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失われた時を求めて 11 第六篇 逃げ去る女 (集英社ヘリテージシリーズ)
失われた時を求めて 〈11〉 第六篇 逃げ去る女 [完訳版]  Marcel Proust: “À la recherche du temps perdu: La Fugitive(Albertine disparue)”, 1913-1927. (集英社文庫ヘリテージシリーズ)

○著者: マルセル・プルースト鈴木道彦
○出版: 集英社 (2007/1, 文庫 648ページ)
○価格: 1,200円
○ISBN: 978-4087610307
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そんなに深く突き詰めて考えるまでもなく、すこし頭を冷やして冷静な判断力と想像力をもってしてみれば、そう、やっぱりどうしたってムリがある(実現かつ持続の可能性に比するに不可能性が勝る)。いやいや、なんとかしてみせるのが、無理難題をどうにかこうにか(こともなげに?!)遂げてしまうのが男の醍醐味、心意気、若さ?!の特権♪、だったんだろうなぁ、とは、よくもわるくも、わるいことなどなにもない、やってみなけりゃ分からない、やらずになにが分かるものか、シッパイしたっていいじゃないか、そんなにカンタンにはじめからなんでもかんでも上手にできるものでもないだろう



アルベルチーヌ失踪後の語り手の苦しみ。帰って来てほしいと願う気持と、帰らぬことを望む気持が渦巻く。やがて、彼女の死亡通知を受けとると、彼女のことが生き生きと蘇って、語り手を苦しめる。また、彼女の隠された過去も報告され、苦悩をいっそう深くする。一方、スワンはすでに死に、オデットはフォルシュヴィル伯爵と再婚し、ジルベルトはサン=ルーと結婚している。語り手はヴェネツィア訪問の後、彼らの住むタンソンヴィルに滞在する(第六篇)。


≪目次: ≫
逃げ去る女  La FugitiveAlbertine disparue) (消え去ったアルベルチーヌ)(『ソドムとゴモラ III 第二部』)

凡例
はじめに

逃げ去る女


訳注
主な情景(シーン)の索引
参考資料 ヴェネツィアのヴィルパリジ夫人とノルポワ氏
本巻の主な登場人物

エッセイ 下手くそな絵描きでありつづけたい/堀江敏幸


※本書は二〇〇〇年三月、集英社より単行本として刊行されました。


≪著者: ≫ マルセル・プルースト (Valentin Louis Georges Eugène Marcel Proust, 1871.7.10-1922.11.18) フランスの作家。パリ近郊オートゥイユに生まれる。若い頃から社交界に出入りする一方で、文学を天職と見なして自分の書くべき主題を模索。いくつかの習作やラスキンの翻訳などを発表した後に、自伝的な小説という形で自分自身の探究を作品化する独自の方法に到達。その生涯のすべてを注ぎ込んだ大作『失われた時を求めて』により、20世紀の文学に世界的な規模で深い影響を与えた。

[訳者] 鈴木道彦 (すずき・みちひこ) 1929年生まれ。東京大学文学部フランス文学科卒。一橋大学、獨協大学教授を経て、獨協大学名誉教授。1954年に渡仏。パリにて三年余りの研究生活を送るあいだに、プルーストの自筆やタイプ原稿を検討する機会を与えられる。それらにもとづいて帰国後にフランス語で発表した「プルーストの“私”」(1959年)は、語り手の無名性を最初に立証する論文となった。プルースト研究のほかに、サルトル、ニザン、ファノンなどの研究・紹介を行う。また1960年代から70年代にかけて、数年のあいだ、反戦運動、在日朝鮮人の立場を擁護する運動などに従事。著書には『プルーストを読む』、『プルースト論考』、『異郷の世界』、『サルトルの文学』、『アンガージュマンの思想』、『政治暴力と想像力』などがあり、編著には『サルトルの全体像』(共編)ほかがある。また翻訳には、プルースト関係のものとして『失われた時を求めて』全13巻、同抄訳上下、同文庫抄訳全三巻、『プルースト文芸評論』(編訳)、『ジャン・サントゥイユ』(共訳)ほかがあり、またそれ以外にニザン『陰謀』、ファノン『地に呪われたる者』(共訳)、サルトル『家の馬鹿息子』(第一・二巻、共訳)その他がある。

マルセル・プルースト 『失われた時を求めて 〈10〉 第五篇 囚われの女 II [完訳版]』(鈴木道彦訳、集英社文庫ヘリテージシリーズ、2007年) '10/12/21
マルセル・プルースト 『失われた時を求めて 〈9〉 第五篇 囚われの女 I [完訳版]』(鈴木道彦訳、集英社文庫ヘリテージシリーズ、2007年) '10/12/14
マルセル・プルースト 『失われた時を求めて 〈8〉 第四篇 ソドムとゴモラ II [完訳版]』(鈴木道彦訳、集英社文庫ヘリテージシリーズ、2006年) '10/12/07
マルセル・プルースト 『失われた時を求めて 〈7〉 第四篇 ソドムとゴモラ I [完訳版]』(鈴木道彦訳、集英社文庫ヘリテージシリーズ、2006年) '10/11/24
マルセル・プルースト 『失われた時を求めて 〈6〉 第三篇 ゲルマントの方 II [完訳版]』(鈴木道彦訳、集英社文庫ヘリテージシリーズ、2006年) '10/11/16
マルセル・プルースト 『失われた時を求めて 〈5〉 第三篇 ゲルマントの方 I [完訳版]』(鈴木道彦訳、集英社文庫ヘリテージシリーズ、2006年) '10/11/07
マルセル・プルースト 『失われた時を求めて 〈4〉 第二篇 花咲く乙女たちのかげに II [完訳版]』(鈴木道彦訳、集英社文庫ヘリテージシリーズ、2006年) '10/10/22
マルセル・プルースト 『失われた時を求めて 〈3〉 第二篇 花咲く乙女たちのかげに I [完訳版]』(鈴木道彦訳、集英社文庫ヘリテージシリーズ、2006年) '10/10/06
マルセル・プルースト 『失われた時を求めて 〈2〉 第一篇 スワン家の方へ II [完訳版]』(鈴木道彦訳、集英社文庫ヘリテージシリーズ、2006年) '10/09/10
マルセル・プルースト 『失われた時を求めて 〈1〉 第一篇 スワン家の方へ I [完訳版]』(鈴木道彦訳、集英社文庫ヘリテージシリーズ、2006年) '10/09/07
鈴木道彦 『プルーストを読む 『失われた時を求めて』の世界』(集英社新書、2002年) '10/08/25
マルセル・プルースト 『失われた時を求めて 〈1〉 第一篇「スワン家のほうへ1」』(高遠弘美訳、光文社古典新訳文庫、2010年) '10/10/10
プルースト 『消え去ったアルベルチーヌ』(高遠弘美訳、光文社古典新訳文庫、2008年) '08/12/016

ジャン−ポール・サルトル 『嘔吐 〔新訳〕  Jean-Paul Sartre: “La nausée”, 1938.』(鈴木道彦訳、人文書院、2010年) '10/09/15





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