ブログネタ
読んだ本♪♪♪ に参加中!
「身体を売る彼女たち」の事情――自立と依存の性風俗 (ちくま新書)
○著者: 坂爪 真吾
○定価: 本体価格880円+税
○ISBN: 978-4480071811










なぜ彼女たちは、JKリフレやデリヘルで働くのだろうか? 風俗で働く女性のための生活・法律相談窓口「風テラス」に寄せられる彼女たちの悩みは背景には、若者の貧困、DVや虐待などの家庭問題、ワーキングプア、見えづらい障害や病気など、複雑な社会課題が絡み合っている。そうした課題を解決するために彼女たちが選んだJKリフレやデリヘルの世界には、一度足を踏み入れると抜け出しにくい構造がある。自助と公助の狭間に落ち込んでしまった彼女たちが集う「いびつな共助」としての性風俗の世界を描き出し、自己責任論と感情論に満ちた社会に風穴をあける一冊。


≪目次: ≫
はじめに

第一章 「JKリフレ」という駆け引きの世界
 1 「いくらで」「どこまで」やるかは、私が決める
 2 「少女」と「大人」の狭間にある金脈
 3 JKリフレ嬢の実態
 4 「楽屋」に集う彼女たち
 コラム 「子ども・若者支援と性風俗」 安井飛鳥

第二章 「風俗嬢」はこうして生まれる
 1 生活保護はデリヘルに勝てない?
 2 家族から逃れるために
 3 「寮完備」「即日入居可能」に惹かれる理由
 4 昼の仕事からこぼれおちる
 5 働くから病むのか? 病んだから働くのか?
 6 すべてを解決してくれる仕事
 コラム 「風テラス相談員で得た気づきと変化」 木下大生
 コラム 「地域福祉との差異」 鈴木晶子

第三章 デリヘルの居心地がよい理由
 1 彼女たちを守る「見えない」事務所
 2 「助け合い」の果てに
 コラム 「つながりぬるく」 橋本久美子

第四章 風俗で働くことの本当の怖さ
 1 共助の中で生みだされる落とし穴
 2 自分も外の世界も透明になる
 3 「すべて現金化できる」という魔力
 4 消えない過去から逃げられない
 5 客と付きあったら、こうなった
 6 奈落の底で奪われ続ける彼女たち
 7 子どもたちへの「貧困の連鎖」を防ぐために
 コラム 「相談員から見た風テラス」 徳田玲亜

第五章 ライ麦畑のサバイバル・ガイド
 コラム 「「なんとなくヤバそう」を越えてつながるために」 浦寛泰

あとがき (二〇一八年九月三日 新潟市の仕事場にて 坂爪真吾)


≪著者: ≫ 坂爪真吾 (さかつめ・しんご) 1981年新潟市生まれ。東京大学文学部卒。一般社団法人ホワイトハンズ代表理事。新しい「性の公共」を作る、という理念の下、重度身体障がい者に対する射精介助サービス、風俗店で働く女性の無料生活・法律相談事業「風テラス」など、社会的な切り口で現代の性問題の解決に取り組んでいる。著書に『性風俗のいびつな現場』『男子の貞操』(ちくま新書)『はじめての不倫学』(光文社新書)『見えない買春の現場』(ベスト新書)『セックスと障害者』(イースト新書)他多数。



人気ブログランキングへ