一向宗一神教、あるいは唯一の王    1 在地領主と農民(地主の素性/在地領主の実態/団結=一揆)/2 タテかヨコか(ツリーとリゾーム/村落は理想郷か)/3 一向宗と一神教(「かかる差別はあるまじ」/一神教の伝播性)/4 王権の収斂――中世の終焉(島原、リゾームの墓標/唯一の王)
おわりに
あとがき


≪著者: ≫ 本郷和人 (ほんごう・かずと) 1960年東京生まれ。東京大学・同大学院で石井進氏・五味文彦氏に師事し、日本中世史を学ぶ。専攻は中世政治史、古文書学。東京大学史料編纂所で『大日本史料』第五編の編纂を担当し、現在は、東京大学大学院情報学環准教授。実証的な研究に基づきながら、歴史に「物語」と「人物」を取り戻そうと試みている。著書に『中世朝廷訴訟の研究』(東京大学出版会)、『新・中世王権論』(新人物往来社)『人物を読む日本中世史』(講談社選書メチエ)がある。

本郷和人 『人物を読む 日本中世史  頼朝から信長へ』(講談社選書メチエ、2006年) '10/07/06
本郷和人 『新・中世王権論 武門の覇者の系譜』(新人物往来社、2004年) '10/07/03
本郷和人 『天皇の思想 闘う貴族 北畠親房の思惑』(山川出版社、2010年) '10/06/27
本郷和人 『武力による政治の誕生』(選書日本中世史、講談社選書メチエ、2010年) '10/06/12





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