ブログネタ
読んだ本♪♪ に参加中!
伊藤真の刑事訴訟法入門―講義再現版
伊藤真の刑事訴訟学入門 【第4版】 講義再現版  Makoto Itoh: “The Guide to Criminal Procedure by Makoto Itoh.”, The fourth edition, 2010

○著者: 伊藤 真
○出版: 日本評論社 (2010/3, 単行本 192ページ)
○定価: 1,785円
○ISBN: 978-4535517394




★刑法第199条
 人を殺した者は、死刑又は無期若しくは5年以上の懲役に処する。  (p2)

★憲法第31条
 何人も、法律の定める手続によらなければ、その生命若しくは自由を奪はれ、又はその他の刑罰を科せられない。  (p5)

★刑事訴訟法第1条
 この法律は、刑事事件につき、公共の福祉の維持と個人の基本的人権の保障とを全うしつつ、事案の真相を明らかにし、刑罰法令を適正且つ迅速に適用実現することを目的とする。  (p5-6)

★刑事訴訟法第247条
 公訴は、検察官がこれを行う。  (p84)


定番となった刑事訴訟法入門書のリニューアル版。裁判員裁判など最新の刑事訴訟法をめぐる動きを加え、憲法的刑事訴訟法の理念を基礎に具体的事例を織り込みながらわかりやすく解説。


≪目次: ≫
……新シリーズ刊行にあたり (2009年10月  伊藤 真)
……はじめに (1998年8月  伊藤 真)

第1章 序論
I 刑事訴訟法とはなにか
 1 刑法を実現するための手続
 2 公判手続
 3 公判のための捜査手続
 4 上訴・執行段階
  コラム 裁判員制度

第2章 捜査
I 捜査の端緒
 1 捜査の端緒とは
 2 職務質問
  コラム 所持品検査
II 捜査の開始
 1 任意捜査の原則
 2 強制処分法定主義・令状主義
 3 強制捜査の種類
 4 被疑者の逃亡の防止・罪証隠滅の防止のための強制処分
  (1) 逮捕
  (2) 勾留
  (3) 逮捕・勾留に関する原則――事件単位の原則
  (4) 逮捕・勾留に関する原則――いわゆる別件逮捕・勾留
  (5) 証拠の採取のための強制処分(証拠の収集)
  (6) 供述を得るための捜査
  コラム 通信傍受法
  コラム 取調べの可視化
III 不当な捜査に対する被疑者の防御
 1 総論
 2 被疑者の不当な捜査処分を積極的に争う権利
 3 弁護人の助力を得る権利
  (1) 弁護人選任権・接見交通権
  (2) 国選弁護人選任権

第3章 公訴の提起
I 誰が公訴の提起をするのか
 1 国家起訴独占主義
II どのような場合に公訴を提起するのか
 1 起訴便宜主義
 2 訴訟条件と刑事訴訟の裁判
  (1) 実体裁判
  (2) 形式裁判
  コラム 公訴時効は撤廃すべきか?
 3 不当起訴・不当不起訴に対する対策
III どのようにして公訴を提起するのか
 1 起訴状一本主義
 2 起訴状に記載される項目

第4章 公判手続
I 概説
 1 第一審公判手続
  (1) 冒頭手続
  (2) 証拠調べ手続
  (3) 弁論手続
  (4) 実際の運用
  コラム 迅速な裁判――高田事件
II 審判の対象
 1 何を立証するのか(審判の対象は何か)
 2 立証の結果、食い違ってきたらどうするか
  (1) 訴因変更制度
  (2) 訴因変更の可否
  (3) 「公訴事実の同一性を害しない程度」
  (4) 訴因変更の要否
III 証明と認定
 1 どのような事実をどのような証拠で立証するか
  (1) 証拠裁判主義
  (2) 厳格な証明
  コラム 違法に収集された証拠
  コラム 自白
  (3) 厳格な証明の対象
 2 誰が立証するのか(挙証責任論)
  (1) 公判手続の登場人物
  (2) 挙証責任論
  (3) どのように立証するのか(公判中心主義)
 3 誰がどのようにして認定するのか
  (1) 立証の程度
  (2) 自由心証主義
  (3) 自由心証主義のもとでの合理性の担保

