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精神科医が読み解く名作の中の病
○著者: 岩波 明
○定価: 本体1,300円(税別)
○ISBN: 978-4104701056






えっ、「坊っちゃん」はうつ病だった!? 名作の数々を診断します!

小説を開くと、そこにはあなたの知らない精神病理の世界が――。サリンジャー、川端康成、夏目漱石、ヘミングウェイに村上春樹、古今東西63の作品を取り上げ、現役臨床医が登場人物を架空診断。最新治療法や、思わず人に話したくなる薀蓄も満載。文学と精神医学の「深い関係」を知れば、読書の楽しみも倍増間違いなし!


≪目次: ≫
はじめに

I 狂気への誘い
美しい狂気 村上春樹 『ノルウェイの森』
自閉症とは何か リアノー・フライシャー 『レインマン』
GIDというミステリー 東野圭吾 『片想い』
妄想知覚と幻視 芥川龍之介 『歯車』
八十分間の記憶 小川洋子 『博士の愛した数式』
不安神経症 谷崎潤一郎 『悪魔』
解離と多重人格 殊能将之 『ハサミ男』
戦争神経症という病 デイヴィッド・マレル 『一人だけの軍隊』
暴力への志向 中上健次 『十九歳の地図』
シリアル・キラー 天童荒太 『孤独の歌声』
安楽死プログラム 北杜夫 『夜と霧の隅で』
グラース家のシーモア ジェローム・デイヴィッド・サリンジャー 『大工よ、屋根の梁を高く上げよ』
PTSDのヒロイン 沼田まほかる 『九月が永遠に続けば』
繰り返される心中 太宰治 『道化の華』
まだら認知症 藤沢周 『ブエノスアイレス午前零時』
アヘン中毒 コナン・ドイル 『唇の捩れた男』

II 文学と狂気の狭間で
非定型精神病 高村薫 『マークスの山』
アスペルガー症候群 スティーグ・ラーソン 『ミレニアム』
薬物乱用 村上龍 『限りなく透明に近いブルー』
不潔恐怖と怪異 泉鏡花 『陽炎座』
ストーキングと幻 川端康成 『みずうみ』
動物磁気 オノレ・ド・バルザック 『ユルシュール・ミルエ』
パニック障害 南木佳士 『阿弥陀堂だより』
物質Dの悪夢 フィリップ・キンドレド・ディック 『暗闇のスキャナー』
認知症と尊厳 安岡章太郎 『海辺の光景』
流行する発達障害 今村夏子 『こちらあみ子』
頭部外傷とファンタジー カート・ヴォネガット・ジュニア 『スローターハウス5』
座敷牢と癲狂院 島崎藤村 『夜明け前』
炎の中の快感 重松清 『疾走』
オーバードーズ 松尾スズキ 『クワイエットルームにようこそ』
ロボトミー ケン・キージー 『カッコーの巣の上で』
若年性アルツハイマー病 荻原浩 『明日の記憶』

III 精神世界への彷徨
酔いどれの騎士 レイモンド・チャンドラー『長いお別れ』
躁状態 中島らも 『水に似た感情』
DVと男と女 田中慎弥 『共喰い』
サヴァン症候群 島田荘司 『魔神の遊戯』
自動症と側頭葉てんかん 夢野久作 『ドグラ・マグラ』
文豪とギャンブル依存 フョードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー 『賭博者』
奇妙な笑い 高木彬光 『人形はなぜ殺される』
精神遅滞と心 坂口安吾 『白痴』
反応性うつ状態 中村真一郎 『死の遍歴』
拘禁反応 スティーヴン・キング 『シャイニング』
バタード・チャイルド 桜庭一樹 『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』
カルトと集団自殺 別役実 『マザー・マザー・マザー』
拒食症というゲーム スティーブン・レベンクロン 『鏡の中の少女』
社会不安障害 佐藤多佳子 『しゃべれども しゃべれども』
通過症候群 清水邦夫 『幻に心もそぞろ狂おしのわれら将門』
危機と遁走 ヘルマン・ヘッセ 『クラインとワーグナー』

IV 虚構の世界の住人たち
犯罪被害と離人症 角田光代 『八日目の蝉』
サイコオンコロジー アレクサンドル・ソルジェニーツィン 『ガン病棟』
エディプス・コンプレックス 倉橋由美子 『反悲劇』
睡眠時遊行症 アール・スタンリー・ガードナー 『夢遊病者の姪』
トラウマと情動麻痺 辻村深月 『ぼくのメジャースプーン』
窃視症 江戸川乱歩 『屋根裏の散歩者』
アットリスク精神状態 テネシー・ウィリアムズ 『ガラスの動物園』
悪とは何か? 桐野夏生 『I'm sorry, mama.』
生気的抑うつ アーネスト・ヘミングウェイ 『清潔で、とても明るいところ』
性嗜好異常 河野多惠子 『幼児狩り』
オン・ザ・ボーダー 宮部みゆき 『名もなき毒』
夢幻状態 リチャード・ブローティガン 『バビロンを夢見て』
作話と虚言症 松本清張 『小説帝銀事件』
ハーフウェイ・ハウス タッカー・コウ 『蝋のりんご』
精神病性うつ病 夏目漱石 『坊っちゃん』


≪著者: ≫ 岩波 明 (いわなみ・あきら) 1959年、横浜市生れ。東京大学医学部医学科卒。医学博士。精神保健指定医。東京都立松沢病院を始め、多くの精神科で診療にあたる。東京大学医学部精神医学教室助教授、藍野大学設立準備室、埼玉医科大学精神医学教室准教授、昭和大学医学部精神医学講座准教授を経て、2012年より昭和大学医学部精神医学講座教授。著書に『狂気という隣人』『狂気の偽装』『心に狂いが生じるとき』『生の爆発、死の誘惑』『文豪はみんな、うつ』『どこからが心の病ですか?』『精神科医が狂気をつくる』などがある。

岩波明 『精神科医が狂気をつくる 臨床現場からの緊急警告』(新潮文庫、2015年) '16/03/21
岩波明 『心の病が職場を潰す』(新潮新書、2014年) '16/02/10
岩波明 『発達障害と生きる どうしても「うまくいかない」人たち』(こころライブラリー、講談社、2014年) '16/02/07
岩波明 『他人を非難してばかりいる人たち バッシング・いじめ・ネット私刑(リンチ)』(幻冬舎新書、2015年) '16/01/31
岩波明 『大人のADHD もっとも身近な発達障害』(ちくま新書、2015年) '16/01/27



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