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平城京と木簡の世紀 日本の歴史04 (講談社学術文庫)
平城京と木簡の世紀 (日本の歴史04、講談社学術文庫1904)

○著者: 渡辺晃宏
○出版: 講談社 (2009/1, 文庫 400ページ)
○価格: 1,260円
○ISBN: 978-4062919043
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ことしかぞえで42歳のぼくは、どうやら厄年(本厄)みたいで、などということを知ったのは娘とここ何年か一緒に行っている初詣の約束を昨年末からとりつけていて、もっとも娘との約束はカンタンに反故にされる危険性?!を含んだ不安定なものではあったのだが、そう、中学二年生の女子ともなると男親の父親とは疎遠になるのが敬遠してアタリマエであろう、友だちとの約束がトウゼンに優先されよう、それで構わないとぼくは思っている(と強がってみせる)、親離れし、親の方も子離れしなければならない、そうあるべきだろう(とは、みずからに言い聞かせるごとく)。なにか印象的な、記憶に残る、ぼくの印象?!がアップするような(また会ってもいいかなぁと思わせるような)イベントを企画しなければ!、などと考えるのは、年若い頃のデートみたいで(すっかり昔話だなぁ)、それはそれでたのしいワクワクする(適度に緊張もする)。で、厄祓い神社で。そう、賽銭箱の向こう側のフツーには入れないような近寄りがたい厳かな雰囲気のある建物のなか、賽銭箱に向かって賽銭を投じて拝む頭を下げる人びとの気配を視線を背後にうけながら(交通整理を促す警備員のアナウンスはチョイ耳障りなBGM♪)。
本日の午前中にぼくのママン(母)からのメッセージがあって(ウレシカッタョ、ありがとう♪)、そろそろ日付も変わろうとしている22時過ぎ(22:10)に娘からの写メールが届いた(あぁ忘れられちゃっているんだろうなぁとず〜っといちにち気懸りだったことを隠すことをしない)、バースデーケーキ「パパ たんじょうびおめでとう」、すでにおいしくいただいてしまった、とのことだけど(ぼくは何もいらない、モノは必要としない欲しない、ただただ気持ちがウレシイ、涙なしには語れない)、ありがとうありがとうありがとう♪




日本の八世紀は、中国を範とした律令制を、日本の実態に適うように試行錯誤した、日本型律令国家の建設期である。この間の歴史は平坦ではなく、遷都が繰り返され、変や乱も相次いだ。木簡や文献史料、発掘の成果等により、天武天皇飛鳥に都を造営してから、桓武天皇平安京へと都を遷すまで、平城京の時代を中心に、古代国家百年の歩みをたどる。


