ブログネタ
読んだ本♪ に参加中!
友達がいないということ (ちくまプリマー新書 159)
友達がいないということ (ちくまプリマー新書159)

○著者: 小谷野敦
○出版: 筑摩書房 (2011/5, 新書 187ページ)
○価格: 819円
○ISBN: 978-4480688606
クチコミを見る



サイキン、どうなんだろう?!、屋外のベンチとかで昼間、手弁当を食する人の姿をおおく見かけるような気がしているんだけれども、ぼくもそのひとりで、などと言ってしまうほどにカッコいいものでもなくって(外食は苦手だ、メンドクサイ、気が乗らない、なによりモッタイナイ)、ジッサイまるで隠れるように、ひとりムシャムシャと本を片手に読み耽りながら



「便所めし」という言葉があるが、友達がいないということは、「もてない」よりもつらいかもしれない。文学作品を始め、さまざまな視点から描く、ネット時代の友達論。


≪目次: ≫
まえがき――「便所めし」の悲哀
第一章 友達にだって片思いはある    人間関係プロレタリアート/レイプされたら友達を呼ぶ?/人づきあいの面倒な人/「どうしてあいつがいるの?」/友達片思い/「もてない」よりもつらい/趣味が合っても気が合わず……/徒党を組む「悪人」/生きるのが下手な人/子供っぽい大人のつきあい/他人の笑いについていけない/いじめられっ子か、孤高の人か/東大生は性格が悪い?
第二章 虚構としての友達物語    みんなそんなに友達がいるの?/淋しい人必見のドラマ/ヴァラエティー番組の「親友」は、やらせ?/民放のドラマは嘘臭い/昔の「友情」が美しい理由/さまざまな「友情」作品/漱石の孤独、上田敏の淋しさ/菊池寛の友情/大学内の作家仲間/長電話文化と「単独者」/江藤淳も友がいなかったのでは?
第三章 友達関係はホモソーシャル    男同士の絆(きずな)/ホモソーシャルとは?/「やおい」は女のホモソーシャル?/異性の友達は可能か?/精神的ホモエロティック/漢詩と男の友情/前近代の日本に友情はなかった?/バイセクシャル(両刀使い)/近代になって男色が復活/『平家物語』はホモ文学?/世界の文学は同性愛から始まった
第四章 友情か、正義か    母子関係が友達関係に影響する?/友達の悪行を見逃せるか?/自己啓発書の友達論/世間はそんなに甘くない/知識人向け人生論/フロム愛するということ』/過去は美化される/犬猫への愛情
第五章 「いじめ」のことなど    「いじめ」の定義/暴力の否定が「いじめ」を増やした/「言葉いじめ」の陰湿さ/言葉づかいと友達/「友達が多い自分」への憧れ/不良にもなれず、優等生にもなれない/「引っ越し」の哀しみ
第六章 友達は面倒でもある    誰かを選べば誰かを排除することになる/『徒然草』の友情観/北方謙三村上龍の人生論/結婚のすすめ/「男同士」の友情への嫌悪/実らぬ恋のまま生涯を終えること/田中英光『オリンポスの果実』/役に立たない実用書/精神を病む/阿部和重『グランド・フィナーレ』/「友達に全否定される」怖さ/喧嘩別れのあと/一人でいるのが平気な人/義理に縛られたつきあい
第七章 ネット時代の友達論    現代文学における友達/大江健三郎の関係描写/文人同士のつきあい/ネット時代にも変わらない側面/ネットでの交流/変人に癒(いや)される
第八章 孤独な人々のための読書    孤独を描いた名作/男は嫌われて一人前――子母沢寛勝海舟』/『大明帝国 朱元璋(しゅげんしょう)』の恐ろしさ/ビジネス書はビジネスの役に立つのか?    
終章 「あきらめ」と「明日」    「不幸な人生」というものはあるのか?/一人ぼっちは本人のせいじゃない
あとがき

※イラストレーション=なかむらるみ


≪著者: ≫ 小谷野敦 (こやの・とん) 1962年茨城県生まれ。本名読み・あつし。東京大学文学部英文科卒、同大学院比較文学比較文化専攻博士課程修了、学術博士。1990−92年、カナダのブリティッシュ・コロンビア大学に留学。大阪大学助教授、東大非常勤講師などを経て、作家、文筆家。著書に『もてない男』『バカのための読書術』(ちくま新書)、『〈男の恋〉の文学史』(朝日選書)、『日本売春史』(新潮選書)、『聖母のいない国』(河出文庫、サントリー学芸賞受賞)、『恋愛の昭和史』(文春文庫)、『現代文学論争』(筑摩選書)ほか多数。小説に『悲望』『童貞放浪記』(幻冬舎)、『母子寮前』(文藝春秋、芥川賞候補)などがある。






人気ブログランキングへ