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明るく死ぬための哲学
○著者: 中島義道
○定価: 本体1,500円+税
○ISBN: 978-4163906720







私が住んでいる世界、私が見ている世界は「このようにある」のではない。
客観的世界のあり方と、「私がある」というあり方はまったく異なるのだ。
「私がある」とは、私がこの世界には属さないということである。
では私が死ぬ、とは果たしてどういうことなのか?

私が死ぬとき、私は新しい〈いま〉に直面する――。


子どものころから死とは何かを問い続けてきたカント哲学者が、
古希を迎えて改めて大難題に挑んだ哲学的思索。


≪目次: ≫
はじめに

第一章 古希を迎えて
 「死」すら見すえ続ける/一七年間の惑いの年/職業としての哲学/「気晴らし」の数々/「書く」こと/『うるさい日本の私』/電気病?/復讐の書/「時間」という巨大なテーマ/デュシャンの誤り/「カント」という梯子/自他の幸福を追い求めない/朝日カルチャーセンターとの闘争、その発端/朝日カルチャーセンターとの闘争、その変容/朝日カルチャーセンターとの闘争、その終結/哲学と世間/他人に何も期待しない/人生を〈半分〉降りる/「無用塾」から「哲学塾カント」へ

第二章 世界は実在しない
 仮の世/世界は「観念」である/言語が仮象を生み出す/瞬間と未来/言葉と実在/「実在」という名の不在/ポンペイ/録画と録音/未来を知ることができないという絶望?/「立ち現われ一元論」/「過去の制作論」/受動的能動性

第三章 不在としての私
 客観的世界と私/思考する私の起源/現存在する感じ/存在忘却の歴史?/世界へと超越する「私」/固有の身体を振り捨てる「私」/余計物としての「私」/不在としての内的経験/内的経験は外的経験に否定的に依存する/二重の否定/意味としての「痛み」の優位/他者の内的経験/一人称意識存在としての神/不在としての私

第四章 私が死ぬということ
 「死」より重要な問題はない/「無」という名の有/根源的否定性としての過去/明るいニヒリズム


あとがき (二〇一七年四月中旬 今年の桜はなかなか散らないなあと思いつつ 中島義道)


≪著者: ≫ 中島義道 (なかじま よしみち) 1946年生まれ。東京大学教養学部・法学部卒業。同大学院人文科学研究科修士課程修了。ウィーン大学基礎総合学部哲学科修了。哲学博士。専門は時間論、自我論。「哲学塾カント」を主宰。著書に『ウィーン愛憎』『哲学の教科書』『「時間」を哲学する』『人生を〈半分〉降りる』『カントの人間学』『うるさい日本の私』『愛という試練』『悪について』『私の嫌いな10人の人びと』『「死」を哲学する』『観念的生活』『カントの読み方』『〈ふつう〉から遠くはなれて』『哲学塾の風景』などがある。




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