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日中関係―戦後から新時代へ (岩波新書 新赤版 (1021))
日中関係 戦後から新時代へ (岩波新書1021)

○著者: 毛里和子
○出版: 岩波書店 (2006/6, 新書 232ページ)
○定価: 840円
○ISBN: 978-4004310211



いわゆる「「戦後」は終わっていない」、、、(p184)
1972年の「日中正常化」における、問題点として、両国外交の極端なまでの異質性、それが今日にいたるまで続き、両国の摩擦を増幅させている、、、(p89-90)
2005年春の「反日デモ」の、大きなショック、をうけて


靖国問題や「反日デモ」にゆれる日中関係。その閉塞はなぜ、どのように生じたのか。冷戦期から国交正常化を経て、現在に至るまでの半世紀の歩みを丹念にたどりながら、両国関係に大きな構造変動が進行していることを指摘する。中国脅威論をしりぞけ、相互信頼にもとづく「新時代」の幕開けを展望してゆく日中関係論。


≪目次: ≫
はじめに

第1章 冷戦のただなかで
1 サンフランシスコ条約と日華条約
サンフランシスコ講和/吉田書簡/日華平和条約/中国の反発
2 戦後日本の「脱アジア」と対中政策
疎遠なるアジア/東南アジアとの賠償交渉/初の外交青書/初めての対中統一見解/日韓基本条約/東南アジアの開発/佐藤政権と台湾派
3 中国の対日基本政策
向ソ一辺倒/「軍国主義者と人民を分ける」/「日本チーム」の組織/「対日工作方針と計画」/対日正常化アプローチ/日本人居留民帰還と戦犯/対日賠償問題/なぜ賠償請求を放棄したか
4 民間貿易とその役割
冷戦と禁輸/民間貿易にかかわった四組織/四回の民間貿易協定/長崎国旗事件/LT貿易/覚書貿易へ/友好貿易/日中関係を拘束したもの

第2章 日中正常化への道
1 米中の和解
米中接触のはじまり/パキスタン・ルート/米国の戦略的意図/中国の戦略的意図/キッシンジャーの極秘訪中/一〇月訪中/キッシンジャー・周会談のポイント/ニクソン訪中/上海コミュニケ/米中の対日戦略/米中の日本イメージ
2 日中正常化のプロセス
日本軍国主義批判/周恩来四条件と財界の中国傾斜/正常化までの政治プロセス/いわゆる竹入メモ/田中・大平訪中/正常化交渉のポイント/交渉のハイライト/共同声明まとまる/台湾との断交
3 正常化をどう評価するか
日本側の問題/歴史問題はすんだのか/米中和解との比較/賠償と世論/中国外交の戦略性/中国外交の道義性/一九七二年体制論/一九七二年合意は永久不変か

第3章 中国の近代化と日本
1 中国の改革開放政策
蜜月の時代/平和友好条約/小平の訪日と借款/初の長期貿易取り決め/プラント契約のキャンセル/中国の改革開放政策/独立自主路線の採用
2 中国の近代化政策と日本の援助
借款の受け入れ決定/大平首相の対中援助三原則/大平政権の環太平洋政策/胡耀邦と対日関係/四回の対中円借款/最大の受け取り国/中国のODA評価/天安門事件/「アジアに帰ってきた日本」
3 歴史問題をめぐる摩擦
教科書問題/靖国参拝/九・一八反日デモ/後藤田談話/光華寮事件

第4章 構造変化する日中関係
1 ポスト冷戦と新たな争点
構造変化とは/経済のもたれ合い/中国の台頭/核実験と無償援助の凍結/台湾海峡の危機/日米安保の再定義と「周辺事態」/日米新ガイドライン/尖閣諸島をめぐる紛争
2 「戦後は終わった」のか?
日本のダブル・スタンダード/戦後五〇年の「けじめ」/戦後五〇年村山談話/日本政治の変容/民間賠償請求の動き/日本政府の立場/江沢民訪日と歴史問題
3 中国の新民族主義と「対日新思考」
愛国主義教育/中国のウルトラ民族主義/怒れる青年たち/新日本論/対日新思考/孤立する「新思考」/『抗日戦争史研究』での論争
4 日本の新ナショナリズムと中国
戦争観の変容/歴史の見直し/新しい歴史教科書/新ナショナリズム/中国の日本論/靖国神社参拝をめぐって/A級戦犯と東京裁判/中国の靖国参拝批判/シンボル化された靖国問題

第5章 新たな関係へ――パートナーになりうるか
1 二〇〇五年反日デモ
反日デモの高まり/中国指導部内の不一致/デモの前兆/ネット民族主義
2 悪くなる相互イメージ
中国の日本イメージ/日本の中国イメージの変化
3 日中間の新たな争点
国連安保理常任理事国入り問題/中国政府は?/台湾問題と日米安保/ODAをめぐって/領土・領海問題
4 日中関係の新構造
三つのアクター/三つのレベルのイシュー
5 日中関係の再構築のために
まず危機管理を/再構築への六つの提案/アジアの中の日本/アジアの中の中国

おわりに (二〇〇六年新緑の中で 毛里和子)

引用文献リスト


≪著者: ≫ 毛里和子 (もうり・かずこ) お茶の水女子大学文教育学部卒業。早稲田大学政治経済学術院教授(2010年3月に退職)。専攻、現代中国論。著書、『中国とソ連』(岩波新書)、『周縁からの中国』(東京大学出版会)、『新版 現代中国政治』(名古屋大学出版会)ほか。編著書、『現代中国の構造変動』(第1巻、第7巻、東京大学出版会)、『日中関係をどう構築するか』(岩波書店)ほか。訳書、『ニクソン訪中機密会談録』(共訳、名古屋大学出版会)、『周恩来・キッシンジャー機密会談録』(監訳、岩波書店)ほか。


服部龍二 『日中歴史認識 「田中上奏文」をめぐる相剋 1927‐2010 』(東京大学出版会、2010年) '13/01/03
早野透 『田中角栄 戦後日本の悲しき自画像』(中公新書、2012年) '12/11/27
川島真/清水麗/松田康博/楊永明 『日台関係史 1945-2008 』(東京大学出版会、2009年) '12/11/25
下斗米伸夫 『アジア冷戦史』(中公新書、2004年) '12/11/24
神田豊隆 『冷戦構造の変容と日本の対中外交 二つの秩序観 1960-1972 』(岩波書店、2012年) '12/11/ 17
田中明彦 『日中関係 1945‐1990』(UP選書、東京大学出版会、1991年) '12/09/22
袖井林二郎 編訳 『吉田茂=マッカーサー往復書簡集 [1945-1951] 』(講談社学術文庫、2012年) '12/08/17
服部龍二 『日中国交正常化 田中角栄、大平正芳、官僚たちの挑戦』(中公新書、2011年) '12/01/24

上坂冬子 『戦争を知らない人のための靖国問題』(文春新書、2006年) '09/11/27
三土修平 『頭を冷やすための靖国論』(ちくま新書、2007年) '09/11/24
小島毅 『靖国史観 幕末維新という深淵』(ちくま新書、2007年) '09/11/19
高橋哲哉 『靖国問題』(ちくま新書、2005年) '09/10/27
半藤一利/保阪正康/井上亮 『「東京裁判」を読む』(日本経済新聞出版社、2009年) '09/11/05
竹内修司 『創られた「東京裁判」』(新潮選書、2009年) '09/10/29
東郷和彦 『歴史と外交 靖国・アジア・東京裁判』(講談社現代新書、2008年) '09/07/27





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