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世界市民の哲学 (現代カント研究)
世界市民の哲学 (現代カント研究12)

○著者: カント研究会 編、石川求・寺田俊郎 編著
○出版: 晃洋書房 (2012/4, 単行本 219ページ)
○定価: 3,045円
○ISBN: 978-4771023079
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図書館のwebページの便利な検索機能で、著者「中島義道」にヒットして、だから?!、氏の「書評への応答」が、一ページに満たなかったとしても、ぼくはなんらか手にした一冊の本をその中途だけ読んで読み残したままに読み終えて借りたものを返すような考えはおよそなくってね(といってしまうほどに理解はおよばない、たんなる貧乏性か?!)、モチロン最初から最後までコツコツ淡々と読む読むただひたすらに読みすすめる


本書は、カント(Immanuel Kant, 1724-1804)の『世界市民(Weltbürger)の哲学』をテーマとしてその広がりと奥行きを探査し、それに向かい合うことによって現代を生きるわれわれが何を学びうるかを究明することを目指す書である。


≪目次: ≫
『現代カント研究』第十二巻刊行にあたって (二〇一一年秋 編者)
凡例

I 世界市民の哲学としてのカント哲学……寺田俊郎
はじめに/一 世界市民の法と権利とをめぐる哲学/二 世界市民的な思考様式をめぐる哲学/三 世界概念の哲学と世界市民の哲学/四 人間理性の究極目的と世界市民社会/結びにかえて――知恵に至る道と多元主義
II カント平和論の原点――「世界市民的見地に立つこと」の意味について……森禎徳
一 「世界市民」をめぐる問いかけ/二 「世界共和国」の位置づけ/三 「共和制」という理念/四 フランス革命の衝撃/五 「原点」としての世界市民的見地
III 世界市民と国家の「外部」――カント的自律概念の法的‐政治的展開をめぐって……福田俊章
はじめに――世界市民の理念とカントの自律概念/一 共和的体制の内実/二 世界市民的立場の内実/三 国家の「他者」どうしとしての連帯
IV 世界市民的見地における法の理解……石田京子
はじめに/一 「法とはなにか」という問い/二 自然状態から市民状態への移行/三 根源的契約の射程/おわりに
V カント世界市民論の成立原点――『美と崇高の感情に関する観察』再読……伊藤貴雄
はじめに/一 初出箇所/二 趣味の多様性/三 原則の普遍性/四 多様性の統一/五 時代背景/おわりに
VI なぜカントひとり世界市民主義(コスモポリタニズム)なのか――ルソーとヘーゲルのはざまで……石川求
はじめに――positiv ではなくて negativ/一 自然権より根源的契約――自由に先立つもの/二 主権より権力分立――モンテスキュー=カントの洞察/三 民主制より代表制――批判的方法としての拒否権/四 世界共和国ではなく国家連盟――ウェルギリウス=カントの憂慮/五 批判哲学としてのコスモポリタニズム――愛ではなくて権利

〔特別寄稿〕
境界人の眼から見たカントの世界市民主義――「一本の綱にお互いが結ばれ合って」……宋斗律(song, Du-Yul)/石川求 訳
〔訳者解題〕/はじめに/一 カントの世界市民主義と現代/二 世界市民主義と世界社会/三 境界人と第三者の根源性/四 世界市民主義と東アジア

〔書評〕
Takeshi Nakazawa, “Kants Begriff der Sinnlichkeit. Seine Unterscheidung zwischen apriorischen und aposteriorischen Elementen der sinnlichen Erkenntnis und deren lateinischen Vorlagen”, frommann-holzboog Verl. Stuttgart-Bad Cannstatt 2009.……平田俊博
 平田俊博氏の書評への応答……中沢武
中島義道著『『純粋理性批判』を嚙み砕く』(講談社、2010年)……滝沢正之
 滝沢正之氏の書評への応答……中島義道

