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「ヤンキー」と、言い訳する「大学出」ばかりで、この国にもはや本物の知性は存在しないのか?
イギリスのEU離脱、トランプ政権誕生、ヘイト・スピーチ・・・・・・ 世界的に「反知性主義」が叫ばれて久しい中、その実態は主義というよりは、「かつて持っていた自分の優越を崩されたことによる不機嫌さ」という「気分」に過ぎないのではないか? その「空気」が生まれるに至るメカニズムを読み解き、もう一度自ら本物の「知性」を建て直すための処方箋を提示する、示唆に富んだ一冊!

日本もアメリカも、政治経済はめちゃくちゃで、モラルもなにもあったもんじゃない。
「ヤンキー」と、言い訳する「大学出」ばかりで、この国にはもはやほんものの知性は存在しないのか? 吹き荒れる「反知性主義」の実態は、思想ではなく単なる気分に過ぎないと看破し、世界が壊れゆく歴史的転換を柔らかに読み解く。
もやもやを晴らす快刀乱麻の書!


≪目次: ≫
新書のためのまえがき

第一章 ヤンキー的なもの
 一 「自分はヤンキーなのかもしれない」という衝撃
 二 「自分」を消す必要
 三 不良は自己主張をする
 四 みんな自己主張をしたいんだな

第二章 大学を考える
 一 大学解体が言われた昔
 二 そもそも勉強が好きじゃない
 三 自分の足下の深くて大きな穴
 四 大学を離れて「ワケのわからないもの」になる
 五 うっかりすると「反知性」になる

第三章 不思議な頭脳
 一 上昇志向がない
 二 根拠のない優越
 三 ヘイトスピーチってなんだったんだ?
 四 中流化して更に中流化する世界

第四章 知の中央集権
 一 東京のなにがエライ?
 二 「東京の山の手」とは?
 三 だから東京は支配的(ドミナント)になる
 四 拘束衣としての言語
 五 知は中央集権する

第五章 なぜ下品になったのか
 一 日本人は下品になった
 二 知性はモラルを捨てて行く
 三 「自己主張」という下品な行為
 四 もう崩すものはない

第六章 「経済」という怪物
 一 国民投票をする国民の正体
 二 EUが成立した頃
 三 「大きいもの」はいつまでもつか
 四 「みんなのあり方」と「こっちのあり方」
 五 国民はバカかもしれないけれど
 六 産業が発達して豊かになると、その結果、働く人間に皺寄せが来る
 七 「経済」という怪物、あるいは、もうパイの皮しか残っていないのに

最終章 顚覆しちゃいましたね
 一 「だから言ったじゃないの」とは言えないんだけどさ
 二 改めて「反知性主義」を考える
 三 さかのぼって、「主義(イデオロギー)」とはなんだ?
 四 トランプはヒトラーになれない
 五 現代で「知性」とはどういうものか
 六 「ムカムカする」を抱えて生きる、たとえば「アメリカの人達」
 七 更にもう一度、反知性主義を生み出してしまう「知性」について
 八 顚覆してしまった知性の「その先」

あとがき


※初出 「小説 TRIPPER」 連載評論 「知性の顚覆」 2015年夏季号〜2017年春季号(2016年冬季号は休載)に、まえがきとあとがきを書き下ろし、また一部内容を加筆・修正しました。


≪著者: ≫ 橋本 治 (はしもと・おさむ) 1948年東京都生まれ。東京大学文学部国文科卒業後、『桃尻娘』で小説現代新人賞佳作を受賞。評論家としても活躍活躍。『宗教なんかこわくない!』で新潮学芸賞、『「三島由紀夫」とは何者だったのか』で小林秀雄賞、『蝶のゆくえ』で柴田錬三郎賞、『双調平家物語』で毎日出版文化賞をそれぞれ受賞。近著に『たとえ世界が終わっても』。




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