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人間知性研究 〈新装版〉: 付・人間本性論摘要
人間知性研究 〈新装版〉: 付・人間本性論摘要  David Hume: “An Enquiry concerning Human Understanding”, 1748 : “An Abstract of a Book latety published entituled a Treatise of Human Nature”,1740

○著者: デイヴィッド・ヒューム、斎藤繁雄/一ノ瀬正樹
○出版: 法政大学出版局 (2011/11, 単行本 292ページ)
○定価: 5,040円
○ISBN: 978-4588121296
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あぁどうしてこうもなにごともことごとく、うまくいっているような気がまったくしないものなのか、どうなっちゃっているんだよう、などとは、チカラなく肩をおとしてうつむきかげんに天をあおいで、、、もっとも、なにもかもが思い通りにゆかないのは、なんとかしたいと考えて、なんとかしようと試みて、ある意味では、考えて試みているからこそ、うまくいかないことが明らかになって浮かび上がって気になるのであって、気になることは気になるのであって、その他の多くの気にならないことのなかにあって、際だって気になるのは、それが他とは異なる特異な事柄であるからであって、そう考えるにはおおむね多くのことはジツは思い通りにいっていて、およそのことがジッサイには思い通りにいっているからこそ、ときにたまに生じる思い通りにいかないことが、だからこそ、浮かび上がって明らかになって気になる、だけなのかもしれない


主著『人間本性論』第1巻をよりよく書き直したという本書で、ヒュームは、因果論を深め、自由と必然、奇跡や摂理などを新たに論じた。『人間本性論摘要』を付す。


≪目次: ≫
凡例

『人間知性研究』 An Enquiry concerning Human Understanding, 1748
第一章 哲学の異なった種類について
第二章 観念の起源について
第三章 観念の連合について
第四章 知性の作用に関する懐疑的疑念
第五章 これらの疑念の懐疑論的解決
第六章 蓋然性について
第七章 必然的結合の観念について
第八章 自由と必然性について
第九章 動物の理性について
第十章 奇蹟について
第十一章 特殊的摂理と未来〔来世〕の状態について
第十二章 アカデミー的あるいは懐疑的哲学について

原注
編注
訳注


付・『人間本性論摘要』 An Abstract of a Book latety published entituled a Treatise of Human Nature,1740
序言
『人間本性等々についての論考』と題して最近公刊された書物の摘要

訳注


〈解説〉 ヒューム因果論の源泉――他者への絶え間なき反転/一ノ瀬正樹
 1 ヒュームの苦境
 2 生けるヒューム認識論
 3 生ける自然主義者ヒューム
 4 「宇宙のセメント」としての因果
 5 因果論と『人間知性研究』
 6 原子論からの出発
 7 因果性についての公式見解
 8 「原因」の二つの定義
 9 因果論に潜む他者の視点
 10 他者への反転
 11 デザイン論証
 12 秩序の原因としての神
 13 日常因果とデザイン因果
 14 自然的信念と宗教的信念
 15 他者という謎
 16 他律性の暗闇

 解説注


訳者あとがき (二〇〇三年正月 オックスフォード、クライスト・チャーチを見上げつつ 一ノ瀬正樹)
第二刷に際して (二〇〇五年五月 訳者)

事項索引・人名索引


≪著者: ≫ デイヴィッド・ヒューム (David Hume) 1711年4月26日生まれ。スコットランドを代表する哲学者。エディンバラ大学で学び、哲学やその他の分野についての執筆活動をするとともに、フランス大使秘書などに就く。ルソーとの交流とその破綻はよく知られている。1776年8月25日死去。おもな著作は、『人間本性論』(1739-40)、『人間本性論摘要』(1740、本書所収)、『人間知性研究』(1748、本書)、『道徳原理研究』(1751)、『宗教の自然史』(1757)、『イングランド史』(1754-61)など。死後『自然宗教に関する対話』(1779)が公刊された。

[訳者: ] 斎藤繁雄 (さいとう しげお) 1920年生まれ。東洋大学大学院文学研究科哲学専攻(修士)修了。東洋大学名誉教授、文学博士。専攻、イギリス哲学。著書に、『ヒューム哲学と「神」の概念』(法政大学出版局)。訳書に、『宗教とその形成』(ホワイトヘッド著作集第7巻)、ヒューム『宗教の自然史』『自然宗教に関する対話』『奇蹟論・迷信論・自殺論』(以上、共訳、法政大学出版局)ほか。

[訳者: ] 一ノ瀬正樹 (いちのせ まさき) 1957年生まれ。東京大学大学院哲学専攻博士課程修了。博士(文学)。東京大学大学院人文社会系研究科・文学部教授。和辻哲郎文化賞、中村元賞受賞。著書に、『人格知識論の生成』(東京大学出版会、1997)、『原因と結果の迷宮』(勁草書房、2001)、『死の所有』(東京大学出版会、2011)、『確率と曖昧性の哲学』(岩波書店、2011)など。


一ノ瀬正樹/伊東乾/影浦峡/児玉龍彦/島薗進/中川恵一 編著 『低線量被曝のモラル』(河出書房新社、2012年) '12/08/22
一ノ瀬正樹 『確率と曖昧性の哲学』(岩波書店、2011年) '12/07/25
一ノ瀬正樹 『死の所有 死刑・殺人・動物利用に向きあう哲学』(東京大学出版会、2011年) '12/07/17
一ノ瀬正樹 『原因と理由の迷宮 「なぜならば」の哲学』(勁草書房、2006年) '12/07/08
一ノ瀬正樹 『原因と結果の迷宮』(勁草書房、2001年) '12/07/02
一ノ瀬正樹 『人格知識論の生成 ジョン・ロックの瞬間』(東京大学出版会、1997年) '12/06/06
一ノ瀬正樹 『死の所有 死刑・殺人・動物利用に向きあう哲学』(東京大学出版会、2011年) '11/12/30
一ノ瀬正樹 『確率と曖昧性の哲学』(岩波書店、2011年) '11/09/04





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