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不便から生まれるデザイン: 工学に活かす常識を超えた発想 (DOJIN選書)
不便から生まれるデザイン 工学に活かす常識を超えた発想 (DOJIN選書042)

○著者: 川上浩司
○出版: 化学同人 (2011/9, 単行本 218ページ)
○定価: 1,785円
○ISBN: 978-4759813425
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携帯電話のディスプレイが不調でホワイトアウト、なんどかパカパカと開閉してみたり主電源のオフ・オンを5〜10回くらい繰り返すうちには正常に戻らないものでもない(ここ3〜4日はそうしてダマシダマシ使っていた)のだが不便でイライラさせられること至極、もっともぼくの携帯電話はロートルで電池交換を2回(2年以上の同一機種の連続使用で無償交換サービスを活用)してもらっているからね、ジッサイ5年半の連続使用が寿命なのかどうなのかと考えるには、そうかもしれないしそうではないかもしれない、まぁジッサイよく分からない、機械自体に考え(意思?!)みたいなものがあるとも思えないのだが、機械であるならば機械らしく?!機械的に働いてくれたまへ!!?、などと言ってみたところの、そう、〈機械的〉とは、なんなんだろう?!、コツコツコツコツおなじリズムを飽くことなく(ほぼ永久的に!?)刻み動き働きつづけるといったようなことなのか、ところで、機械も機械としてはひとつのモノではあったとしても、その詳細を分解して考えてみるには、いくつかの部品を組み合わせて組み立てて構成しているようなモノでもあるようなことを考えるには、そのひとつひとつの部品が作動しているうちには、いずれやがてその部品のいずれかに摩耗や損耗が生じてみたり疲労なんかがしてみないものでもないのかしら、およそはかったように(まるではかられているかのように)不調があらわれる、ような印象が

i-podは電源が入らなくなった(だから本来の使用目的である音楽を聴くことができない、ヘッドフォンだけは毎日毎日のweb配信による授業の聴講の際に朝に夜に使ってる)
ノート型PCはディスプレイがブラックアウトしたままずいぶん経って(オーソドックスなデスクトップが使い易い)、ふと思い立って、こないだメーカーに電話で修理を依頼(相談)したところ、ディスプレイのバックライトが切れて交換を要する可能性を示唆されて、やがて提示された見積書には4万円台後半で5万円に届きそうな金額が記載されていて、微妙な金額を高いんだかか高くないんだかよく分からないような金額の見積書に見入ったままにしばし絶句して迷っていろいろ考えて、たしかに修理交換する部品代のたぐいは高価なものではないのかもしれないけれど、メーカーとして故障した商品(製品)を、その授受をまずは確実に安全なものとして(輸送のコストも個別に応対するとなると安価なものではない)、修理を銘打って有償でおこなうからには(メーカーとしての責任みたいなものもあるかもしれないことからも)万全を期さなければならない、ある意味では妥協は許されず、さらには個別性も要求される(手間がかかってコストを圧縮できない)のであろうことからも、そう考えるには、そこにディスカウントして安価なサービスを提供するといったような発想が生じる余地はないのかもしれない、んで、かたや新品で販売する場面を考察するには、販売は積極的に促進しなければならない、販売を大規模に促進する必要性はなにをおいても優先して採用されてしかるべきで、およそ商品や製品としてのひとつひとつを単体でみた場合にどれだけの利益が生じるのか(どう考えても利益が生じるようには思えないだろう)などと考えるには、それなりの数量がまとまって大量に製造(生産)されて販売されることによって、おなじ製品を大量に生産することによって、およそ全体としての総量のコストを圧縮することが可能となって、そうしてやっと利益を生じさせることができるとうなものなのかもしれない、、、そう、新(製)品の販売価格がイレギュラーに驚異的に不自然に安価にすぎるのであろう

ぼくの携帯電話の修理代金は、たしかおよそ15,000円とはドコモショップで提示されたのだが、基盤?!を交換する代金だそうだ、、、修理して使いつづけることをチラリと考えないものでもなかったが、本意であろうが不本意であろうがどうであろうが、すこしだけ悩まないものでもなかったが、そんなに悩むようなことでもないだろう、もっともシンプルでもっとも安価な機種を購入(機種変更)したよ


