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元老西園寺公望―古希からの挑戦 (文春新書)
元老西園寺公望 古希からの挑戦 (文春新書609)

○著者: 伊藤之雄
○出版: 文藝春秋 (2007/12, 新書 358ページ)
○定価: 987円
○ISBN: 978-4166606092
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ぶっちゃけ、結婚とかってなんだろうとかって、制度としての結婚みたいなことを、少なくともぼくはある時期はなんらも疑うことなく夢を見ているがごとく信じて疑うことがなかったのであって、しかしやがて、、、
どうなんだろう、なにごとにも変わらないものなどなくって、フツーに時間の経過とともに変わりゆくというのか、時間を経過してなお同じ状態を維持することの困難というか、、、およそ人間関係もそうであろう、年齢が変われば、加齢に伴いよくもわるくもなんらかの社会的なさまざまなの出来事を経ることによって、周囲の環境もトウゼンに変われば


若き日の昭和天皇に政治を指南して、首相を二度つとめ、日本の将来を真摯に憂えた巨人政治家。その一方で文学と食を愛し、三人の若い「妻」をもったエピキュリアンの人生。


≪目次: ≫
西園寺公望という人物の描かれ方――はじめに
西園寺公望とは/一般的な西園寺像/老獪な西園寺/若い「妻」を持つ西園寺
第一章 青年公卿の維新体験
かんしゃく持ちの少年/鉄砲を撃つ公卿/軍人志望/長崎に行く/フランスへの道
第二章 あこがれのパリ
パリ・コミューンへの嫌悪/鼻血を流して勉強/フランス人の恩師と友人/パリでの日本人の先輩と友人/自費留学生となる/パリ大学に学ぶ
第三章 伊藤博文に見出される
東洋自由新聞の社長/圧力で社長を辞任/お菊を身請けする/憲法調査に参加/伊藤と親しくなる/オーストリア公使/陸奥宗光との出会い/ドイツ公使に任命/新子が生まれる/三等国の公使館/異国の鉛色の空/不遇の時代/帰国後の地味な仕事
第四章 政界入り――日清戦争
文相となる/外相臨時代行として/閔妃虐殺事件起きる/政治家としての成長と外相就任/フランスへの旅/異国での大病・友の死/伊藤博文の後継者/政治への意欲/新政党への理想/政友会創設に参加する/家庭生活の充実/わがままな一面
第五章 二度の組閣と元老の仲間入り――日露戦争第一次世界大戦
日露の対立/政友会総裁となる/対露強硬論に憤慨/戦勝と密約/最初の組閣/西園寺は無能な首相か/列強との強調/陸軍軍拡を抑える/女が好く相/雨声(うせい)会/健康の悪化/そろそろ辞任したい/の党務掌握/そりの合わない二人/総裁の職務に嫌気を覚える/二度目の組閣/鉄道建設にこだわる原内閣大正政変/「違勅」を利用する/清風荘に引こもる/総裁を原に譲る/元老となる/山県が西園寺を信頼する/お菊さんのその後
第六章 パリ講和会議
パリ講和会議の通知/パリへの出発/「お花」への視線/パリでのとまどい/重要議題/講和会議で活動を始める/フランス語が話せない/西園寺の役割/帰国/駿河台の新邸/宮中某重大事件/元老山県の敗北と没落/皇太子渡欧/摂政設置
第七章 元老の自覚――元老山県有朋の死
原が刺殺される/山県の死/興津の生活/新子との永別/後継首相はどのように推薦するか/第二次護憲運動が起きる/元老西園寺の実力/興津での政治生活への自信/牧野を内大臣にする/西園寺と牧野の連携/牧野が摂政裕仁を導く/西園寺が牧野をかばう/西園寺八郎の迷走/内大臣の地位を高める
第八章 昭和新帝への期待と不安――老練な政治指導の落とし穴
大正天皇の崩御/昭和天皇の意気込み/昭和天皇への不安/よく食べる西園寺/「お花」が女子を生む/「お花」騒動/家政の嵐/もめごとの原因/爆殺は誰のしわざか/天皇の異様な「問責」/気を取り直した西園寺/波紋の大きさ
第九章 老熟と誤算――ロンドン条約・満州事変
浜口内閣の方針/海軍軍縮に期待する/大患/上奏阻止事件/軍縮条約の成立/怨念/三月事件宇垣大将が裏切る/満州事変が起きる/統帥権干犯/弱気の昭和天皇・宮中・内閣/自信のない天皇を支える/犬養内閣への期待/五・一五事件の衝撃/精力的な演技の限界
第十章 最後の御奉公――国際連盟脱退と二・二六事件
最後の京都滞在/熱河侵攻から国際連盟脱退/後継首相推薦を柔軟に考える/平沼を拒否/毅然として反撃する/警備が強化される/天皇機関説事件の戦い/二・二六事件起きる/どうせ死ぬなら坐漁荘の居間がよい/宮中側近の主導/命がけの後継首相推薦/結局人民の程度しかいかない/宇垣一宇に組閣の命/希望と不安/落胆
第十一章 すべては「小夢」――日中戦争の拡大
近衛内閣への淡い期待/専科の拡大に心を痛めて/近衛内閣への失望/ちっともわからない/末期への達観/緊張の糸が切れる/最後の正月/勝沼を替えても良い/奉答を辞退する/元老の死
西園寺公望と現代――おわりに
記憶の中の西園寺/西園寺の残したもの

主要参考文献
あとがき (二〇〇七年晩秋 鴨川堤の落ち葉を踏んで愛犬と散歩しつつ 伊藤之雄)


≪著者: ≫ 伊藤之雄 (いとう ゆきお) 1952(昭和27)年福井県生まれ。京都大学教授。京都大学大学院文学研究科博士課程満期退学。京都大学博士(文学)。犬と酒と人間を愛す。確かな史料にもとづいて、明治維新から現代までの政治家の伝記を執筆するのをライフワークとする。主な著書に、『明治天皇』(ミネルヴァ書房)、『政党政治と天皇 日本の歴史22』(講談社)、『昭和天皇と立憲君主制の崩壊』(名古屋大学出版会)、『立憲国家の確立と伊藤博文』(吉川弘文館)、編著に『近代京都の改造』、『20世紀日本と東アジアの形成』(以上、メネルヴァ書房)等がある。

伊藤之雄 『政党政治と天皇』(日本の歴史22、講談社学術文庫、2010年) '11/10/23





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