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大学とは何か (岩波新書)
大学とは何か (岩波新書1318)

○著者: 吉見俊哉
○出版: 岩波書店 (2011/7, 新書 264ページ)
○価格: 861円
○ISBN: 978-4004313182
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さて、ぼくはいま大学生で、そして、ぼくの娘は高校受験を控えた中学3年生。ぼくの娘は、ぼくに似てなのかどうなのか(離別して久しいことから、なかなか会って話をすることも様子を聞くことも、関心や興味の、ときには苦悩や迷いや惑いのほどをも窺い知ることもままならない?!ことから、ぼくにはまったく分からない分からない分かりえないのだけれども)、どこかボンヤリしちゃっててピントがズレちゃっているようなところがないものでもないような気がしないものでもないのだけれども(みずからのことをふり返るには想像できないものでもない、だからといってどうにもカンタンに、どうこうできるようなものでもないことは、これまたみずからのことをふり返って考えてみるには、どうなんだろう??!)、そう、いまさらながらに41歳にして、ぼくは大学の2年目で、ちょうどすこしまえの7月末に第1学期の単位認定試験を終えて(結果を合否を今月下旬にあるはずの発表を、そう、1科目を落としてしまったかもしてないのだ、それによって、再試験を対策を追加で講じる必要が生じる、だからそれまで予定が確定しないのではあるが、待っている)、まさに第2学期の履修科目選択と学習プログラムを(現状に即して、およそ半年先の単位認定試験の時期までをも見据えて見越して)組み立てたところで、さっそく行動(学習)プログラムを開始しつつあるのだけれども、そうそう、ぼくは娘には大学教育を受けて欲しいと考えていて、その旨を本人にも伝えているんだけれども、当事者が娘その本人がどう考えているのかどの程度の認識でいるのかは、ぼくには分からない。どうなんだろう、ぼくとしては、可愛い目に入れても痛くない愛すべき娘の将来を案じて、などと言ってみるにはなかなかストンと腑に落ちない、なにか引っ掛かりのようなものがないものでもないのだけれども、もちろんストレートに障害なく順調に事が運んでくれることが望ましいであろうことは、親の立場というよりもトウゼンに本人がつよく望んで希求することであろう(いちいち意識して言うまでもないことなのかもしれない)けれども



いま、大学はかつてない困難な時代にある。その危機は何に起因しているのか。これから大学はどの方向へ踏み出すべきなのか。大学を知のメディアとして捉え、中世ヨーロッパにおける誕生から、近代国家による再生、明治日本への移植と戦後の再編という歴史のなかで位置づけなおす。大学の理念の再定義を試みる画期的論考。


≪目次: ≫
序章 大学とは何か    大学とは何か/爆発する大学/少子化日本の大学バブル/大学は、二度誕生している/メディアとしての大学/新しいリベラルアーツへ

第I章 都市の自由 大学の自由
1 中世都市とユニヴァーシティ
    大学に先行する都市的なるもの/組合団体としてのユニヴァーシティ/ボローニャ大学における法学の優越/コペルニクスと自由学芸としての数学
2 学芸諸学と自由な知識人    都市を遍歴する自由な知識人たち/イスラム経由のアリストテレス/アリストテレス革命と大学知/パリ大学における神学と学芸諸学
3 増殖と衰退――大学の第一の死    最初の爆発と普遍主義の大学/二つの普遍主義の間で/教会と大学――托鉢修道会問題/統一性の崩壊と凋落/終焉する都市=移動の時代

第II章 国民国家と大学の再生
1 印刷革命と「自由な学知」
    大学の第一の死/大学都市から印刷工場へ/出版という知識人ネットワーク/「大学」から「アカデミー」へ
2 「大学」の再発明――フンボルトの革命    大学の「第二の誕生」/有用性と自由な理性の葛藤/「理性」の大学から「文化」の大学へ/フンボルト型大学の特徴
3 「大学院」を発明する――英米圏での近代的大学概念    大学の新たな世紀へ/リベラルな知と「大学の理念」/「哲学の国民」から「文学の国民」へ/新大陸のカレッジとユニバーシティのあいだ/「大学院」というコロンブスの卵

