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政治的思考 (岩波新書)
政治的思考 (岩波新書1402)

○著者: 杉田 敦
○出版: 岩波書店 (2013/1, 新書 224ページ)
○定価: 756円
○ISBN: 978-4004314028



人間社会にかかわる複雑な作業(営み)としての、政治に対する向き合い方、政治的思考


政治への不信感が高まる今こそ、政治をどうとらえ、いかにそれとかかわるかが問われている。決定・代表・討議・権力・自由・社会・限界・距離という八つのテーマにそくして、政治という営みの困難と可能性とを根本から考えていく。私たちの常識的な見方や考え方を揺さぶり、政治への向き合い方を問う全八章。


≪目次: ≫
まえがき

第一章  決定 ――決めることが重要なのか
決めることは捨てること/「誰が」決めるのか/誰が決めるかを決めておく装置/「何を」決めるのか/憲法改正は争点か/「いつ」決めるのか/「どのように」決めるのか/民主政治へのいらだち/政治と速度

第二章  代表 ――なぜ、何のためにあるのか
代表は可能なのか/代表とな何なのか/代表制はなぜ必要なのか/演劇としての代表制/直接投票をどう考えるか/特設投票をすべきとき/代表をめぐる競争

第三章  討議 ――政治に正しさはあるか
「話し合う」と「決める」/暴力による支配/社会契約論/学問的な議論と政治的な議論/政治に正しさはあるか/利益政治の問題/倫理と利益/話し合いについての話し合い

第四章  権力 ――どこからやってくるのか
権力と暴力/国家権力――領土か生存か/国家権力の二面性/権力はどこにあるのか/監視する権力/市場の権力/経済のグローバル化と権力/ポピュリズムとは何か/権力への抵抗とは

第五章  自由 ――権力をなくせばいいのか
自由 対 権力/自由の条件/共和主義論、市民社会論の落とし穴/抵抗としての自由/変化を阻む「壁」/目的としての自由の難しさ/未完の自由

第六章  社会 ――国家でも市場でもないのか
社会は存在するか/市場と社会/国民と社会/社会と国家/あいまいな領域としての社会

第七章  限界 ――政治が全面化してもよいのか
政治からは逃げられない/政治の暴走/教育と政治/文化・科学・学術と政治/違憲審査と政治/メディアと政治/官僚制と政治/自己内対話としての政官対立/健全な政治のために

第八章  距離 ――政治にどう向き合うのか
「大衆」との距離/自分自身との距離/敵対性はどこにある/負担配分の政治とナショナリズム/距離の喪失/政治の前提が変わった/政治との距離の大切さ

あとがき (二〇一三年一月  杉田 敦)


≪著者: ≫ 杉田 敦 (すぎた・あつし) 1959年生まれ。東京大学法学部卒業。法政大学法学部教授。専攻、政治理論。著書、『権力の系譜学』『思考のフロンティア 権力』『境界線の政治学』『政治への想像力』(以上、岩波書店)、『デモクラシーの論じ方』(ちくま新書)ほか。共著、『3・11に問われて』(岩波書店)、『これが憲法だ!』(朝日新書)、『社会の喪失』(中公新書)ほか。編著、『現代政治理論』(共編、有斐閣)、『丸山真男セレクション』(平凡社ライブラリー)ほか。訳書、『アメリカ憲法は民主的か』(ロバート・ダール著)、『プルーラリズム』(ウィリアム・E. コノリー著、共訳、以上、岩波書店)ほか。







 政治についての次のような見方をどう思いますか。

  決め方は決まっている
  代表に任せればいい
  正しい答えはわかっている
  自分には権力はない
  自由とは放任だ
  国家など要らない
  政治の邪魔をするな
  敵が誰かは知っている

 本書では、このいずれとも別の見方を示します。それを通じて、政治的に考えるとはどういうことなのかを、明らかにしていきたいと考えています。   (pi-ii、「まえがき」)


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