「不便益」(FUrther BENEfit of a Kind of Inconvenience)と呼ばれる視座

便利さと豊かさは同一視できるだろうか。不便は悪いことで、積極的な価値を見いだすことはできないのだろうか。不便の解消を試みた結果、思いがけない問題が発生することがある。ならば不便にも益が存在するはずで、その益をモノや方式のデザインに活かす方策を考えても良いのではないか。本書では、さまざまな「不便で良かった」体験談を収集・整理し、「不便益」と呼ばれる視点から、デザインに活かすための知見を掘り起こす。便利さ追求から一歩引いて考える、不便の活用法。


≪目次: ≫
まえがき

第1章 便利≠豊か

第2章 不便の益コレクション
2・1 便利の害
2・2 不便で良かったこと
    連続で時間がかかる(スっ飛ばせない)/できることが限られる/面倒な手作業/わかりにくい(情報伝達)/行きにくい/難しい/メンテが必要/認知リソースを割く
2・3 微妙な不便の益    あなたの不便が私の益/プロフィット保存則/トレードオフに対する妥協/温故知新、ノスタルジー、塞翁が馬、視点の違い、そして心のもちよう

第3章 不便益の整理
3・1 不便の効用
    手間を介した対象系の理解(可視性)/気付きの機会拡大/能動的工夫の余地と飽和しない習熟
3・2 不便の認知心理    自己肯定感醸成/動機付けの心理学/「綺麗に汚れること」とパーソナライゼーション/物理の揺らぎや多様性を援用する/物理的実感を援用する

第4章 不便を工学的に考えてみる
4・1 便利ってなんだっけ
4・2 狭義の便利
    便利の外延的定義/便利の内包的定義/「便利」の再整理/各種便利の個別検討/不便益対象の整理
4・3 娯楽は不便?    言葉遊び(らく、たのしい、ごらく、どうらく)/不便と娯楽の目的――手段関係
4・4 不便益のシステム論
4・5 看過された事象の掘り起こし
4・6 無駄なムダと無駄でないムダ


第5章 不便益からシステムを見直す
5・1 モノづくりと理解社会学とイタチゴッコ
    対症療法とイタチゴッコ/便利の押し付け
5・2 ヒューマンファクター
5・3 安全と安心
5・4 適合と習熟
5・5 発明・発想支援
5・6 ユーザビリティ
5・7 ユニバーサルデザイン
5・8 インクルーシブデザイン
5・9 モジュールの切り出し方
5・10 技能継承とブリコラージュ


第6章 不便益から見た社会
6・1 エコロジズムとディープ・エコロジー
    エコロジーとエコノミー/ディープ・エコロジー/サスティナビリティと「もしドラ」/エコ住宅とエコロジカルデザイン/エコポイント/エコカー/Low TechかRaw Techか
6・2 文化と社会構造    買い換えからメンテに/完全分業制の功罪/合理性を追求すること/ローカリティと合理性
6・3 関係性の科学

第7章 システム論に向けて
7・1 中庸と緩やかな拘束
7・2 不便益の数理
    セミラティスというグラフ構造/情報同型射の任意性/そのほかの道具
7・3 日用品デザインへの展開    かすれるナビ/不便な音声合成装置/ジェスチャ入力携帯/電子レンジのインタフェース/ズボラー/なんとなく渋滞予測/でこぼこ自転車/隠された賞味期限/クラッチつき電気自動車
7・4 コミュニティデザインへの展開    猫メディア/知的書評合戦ビブリオバトル

むすびに代えて――日常に活かす不便益
あとがき (二〇一一年  川上 浩司)
参考文献


≪著者: ≫ 川上 浩司 (かわかみ ひろし) 1964年島根県生まれ。89年京都大学大学院工学研究科修了。博士(工学)。京都大学大学院情報学研究科准教授。専門は、システム科学。現在は、生態学的・創発的システム設計、不便益、人間‐システムコミュニケーション、知識情報処理(進化論的計算、人工知能)に関する研究を展開している。






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