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宗教なんかこわくない! (ちくま文庫)
○著者: 橋本治
○定価: 本体価格680円+税(在庫×)
○ISBN: 978-4480034953







そう、“生きる”ということ自体が苦しいことで、輪廻転生、だから、再び生まれ変わる恐怖、とか、「我思う、ゆえに我れあり」、で、“宗教からの自由”、“自我の獲得”、「私は神によって存在を許されているのではなく、自分自身のありように従って存在しているのである」・・・ (p222-223)


橋本治 『宗教なんかこわくない!』(マドラ出版、1995年) '07/09/03


人は何故、宗教にはまるのか? 日々の不満や不安に打ち勝ち、日本人が本当の「近代」を獲得するためには!? 新潮学芸賞受賞作。

宗教とは、この現代に生き残っている過去である――だから、「宗教とはなんなのか?」ということを考えるのだとすると、その過去の集積=歴史を頭に入れなければならない。――本書より――
オウム真理教事件を契機に、日本人が本当の「近代」を獲得するために橋本治が宗教について真っ正面から取り組んだ話題の本、ついに文庫化! 新潮学芸賞受賞作。


≪目次: ≫
introduction

第I章 オウム真理教事件
 1 オウム真理教事件から“宗教”を排除すると
 2 会社が嫌いな人達

第II章 宗教とは ism である
 3 誰がシヴァ神を必要とするか?
 4 だから、宗教はイデオロギーである
 5 しかしオジサン達は“宗教”と“主義”の間に一線を引けない
 6 “信仰を強制されない自由”と“信教の自由”
 7 「“信仰”といえばキリスト教」の錯覚
 8 どうしてあなたの頭は、すっきりと晴れないのか?

第III章 錯覚
 9 なにかがヘンだ
 10 踏み絵が効く人達
 11 宗教法人法の下で、宗教は現実を超えられない
 12 宗教が無効になっていく日本の歴史
 13 “内面に語りかける宗教”と“社会を維持する宗教”
    ――あるいはその抜けている“なにか”
 14 既にして宗教は、“おだやかな日常”である

第IV章 ずるい子供とずさんな大人
 15 宗教を考えることは、ギャップの存在を頭に入れることである
 16 大人と子供は、大人の側から見れば「対立しない」が、
    子供の側から見れば「対立する」
 17 愛情に関する一章――残念ながら、これは私の独壇場だ
 18 “生産”に関する二つの宗教
 19 子供の犯罪
 20 オウム真理教の信者は、
    現実の麻原彰晃を本当に必要としているのだろうか?
 21 彼等は、どうして宗教法人であることにこだわるのか?
 22 二本の007映画の語るもの
 23 くだらないこと
 24 麻原彰晃の話し方の不思議
 25 “生産を奨励しない宗教”が人間生活の上位にあったりすると・・・・・・

第V章 なんであれ、人は非合理を信じたりはしない
 26 もしかしたら松本智津夫は、
    有能なヨガの教師だったかもしれない
 27 遂にお釈迦様の出番が――
 28 ちょっとしたインド宗教史
 29 ゴータマ・ブッダは、他人の思想である“苦行”を捨てて、
    自分の思想である“悟り”を得た
 30 仏教はいつ“宗教”になったか?
 31 人格化される思想
 32 人間の大人になる道が閉ざされていれば、
    人間はいつまでも子供のままさまよい続けるしかない
 33 キリスト教も仏教になる
 34 近代人は二度死ねない
 35 “思想”とは、
    突然変異を可能にする、最も利己的な遺伝子である
 36 私がカナブンになりたい理由


※この作品は、一九九五年七月、マドラ出版より刊行された。


≪著者: ≫ 橋本 治 (はしもと・おさむ) 1948年3月東京生。東京大学文学部国文科卒。'77年『桃尻娘』で講談社小説現代新人賞佳作。以後、小説・評論・古典の現代語訳・エッセイなど、精力的に執筆中。著書に『桃尻娘』シリーズ(全6巻)『江戸にフランス革命を!』『ぼくたちの近代史』『89』『桃尻語訳 枕草子』『絵本徒然草』『窯変 源氏物語』(全14巻)など。

橋本治 『宗教なんかこわくない!』(マドラ出版、1995年) '07/09/03


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