ブログネタ
読んだ本♪ に参加中!
だまし絵のトリック―不可能立体を可能にする (DOJIN選書34)
だまし絵のトリック 不可能立体を可能にする (DOJIN選書034)

○著者: 杉原厚吉
○出版: 化学同人 (2010/9, 単行本 192ページ)
○価格: 1,470円
○ISBN: 978-4759813340
クチコミを見る



そう、だまされちゃうのは、どうなんだろう、けっして気分が好いものではないけれども、まぁ仕方がない、だまされちゃうことは避けられない(なにがどうあっても、他人をだますことは、他人にだまされることはあっても、他人をだますような、他人を欺くことは、これまた避けることはできないだろうけれども、可能なかぎりで回避したいと思うのは、やっぱり自己愛なんだろうなぁ)、あまり緊密に厳格にすぎたら、カンペキを求めたって、まぁまぁそりゃぁムリがあろう♪、なにごともホドホド適度に遊びがあって、間違いや過ちをアタリマエのように犯して、みずからが犯す過ちを間違い勘違い失敗やらを減ずる努力を怠ることは避けたいけれども、ゼロにすることは不可能だから、トウゼンに他人が過ちを犯すことを許容しないわけには、それなりのレヴェルで甘受しなければ、ならないものなんだろうけれども、そうそう寛容に、つねに大きな気持ちで対応できるものでも



たとえば、エッシャーの絵を見て、自分でも書いてみたいと思ったことはないだろうか。あるいは、その絵を立体としてつくったら、どんなに楽しいことかと思ったりしないだろうか。本書では、不可能立体と呼ばれるだまし絵をめぐる、七つの疑問を足がかりとして、立体にできそうにない立体を可能にする方法や単に立体化するだけではなく、動きを加えることでさらなる驚きの錯覚現象を生み出す不可能モーションまで紹介する。だまし絵の新しい楽しみ方、発見。


≪目次: ≫
まえがき (二〇一〇年五月  杉原 厚吉)
第1章 “だまし絵”の不思議    1 だまし絵を観察してみよう(ペンローズの三角形/なにが変なのか/無限階段)/2 だまし絵の疑問(なぜだまされるのか?/だまし絵は作れない?)
第2章 あり得る絵とあり得ない絵    1 ペンローズ三角形の不可能性(平面とその交線の性質/二つの面が作る尾根と谷/二つの面の交線は一本のみ/線の意味の矛盾)/3 作れない証拠の基本パターン(輪郭線の矛盾/あり得ない平面)
第3章 絵を解釈するための頂点辞書    1 まず議論のための土俵固めから(基本となる三つの前提/線の分類/頂点の分類)/2 ラベルづけによる絵の解釈(頂点辞書/頂点辞書の力と限界/立体感の解釈/なにが立体感をもたらすのか)
第4章 だまし絵の描き方    1 立体感をもたせるために/2 正しい部品をでたらめに組合せる/3 だまし絵の美しさ
第5章 立体認識の原理    1 両眼立体視/2 運動立体視/3 単眼立体視(奥行きの判断/明るさの手がかり・遮へいの手がかり/模様のひずみの手がかり/平行線の手がかり/直角立体の手がかり/生活体験とだまし絵)
第6章 投影の幾何学と遠近法    1 投影法の種類(中心投影と平行投影/垂直投影)/2 遠近法の性質(消点とはなにか/視点の探索)/3 奥行きの不確定性
第7章 正しい絵の見分け方    1 描かれた立体の再構成(コンピュータによる絵の理解/コラム 方程式による立体の再構成/手作業で頂点位置を決める/うまく頂点位置が定まらないとき)/2 コンピュータの振舞い(直感とずれる判定/コンピュータの錯覚)
第8章 だまし絵の立体化と新しい立体錯視    1 不連続のトリック(立体になったペンローズ三角形/遠近法を使わないペンローズ三角形/ペンローズ四角形)/2 曲面のトリック(つなぎ目のないペンローズ三角形/粘土細工でつくるペンローズ三角形)/3 非直角のトリック(エッシャー作品の立体化/コンピュータで見つけた非直角のトリック/コンピュータを使わない立体化の技法)
第9章 不可能モーションの錯視    1 基本的アイデア/2 不可能モーションのバリエーション(棒の貫通/知恵の輪風のモーション/反重力モーション/鐘降下モーション)
第10章 人の視覚と非直角のトリック    1 直角の思い込み/2 直角の思い込みにはわけがある/3 錯覚は足りない情報を補うことに失敗したとき生じる
錯覚コンテスト参戦記――あとがきにかえて (二〇一〇年五月)


≪著者: ≫ 杉原 厚吉 (すぎはら こうきち) 1948年岐阜県生まれ。73年東京大学大学院工学系研究科計数工学専門課程修士課程修了。工学博士。東京大学工学部教授などを経て、明治大学研究・知財戦略機構先端数理科学インスティテュート特任教授。図形計算コンサルタント。専門は数理工学。特に、計算幾何学、コンピュータビジョン、コンピュータグラフィックス。Best Illusion of the Year Contest 2010で優勝。このコンテストでアジアへ初めてのトロフィーをもち帰った。著書に『立体イリュージョンの数理』(共立出版)、『へんな立体』『すごくへんな立体』『だまし絵の描き方入門』(いずれも誠文堂新光社)など多数ある。


北岡明佳 『だまされる視覚 錯視の楽しみ方』(DOJIN選書001、2007年) '07/11/02





人気ブログランキングへ