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――「父はえらい、男はえらい、だから説明能力がなくてもいい」そんなバカげた世界は、とっくの昔に崩壊している!――
トランプ大統領の出現後、日本の組織でもパワハラ、セクハラが露わになり、官僚や大学のオヤジ体質が暴かれていく。男たちの「論理」が通用しない時代に、なぜ「父権制の亡霊」がはびこるのか。都知事選の変遷、ハリウッド映画の分析、学生運動の成り立ちから政治家のスキャンダルまで、あらゆる現象を歴史的にひもときながら、これまでの「当たり前」が失効する世界の到来を説く。ベストセラー『知性の顛覆』に続く、橋本治による最後の指南!


≪目次: ≫
編集部付記

第一章 世界はゆるやかに混乱して
 一 制度は崩壊しているのに
 二 二〇一七年都議選の背景PART1――「東京」が変わる
 三 二〇一七年都議選の背景PART2――「都市おやじ」の時代
 四 二〇一七年都議選の背景PART3――おやじ達の衣替え
 五 二〇一七年都議選の背景PART5――熟年の家庭内離婚
 六 「国民ファースト」ではなくて、なぜ「日本ファースト」?

第二章 とんでもなく下らない話
 一 「父権制の顚覆」の由来
 二 『スター・ウォーズ』の謎
 三 父がいないスーパーヒーロー達
 四 父はやたらと死んでしまう
 五 スーパーマンはなぜ殺される?
 六 そしてワンダーウーマンが現れる

第三章 女と論理
 一 大昔の遥かに遠い地球とは別の銀河系では
 二 「論理」にまつわる二つの側面
 三 「当たり前」が大問題になる
 四 学生運動と経営学
 五 再び「当たり前」を問題にする
 六 「女と論理」はどうなったのか?

第四章 組織の崩壊
 一 一年前から続く出来事
 二 病む組織、組織を病ませるもの
 三 セクハラ君もやって来る
 四 セクハラもパワハラだ
 五 もう忘れられている一年前のこと

第五章 父権性の亡霊
 一 突然話を分かりやすくさせたもの
 二 昔よくいた田舎のおっさん
 三 田舎のオヤジの運命
 四 父親は、豊かになって瓦解して行く
 五 オヤジは説明をしない、だから説明能力がない
 六 永田町と日本ボクシング連盟
 七 忖度は誰かがしたのかもしれないが、私が「しろ」と言ったわけではない
 八 そんなことはともかく、トランプ大統領と仲がいい安倍総理大臣は外交に強い
 九 モラルではなく、説明能力がない

第六章 誰も経験したことがない世界
 一 元日本ボクシング連盟終身会長が愛した映画『ゴッドファザー』とその「愛のテーマ」
 二 家族より「個=孤」が美しかった時代
 三 女の居場所
 四 それを女が「抑圧」と解釈したら――
 五 「結婚」という最小の社会的単位の持っていた意味
 六 「家」と王国、家長と王様
 七 「家」の持っていた意味


※『父権の崩壊 あるいは指導者はもう来ない』は、「小説トリッパー」2017年秋季号から2018年冬季号まで連載されました。2019年1月29日、著者の橋本治氏が逝去されたため、書籍化に際しては誤字・脱字、明らかな事実誤認など、必要最小限の修正に止め、そのほか〔 〕で補足した箇所以外は雑誌掲載時のままにしてあります。
※橋本氏の生前の意向を受けて、連載時のタイトル「指導者はもう来ない 父権制の顛覆」から改題していますが、本文中でタイトルについて言及している箇所については、初出時のママとしました。


≪著者: ≫ 橋本 治 (はしもと・おさむ) 1948年東京都生まれ。東京大学文学部国文科卒業後、77年に小説『桃尻娘』で小説現代新人賞佳作を受賞しデビュー。創作・エッセイに止まらず、博覧強記の知性をもとに評論家としても活躍。『宗教なんかこわくない!』で新潮学芸賞、『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』で小林秀雄賞、『蝶のゆくえ』で柴田錬三郎賞、『双調平家物語』で毎日出版文化賞、『草薙の剣』で野間文芸賞を受賞。著書に『巡礼』『橋』『リア家の人々』『たとえ世界が終わっても』『知性の顛覆』『九十八歳になった私』『思いつきで世界は進む』他多数。2019年1月に逝去。



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