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世界は村上春樹をどう読むか (文春文庫)
世界は村上春樹をどう読むか  A Wild Haruki Chase (文春文庫)

○著者: 国際交流基金 企画、柴田元幸沼野充義藤井省三四方田犬彦
○出版: 文藝春秋 (2009/6, 文庫 360ページ)
○価格: 690円
○ISBN: 978-4167753894
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いまガンバって、ドイツ語と英語を勉強してカリキュラムを積み重ねて、そのうち翻訳ではなく原著を読めるように、なりたいなぁ〜と欲しているけれども、もしかしたら原著を読むことなく翻訳だけ読んで満足して終わるかもしれない、分からない。中学と高校で英語をうわべだけサラリと勉強したきりで、ぼくには(日本語以外の言語は)関係ないと決めこんで、これまでもちろん困ったことなど一度もない。日本国内で生活するぶんには母語としての日本語だけを読み書き話すことができれば不都合は生じない(アタリマエのように翻訳された文献を日本語で読むことができる)。ず〜っとず〜っとそう考えてきたんだけど、もっとも、ぼくが日本国を出て海外に出掛ける予定はないのだが、どうなんだろう、日本語ってなんだろう?!(さらには日本ってなに??!)などと考えるには、たしかにオリジナリティの高い独特の、世界に類をみないカテゴリ不能?!な言語みたいで、それはもともと中国の漢字を基にしつつ、ながいながい年月をかけてカタカナとひらがなを編みだし併せて変容させて、まだまだ変化の変容の途上にあるのかもしれない。さらには、歴史的に見てみるならば、固有の言語が奪われちゃうような失われちゃうような出来事だって、ないわけじゃないようだ。明治時代の文明開化のときに、英語を日本の共通語にしようというような動きもジッサイなかったわけではないようだ、戦争に負けて占領軍がやってきて、そのときもしかしたら英語を共通語として強いられないとも限られなかった(のかどうなのか?!)。
ぶっちゃけ、母語としての日本語もヘタクソでムチャクチャなままで、果たして第二言語(さらには第三、第四の言語)を習得することなど、可能なのか、そんなことしちゃっていいのかしら?!、ダイジョウブ??!、とは、ぼくだって、そりゃぁオカシイなぁ、と思う。そう思ったうえで、どうなんだろう、さいきんちょっと思うのは、完璧な理解をマスターを、求めることを(完璧なシステムなんて存在しないんじゃないかなぁ)、ずいぶんずいぶん弛めて、、、にしてもカンタンなものではない♪



村上春樹氏の作品は、初めて海外に紹介されてから20年以上経ち、今や30カ国を超える言語に翻訳されている。2006年には日本で村上作品をめぐる国際シンポジウムが開かれ、17カ国の翻訳家、作家、出版者が各国での「ハルキ事情」を縦横に語り合った。本書は、村上作品の魅力が多面的に語られたこのシンポジウムの全記録である。


≪目次: ≫
なぜ世界は村上春樹を読むのか   柴田元幸 沼野充義 藤井省三 四方田犬彦 (2005年2月15日)

※2006年3月25日・26日、東京、29日、札幌・神戸と、3日間、3都市で、国際交流基金主催(東京は毎日新聞社、札幌は北海道大学スラブ研究センター、神戸は神戸市、兵庫県立神戸高校共催)により「国際シンポジウム&ワークショップ 春樹をめぐる冒険――世界は村上文学をどう読むか」が催された。17カ国23人の翻訳家、作家、研究者が一堂に会し、村上春樹作品について、熱く語り合った。本書はその全記録である。

I 基調講演   司会 柴田元幸
基調講演 ハルキ・ムラカミ―広域分散―自己鏡像化―地下世界―ニューロサイエンス流―魂シェアリング・ピクチャーショー   リチャード・パワーズ(柴田元幸訳)
基調講演をめぐって   梁秉鈞(香港)
質疑応答   コリーヌ・アトラン(フランス)、ウーヴェ・ホーマン(ドイツ)、頼明珠(台湾)、ジェイ・ルービン(アメリカ)

II パネル・ディスカッション 翻訳者が語る、村上春樹の魅力とそれぞれの読まれ方   司会 藤井省三
コリーヌ・アトラン(フランス)、金春美(韓国)、ドミトリー・コヴァレーニン(ロシア)、頼明珠(台湾)、ジェイ・ルービン(アメリカ)

III 翻訳本の表紙カバーを比べてみると   司会 沼野充義
イェ・フェイ(マレーシア)、エルデーシュ・ジェルジュ(ハンガリー)、イカ・カミンカ(ノルウェー)、テッド・グーセン(カナダ)、アンナ・ジェリンスカ=エリオット(ポーランド)、ジョンジョン・ジョハナ(インドネシア)、アンジェル・ボジャッセン(ブラジル)、ウーヴエ・ホーマン(ドイツ)、メッテ・ホルム(デンマーク)、トマーシュ・ユルコヴィッチ(チェコ)、頼明珠(台湾)、イワン・ロガチョフ(ロシア)、セルゲイ・ロガチョフ(ロシア)
   