〔国際学会・参加報告〕
第十一回国際カント学会・参加報告……ヴォルフガング・エアトル/河村克俊/菅沢龍文/山蔦真之/山根雄一郎

あとがきにかえて――ディオゲネスの子どもたち

日本におけるカント文献目録(2009-2010年)(抄)……佐藤労/カント研究会 編
事項・人名・書名索引


〔欧文梗概〕 Die Philosophie des Weltbürgertums Zusammenfassung
Kant's Philosophy as a Cosmopolitan Philosophy …… Toshiro TERADA (Tokyo)
The Origin of Kant's Theory of Peace――Significance of 'the Perspective of the Cosmopolitan' …… Yoshinori MORI (Tokyo)
Weltbürger und die “Außenseite” des Staats――die juridisch Entfaltung von Autonomie-Begriff Kants …… Tosgiaki FUKUDA (Fukushima)
Idee zum Recht in weltbürgerlicher Absicht …… Kyoko ISHIDA (Tokio)
Die Entstehung des Kosmopolitismus bei Kant-Beobachtungen über das Schönen und Erhabenen als Anhaltspunkt …… Takao ITO (Tokio)
Warum verteidigte Kant alleine das Weltbürgertum, der so in einem schmalen Abstand zwischen Rousseau und Hegel stak? …… Motomu ISHIKAWA (Tokio)
Das Weltbürgertum Kants aus Sicht eines Grenzgängers――,,Durch ein Seil miteinander verbunden'' …… Du-Yul Song (Berlin)


≪執筆者紹介: ≫
寺田俊郎 (てらだ としろう) 1962年生。2001年大阪大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。文学博士(大阪大学)。上智大学文学部教授。主要論文、著書、“The Allegedly Kantian Thesis 'Freedom Is Nothing but Autonomy”, Akten des 9. Internationalen Kant-Kongress, Walter de Gruyter, 2002、「グローバル・エシックスとしてのカントの道徳形而上学」(日本カント研究編、日本カント研究7『ドイツ哲学の意義と展望』理想社、2006年)、『グローバル・エシックスを考える――〈9・11〉後の世界と倫理』(共著、梓出版社、2008年)。
森 禎徳 (もり よしのり) 1969年生。2000年早稲田大学大学院文学研究科哲学専攻博士後期課程修了。文学博士(早稲田大学)。国士舘大学、東邦大学ほか非常勤講師。主要論文、著書、『理念をめぐるカントの思惟』(文理閣、2001年)、「医療制度と市場原理――「公正」という観点から」(『医学哲学・医学倫理』第25号、日本医学哲学・倫理学会編、2007年)、「純粋実践理性の自律――ロールズ正義論とカント実践哲学」(御子柴善之・檜垣良成編、現代カント研究10『理性への問い』晃洋書房、2007年)、「永遠平和へのリアリティ――公表性・訪問権・世界市民」(日本カント協会編、日本カント研究11『カントと幸福論』理想社、2010年)。
福田俊章 (ふくだ としあき) 1959年生。92年東北大学大学院博士課程後期単位取得退学。福島県立医科大学准教授。主要論文、「『道徳法則の下なる意志』と道徳法則の正当化」(久呉高之・湯浅正彦編、現代カント研究6『自由と行為』晃洋書房、1997年)、「狼はいかにして羊になるのか――ホッブス国家論を読む」(寺田俊郎・舟場保之編『グローバル・エシックスを考える――「九・一一」以降の世界と倫理』梓出版社、2008年)。
石田京子 (いしだ きょうこ) 1979年生。2008年慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。恵泉女学園大学、慶應義塾大学非常勤講師。主要論文、「カント法哲学における許容法則の位置づけ」(日本カント協会編、日本カント研究8『カントと心の哲学』理想社、2007年)、「カントの世界市民法について――生得的権利の保証の観点から」(三田哲学会『哲学』第120集、2008年)、「カント実践哲学における『法』と『道徳』」(慶應義塾大学倫理学研究会『エティカ』第1集、2008年)。
伊藤貴雄 (いとう たかお) 1973年生。2006年創価大学大学院文学研究科人文学専攻博士後期課程修了。博士(創価大学)。創価大学文学部准教授。主要論文、「戦争・法・国家」(齋藤智志他編『ショーペンハウアー読本』法政大学出版局、2007年)、「意思の否定は道徳の否定なのか――ショーペンハウアーと共同性の問題」(『理想』第687号、理想社、2011年)。訳書、共訳書、日本ヘルマン・ヘッセ研究会編『ヘルマン・ヘッセ全集4――車輪の下――』臨川書店、2005年)、同『ヘルマン・ヘッセ エッセイ全集8――時代批評――』臨川書店、2010年)。
石川求 (いしかわ もとむ) 1958年生。88年東北大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。首都大学東京大学院人文科学研究科教員。関連論文、「ハイデガーとコスモポリタン――世界とはなにか」(『東北哲学会年報』第18号、2002年)、「対話とはなにか――ガーダマー拾遺」(『思想』第974号、2005年)。

