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サンクト・ペテルブルグ―よみがえった幻想都市 (中公新書)
サンクト・ペテルブルグ Санкт-Петербург よみがえった幻想都市 (中公新書1832)

○著者: 小町文雄
○出版: 中央公論新社 (2006/2, 新書 250ページ)
○価格: 861円
○ISBN: 978-4121018328
おすすめ度: 4.5
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歩くの大好きで得意だから、健康で元気なうちに(間違いなくやがて衰える、維持できなくなる)、ピーテル(サンクト・ペテルブルグ)とか、どちらかというと「晴れ(太陽)」よりも曇りであったり雪であったり、明るくない陰鬱?!な印象のところに、わが身を置いて足で踏みしめて目で見て耳で聞いて肌で感じたい、、、いつのことやら、いずれ?、経済的にも精神的にもそれなりに安定してから?、そんなときが来るのであろうか?!、もちろん来てほしいけど、まぁ、来なかったとしても仕方がない、そういうことなんだろう、それはそれで仕方がない、すべて黙して受け容れよう、みずからに起因すること、であろうから



一七〇三年、大帝ピョートルは、西欧世界へ開く窓となる都を構想し、荒涼たる大地に鍬入れをした。ヨーロッパの美意識を取り入れたロシアの都には、独自の文化が花ひらいたが、社会主義時代には、レニングラードと改称されるなど、歴史を否定することさえ余儀なくされた。いま、受難の時を乗り越え、ペテルブルグは、往時のあでやかな姿を取り戻しつつある。訪れる人を幻惑せずにはおかない聖なる都を巡る旅に出かけよう。


≪目次: ≫
はじめに――よみがえった幻想の町    豪壮な町/非現実的/社会主義の七〇年/歴史を取り戻した町/「ピーテル」Питер
サンクト・ペテルブルグ 地図
序章 ペテルブルグ覚え書き    ピーテル誕生/美しさの裏に/苦難と悲劇/華やかさの裏の現実/その後のピーテル/ロシア文化を体現
第1章 ペテルブルグ事始め    1 伝説の始まり――ペテロ・パウロ要塞(ピーテルの位置/ピーテルの成り立ち/要塞から監獄へ/歴代皇帝の廟となった大聖堂/多数の犠牲者を出した建設/ピョートルの小屋と夏の庭園)/2 雪解けを集めてはやしネヴァの川――水の都ペテルブルグ(水の都/ネヴァ川とその水源/オストロヴァー(島)地区/競い合う橋/愛される橋/川めぐりボート遊覧)/3 この通りあってこそ――ネフスキー通り(ここにもただよう幻想性/ペテルブルグ・パノラマ開幕/魅力全開/最中心部から終点まで)
第2章 町並みとロシア美術    1 名所旧跡ちょっと分類――建築史がわかる町(建築の町/バロック様式/クラシック様式/折衷様式とその後/社会主義時代に破壊/モスクワより少し上品/)/2 女帝の憩い――エルミタージュ博物館(今日のエルミタージュ博物館/好き勝手に歩き回ったらいい/豪華な部屋と家具/冬宮と博物館の歴史/女帝エカテリーナ二世十月革命ソビエト時代/中世の騎士)/3 ロシアの美術館めぐり(「ロシア国民画派」/「インテリゲンチア」/ロシア美術館イコンのコレクション/移動展覧派/画家スクトージエフ
第3章 中心名所と生活    1 この町の迫力――四つの中央広場(宮殿広場/海軍省/デカプリスト広場(元老院広場)/青銅の騎士イサーク寺院広場)/2 ふたつの教会博物館――イサーク寺院と「血の救世主」寺院(ロシアの底力が凝集/イサーク寺院外部/イサーク寺院内部/「血の救世主」寺院の成り立ちと再生/爆破して撤去する計画/「血の救世主」寺院の外装と内装)/3 彩なす対岸――ワシーリィ島あちらこちら(島の先端部/成り上がり宰相メンシコフ/流刑/路上の名物/スフィンクス/海軍大学/生活の町)/4 宮殿・聖堂ではないけれど――見逃せない「マイナー」な名所(地下鉄で一駅/混乱した展示の理由/「政治流刑囚の家」/モダン様式建築の展覧会――カメノ・オストローフスキー通り/カメラ必携の通り/まだ歩ける?)/5 陰影――ドストエフスキーのペテルブルク(街並みに重なる物語/細かく描写/『罪と罰』探訪/七三〇歩/プロの散歩人アンツィーフェロフ/「地球上で最も抽象的で人工的な都市」/ドストエフスキー博物館)/6 昔の都の今のくらし――旅行者の市場めぐり(生活をかいま見る/食料品市場/ゴスチャヌイ・ドヴォール/「勇気があるねぇ」/観光対象としての食料品市場/どれもうまい)
終章 矛盾と幻想の町の生命力    二都物語/ロシアを代表する文化都市/幻想と生命力/「はかなさ」と「たくましさ」

あとがき (二〇〇六年二月 小町文雄)
参考文献/事項索引/人名索引


≪著者: ≫ 小町文雄 (こまち・ふみお) 本名・宇多文雄。1941年、鎌倉生まれ。上智大学外国語学部ロシア語学科卒。外務省入省、在ソ連日本大使館勤務を経て、上智大学外国語学部教授。ロシア語、ロシア(ソ連)政治・社会論専攻。NHKテレビ・ラジオロシア語講座講師、ミシガン大学客員研究員、北海道大学客員教授などを歴任。ペテルブルグ文化大学名誉博士。著書に、『ソ連――政治権力の構造』(中央公論社/宇多文雄名義)、『新ロシア語会話教本』(共著、研究社/宇多文雄名義)、『おれんちでメシ食わないか』(光文社)、『ロシアおいしい味めぐり』(勉誠出版)など。





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