第III章 学知を移植する帝国
1 西洋を翻訳する大学
    一九世紀非西洋世界の大学/幕末の危機と翻訳する志士/東京大学誕生と儒学・国学の衰退/官立専門学校と旧士族の転職戦略/日本の工学はスコットランド産
2 帝国大学というシステム    東京大学から帝国大学へ/森有礼と「帝国」の主体/「天皇」の大学としての帝国大学/専門学校群と京都帝国大学の設立/帝国システムとしての帝国大学/「設計」の学と「管理」の学
3 「大学」と「出版」のあいだ    明六社と私学のすゝめ/知的結社とエンサイクロペディア/「大学」に転身する私塾/吉野作造と明治文化研究会/相互依存する「出版」と「大学」/分裂する大学人と言論人/「もう一つの大学」のゆくえ

第IV章 戦後日本と大学改革
1 占領期改革の両義性
    占領期改革と「大学」への一元化/一元化をめぐる日本側の葛藤/シカゴ大学モデルの挫折/南原繁という謎/新制大学と一般教養教育
2 拡張する大学と学生叛乱    大学を「解体」すべし――叛乱する若者と新制大学/日大闘争東大闘争/私学主導の大学膨張路線/理工系の拡張――総力戦から高度成長へ/学生叛乱のなかで見出された「大学」
3 大綱化・重点化・法人化    大学紛争への政策的応答としての四六答申/九〇年代改革の原型としての四六答申/大学を「販売」すべし――規制緩和とサービス産業化/大学院重点化の逆説的帰結/国立大学法人化の現状/大学は誰のものか――公社化から法人化へ

終章 それでも、大学が必要だ    大学の窮状 国民国家の退潮/ポスト中世的大学モデルへ/新しい「印刷革命」と大学の知識基盤/官僚制的経営体のなかの「職業としての学問」/エクセレンスの大学とリベラルな知

あとがき (二〇一一年六月二〇日 吉見俊哉)
主な参照文献一覧


≪著者: ≫ 吉見俊哉 (よしみ しゅんや) 1957年東京都に生まれる。1987年東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。東京大学大学院情報学環教授。専攻、社会学・文化研究・メディア研究。著書、『都市のドラマトゥルギー』(弘文堂、河出文庫)、『博覧会の政治学』(中公新書、講談社学術文庫)、『メディア時代の文化社会学』(新曜社)、『「声」の資本主義』(講談社)、『リアリティ・トランジット』(紀伊國屋書店)、『カルチュラル・ターン、文化の政治学へ』(人文書院)、『カルチュラル・スタディーズ』(岩波書店)、『万博幻想』(ちくま新書)、『メディア文化論』(有斐閣)、『親米と反米』『シリーズ日本近現代史9 ポスト戦後社会』(以上、岩波新書)ほか多数。

吉見俊哉 『万博と戦後日本』(講談社学術文庫、2011年) '11/08/03
吉見俊哉 『都市のドラマトゥルギー 東京・盛り場の社会史』(河出文庫、2008年) '10/10/31
吉見俊哉/テッサ・モーリス‐スズキ 『天皇とアメリカ』(集英社新書、2010年) '10/10/23
吉見俊哉 『博覧会の政治学 まなざしの近代』(講談社学術文庫、2010年) '10/10/13

志水宏吉 『学校にできること 一人称の教育社会学』(角川選書、2010年) '11/06/14
志水宏吉 『公立学校の底力』(ちくま新書、2008年) '11/05/31
志水宏吉 『学力を育てる』(岩波新書、2005年) '11/05/25
斉藤利彦 『試験と競争の学校史』(講談社学術文庫、2011年) '11/03/29
竹内洋 『学歴貴族の栄光と挫折』(講談社学術文庫、2011年) '11/03/10
岩永雅也/星薫編著 『教育と心理の巨人たち '10』(岡崎友典/森津太子著、放送大学教材、放送大学教育振興会、2010年) '11/02/23





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