〈特別寄稿執筆者〉
宋 斗律 (ソン ドゥユル) 1944年生。ミュンスター大学社会学研究科教授。経歴及び主要著書については、本書137-138頁の〔訳者解題〕を参照されたい。

〈書評執筆者〉
平田俊博 (ひらた としひろ) 1947年生。山形大学教職大学院教授。東洋大学博士(文学)。
中沢 武 (なかざわ たけし) 1963年生。早稲田大学・明海大学・東京薬科大学非常勤講師。トーリア大学哲学博士(Dr. phil.)。
滝沢正之 (たきざわ まさゆき) 1973年生。駒澤大学・明治大学非常勤講師。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学。
中島義道 (なかじま よしみち) 1946年生。「哲学塾カント」主宰。ウィーン大学博士。

〈国際学会・参加報告執筆者〉
ヴォルフガング・エアトル (Wolfgang Ertl) 1965年生。慶應義塾大学准教授。エアランゲン・ニュルンベルク大学 Dr. phil. habil. (哲学)。
河村克俊 (かわむら かつとし) 1958年生。関西学院大学教授。トリーア大学 Ph. D. (哲学)。
菅沢龍文 (すがさわ たつぶみ) 1957年生。法政大学教授。
山蔦真之 (やまつた さねゆき) 1981年生。東京大学大学院(倫理学)博士課程在学、マインツ大学留学中。
山根雄一郎 (やまね ゆういちろう) 1970年生。大東文化大学教授。東京大学博士(文学)。

〈文献目録作成者〉
佐藤 労 (さとう つとむ) 1957年生。藤田保健衛生大学医学部教授。博士(哲学)。


カント 『純粋理性批判〈7〉  Kritik der reinen Vernunft, 2. Auflage, 1787 』(中山元 訳、光文社古典新訳文庫、2012年) '12/02/13
カント 『純粋理性批判〈6〉』(中山元 訳、光文社古典新訳文庫、2011年) '11/10/06
カント 『純粋理性批判〈5〉』(中山元 訳、光文社古典新訳文庫、2011年) '11/06/06
カント 『純粋理性批判〈4〉』(中山元 訳、光文社古典新訳文庫、2011年) '11/02/08
カント 『純粋理性批判〈3〉』(中山元 訳、光文社古典新訳文庫、2010年) '10/10/05
カント 『純粋理性批判〈2〉』(中山元 訳、光文社古典新訳文庫、2010年) '10/06/24
カント 『純粋理性批判〈1〉』(中山元 訳、光文社古典新訳文庫、2010年) '10/02/21
カント 『永遠平和のために  Zum ewigen Frieden, 1795 』(宇都宮芳明 訳、ワイド版岩波文庫、2005年) '08/11/25
カント 『永遠平和のために/啓蒙とは何か 他3編』(中山元 訳、光文社古典新訳文庫、2006年) '08/09/02

中島義道 『悪への自由 カント倫理学の深層文法』(勁草書房、2011年) '11/11/18
竹田青嗣 『完全解読 カント『実践理性批判』』(講談社選書メチエ、2010年) '11/01/05
中島義道 『『純粋理性批判』を噛み砕く』(講談社、2010年) '10/10/26
竹田青嗣 『完全解読 カント『純粋理性批判』』(講談社選書メチエ、2010年) '10/06/09
ジル・ドゥルーズ 『カントの批判哲学  La philosophie critique de Kant, 1963.』(國分功一郎 訳、ちくま学芸文庫、2008年) '09/08/11
中島義道 『カントの自我論』(岩波現代文庫、2007年) '09/06/24
中島義道 『カントの法論』(ちくま学芸文庫、2006年) '09/02/09
中島義道 『カントの人間学』(講談社現代新書、1997年) '09/02/07
中島義道 『時間と自由 カント解釈の冒険』(講談社学術文庫、1999年) '09/02/04
中島義道 『カントの時間論』(岩波現代文庫、2001年) '09/01/28
中島義道 『カントの読み方』(ちくま新書、2008年) '09/01/23






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