第5章 裁判
I 裁判の意義と種類
 1 形式による区別
 2 終局裁判と終局前の裁判
 3 実体裁判と形式裁判
II 裁判の成立
III 裁判の効力
IV 救済手続
  コラム 被害者の地位
V 裁判の執行
VI 被害者の保護
 1 被害者の証人としての地位の保護
 2 告訴期間の改正
 3 被害者の手続参加
  コラム 被害者参加制度

……第6章 まとめ


【理解度クイズ 銑Σ鯏】


≪著者: ≫ 伊藤 真 (いとう・まこと) 1958年 東京生まれ。1981年 司法試験に合格後、司法試験等の受験指導に携わる。1982年 東京大学法学部卒業後、司法研修所入所。1984年 弁護士登録。1995年 15年間の司法試験等の受験指導のキャリアを活かし、合格後、どのような法律家になるかを視野に入れた受験指導を理念とする「伊藤真の司法試験塾」(その後、「伊藤塾」に改称)を開塾。伊藤塾設立後、2007年末まで弁護士業務を休業し、司法試験をはじめとする受験指導に専念していたが、2007年12月弁護士再登録。伊藤塾以外でも、大学での講義(慶應義塾大学大学院講師を務める)、代々木ゼミナールの教養講座講師、日経ビジネススクール講師、全国各地の司法書士会、税理士会、行政書士会等の研修講師も務める。主な著書、『伊藤真の入門シリーズ 「憲法〜刑事訴訟法」』(全6巻、日本評論社)※伊藤真の入門シリーズ 第3版(全6巻)は韓国版もある。『伊藤真試験対策講座』(全14巻、弘文堂)、『中高生のための憲法教室』(岩波ジュニア新書)、『なりたくない人のための裁判員入門』(幻冬舎新書)、『夢をかなえる勉強法』(サンマーク出版)等多数。

伊藤真 『伊藤真の民事訴訟法入門 【第4版】 講義再現版』(伊藤真の法律入門シリーズ、日本評論社、2010年) '13/02/24
伊藤真 『伊藤真の法学入門 講義再現版』(伊藤真の法律入門シリーズ、日本評論社、2010年) '13/02/21
伊藤真 『伊藤真の刑法入門 【第4版】 講義再現版』(伊藤真の法律入門シリーズ、日本評論社、2010年) '13/02/18
伊藤真 『伊藤真の憲法入門 【第4版】 講義再現版』(伊藤真の法律入門シリーズ、日本評論社、2010年) '13/02/15
伊藤真 『伊藤真の民法入門 【第4版】 講義再現版』(伊藤真の法律入門シリーズ、日本評論社、2009年) '13/02/11
伊藤真 『高校生からわかる 日本国憲法の論点』(トランスビュー、2005年) '10/04/17
伊藤真 『中高生のための憲法教室』(岩波ジュニア新書、2009年) '10/04/15

山村拓也/高城真之介/伊藤塾 編 『うかる! 主要5科目で学ぶ 司法書士 入門テキスト』(日本経済新聞出版社、2007年) '13/02/12





……刑事訴訟自体が、そもそも人間が人間を裁くことなどできるのかという哲学的な問題を内に含んでいますから、考え方がいろいろに分かれることもまた当然なのです。本来なら神様がやるべきようなことを人間がやらざるをえないのが刑事裁判です。そして、犯罪者なのになぜ弁護士をつけるのかとか、疑わしいのになぜ釈放してしまうのかなどの素朴な疑問をもつのも刑事訴訟法の特徴です。これらの素朴な疑問に答えられるようにすることもこの法律を学ぶ目的のひとつです。
 刑事訴訟の世界は、最終的には人が死刑になる可能性のある手続であり、生命・身体というきわめて重要な人権の侵害を招く可能性のある世界です。他方で、犯罪者は他人の生命・身体・財産など重要な人権を侵害した者たちです。これらの者によって侵害された被害者のことも考えなければなりません。将来の被害者、つまり社会の安全ということも視野に入れなければならないこともあるでしょう。つまり、この刑事訴訟の場は人権がもっとも激しく対立する場なのです。……   (piii-iv、「はじめに」)



人気ブログランキングへ