ブログネタ
読んだ本♪♪♪ に参加中!









16世紀、スペイン王権との戦いから「低地諸州(ネーデルランデン)」北部であるオランダは独立。商機を求めてアジアや新大陸へ進出し、17世紀、新教徒中心の共和国は、世界でも最有力の国家となった。だが四次にわたる英蘭戦争、フランス革命の余波により没落。ナポレオン失脚後は王国として復活し、20世紀以降、寛容を貴ぶ先進国として異彩を放つ。本書は、大航海時代から現代まで、人物を中心に政治、経済、絵画、日本との交流などを描く。


≪目次: ≫
はじめに

図表 「オランイェ・ナッサウ家系図」
地図 「オランダ(2017年現在)」

第1章 反スペインと低地諸州の結集――16世紀後半
 1 ハプスブルク家支配――フェリーペ2世の即位
 2 反抗運動の開始――異端対策をめぐる対立
 3 オランイェ公の挙兵と海乞食党の役割
 4 独立――オランイェ公暗殺とスペイン軍一掃

第2章 共和国の黄金時代――17世紀
 1 特異な国制――ホラント州法律顧問と州総督
 2 繁栄する経済――国際商業の結節点
 3 各宗派の共存――カルヴァン派からユダヤ教まで
 4 黄金時代の多彩な文化――美術・科学・出版業

第3章 英仏との戦争、国制の変転――17世紀後半〜19世紀初頭
 1 イギリスとの海戦、フランスとの陸戦
 2 富の偏在と貧困――度重なる戦火
 3 アメリカ独立支援と第四次英蘭戦争
 4 フランス革命の余波――バターフ共和国から王国、併合へ

第4章 オランダ人の海外進出と日本
 1 大航海時代――三つの航路の開拓
 2 東インド会社と西インド会社――拠点形成と軍事行動
 3 日蘭関係の始まり――16世紀末から鎖国まで
 4 江戸期、蘭学の繁栄――西洋研究の跳躍台

第5章 ナポレオン失脚後の王国成立――19世紀前半
 1 ネーデルランデン連合王国の実験
 2 ベルギーの独立――七月革命の衝撃
 3 植民地支配――ジャワ戦争とアチェ戦争
 4 ウィレム2世の豹変――近代化と自由主義者の躍進

第6章 母と娘、二つの世界大戦――19世紀後半〜1945年
 1 国民の分裂――宗派勢力と社会主義の台頭
 2 第一次世界大戦化の中立政策
 3 柱状社会化――四つの部分社会の並立
 4 ナチス・ドイツの支配――五年間の占領と抵抗

第7章 オランダ再生へ――1945年〜21世紀
 1 インドネシア独立問題――植民地帝国の終焉
 2 ドレース首相による福祉国家建設
 3 経済成長の果実と60年代の騒乱
 4 ベアトリクス女王と「寛容」の国

おわりに (二〇一七年三月一七日 桜田 美津夫)

主要参考文献
オランダ首相一覧(20世紀以降)
第二院の議席数の推移
オランダ関連年表


≪著者: ≫ 桜田美津夫 (さくらだ・みつお) 1955(昭和30)年岡山生まれ。早稲田大学第一文学部卒業、同大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得。早稲田大学助手を経て、1992年より就実女子大学文学部助教授。就実大学人文科学部教授。専攻は16~17世紀オランダ史。共著、『ヨーロッパ的自由の歴史』(南窓社、1992年)、『近世ヨーロッパの東と西』(山川出版社、2004年)、『世界史史料』第5・6巻(岩波書店、2007年)、『大学で学ぶ西洋史〔近現代〕』(ミネルヴァ書房、2011年)、『文献解説 西洋近現代史1 近世ヨーロッパの拡大』(南窓社、2012年)など。



人気ブログランキングへ