≪目次: ≫
第一章 律令国家としての出発    1 「天皇」天武の「日本」建設(平城京と木簡の世紀の旅へ/天武による諸政策/飛鳥池遺跡が語る天武朝時代/天武の死と天武朝の官制/そして即位した持統)/2 藤原京の成立(天武悲願の新益京/大藤原京の復原/藤原宮の構造)/3 律令の制定(飛鳥浄御原令の施行/文武即位と藤原不比等の台頭/版図確定と銭貨鋳造/大宝律令の施行と年号制定)
第二章 平城京への道    1 律令国家の基本構造(二官八省と天皇権力/式部省兵部省の人事分掌/京の行政組織と東西官市/郡司を通じた地方支配)/2 民衆とイネの支配(歴名と戸籍の作成/口分田条里制大税と公出挙調と律令制的贄の成立/中男作物制度と雑徭による在地支配/とさまざまな労役/軍団衛士防人)/3 日本型律令制への船出(大宝遣唐使派遣/大周と日本国の邂逅/長安城で粟田真人が見たもの/持統太上天皇の死/都城・律令・銭貨への課題/慶雲の改革元明の即位と不改常典)/4 平城遷都(和同開珎の発行/新都造営と世情不安/平城宮の構造/寧楽の都の町並)
第三章 長屋王から光明皇后    1 長屋王の登場(長屋王家木簡の発見/長屋王の微妙な位置/邸宅と家政機関/荷札が語る美食生活/北宮王家の人々)/2 不比等から長屋王へ(地方支配の拡充/元正女帝の即位/不比等晩年の政策/不比等と元明の遺産/長屋王政権スタート/即位した聖武天皇をめぐって)/3 長屋王の変と光明子立后(長屋王一家の自尽/藤原四子政権の発足/光明子立后布告の勅/「旧皇后宮」の謎)/4 二条大路木簡の世界(大ゴミ捨て溝の発見/藤原麻呂の家政機関の木簡群/衛府に関わる木簡群/贄の荷札木簡/「内」に関わる木簡群/長屋王邸から皇后宮へ)
第四章 天平の日々    1 藤原四子政権の時代(官稲混合と地子京進/渤海使来日と惣管・鎮撫使任命/東アジア情勢と遣唐使・節度使天然痘の流行/十一年ぶりの芳野行幸)/2 聖武・光明の仏教信仰(五月一日経書写の始まり/母三千代からの受け継いだもの/聖武の沈思)/3 橘諸兄政権の時代(藤原麻呂の東北遠征/藤原四兄弟の死と橘諸兄政権の発足/阿倍内親王の立太子)/4 藤原広嗣の乱(藤原四兄弟の息子たち/乱の経過と結末)
第五章 大仏開眼への道    1 相次ぐ遷都(天武の足跡をたどって/恭仁京の建設/国分寺・国分尼寺の造営構想/七四三年の五節舞墾田永年私財法の意義/紫香楽での大仏造立宣言/難波遷都の混迷/新京甲賀宮の挫折)/2 平城遷都(難波行幸からの完全遷都/大仏造立再開と一切経書写/国司懐柔策としての公廨制定・廝丁停止/兵士役復活と対新羅情勢/)/3 東大寺盧舎那大仏の造立(行基良弁の貢献/大仏を造った人々/大仏の原材料調達)/4 開眼供養会へ向けて(藤原仲麻呂の台頭/二十部六十花厳経の書写/元正太上天皇と行基の死/「神」聖武の出家/華厳信仰のセンター大安寺孝謙即位と仲麻呂の強権/八幡大神の入京、そして大仏開眼)
第六章 平城京の終焉    1 仲麻呂専制時代(相対的安定期としての天平勝宝年間/聖武の死/皇太子交代劇/橘奈良麻呂のクーデター未遂事件淳仁天皇の即位/東北版図拡大と対新羅関係/新羅征討計画中止の背景)/2 光明の死と押勝の挫折(光明子追善の舞台、阿弥陀浄土院/保良宮「遷都」/中宮院・法華寺への皇権分裂/鈴印をめぐる争奪戦/押勝敗死)/3 最後の女帝(王たちの死、法王道鏡の誕生/称徳―道鏡政権の特殊性と普遍性/不破内親王の悲劇/宇佐八幡宮託宣事件)/4 新王朝の成立(称徳の死、そして光仁の即位/桓武の即位/平城京と木簡の世紀の終焉)


学術文庫版あとがき
年表
参考文献
索引


編集委員 網野善彦大津透鬼頭宏桜井英治山本幸司


※本書の原本は、二〇〇一年、小社より刊行されました。


≪著者: ≫ 渡辺晃宏 (わたなべ あきひろ) 1960年生まれ。東京大学文学部卒。同大学院を経て、奈良文化財研究所都城発掘調査部史料研究室長として、平城宮・京跡の発掘調査と木簡の整理・解読に従事。専門は日本古代史。共著に奈良国立文化財研究所『平城京左京二条二坊・三条二坊発掘調査報告』、論文に「平安時代の不動穀」(『史学雑誌』第98編12号)などがある。

熊谷公男 『大王から天皇へ (日本の歴史03)』(講談社学術文庫、2008年) '10/12/29
寺沢薫 『王権誕生 (日本の歴史02)』(講談社学術文庫、2008年) '10/12/17
岡村道雄 『縄文の生活誌 (日本の歴史01)』(講談社学術文庫、2008年) '10/12/03
網野善彦 『「日本」とは何か (日本の歴史00)』(講談社学術文庫、2008年) '10/11/20





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