IV 村上春樹と映画   四方田犬彦

V ワークショップ
1 翻訳の現場から   司会 柴田元幸・沼野充義
イェ・フェイ(マレーシア)、エルデーシュ・ジェルジュ(ハンガリー)、イカ・カミンカ(ノルウェー)、ドミトリー・コヴァレーニン(ロシア)、ジョンジョン・ジョハナ(インドネシア)、メッテ・ホルム(デンマーク)、トマーシュ・ユルコヴィッチ(チェコ)、頼明珠(台湾)、ジェイ・ルービン(アメリカ)、セルゲイ・ロガチョフ(ロシア)
2 グローバリゼーションのなかで   司会 藤井省三・四方田犬彦
コリーヌ・アトラン(フランス)、金春美(韓国)、テッド・グーセン(カナダ)、アンナ・ジェリンスカ=エリオット(ポーランド)、アンジェル・ボジャッセン(ブラジル)、ウーヴエ・ホーマン(ドイツ)、梁秉鈞(香港)、イワン・ロガチョフ(ロシア)

シンポジウムを終えて
騒々しい会議   柴田元幸
新しい世界文学に向けて   沼野充義
札幌「ドルフィン・ホテル」の思い出と「東アジアと村上春樹」シンポへの展開   藤井省三
Afterwards   四方田犬彦
「村上春樹をめぐる冒険」舞台裏報告   佐藤幸治(国際交流基金)

付記
札幌シンポジウム (東京大学駒場キャンパスで2日間にわたって行なわれた国際シンポジウム&ワークショップに続き、3月29日、北海道大学人文・社会科学総合教育研究棟(W棟)203室で、国際交流基金・北海道大学スラブ研究センター共催の「春樹をめぐる冒険――世界は村上文学をどう読むか」が開催された。司会は北海道大学スラブ研究センター教授・望月哲男、参加者はドミトリー・コバレーニン、アンナ・ジェリンスカ=エリオット、頼明珠、ジェイ・ルービン、沼野充義、藤井省三の各氏。討議そのものは東京での内容と重複するところが多いので、以下、会場からの質問に対する質疑応答の一部を掲載することとした。)
神戸シンポジウム (札幌シンポジウムと同日の3月29日、神戸文学館開館準備記念として、兵庫県立神戸高等学校・講堂で、国際交流基金、神戸市、兵庫県立神戸高等学校共催の「春樹をめぐる冒険――世界は村上文学はどう読むか」が開催された。基調講演とパネル・ディスカッションの司会は四方田犬彦、参加者は金春美、テッド・グーセン、トマーシュ・ユルコヴィッチ、梁秉鈞の各氏。以下は、札幌シンポジウムと同様、会場からの質問に対する質疑応答の一部である。)
アンケート   ジョルジョ・アミトラーノ(イタリア)、ウルズラ・グレーフェ(ドイツ)、フィリップ・ゲイブリエル(アメリカ)、ディヴナ・トミッチ(セルビア・モンテネグロ)、ノッパドン・ウェッチサワット(タイ)、林少華(中国)
プロフィール

※単行本 2006年10月 文藝春秋刊


≪企画: ≫ 国際交流基金 (ジャパンファウンデーション) 国際文化交流を担う独立行政法人。文化芸術交流、海外における日本語教育、日本研究・知的交流など幅広い国際交流の分野で活動している。

[編者] 柴田元幸 (しばた・もとゆき) 1954年、東京生まれ。東京大学文学部教授。現代アメリカ文学専攻。2005年、『アメリカン・ナルシス』でサントリー学芸賞受賞。

[編者] 沼野充義 (ぬまの・みつよし) 1954年、東京生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科スラヴ語スラヴ文学講座教授。専門は、ロシア、ポーランド文学。2004年、『徹夜の塊―ユートピア文学論』で読売文学賞受賞。

[編者] 藤井省三 (ふじい・しょうぞう) 1952年、東京生まれ。東京大学文学部教授。日本学術会議会員。中国・台湾・香港の現代文学を専攻。著書に『魯迅事典』『20世紀の中国文学』などがある。

[編者] 四方田犬彦 (よもた・いぬひこ) 1953年、兵庫県生まれ。明治学院大学教授。専門は映画研究、比較文学。映画、漫画など幅広い領域で批評活動を展開している。

柴田元幸 『翻訳教室  Lectures on Literary Translation, from English to Japanese』(新書館、2006年) '10/01/27
ポール・オースター 『ティンブクトゥ』(柴田元幸訳、新潮社、2006年) '07/11/24
紙の空から』(柴田元幸編訳、晶文社、2006年) '07/06/14

魯迅 『酒楼にて/非攻』(藤井省三訳、光文社古典新訳文庫、2010年) '10/11/06
魯迅 『故郷/阿Q正伝』(藤井省三訳、光文社古典新訳文庫、2009年) '09/07/17





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