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エンジェルとキューピッドは同じ? キリストや悪魔は天使だった? キリスト教美術に登場する天使たちを追いながら、その正体に迫る

エンジェルとキューピッドは何が違うのか。キリストがかつて天使とみなされていたのはなぜか。堕天使はいかにして悪魔となったか。「天使」と聞いて、イメージが浮かばない日本人はいないだろう。しかし、天使をめぐる数々の謎に直面したとき、私たちは想像以上に複雑な陰影を彼らがもっていることに気づくはずだ。天使とは一体、何者なのか――。キリスト教美術をゆたかに彩る彼らの物語を追いかけてみよう。


≪目次: ≫
はじめに

第I章 異教の神々――天使とキューピッド
 天使、プットー(裸童)、スピリテッロ(小精霊)/古代における異教の有翼の神々と天使/異教とキリスト教をつなぐ「プネウマ」/光の天使/「ストイケイア(自然界の諸要素)」としての天使/「ゲニウス(守護霊)」と守護天使/宇宙を動かす天使/九つの天空と九つの天使の位階/天使の魔術

第II章 天からの使者として――天使とキリスト
 かつてイエスは天使であった!?/ユダヤの天使崇拝/神の顕現――天使かキリストか?/外典のなかの天使とキリスト/異端視された天使キリスト論/天使キリスト論の現代における復活/大天使ミカエルとキリスト/大天使ミカエル信仰/ビザンチンの大天使ミカエル/天使とキリストを結ぶ祭司メルキゼデク/三人の天使とアブラハム/中世の女性神秘家の幻視

第III章 歌え、奏でよ――天使と聖人
 天使の合唱と合奏/「宇宙の音楽」としての天使の音色/楽器を手にしはじめる天使たち/天使の音楽と「アルス・ノーヴァ」/天使のオーケストラ/病と死の影/架空の楽器、空想のオーケストラ/聖チェチリアと音楽の天使/法悦へといざなう天使の歌声/バロックの奏楽の天使たち/聖フランチェスコと熾天使セラフィム

第IV章 堕ちた天使のゆくえ――天使と悪魔
 天使はなぜ堕ちたのか/サタンとルシフェル/ティタンと堕天使/外典『エノク書』のなかの堕天使たち/天使の「自由意志」その一――オリゲネスの場合/善きダイモンと悪しきダイモン/裏切り者ユダ――サタンの手先/魔術師シモン――ペテロの宿敵/堕天使の「自由意志」その二――ミルトンの場合/よみがえる堕天使たち

第V章 天使は死なない――天使と近代人
 現代の堕天使――ヴェンダースの天使/メランコリーの天使/さまよう天使/芸術崇拝の天使/水晶球の天使/写真のなかの天使たち/詩人たちの天使/エフェラメルな天使たち

おわりに

主要参考文献


≪著者: ≫ 岡田温司 (おかだ・あつし) 1954年生まれ。京都大学大学院博士課程修了。京都大学大学院教授。著書、『ルネサンスの美人論』(人文書院)、『ミメーシスを超えて』(勁草書房)、『カラヴァッジョ鑑』(人文書院、編著)、『モランディとその時代』(同、吉田秀和賞受賞)、『マグダラのマリア』(中公新書)、『処女懐胎』(同)、『キリストの身体』(同)、『アダムとイヴ』(同)、『芸術(アルス)と生政治(ビオス)』(平凡社)、『フロイトのイタリア』(同、読売文学賞)、 『デスマスク』(岩波書店)、『アガンペン解読』(平凡社)など。訳書、『スタンツェ――西洋文化における言葉とイメージ』(アガンペン著、ちくま学芸文庫)、『規範と形式』(ゴンリッチ著、共訳、中央公論美術出版)、『藝術論叢』(ロンギ著、監訳、同)、『開かれ――人間と動物』(アガンペン著、共訳、平凡社)、『肖像の眼差し』(ナンシー著、共訳、人文書院)など。


岡田温司 『黙示録 イメージの源泉』(岩波新書、2014年) '14/05/28
岡田温司 『アダムとイヴ 語り継がれる「中心の神話」』(中公新書、2012年) '12/12/03
岡田温司 『デスマスク』(岩波新書、2011年) '11/12/04
岡田温司 『ジョルジョ・モランディ 人と芸術』(平凡社新書、2011年) '11/07/01
岡田温司 『グランドツアー 18世紀イタリアへの旅』(岩波新書、2010年) '11/05/13
ロベルト・エスポジト 『三人称の哲学 生の政治と非人称の思想  Terza persona. Politica della vita e filosofia dell'impersonale, 2007 』(岡田温司 監訳、佐藤真理恵/長友文史/武田宙也 訳、講談社選書メチエ、2011年) '11/03/06
ロベルト・エスポジト 『近代政治の脱構築 共同体・免疫・生政治  Termini della politica, Comunita, immunita, biopolitica 』(岡田温司 訳、講談社選書メチエ、2009年) '09/11/25
岡田温司 『マグダラのマリア エロスとアガペーの聖女』(中公新書、2005年) '10/08/02
岡田温司 『キリストの身体 血と肉と愛の傷』(中公新書、2009年) '10/03/08
岡田温司 『フロイトのイタリア 旅・芸術・精神分析  Italia di Freud: Arre, Viaggio, Psicoanalist 』(平凡社、2008年) '09/12/14
岡田温司 『イタリア現代思想への招待』(講談社選書メチエ、2008年) '09/11/14
岡田温司 『『ヴィーナスの誕生』 視覚文化への招待』(理想の教室、みすず書房、2006年) '09/04/18



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